和凝《菩薩蠻一首 其一》 日が昇り暖かくなると杏の梢の花が色鮮やかである。そこに柳の枝が風に揺られ、そこに、強い風が吹くと狂ったように揺れる。部屋に続くきざはしはしずかなものでしなやかな莎草の小路は緑にあふれる。どこか遠くにいるあの人の夢見ることはもう耐えがたき、惜しいと思うことになっている。


2014年2月5日の紀頌之5つのブログ
●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場
Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
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班孟堅(班固)《東都賦》(29)#14(東都漢の美点)-4 文選 賦 賦<113―29>18分割35回 Ⅱ李白に影響を与えた詩1031 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3703
●唐を代表する中唐の韓愈の儒家としての考えのよくわかる代表作の一つ
Ⅱ中唐詩・晩唐詩
 
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《潮州刺史謝上表》(12)韓愈(韓退之) Ⅱ中唐詩 <944>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3704韓愈詩-242-(12)
●杜甫の全作品1141首を取り上げて訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"
Ⅲ杜甫詩1000詩集  LiveDoorブログ廣徳2年764-20 《閬山歌》 蜀中転々 杜甫 <660>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3705 杜甫詩1000-660-935/1500754
●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている
Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集 Fc2ブログ276 《遊城南十六首:賽神》 韓愈 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 3706 (02/05)
●●森鴎外の小説『魚玄機』、芸妓で高い評価を受けた『薛濤』の詩。唐時代にここまで率直な詩を書く女性が存在した奇跡の詩。唐から五代詩詞。花間集
Ⅴ.唐五代詞詩・宋詞詩・女性 LiveDoor12 -5 菩薩蠻一首 其一 和學士凝二十首ⅩⅫ唐五代詞・「花間集」 Gs-432-12-#5  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3707
 
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謝靈運詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/1901_shareiun000.html 謝靈運詩六朝期の山水詩人。この人の詩は上品ですがすがしい男性的な深みのある詩である。後世に多大な影響を残している。
謝靈運が傲慢で磊落だったというが彼の詩からはそれを感じさせるということは微塵もない。謝靈運、謝朓、孟浩然は好きな詩人である。
登永嘉緑嶂山詩 #1 謝霊運 <20> 詩集 386ーhttp://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67474554.html
登池上樓 #1 謝霊運<25>#1  ー http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67502196.html
孟浩然の詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/209mokonen01.html 孟浩然の詩盛唐初期の詩人であるが謝霊運の詩に傾倒して山水詩人としてとてもきれいな詩を書いている。特に山水画のような病者の中で細やかな部分に動態を感じさせる表現力は素晴らしい。
李商隠詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/3991_rishoin000.html 
李商隠詩 華やかな時はほんの1年余り、残りは不遇であった。それが独特な詩を生み出した。この詩人の詩は物語であり、詩を単発で見ては面白くなく、数編から十数編のシリーズになっているのでそれを尊重して読まれることを進める。
女性詩人 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/0josei00index.html 女性詩人古代から近世に至るまで女性の詩は書くことを許されない環境にあった。貴族の子女、芸妓だけである。残されている詩のほとんどは詞、楽府の優雅、雅なものへの媚の詞である。しかしその中に針のような痛みを感じさせるものがあるのである。
孟郊詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/328_moukou001.html 「文章得其微,物象由我裁。」詩人が作り出す文章は細やかなる描写表現を得ているものだ、万物の事象をも作り出すことさえも詩人自身の裁量でもってするのである。
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『花間集』継続中 
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12 -5 菩薩蠻一首 其一 和學士凝二十首Ⅹ唐五代詞・「花間集」 Gs-432-12-#5   漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3707

 

 

溫助教庭筠

菩薩蠻十四首

韋荘(韋相莊)

蠻五首

牛嶠(牛給事嶠)

菩薩七首

和學士凝(和凝)

菩薩蠻一首

孫少監光憲

菩薩蠻五首

魏太尉承班

菩薩蠻二首 

閻處士選

菩薩蠻一首 

毛秘書熙震

菩薩蠻三首

李秀才珣

菩薩蠻三首

 

 

牛嶠其一:(辺境に出かけて帰らぬ男を思う女を詠う。)

其二:(すぐ帰るといって春旅に出かけというのに帰ってこない男を思う女を詠う。)

其三:(春には帰ると旅だったがもう秋になる。何処にいるかわからない人のことは忘れて気持ちをかえようとする女を詠う。)

其四:(雲が流れると「巫山の雲雨」を思われ、さびしくなる女の情を詠う。)

