2013年3月5日 同じ日の紀頌之5つのブログ
●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩
Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩白馬篇 曹植 魏詩<52>古詩源 巻五 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2018
●唐を代表する中唐の韓愈の儒家としての考えのよくわかる代表作の一つ
Ⅱ中唐詩・晩唐詩原性 六段目 韓愈(韓退之) <116-9> Ⅱ中唐晩唐 607 漢文委員会kanbuniinkai 紀頌之の漢詩ブログ2019
●杜甫の全作品1141首を取り上げて訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"
Ⅲ杜甫詩1000詩集春水生 二絶其二 杜甫 成都(4部)浣花渓の草堂(4 - 10)  杜甫 <415>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2020 杜甫詩1000-415-598/1500
●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている
Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集三月三日侍宴西池 謝霊運<4> kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞ブログ 2021 (03/05)
●森鴎外の小説 ”激しい嫉妬・焦燥に下女を殺してしまった『魚玄機』”といわれているがこれに疑問を持ち異なる視点で解釈して行く。唐時代にここまで率直な詩を書く女性が存在した奇跡の詩
Ⅴ.唐五代詞詩・宋詞詩・女性題任處士創資福寺 魚玄機  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-95-31-#  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2022
 
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登永嘉緑嶂山詩 #1 謝霊運 <20> 詩集 386ー
http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67474554.html
登池上樓 #1 謝霊運<25>#1  ー http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67502196.html
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李商隠詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/3991_rishoin000.html 李商隠詩 華やかな時はほんの1年余り、残りは不遇であった。それが独特な詩を生み出した。この詩人の詩は物語であり、詩を単発で見ては面白くなく、数編から十数編のシリーズになっているのでそれを尊重して読まれることを進める。
女性詩人
http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/0josei00index.html 女性詩人 古代から近世に至るまで女性の詩は書くことを許されない環境にあった。貴族の子女、芸妓だけである。残されている詩のほとんどは詞、楽府の優雅、雅なものへの媚の詞である。しかしその中に針のような痛みを感じさせるものがあるのである。
孟郊詩
http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/328_moukou001.html 「文章得其微,物象由我裁。」詩人が作り出す文章は細やかなる描写表現を得ているものだ、万物の事象をも作り出すことさえも詩人自身の裁量でもってするのである。
李商隠詩
http://kanbuniinkai7.dousetsu.com/99_rishoinn150.html Ⅰ李商隠150首

 





題任處士創資福寺 魚玄機  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-95-31-#   漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2022 

卷804_24 【題任處士創資福寺】魚玄機


題任處士創資福寺
(世にかくれた彿教信者の任處士というお方が、ここにすはらしい寺の資福寺を創建されたので題します)
幽人創奇境,遊客駐行程。
世俗を離れたお方がこのように凡俗でない場所とお寺を開山された。見物の御客や旅人も旅の皇帝を変えてでもここを見るために留まっている。
粉壁空留字,蓮宮未有名。
まっ白く塗りたての壁に、詩を題している者がある。しかしまだ寺院全体の正式名称もきまっていないといとのことのよう。
鑿池泉自出,開徑草重生。
池にしようと掘ってみたら自然に水が頂き出たというし、小路を開いてみたら、すぐ草が生い茂ってくるという。
百尺金輪閣,當川豁眼明。
高さが百尺もある金輸のある塔があり、渭水に面して目を見張るようにはっきりとそびえている。

(任處士の資福寺を創むるに題す)
幽人奇境【ききょう】を創【はじ】め、遊客 行程を駐む。
粉壁【ふんへき】空しく字を留め、蓮宮 未だ名有らず。
池を鑿【うが】てば 泉 自ら出で、径を開けば 草 重ねて生ず。
百尺の 金輪閣、川に當って 眼を豁【ひら】きて 明らかなり。


女性詩人0053



『題任處士創資福寺』 現代語訳と訳註
(本文)

題任處士創資福寺
幽人創奇境,遊客駐行程。
粉壁空留字,蓮宮未有名。
鑿池泉自出,開徑草重生。
百尺金輪閣,當川豁眼明。


(下し文)
(任處士の資福寺を創むるに題す)
幽人奇境【ききょう】を創【はじ】め、遊客 行程を駐む。
粉壁【ふんへき】空しく字を留め、蓮宮 未だ名有らず。
池を鑿【うが】てば 泉 自ら出で、径を開けば 草 重ねて生ず。
百尺の 金輪閣、川に當って 眼を豁【ひら】きて 明らかなり。


(現代語訳)
(世にかくれた彿教信者の任處士というお方が、ここにすはらしい寺の資福寺を創建されたので題します)
世俗を離れたお方がこのように凡俗でない場所とお寺を開山された。見物の御客や旅人も旅の皇帝を変えてでもここを見るために留まっている。
まっ白く塗りたての壁に、詩を題している者がある。しかしまだ寺院全体の正式名称もきまっていないといとのことのよう。
池にしようと掘ってみたら自然に水が頂き出たというし、小路を開いてみたら、すぐ草が生い茂ってくるという。
高さが百尺もある金輸のある塔があり、渭水に面して目を見張るようにはっきりとそびえている。

柳絮02
(訳注)
題任處士創資福寺

世にかくれた彿教信者の任處士というお方が、ここにすはらしい寺の資福寺を創建されたので題します
長安渭水の傍であろうか、建てられたばかりの新しい資福寺が、視覚的によくとらえられている。
・任處士 処士は、官吏とならず民間にいる人。任が姓。名はわからない。
・資福寺 この創始された寺が、長安にあったとは思われない。
詩の雰囲気からすると長安の東㶚水の益を過ぎたあたりではなかろうか。


幽人創奇境,遊客駐行程。
世俗を離れたお方がこのように凡俗でない場所とお寺を開山された。見物の御客や旅人も旅の皇帝を変えてでもここを見るために留まっている。
・幽人(ゆうじん) 世をのがれている人。隠者。ここは任処士をさす。
・奇境 凡俗でない場所。ここは資福寺の境内をいう。
・遊客(ゆうかく) ゆさんの旅人。
・行程(こうてい) 旅程。旅の足をの意。


粉壁空留字,蓮宮未有名。
まっ白く塗りたての壁に、詩を題している者がある。しかしまだ寺院全体の正式名称もきまっていないといとのことのよう。
・粉壁 白い土で染ったかべ。
・蓮宮 蓮舎におなじ。寺院。


鑿池泉自出,開徑草重生。
池にしようと掘ってみたら自然に水が頂き出たというし、小路を開いてみたら、すぐ草が生い茂ってくるという。
・径 こみち。


百尺金輪閣,當川豁眼明。
高さが百尺もある金輸のある塔があり、渭水に面して目を見張るようにはっきりとそびえている。
・金輪閣 仏教の格調。尾根の頂上に七輪か五輪の金色の光飾があるもの。
・當川 㶚水、渭水の川面にうつして。
豁眼 パッと大きく眼を開くこと。陶淵明「桃花源記」に「行くこと数十歩、豁然として開朗」とある。
杜甫『北征』「蓋棺事則已,此誌常覬豁。」(棺【かん】を蓋【おお】えば事は則ち已【や】むも、此の志  常に豁【ひら】けむことを覬【ねが】う)