和凝《菩薩蠻一首 其一》 日が昇り暖かくなると杏の梢の花が色鮮やかである。そこに柳の枝が風に揺られ、そこに、強い風が吹くと狂ったように揺れる。部屋に続くきざはしはしずかなものでしなやかな莎草の小路は緑にあふれる。どこか遠くにいるあの人の夢見ることはもう耐えがたき、惜しいと思うことになっている。
12 -5 菩薩蠻一首 其一 和學士凝二十首ⅩⅫ唐五代詞・「花間集」 Gs-432-12-#5 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3707
溫助教庭筠 | |
韋荘(韋相莊) | |
牛嶠(牛給事嶠) | |
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孫少監光憲 | 菩薩蠻五首 |
魏太尉承班 | 菩薩蠻二首 |
閻處士選 | 菩薩蠻一首 |
毛秘書熙震 | 菩薩蠻三首 |
李秀才珣 | 菩薩蠻三首 |
牛嶠其一:(辺境に出かけて帰らぬ男を思う女を詠う。)
其二:(すぐ帰るといって春旅に出かけというのに帰ってこない男を思う女を詠う。)
其三:(春には帰ると旅だったがもう秋になる。何処にいるかわからない人のことは忘れて気持ちをかえようとする女を詠う。)
其四:(雲が流れると「巫山の雲雨」を思われ、さびしくなる女の情を詠う。)
其五:(早春にであい、盛春にはわかれ、まだこうらくのきせつというのにだれにもさそわれない女を詠う。)
其六:(官妓はもてはやされた生活をした。秋には帰ると男が旅立ってからかえってこない女を詠う。)
其七:(男と一夜をともにした女の姿態と歓情とを詠う。)
菩薩蠻
(春が来ることを抒情的にうたい、誰も来ない春の日をだれにも話すことは難しい女を詠う。)
越梅半拆輕寒裏,冰清澹薄籠藍水。
隣りの庭から越えて花を咲かせている梅の枝を少し折り取って飾る、そこはまだ少し寒い裏庭のことである。桶には冰が清らかに張っているが、だんだん薄い氷になっていて、花籠の陰の水は藍色に映る。
暖覺杏梢紅,遊絲狂惹風。
日が昇り暖かくなると杏の梢の花が色鮮やかである。そこに柳の枝が風に揺られ、そこに、強い風が吹くと狂ったように揺れる。
閑堦莎徑碧,遠夢猶堪惜。
部屋に続くきざはしはしずかなものでしなやかな莎草の小路は緑にあふれる。どこか遠くにいるあの人の夢見ることはもう耐えがたき、惜しいと思うことになっている。
離恨又迎春,相思難重陳。
くやしさ、うらみから逃れる春が又来る、あの人のことを思い、あの人のことを又話すことはもう難しい。
(菩薩蠻)
越梅 半拆 輕く寒い裏には,冰清く 澹薄して 籠藍の水。
暖 杏梢の紅に覺め,遊絲 狂いて風に惹かる。
閑堦 莎徑碧にし,遠夢 猶お堪え惜む。
離恨 又た春を迎え,相思 重ねて陳べ難し。
和凝『菩薩蠻一首』 現代語訳と訳註
(本文) 菩薩蠻
越梅半拆輕寒裏,冰清澹薄籠藍水。
暖覺杏梢紅,遊絲狂惹風。
閑堦莎徑碧,遠夢猶堪惜。
離恨又迎春,相思難重陳。
(下し文)
(菩薩蠻)
越梅 半拆 輕く寒い裏には,冰清く 澹薄して 籠藍の水。
暖 杏梢の紅に覺め,遊絲 狂いて風に惹かる。
閑堦 莎徑碧にし,遠夢 猶お堪え惜む。
離恨 又た春を迎え,相思 重ねて陳べ難し。
(現代語訳)
(春が来ることを抒情的にうたい、誰も来ない春の日をだれにも話すことは難しい女を詠う。)
隣りの庭から越えて花を咲かせている梅の枝を少し折り取って飾る、そこはまだ少し寒い裏庭のことである。桶には冰が清らかに張っているが、だんだん薄い氷になっていて、花籠の陰の水は藍色に映る。
日が昇り暖かくなると杏の梢の花が色鮮やかである。そこに柳の枝が風に揺られ、そこに、強い風が吹くと狂ったように揺れる。
部屋に続くきざはしはしずかなものでしなやかな莎草の小路は緑にあふれる。どこか遠くにいるあの人の夢見ることはもう耐えがたき、惜しいと思うことになっている。
くやしさ、うらみから逃れる春が又来る、あの人のことを思い、あの人のことを又話すことはもう難しい。
(訳注)
菩薩蠻
(春が来ることを抒情的にうたい、誰も来ない春の日をだれにも話すことは難しい女を詠う。)
唐教坊の曲名。『花間集』41首、温庭筠14首、韋荘5首、牛嶠7首収められている。双調四十四字、前段二四字四句二仄韻二平韻、後段二十字四句二仄韻二平韻で、❼❼⑤⑤/❺❺⑤⑤の詞形をとる。
隣りの庭から越えて花を咲かせている梅の枝を少し折り取って飾る、そこはまだ少し寒い裏庭のことである。桶には冰が清らかに張っているが、だんだん薄い氷になっていて、花籠の陰の水は藍色に映る。
○拆(1) 解体する,ばらばらに壊す.(2) はがす,引離す.拆除[動]解体除去する,取り壊す.
越梅半拆輕寒裏,冰清澹薄籠藍水。
隣りの庭から越えて花を咲かせている梅の枝を少し折り取って飾る、そこはまだ少し寒い裏庭のことである。桶には冰が清らかに張っているが、だんだん薄い氷になっていて、花籠の陰の水は藍色に映る。
○拆(1) 解体する,ばらばらに壊す.(2) はがす,引離す.拆除[動]解体除去する,取り壊す.
暖覺杏梢紅,遊絲狂惹風。
日が昇り暖かくなると杏の梢の花が色鮮やかである。そこに柳の枝が風に揺られ、そこに、強い風が吹くと狂ったように揺れる。
閑堦莎徑碧,遠夢猶堪惜。
部屋に続くきざはしはしずかなものでしなやかな莎草の小路は緑にあふれる。どこか遠くにいるあの人の夢見ることはもう耐えがたき、惜しいと思うことになっている。
○堦 庭に出る階段、部屋の前の廊下の間際の段差部分。
○莎徑 しなやかな莎草の小路。
離恨又迎春,相思難重陳。
くやしさ、うらみから逃れる春が又来る、あの人のことを思い、あの人のことを又話すことはもう難しい。
和學士凝(和凝)二十首
和凝,字成績,五代詞人。曾官翰林學士知制誥等職。

