其五:(早春にであい、盛春にはわかれ、まだこうらくのきせつというのにだれにもさそわれない女を詠う。)

其六:(官妓はもてはやされた生活をした。秋には帰ると男が旅立ってからかえってこない女を詠う。)

其七:(男と一夜をともにした女の姿態と歓情とを詠う。)

 

 

菩薩蠻

(春が来ることを抒情的にうたい、誰も来ない春の日をだれにも話すことは難しい女を詠う。)

越梅半拆輕寒裏,冰清澹薄籠藍水。

隣りの庭から越えて花を咲かせている梅の枝を少し折り取って飾る、そこはまだ少し寒い裏庭のことである。桶には冰が清らかに張っているが、だんだん薄い氷になっていて、花籠の陰の水は藍色に映る。

暖覺杏梢紅,遊絲狂惹風。

日が昇り暖かくなると杏の梢の花が色鮮やかである。そこに柳の枝が風に揺られ、そこに、強い風が吹くと狂ったように揺れる。

閑堦莎徑碧,遠夢猶堪惜。

部屋に続くきざはしはしずかなものでしなやかな莎草の小路は緑にあふれる。どこか遠くにいるあの人の夢見ることはもう耐えがたき、惜しいと思うことになっている。

離恨又迎春,相思難重陳。

くやしさ、うらみから逃れる春が又来る、あの人のことを思い、あの人のことを又話すことはもう難しい。

 

(菩薩蠻)

越梅 半拆 輕く寒い裏には,冰清く 澹薄して 籠藍の水。

暖 杏梢の紅に覺め,遊絲 狂いて風に惹かる。

閑堦 莎徑碧にし,遠夢 猶お堪え惜む。

離恨 又た春を迎え,相思 重ねて陳べ難し。

 

木蘭02
 

和凝『菩薩蠻一首』 現代語訳と訳註

(本文) 菩薩蠻

越梅半拆輕寒裏,冰清澹薄籠藍水。

暖覺杏梢紅,遊絲狂惹風。

閑堦莎徑碧,遠夢猶堪惜。

離恨又迎春,相思難重陳。

 

(下し文)

(菩薩蠻)

越梅 半拆 輕く寒い裏には,冰清く 澹薄して 籠藍の水。

暖 杏梢の紅に覺め,遊絲 狂いて風に惹かる。

閑堦 莎徑碧にし,遠夢 猶お堪え惜む。

離恨 又た春を迎え,相思 重ねて陳べ難し。

 

(現代語訳)

(春が来ることを抒情的にうたい、誰も来ない春の日をだれにも話すことは難しい女を詠う。)

隣りの庭から越えて花を咲かせている梅の枝を少し折り取って飾る、そこはまだ少し寒い裏庭のことである。桶には冰が清らかに張っているが、だんだん薄い氷になっていて、花籠の陰の水は藍色に映る。

日が昇り暖かくなると杏の梢の花が色鮮やかである。そこに柳の枝が風に揺られ、そこに、強い風が吹くと狂ったように揺れる。

部屋に続くきざはしはしずかなものでしなやかな莎草の小路は緑にあふれる。どこか遠くにいるあの人の夢見ることはもう耐えがたき、惜しいと思うことになっている。

くやしさ、うらみから逃れる春が又来る、あの人のことを思い、あの人のことを又話すことはもう難しい。

(訳注)

菩薩蠻

(春が来ることを抒情的にうたい、誰も来ない春の日をだれにも話すことは難しい女を詠う。)

唐教坊の曲名。『花間集』41首、温庭筠14首、韋荘5首、牛嶠7首収められている。双調四十四字、前段二四字四句二仄韻二平韻、後段二十字四句二仄韻二平韻で、❼❼⑤⑤/❺❺⑤⑤の詞形をとる。

DCF00048

越梅半拆輕寒裏,冰清澹薄籠藍水。

隣りの庭から越えて花を咲かせている梅の枝を少し折り取って飾る、そこはまだ少し寒い裏庭のことである。桶には冰が清らかに張っているが、だんだん薄い氷になっていて、花籠の陰の水は藍色に映る。

○拆(1) 解体する,ばらばらに壊す.(2) はがす,引離す.拆除[]解体除去する,取り壊す. 

 

越梅半拆輕寒裏,冰清澹薄籠藍水。

隣りの庭から越えて花を咲かせている梅の枝を少し折り取って飾る、そこはまだ少し寒い裏庭のことである。桶には冰が清らかに張っているが、だんだん薄い氷になっていて、花籠の陰の水は藍色に映る。

○拆(1) 解体する,ばらばらに壊す.(2) はがす,引離す.拆除[]解体除去する,取り壊す.

