張泌浣渓沙 十首 其九晩方の景色の後を追うように美人を乗せた車が鳳凰の飾りの御門の宮城の中に入ってゆく。春風に車のとばりが少しめくれ、刺繍の簾が緩やかに揺れる。ゆっくりと回ると愛嬌のある流し目があり微笑を満面に泛べている。


2013年11月12日 の紀頌之5つのブログ
●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場
Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
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司馬相如 《上林賦 》(41)―#13-5  文選 賦<110-#13-5>13分割41回 Ⅱ李白に影響を与えた詩946 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3278 (上林賦―最終回)
●唐を代表する中唐の韓愈の儒家としての考えのよくわかる代表作の一つ
Ⅱ中唐詩・晩唐詩
 
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《晚秋郾城夜會聯句〔韓愈、李正封〕》(12)-#10韓愈(韓退之) Ⅱ中唐詩 <859>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3279韓愈詩-220-#10
●杜甫の全作品1141首を取り上げて訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"
Ⅲ杜甫詩1000詩集  LiveDoorブログ688 《陪李梓州、王閬州、蘇遂州、李果州四使君登惠義寺》 蜀中転々 杜甫 <594>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3280 杜甫詩1000-594-850/1500
●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている
Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集 Fc2ブログ71魏武帝(曹操) 《短歌行》 魏詩  kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 3281 (11/12)
●●森鴎外の小説『魚玄機』、芸妓で高い評価を受けた『薛濤』の詩。唐時代にここまで率直な詩を書く女性が存在した奇跡の詩
Ⅴ.唐五代詞詩・宋詞詩・女性 LiveDoor浣渓沙 十首 其九 張泌【ちょうひつ】  ⅩⅫ唐五代詞・ 「花間集」 Gs-347-7-#9  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3282
 
 ■最近の人気の文・賦・詩・詞(漢詩の5ブログ各部門)
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謝靈運詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/1901_shareiun000.html 謝靈運詩六朝期の山水詩人。この人の詩は上品ですがすがしい男性的な深みのある詩である。後世に多大な影響を残している。
謝靈運が傲慢で磊落だったというが彼の詩からはそれを感じさせるということは微塵もない。謝靈運、謝朓、孟浩然は好きな詩人である。
登永嘉緑嶂山詩 #1 謝霊運 <20> 詩集 386ーhttp://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67474554.html
登池上樓 #1 謝霊運<25>#1  ー http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67502196.html
孟浩然の詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/209mokonen01.html 孟浩然の詩盛唐初期の詩人であるが謝霊運の詩に傾倒して山水詩人としてとてもきれいな詩を書いている。特に山水画のような病者の中で細やかな部分に動態を感じさせる表現力は素晴らしい。
李商隠詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/3991_rishoin000.html 
李商隠詩 華やかな時はほんの1年余り、残りは不遇であった。それが独特な詩を生み出した。この詩人の詩は物語であり、詩を単発で見ては面白くなく、数編から十数編のシリーズになっているのでそれを尊重して読まれることを進める。
女性詩人 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/0josei00index.html 女性詩人古代から近世に至るまで女性の詩は書くことを許されない環境にあった。貴族の子女、芸妓だけである。残されている詩のほとんどは詞、楽府の優雅、雅なものへの媚の詞である。しかしその中に針のような痛みを感じさせるものがあるのである。
孟郊詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/328_moukou001.html 「文章得其微,物象由我裁。」詩人が作り出す文章は細やかなる描写表現を得ているものだ、万物の事象をも作り出すことさえも詩人自身の裁量でもってするのである。
李商隠詩 http://kanbuniinkai7.dousetsu.com/99_rishoinn150.html Ⅰ李商隠150首
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主に花間集から
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『花間集』継続中 
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浣渓沙 十首 其九 張泌【ちょうひつ】  Ⅹ唐五代詞・ 「花間集」 Gs-347-7-#9   漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3282

 

 

浣渓沙 十首 其九

(酔った勢いで宮殿に召されたけれどもしばらくたつと音信不通になっているという、気まぐれな施政者の女に対すること、気の毒な女について詠う。)

