張泌南歌子 三首 其二あちこちでホトトギス鳴く声が聞こえ、簾かかる連子窓越しに誰かが入って來る、窓近き名残りの夢は破られたがもしかあの人かと思うが、絵屏風の虚しく寂しい。

2013年11月20日  の紀頌之5つのブログ
●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場
Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
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班孟堅(班固) 《兩都賦序》(8) 文選 賦<111―8>13分割41回 Ⅱ李白に影響を与えた詩954 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3318
●唐を代表する中唐の韓愈の儒家としての考えのよくわかる代表作の一つ
Ⅱ中唐詩・晩唐詩
 
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●杜甫の全作品1141首を取り上げて訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"
Ⅲ杜甫詩1000詩集  LiveDoorブログ 695 《倦夜〔倦秋夜〕》 蜀中転々 杜甫 <602>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3320 杜甫詩1000-602-858/1500
●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている
Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集 Fc2ブログ 79魏武帝(曹操) 《苦寒行》 魏詩 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 3321 (11/20)
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登永嘉緑嶂山詩 #1 謝霊運 <20> 詩集 386ーhttp://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67474554.html
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孟浩然の詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/209mokonen01.html 孟浩然の詩盛唐初期の詩人であるが謝霊運の詩に傾倒して山水詩人としてとてもきれいな詩を書いている。特に山水画のような病者の中で細やかな部分に動態を感じさせる表現力は素晴らしい。
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李商隠詩 華やかな時はほんの1年余り、残りは不遇であった。それが独特な詩を生み出した。この詩人の詩は物語であり、詩を単発で見ては面白くなく、数編から十数編のシリーズになっているのでそれを尊重して読まれることを進める。
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南歌子 三首 其二 張泌【ちょうひつ】  Ⅹ唐五代詞・「花間集」 Gs-355-7-#17   漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3322

 

 

南歌子三首 其一

(春も過ぎ、夏も過ぎようと、気持ちは遙か彼方へと向かい、女はもうあきらめてしまうしかない。)

柳色遮樓暗,桐花落砌香。

柳はすっかりみどりの色を茂らせては高殿を遮って影暗くしている、桐の花はこの世界のみぎりの石に散り落ちていく。

畫堂開處遠風涼,高卷水精簾額,襯斜陽。

夏が来て女妓の閨の窓を開ければ遠くより吹き寄せる風涼しい、水晶の簾を巻き掲げてば、夕日の光射し入り来る。

 

南歌子三首 其二

(諦めてはいたが杜鵑、夢、人の動きによって心が動かされるものの、そこには寂蓼だけがのこるを詠う。)

岸柳拖煙綠,庭花照日紅。

岸の柳は今年も芽を吹き、もう縁の靄のようになっている、中庭の花には、日に映えて紅が一層美しい。

數聲蜀魄入簾櫳,驚斷碧殘夢,畫屏空。

あちこちでホトトギス鳴く声が聞こえ、簾かかる連子窓越しに誰かが入って來る、窓近き名残りの夢は破られたがもしかあの人かと思うが、絵屏風の虚しく寂しい。

(南歌子三首 其の二)

岸の柳は煙綠に拖【ひ】きて,庭花は日に照えて紅なり。

數聲 蜀の魄 簾櫳に入り,驚斷す 碧の殘夢,畫屏空しうす。

 

其三

錦薦紅鸂鶒,羅衣繡鳳凰。

綺疎飄雪北風狂,簾幕盡垂無事,鬱金香。

隋堤01
 

 

『南歌子三首 其二』 現代語訳と訳註

(本文)

南歌子三首 其二

岸柳拖煙綠,庭花照日紅。

數聲蜀魄入簾櫳,驚斷碧殘夢,畫屏空。

 

(下し文)

(南歌子三首 其の二)

岸の柳は煙綠に拖【ひ】きて,庭花は日に照えて紅なり。

數聲 蜀の魄 簾櫳に入り,驚斷す 碧殘夢,畫屏空しうす。

 

(現代語訳)

(諦めてはいたが杜鵑、夢、人の動きによって心が動かされるものの、そこには寂蓼だけがのこるを詠う。)

岸の柳は今年も芽を吹き、もう縁の靄のようになっている、中庭の花には、日に映えて紅が一層美しい。

あちこちでホトトギス鳴く声が聞こえ、簾かかる連子窓越しに誰かが入って來る、窓近き名残りの夢は破られたがもしかあの人かと思うが、絵屏風の虚しく寂しい。

 

(訳注)

南歌子三首 其二

(諦めてはいたが杜鵑、夢、人の動きによって心が動かされるものの、そこには寂蓼だけがのこるを詠う。)

晩春、窓辺近く屏風に囲まれて午醇をとっていた女性は、ホトトギスの鳴き声に、夢から覚めて、身.人の現実に返り、つくづくと空しさを覚える。彼女が見ていたのは、旅に出て帰らぬ男が帰ってきた夢か、あるいは男を尋ね求めて行った夢に違いない。それは、夢を破ったのがホトトギスの声であることから知れる。「畫屏空」は、諦めてはいたが杜鵑、夢、人の動きによって心が動かされるものの、二人だけの世界を作る屏風も、空しく広げられたままになっていることを言う。

 

岸柳拖煙綠,庭花照日紅。

岸の柳は今年も芽を吹き、もう縁の靄のようになっている、中庭の花には、日に映えて紅が一層美しい。

・煙綠 春に柳の若葉がいっぱいに広がった様子を云う。夏の表現では緑が濃い、鬱蒼、暗いという語を使う。土手の補強に官が植えることが多く、花街は水郷と柳は一体のものである。春、岸、柳、煙、これは前の春にここで別れたことを意味する。

・照日紅 花に日が射してその赤い色が生えることを云うが、これは男との佳き日を意味する。

 

數聲蜀魄入簾櫳,驚斷碧殘夢,畫屏空。

あちこちでホトトギス鳴く声が聞こえ、簾かかる連子窓越しに誰かが入って來る、窓近き名残りの夢は破られたがもしかあの人かと思うが、絵屏風の虚しく寂しい。

・蜀魄 杜鵑。ホトトギス。蜀魂ともいう。杜鵑  ほととぎす。蜀の望帝の春を思う心は、血を吐いて悲しげになく杜鵑(ホトトギス)に魂を托(たく)した。(そのように、血を吐きながらなく思いである)。詳しくは杜甫杜鵑参照されたい。

不如帰、杜宇、杜鵑、蜀魂、蜀鳥、杜魄、蜀魄、子規、躑躅。李白宣城見杜鵑花蜀國曾聞子規鳥,宣城還見杜鵑

杜甫『杜鵑行』

君不見昔日蜀天子,化作杜鵑似老烏。

寄巢生子不自啄,群鳥至今與哺雛。

雖同君臣有舊禮,骨肉滿眼身羈孤。

業工竄伏深樹裡,四月五月偏號呼。

其聲哀痛口流血,所訴何事常區區。

爾豈摧殘始發憤,羞帶羽翮傷形愚。

蒼天變化誰料得,萬事反覆何所無。

萬事反覆何所無,豈憶當殿群臣趨?

杜鵑行 杜甫 成都(2)浣花渓の草堂(2 -16-1)  <379 1 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1831 杜甫詩1000-379-557/1500

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○簾櫳 カーテンのかかった連丁窓。
ホトトギス
 槐002