薛濤 《四友贊》 詞
良い硯で磨ったよい墨、良い用紙に良い筆で書を書くことで仲立ちをするとそのあとは暗いことでまったく暗い所で致すだけです。詩文によって草書体の書は畝ってうねってそれからやすみ、そしてやすみます。

2013年5月1日 同じ日の紀頌之5つのブログ
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四友贊 薛濤 唐五代詞・宋詩 薛濤-152-24-#17   漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2307


四友贊
(四つの文房具(筆・墨・紙・硯)を讃える。)
磨潤色先生之腹,濡藏鋒都尉之頭。 
墨をするのは硯の丘でそのかたちは先生のおなか、その上で潤沢な色になるまで何度もこすります。それから筆にたっぷりと墨を含ませると鋒都尉の髷と頭のようです。
引書媒而黯黯,入文畝以休休。 
良い硯で磨ったよい墨、良い用紙に良い筆で書を書くことで仲立ちをするとそのあとは暗いことでまったく暗い所で致すだけです。詩文によって草書体の書は畝ってうねってそれからやすみ、そしてやすみます。

(四友【しゆう】の贊)
磨けば色潤わせるは 先生の腹,濡らせば鋒に藏して 都尉の頭。 
引書 媒しては 黯黯【あんあん】たりて,入文 畝以って 休休たり。
 


『四友贊』 現代語訳と訳註
(本文)
四友贊
磨潤色先生之腹,濡藏鋒都尉之頭。 
引書媒而黯黯,入文畝以休休。 


(下し文)
(四友【しゆう】の贊)
磨けば色潤わせるは 先生の腹,濡らせば鋒に藏して 都尉の頭。 
引書 媒しては 黯黯【あんあん】たりて,入文 畝以って 休休たり。 


(現代語訳)
(四つの文房具(筆・墨・紙・硯)を讃える。)
墨をするのは硯の丘でそのかたちは先生のおなか、その上で潤沢な色になるまで何度もこすります。それから筆にたっぷりと墨を含ませると鋒都尉の髷と頭のようです。
良い硯で磨ったよい墨、良い用紙に良い筆で書を書くことで仲立ちをするとそのあとは暗いことでまったく暗い所で致すだけです。詩文によって草書体の書は畝ってうねってそれからやすみ、そしてやすみます。


(訳注)
四友贊 
四つの文房具(筆・墨・紙・硯)を讃える。(暗に、男女の性行為の描写をしつつ、花や文房具にすり替える。下ネタの歌)
suzuri四友  1 画題となる四つの花。雪の降るころに咲く玉椿・蝋梅(ろうばい)・水仙・山茶花(さざんか)。また、梅・松・竹・蘭(らん)。 2 四つの文房具。筆・墨・紙・硯(すずり)。 ..


磨潤色先生之腹,濡藏鋒都尉之頭。 
墨をするのは硯の丘でそのかたちは先生のおなか、その上で潤沢な色になるまで何度もこすります。それから筆にたっぷりと墨を含ませると鋒都尉の髷と頭のようです。
・磨潤 まさつ、ぬれる。
・濡藏 ・濡:男女が愛情を交わす場面。また、その演出・演技。色模様よりも濃厚で、特に元禄期(1688~1704)に上方の傾城買(けいせいか)い狂言の中で形成された。2 情事。色事。ぬれごとし
:1 中にしまっておく。隠して表に現さない。「蔵書・蔵匿/愛蔵・家蔵・死蔵・収蔵・所蔵・退蔵・貯蔵・内蔵・秘蔵・腹蔵・包蔵・埋蔵・冷蔵」
2 物をしまっておく建物。くら。「土蔵・宝蔵」
3 すべてを包括するもの。「経蔵・三蔵・律蔵」
4 大蔵省のこと。「蔵相」
〈くら(ぐら)〉「蔵元/穴蔵・金蔵・米蔵・酒蔵」
[名のり]おさむ・ただ・とし・まさ・よし
 


引書媒而黯黯,入文畝以休休。 
良い硯で磨ったよい墨、良い用紙に良い筆で書を書くことで仲立ちをするとそのあとは暗いことでまったく暗い所で致すだけです。詩文によって草書体の書は畝ってうねってそれからやすみ、そしてやすみます。
・媒 1 結婚をとりもつ。なこうど。「媒酌/良媒」2 仲立ちをする。「媒介・媒体/鳥媒花」3 仲立ちとなるもの。「触媒・溶媒・霊媒」
・黯黯 くらく、またくらい。顔色を失う。心配で心配で心を痛める。
・畝 1 作物を植えつけたり種をまいたりするため、畑の土を幾筋も平行に盛り上げた所。2 高い所と低い所が1のように平行して連なった物や形。波や地形・織物などにいう。草書体の事と性行為の掛けことばになる。
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