晚逐香車入鳳城,東風斜揭繡簾輕,慢迴嬌眼笑盈盈。

晩方の景色の後を追うように美人を乗せた車が鳳凰の飾りの御門の宮城の中に入ってゆく。春風に車のとばりが少しめくれ、刺繍の簾が緩やかに揺れる。ゆっくりと回ると愛嬌のある流し目があり微笑を満面に泛べている。

消息未通何計是,便須佯醉且隨行,依稀聞道大狂生。

それなのに今は消息さえ分からず手紙も来ない、何がここにあったのだろう、それはすべてのことが酔った時の勢いで始まりそして成り行きでそうなったのだ。こんなことは稀なことかもしれない狂った者の仕業ということだろう。

 

浣渓沙 十首 其九

晚 香車を逐い 鳳城に入る,東風 斜に揭げ 繡簾輕し,慢く迴り 嬌眼 笑み盈盈【えんえん】たり。

消息 未だ通わず 何ぞ是を計る,便ち須らく佯醉し 且く隨行し,依稀に聞道【きくなら】く大狂生なり と。

春爛漫の美女007
 杏の白花012

 

『浣渓沙 十首』 現代語訳と訳註

(本文)

浣渓沙 十首 其九

晚逐香車入鳳城,東風斜揭繡簾輕,慢迴嬌眼笑盈盈。

消息未通何計是,便須佯醉且隨行,依稀聞道大狂生。

 

 

(下し文)

浣渓沙 十首 其九

晚 香車を逐い 鳳城に入る,東風 斜に揭げ 繡簾輕し,慢く迴り 嬌眼 笑み盈盈【えんえん】たり。

消息 未だ通わず 何ぞ是を計る,便ち須らく佯醉し 且く隨行し,依稀に聞道【きくなら】く大狂生なり と。

 

 

(現代語訳)

(酔った勢いで宮殿に召されたけれどもしばらくたつと音信不通になっているという、気まぐれな施政者の女に対すること、気の毒な女について詠う。)

晩方の景色の後を追うように美人を乗せた車が鳳凰の飾りの御門の宮城の中に入ってゆく。春風に車のとばりが少しめくれ、刺繍の簾が緩やかに揺れる。ゆっくりと回ると愛嬌のある流し目があり微笑を満面に泛べている。

それなのに今は消息さえ分からず手紙も来ない、何がここにあったのだろう、それはすべてのことが酔った時の勢いで始まりそして成り行きでそうなったのだ。こんなことは稀なことかもしれない狂った者の仕業ということだろう。

 

 

(訳注)

浣渓沙 十首 其九

(酔った勢いで宮殿に召されたけれどもしばらくたつと音信不通になっているという、気まぐれな施政者の女に対すること、気の毒な女について詠う。)

 

晚逐香車入鳳城,東風斜揭繡簾輕,慢迴嬌眼笑盈盈。

晩方の景色の後を追うように美人を乗せた車が鳳凰の飾りの御門の宮城の中に入ってゆく。春風に車のとばりが少しめくれ、刺繍の簾が緩やかに揺れる。ゆっくりと回ると愛嬌のある流し目があり微笑を満面に泛べている。

・晚逐 逐:1 後を追う。追い払う。「逐鹿(ちくろく)/角逐・駆逐・放逐」2 順を追って進む。「逐一・逐次・逐条・逐年・逐語。不吉な予感を示す言葉。

・鳳城 1 《中国の漢代、門に銅製の鳳凰(ほうおう)を飾ったところから》宮城。皇居。禁裡。2 都。都城。帝京。

・斜揭 車の覆いを少しかかげて外を見るしぐさ。

 

消息未通何計是,便須佯醉且隨行,依稀聞道大狂生。

それなのに今は消息さえ分からず手紙も来ない、何がここにあったのだろう、それはすべてのことが酔った時の勢いで始まりそして成り行きでそうなったのだ。こんなことは稀なことかもしれない狂った者の仕業ということだろう。

・佯醉 佯:振りをする,見せ掛ける佯死死んだ振りをする.佯装…の振りをする.佯攻 []《書》陽動作戦をとる,偽装攻撃をする.佯狂(阳狂) yángkuáng[]《書》狂人を装う,気のふれた振りをする.
 杏の白花012