 

暖覺杏梢紅,遊絲狂惹風。

日が昇り暖かくなると杏の梢の花が色鮮やかである。そこに柳の枝が風に揺られ、そこに、強い風が吹くと狂ったように揺れる。

 

閑堦莎徑碧,遠夢猶堪惜。

部屋に続くきざはしはしずかなものでしなやかな莎草の小路は緑にあふれる。どこか遠くにいるあの人の夢見ることはもう耐えがたき、惜しいと思うことになっている。

○堦 庭に出る階段、部屋の前の廊下の間際の段差部分。

○莎徑 しなやかな莎草の小路。

 

離恨又迎春,相思難重陳。

くやしさ、うらみから逃れる春が又来る、あの人のことを思い、あの人のことを又話すことはもう難しい。

和學士凝(和凝)二十首 

      
 ID作品名作者 
  ■ 和學士凝(和凝【わぎょう】)二十首 
 1六巻12 -1 小重山二首其一 和學士凝二十首ⅩⅫ唐五代詞・「花間集」 Gs-428-12-#1  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3687和凝 
 2六巻12 -2 小重山二首其二 和學士凝二十首ⅩⅫ唐五代詞・「花間集」 Gs-429-12-#2  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3692和凝 
 3六巻12 -3 臨江仙二首 其一  和學士凝二十首ⅩⅫ唐五代詞・「花間集」 Gs-430-12-#3  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3697和凝 
 4六巻12 -4 臨江仙二首其二 和學士凝二十首ⅩⅫ唐五代詞・「花間集」 Gs-431-12-#4  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3702和凝 
 5六巻12 -5 菩薩蠻一首 其一 和學士凝二十首ⅩⅫ唐五代詞・「花間集」 Gs-432-12-#5  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3707和凝 
 6六巻12 -6 山花子二首 其一 和學士凝二十首ⅩⅫ唐五代詞・「花間集」 Gs-433-12-#6  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3712和凝 
 7六巻12 -7 山花子二首 其二  和學士凝二十首ⅩⅫ唐五代詞・「花間集」 Gs-434-12-#7  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3717和凝 
 8六巻12 -8 河滿子二首 其一 和學士凝二十首ⅩⅫ唐五代詞・「花間集」 Gs-435-12-#8  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3722和凝 
 9六巻12 -9 河滿子二首 其二  和學士凝二十首ⅩⅫ唐五代詞・「花間集」 Gs-436-12-#9  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3727和凝 
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 11六巻12 -11 望梅花一首  和學士凝(和凝【わぎょう】)二十首ⅩⅫ唐五代詞・「花間集」 Gs-438-12-#11  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3737和凝 
 12六巻12 -12 天仙子二首 其一 和學士凝(和凝【わぎょう】)二十首ⅩⅫ唐五代詞・「花間集」 Gs-439-12-#12  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3742和凝 
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 14六巻12 -14 春光好二首 其一 和學士凝(和凝【わぎょう】)二十首ⅩⅫ唐五代詞・「花間集」 Gs-441-12-#14  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3752和凝 
 15六巻12 -15 春光好二首 其二 和學士凝(和凝【わぎょう】)二十首ⅩⅫ唐五代詞・「花間集」 Gs-442-12-#15  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3757和凝 
 16六巻12 -16 採桑子一首  和學士凝(和凝【わぎょう】)二十首ⅩⅫ唐五代詞・「花間集」 Gs-443-12-#16  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3762和凝 
 17六巻12 -17 柳枝三首  其一 和學士凝(和凝【わぎょう】)二十首ⅩⅫ唐五代詞・「花間集」 Gs-444-12-#17  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3767和凝 
 18六巻12 -18 柳枝三首  其二 和學士凝(和凝【わぎょう】)二十首ⅩⅫ唐五代詞・「花間集」 Gs-445-12-#18  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3772和凝 
 19六巻12 -19 柳枝三首 其三 和學士凝(和凝【わぎょう】)二十首ⅩⅫ唐五代詞・「花間集」 Gs-446-12-#19  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3777和凝 
 20六巻12 -20 漁父一首 其一 和學士凝(和凝【わぎょう】)二十首ⅩⅫ唐五代詞・「花間集」 Gs-447-12-#20  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3782和凝 
      

和凝,字成績,五代詞人。曾官翰林學士知制誥等職。