李敬伯 《和段相公登武擔寺西臺》この西の高台に登とそこに涼やかな風が起こる。誰もいない静けさに風流な気持ちも乗じてき他のと是までの歳月の経験などがここで見るような気持ちになる。



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和段相公登武擔寺西臺 李敬伯 唐五代詞・宋詩 薛濤-222-88-#79+3   漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2657


段文昌・姚向・李敬伯・溫會で唱和する。
 卷331_2題武擔寺西臺 五言律詩押東韻.
秋天如鏡空,樓閣盡玲瓏。水暗餘霞外,山明落照中。
鳥行看漸遠,松韻聽難窮。今日登臨意,多歡語笑同。

姚向 開閣錦城中
和段相公登武擔寺西臺(唐•姚向) 五言律詩押東韻.
開閣錦城中,餘閑訪梵宮。九層連晝景,萬象寫秋空。
天半將身到,江長與海通。提攜出塵土,曾是穆清風。


李敬伯 臺上起涼風
和段相公登武擔寺西臺(唐•李敬伯) 五言律詩押東韻.
臺上起涼風,乘閑覽歲功。自隨台席貴,盡許羽觴同。
樓殿斜暉照,江山極望通。賦詩思共樂,俱得詠時豐。

溫會 和段相公登武擔寺西臺 桑臺煙樹中
和段相公登武擔寺西臺(唐•溫會) 五言律詩押東韻.
桑臺煙樹中,臺榭造雲空。眺聽逢秋興,篇辭變國風。
坐愁高鳥起,笑指遠人同。始愧才情薄,躋攀繼韻窮。



五言律詩押東韻.
題武擔寺西臺 
秋天如鏡空,樓閣盡玲瓏。水暗餘霞外,山明落照中。
鳥行看漸遠,松韻聽難窮。今日登臨意,多歡語笑同。
この寺に来て天高い秋の空が透き通って鏡の様なのがむなしい気持ちになる。この寺のすべての樓閣は空に聳え美しい姿を写している。
山影の池の水は暗くなっていて暗くなったところから外に向かってカスミが広がる。日が当たっている山は明るく照らされて、落ちかかる日は斜めに照らしている。
鳥は巣に向かい見ている間に次第に遠ざかる。松に吹き付ける風音は聞いている間に次第におさまって聞こえにくくなる。
今日みんなでこうして寺に昇って風流な心意気でこの風景を見る。みんなで多く語らい、談笑しあって、楽しく過ごす。

武擔寺の西臺を題す 
秋天 鏡の如く空し,樓閣 盡く玲瓏。
水は暗し 餘霞の外,山は明らかなり 落照の中。
鳥は行き 看れど漸【ようや】く遠くなり,松は韻し聽けど難かしく窮むなり。
今日 登臨の意,多く語笑の同じゅうするを 歡ぶ。


(唐•姚向) 五言律詩押東韻.
和段相公登武擔寺西臺
(武擔寺の西の高台にのぼって段相公の詩に唱和する。)
開閣錦城中,餘閑訪梵宮。
この寺の樓閣は成都錦城の中に有る。ここはあまりにも静かで寺院の梵天の宮殿を訪れる。
九層連晝景,萬象寫秋空。
そこには九層の塔がたち、昼間の景色の中に連なっている。ここにあるすべての物の現象は天高く綺麗な青空に寫している。
天半將身到,江長與海通。
この西台は天空から中ほどに当たりそこにこの身を置いている。傍を流れる錦江はずっと長く流れてゆきやがて海に注ぐ。
提攜出塵土,曾是穆清風。
持てるものを携えて俗世間を出て行こう。それでもって煩わしいことが無く世の中が静まっておだやかな風を受けるのだ

(武擔寺の西臺に登り段相公に和す)
閣を開く 錦城の中,餘閑【よかん】にして 梵宮【そきゅう】を訪う。
九層 晝景【ちゅうけい】に連り,萬象 秋空を寫す。
天半 將って身 到らんとし,江長 與って海 通ず。
提攜【ていけい】して塵土【じんど】を出づ,曾【すなわ】ち是れ穆清【ぼくせい】の風。


