薛濤 《送姚員外》 その方の旅の安全を祈って柳の枝を折って、旅立ちのお別れに差しあげたいと思っている、しかし、川端はけぶる月のすがた、柳を見て、この郷と旅の向こうの郷には、兩地には同じさびしい思いがのこる。


2013年6月16日 同じ日の紀頌之5つのブログ
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●唐を代表する中唐の韓愈の儒家としての考えのよくわかる代表作の一つ
Ⅱ中唐詩・晩唐詩《桃花源幷記》陶淵明(陶潜)  <#3>710 漢文委員会kanbuniinkai 紀頌之の漢詩ブログ2534
●杜甫の全作品1141首を取り上げて訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"
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●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている
Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集
●●森鴎外の小説『魚玄機』、芸妓で高い評価を受けた『薛濤』の詩。唐時代にここまで率直な詩を書く女性が存在した奇跡の詩
Ⅴ.唐五代詞詩・宋詞詩・女性送姚員外 薛濤 唐五代詞・宋詩 薛濤-198-64-#58  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2537
 
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李商隠詩 http://kanbuniinkai7.dousetsu.com/99_rishoinn150.html Ⅰ李商隠150首

 



送姚員外 薛濤 唐五代詞・宋詩 薛濤-198-64-#58   漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2537


送姚員外
(剣南幕府の姚員外を見送る詩)
萬條江柳早秋枝,裊地翻風色未衰。
花街の川端の柳は万状の枝を垂れ、秋にむかう風が吹きはじめた。地を掃くように、風に揺られているのに、まだ柳の緑は色をのこして、決して衰えてはいない。
欲折爾來將贈別,莫教煙月兩鄉悲。
その方の旅の安全を祈って柳の枝を折って、旅立ちのお別れに差しあげたいと思っている、しかし、川端はけぶる月のすがた、柳を見て、この郷と旅の向こうの郷には、兩地には同じさびしい思いがのこる。

姚員外を送る
萬條の江柳 早秋の枝,地に裊【じゅう】し風に翻り 色 未だ衰えず。
爾を折り來って 將って別に贈らんと欲す,煙月をして兩鄉に悲しまむること莫れ。


『送姚員外』 現代語訳と訳註
美女画557













(本文)
萬條江柳早秋枝,裊地翻風色未衰。
欲折爾來將贈別,莫教煙月兩鄉悲。


(下し文)
姚員外を送る
萬條の江柳 早秋の枝,地に裊【じゅう】し風に翻り 色 未だ衰えず。
爾を折り來って 將って別に贈らんと欲す,煙月をして兩鄉に悲しまむること莫れ。


(現代語訳)
(剣南幕府の姚員外を見送る詩)
花街の川端の柳は万状の枝を垂れ、秋にむかう風が吹きはじめた。地を掃くように、風に揺られているのに、まだ柳の緑は色をのこして、決して衰えてはいない。
その方の旅の安全を祈って柳の枝を折って、旅立ちのお別れに差しあげたいと思っている、しかし、川端はけぶる月のすがた、柳を見て、この郷と旅の向こうの郷には、兩地には同じさびしい思いがのこる。


(訳注)
送姚員外
剣南幕府の姚員外を見送る詩
・姚員外 員外は員外郎の異称。官職名。その人物は、段文昌が西川節度使であったときに、判官であった姚向というものと、剣南観察推官であった姚康のどちらかといわれている。


萬條江柳早秋枝,裊地翻風色未衰。
花街の川端の柳は万状の枝を垂れ、秋にむかう風が吹きはじめた。地を掃くように、風に揺られているのに、まだ柳の緑は色をのこして、決して衰えてはいない。
・萬條 条はえだをいう。
・江柳 花街は川端に作られその川端柳。
・早秋 秋のはじめ。
・裊地(ちにじょうす) 裊はなよやか。しなやか。慮聾の詩に、「軌、弱柳を置す」の句がある。なでるように、柳の枝がゆれているさま。


欲折爾來將贈別,莫教煙月兩鄉悲。
その方の旅の安全を祈って柳の枝を折って、旅立ちのお別れに差しあげたいと思っている、しかし、川端はけぶる月のすがた、柳を見て、この郷と旅の向こうの郷には、兩地には同じさびしい思いがのこる。
・贈別 柳の枝を折って旅立つ者に贈る風習がある。    
・煙月 夕刻のかすみの中の月。
・兩郷 両地に同じ。姚員外の行く先と、別れ前のこの地。成都のこと。