薛濤 《十離詩十首 鸚鵡離籠》 
シルクロードを経て隴西から連れられて來られた 一羽の鸚鵡がいます。ある日籠から飛び出して、あちらこちらを飛びまわり、そして美しい敷物の上にとまったというのです。


2013年6月1日 同じ日の紀頌之5つのブログ
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十離詩十首 鸚鵡離籠 薛濤 唐五代詞・宋詩 薛濤-183-55-#43   漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2462


有名な「十離詩」(40)が、元稹のところの家宴に列して、酒に酔い、酒令のことから盃?を投げて、元稹の甥の脚を傷つけ、元稹の気嫌を損じておわれたことに原因して作られたという。の詩中に、「四、五年」および 「四五秋」の語がある。「全唐詩」 の註には、これを彼女が厳司空(厳綬)によって元稹のもとへ派遣されたときのこととである。


鸚鵡離籠
(籠を離れた鸚鵡。)
隴西獨自一孤身,飛去飛來上錦茵。
シルクロードを経て隴西から連れられて來られた 一羽の鸚鵡がいます。ある日籠から飛び出して、あちらこちらを飛びまわり、そして美しい敷物の上にとまったというのです。
都緣出語無方便,不得籠中再喚人。

言葉を話しても適宜なことばを使うことが出来ない。さてどう人を呼んだらよいか、寵の中に戻ることができない。

kairo10682







『十離詩十首 鸚鵡離籠』 現代語訳と訳註
(本文)
鸚鵡離籠
隴西獨自一孤身,飛去飛來上錦茵。
都緣出語無方便,不得籠中再喚人。


(下し文)
(鸚鵡、寵を離る)
隴西 獨自 一孤身、飛び去り飛び來って錦茵に上る。
都て 出語 方便なきに 緣って、籠中に 再び人を喚ぶを 得ず。


(現代語訳)
(籠を離れた鸚鵡。)
シルクロードを経て隴西から連れられて來られた 一羽の鸚鵡がいます。ある日籠から飛び出して、あちらこちらを飛びまわり、そして美しい敷物の上にとまったというのです。
言葉を話しても適宜なことばを使うことが出来ない。さてどう人を呼んだらよいか、寵の中に戻ることができない。


(訳注)
鸚鵡離籠

(籠を離れた鸚鵡。) 
鸚鵡(おうむ) 西域地方の産。唐代貴家の家には広く飼われていた。


隴西獨自一孤身,飛去飛來上錦茵。
シルクロードを経て隴西から連れられて來られた 一羽の鸚鵡がいます。ある日籠から飛び出して、あちらこちらを飛びまわり、そして美しい敷物の上にとまったというのです。
・隴西 陝西省南西部から甘粛省の南部の山岳地帯をいう。シルクロードの玄関口、2ルート分岐点。
・錦薗 蘭はしとね。しきもの。


都緣出語無方便,不得籠中再喚人。
言葉を話しても適宜なことばを使うことが出来ない。さてどう人を呼んだらよいか、寵の中に戻ることができない。
・方便(ほうべん) 便宜。
菖蒲02