張泌浣渓沙 十首 其十庶民の市場の東には春明門があり、そこに春の雪が降り積もっている。人々が街に行き交う中で、女は召されるとの約束で離宮を訪れ、見るのである。額には蕊黄の飾りをし、香しく化粧をほどこし、金の蝉を張り付けて宮殿に上がるのである


2013年11月13日  の紀頌之5つのブログ
●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場
Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
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班孟堅(班固)《兩都賦序》文選 賦<111―1>8分割8回 Ⅱ李白に影響を与えた詩947 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3283
●唐を代表する中唐の韓愈の儒家としての考えのよくわかる代表作の一つ
Ⅱ中唐詩・晩唐詩
 
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《晚秋郾城夜會聯句〔韓愈、李正封〕》(13)-#11韓愈(韓退之) Ⅱ中唐詩 <860>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3284韓愈詩-220-#11
●杜甫の全作品1141首を取り上げて訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"
Ⅲ杜甫詩1000詩集  LiveDoorブログ 689 《送何侍御歸朝》 蜀中転々 杜甫 <595>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3285 杜甫詩1000-595-851/1500
●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている
Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集 Fc2ブログ 72魏武帝(曹操) 《觀滄海》 魏詩 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 3286 (11/13)
●●森鴎外の小説『魚玄機』、芸妓で高い評価を受けた『薛濤』の詩。唐時代にここまで率直な詩を書く女性が存在した奇跡の詩
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謝靈運が傲慢で磊落だったというが彼の詩からはそれを感じさせるということは微塵もない。謝靈運、謝朓、孟浩然は好きな詩人である。
登永嘉緑嶂山詩 #1 謝霊運 <20> 詩集 386ーhttp://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67474554.html
登池上樓 #1 謝霊運<25>#1  ー http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67502196.html
孟浩然の詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/209mokonen01.html 孟浩然の詩盛唐初期の詩人であるが謝霊運の詩に傾倒して山水詩人としてとてもきれいな詩を書いている。特に山水画のような病者の中で細やかな部分に動態を感じさせる表現力は素晴らしい。
李商隠詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/3991_rishoin000.html 
李商隠詩 華やかな時はほんの1年余り、残りは不遇であった。それが独特な詩を生み出した。この詩人の詩は物語であり、詩を単発で見ては面白くなく、数編から十数編のシリーズになっているのでそれを尊重して読まれることを進める。
女性詩人 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/0josei00index.html 女性詩人古代から近世に至るまで女性の詩は書くことを許されない環境にあった。貴族の子女、芸妓だけである。残されている詩のほとんどは詞、楽府の優雅、雅なものへの媚の詞である。しかしその中に針のような痛みを感じさせるものがあるのである。
孟郊詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/328_moukou001.html 「文章得其微,物象由我裁。」詩人が作り出す文章は細やかなる描写表現を得ているものだ、万物の事象をも作り出すことさえも詩人自身の裁量でもってするのである。
李商隠詩 http://kanbuniinkai7.dousetsu.com/99_rishoinn150.html Ⅰ李商隠150首
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主に花間集から
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『花間集』継続中 
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浣渓沙 十首 其十 張泌【ちょうひつ】  Ⅹ唐五代詞・ 「花間集」 Gs-347-7-#9   漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3282

 

 

浣渓沙 十首其十

(離宮の前の妓女が宮殿に上がったりもした女が酒の席にでたりしていたことは聞こえてきたが、いつとはなく世の中から忘れられて消えていってしまう)

小市東門欲雪天,眾中依約見神仙,蘂黃香畫貼金蟬。

庶民の市場の東には春明門があり、そこに春の雪が降り積もっている。人々が街に行き交う中で、女は召されるとの約束で離宮を訪れ、見るのである。額には蕊黄の飾りをし、香しく化粧をほどこし、金の蝉を張り付けて宮殿に上がるのである。

飲散黃昏人草草,醉容無語立門前,馬嘶塵烘一街煙。

酒の席に上がり花が散るように黄昏るままにあわただしく過ごしていくと、歳も重ね酔ってしまって御門の前に立って無言のままで待っている。馬が嘶き、閨の梁の上の塵もただ温めているだけ、この街にも一筋の煙となって消えていくのである。

(浣渓沙 十首 其の十)

小市 東門 雪天に欲し,眾中 依約 神仙を見,蘂黃 香畫 金蟬を貼る。

飲散 黃昏 人草草たり,醉容して語る無し 門前に立ち,馬嘶き 塵烘【じんこう】一街の煙。

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『浣渓沙 十首』 現代語訳と訳註

(本文)

浣渓沙 十首其十

小市東門欲雪天,眾中依約見神仙,蘂黃香畫貼金蟬。

飲散黃昏人草草,醉容無語立門前,馬嘶塵烘一街煙。

 

(下し文)

(浣渓沙 十首 其の十)

小市 東門 雪天に欲し,眾中 依約 神仙を見,蘂黃 香畫 金蟬を貼る。

飲散 黃昏 人草草たり,醉容して語る無し 門前に立ち,馬嘶き 塵烘【じんこう】一街の煙。

 

(現代語訳)

(離宮の前の妓女が宮殿に上がったりもした女が酒の席にでたりしていたことは聞こえてきたが、いつとはなく世の中から忘れられて消えていってしまう)

庶民の市場の東には春明門があり、そこに春の雪が降り積もっている。人々が街に行き交う中で、女は召されるとの約束で離宮を訪れ、見るのである。額には蕊黄の飾りをし、香しく化粧をほどこし、金の蝉を張り付けて宮殿に上がるのである。

酒の席に上がり花が散るように黄昏るままにあわただしく過ごしていくと、歳も重ね酔ってしまって御門の前に立って無言のままで待っている。馬が嘶き、閨の梁の上の塵もただ温めているだけ、この街にも一筋の煙となって消えていくのである。

 

(訳注)

浣渓沙 十首其十

(離宮の前の妓女が宮殿に上がったりもした女が酒の席にでたりしていたことは聞こえてきたが、いつとはなく世の中から忘れられて消えていってしまう)

 

小市東門欲雪天,眾中依約見神仙,蘂黃香畫貼金蟬。

庶民の市場の東には春明門があり、そこに春の雪が降り積もっている。人々が街に行き交う中で、女は召されるとの約束で離宮を訪れ、見るのである。額には蕊黄の飾りをし、香しく化粧をほどこし、金の蝉を張り付けて宮殿に上がるのである。

・小市東門 長安では東市の東に、春明門がある。そこには興慶宮がある。

・依約 約束に頼ること。

 

飲散黃昏人草草,醉容無語立門前,馬嘶塵烘一街煙。

酒の席に上がり花が散るように黄昏るままにあわただしく過ごしていくと、歳も重ね酔ってしまって御門の前に立って無言のままで待っている。馬が嘶き、閨の梁の上の塵もただ温めているだけ、この街にも一筋の煙となって消えていくのである。

・草草 (1)忙しいこと。あわただしいこと。また、そのさま。(2)簡略にすること。粗末であること。また、そのさま。 

・塵烘 烘とは。 [](火で)暖める,乾かす。
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