李敬伯 
(唐•李敬伯) 五言律詩押東韻.
和段相公登武擔寺西臺
(武擔寺の西の高台にのぼって段相公の詩に唱和する。)段文昌・姚向・李敬伯・溫會で唱和する。
臺上起涼風,乘閑覽歲功。
この西の高台に登とそこに涼やかな風が起こる。誰もいない静けさに風流な気持ちも乗じてき他のと是までの歳月の経験などがここで見るような気持ちになる。
自隨台席貴,盡許羽觴同。
この高台に四人で登ると自然にその歲功によって貴き順に並んでしまう。でもそういう中でもしすべてのことが許されるならば酒杯だけでも同じようにしたいものである。
樓殿斜暉照,江山極望通。
ここの楼閣や、本殿に傾きかけた太陽の日差しが赤るる照っている。この山、錦江や遙かな連峰は遠い先に臨まれる。
賦詩思共樂,俱得詠時豐。
唱和する賦詩を思い思いにつくって楽しいと思うのである。こんな詩を詠うひと時を一緒に過ごせて本当によかったのである。

(武擔寺の西臺に登り段相公に和す)
臺上に 涼風起る,閑に乘じて 歲功を覽る。
自ら台席の貴に隨い,盡く 羽觴 同じゅうするを許す。
樓殿 斜暉に 照らし,江山 極望に 通ず。
詩を賦して共に樂しまんことを思い,俱に 時豐を詠ずるを得たり。


『和段相公登武擔寺西臺』 現代語訳と訳註
(本文)
和段相公登武擔寺西臺
臺上起涼風,乘閑覽歲功。
自隨台席貴,盡許羽觴同。
樓殿斜暉照,江山極望通。
賦詩思共樂,俱得詠時豐。


(下し文)
(武擔寺の西臺に登り段相公に和す)
臺上に 涼風起る,閑に乘じて 歲功を覽る。
自ら台席の貴に隨い,盡く 羽觴 同じゅうするを許す。
樓殿 斜暉に 照らし,江山 極望に 通ず。
詩を賦して共に樂しまんことを思い,俱に 時豐を詠ずるを得たり。


(現代語訳)
(武擔寺の西の高台にのぼって段相公の詩に唱和する。)段文昌・姚向・李敬伯・溫會で唱和する。
この西の高台に登とそこに涼やかな風が起こる。誰もいない静けさに風流な気持ちも乗じてき他のと是までの歳月の経験などがここで見るような気持ちになる。
この高台に四人で登ると自然にその歲功によって貴き順に並んでしまう。でもそういう中でもしすべてのことが許されるならば酒杯だけでも同じようにしたいものである。
ここの楼閣や、本殿に傾きかけた太陽の日差しが赤るる照っている。この山、錦江や遙かな連峰は遠い先に臨まれる。
唱和する賦詩を思い思いにつくって楽しいと思うのである。こんな詩を詠うひと時を一緒に過ごせて本当によかったのである。


(訳注)
和段相公登武擔寺西臺
王屋山01(武擔寺の西の高台にのぼって段相公の詩に唱和する。)段文昌・姚向・李敬伯・溫會で唱和する。
・武擔寺 成都市内の西北偶の武擔山にある寺。楊雄の「蜀本紀」 によれば、武都(甘粛の成県の西)の男が化して女になったのを、覇王が納れて妃にしたが、まもなく死亡したので、武都の土を運んで、成都の城内に積んで、葬った所という。後に三国時代、蜀の劉備がこの武擔山の南で、帝位に即いたという。寺内から錦江の流れがながめられることは、姚康の詩によってもうかがわれる。現在は俗に五担山と称し、山というより小さな岡にすぎず、高さ四六五メートル。昭列帝(劉備)の祠堂が山のそばにあり、ふもとに池がある。


臺上起涼風,乘閑覽歲功。
この西の高台に登とそこに涼やかな風が起こる。誰もいない静けさに風流な気持ちも乗じてき他のと是までの歳月の経験などがここで見るような気持ちになる。
・歲功 年を取って、経験を積んでいること。また、その経験の力。


自隨台席貴,盡許羽觴同。
この高台に四人で登ると自然にその歲功によって貴き順に並んでしまう。でもそういう中でもしすべてのことが許されるならば酒杯だけでも同じようにしたいものである。
・羽觴 雀(すずめ)の形に作って頭部や翼などをつけた杯のこと。転じて、杯。酒杯。


樓殿斜暉照,江山極望通。
ここの楼閣や、本殿に傾きかけた太陽の日差しが赤るる照っている。この山、錦江や遙かな連峰は遠い先に臨まれる。
・斜暉照 建物の横に傾いた日差しがあたっている。軒下まではっきり見えるということ。


賦詩思共樂,俱得詠時豐。
唱和する賦詩を思い思いにつくって楽しいと思うのである。こんな詩を詠うひと時を一緒に過ごせて本当によかったのである。