柳枝一首》張泌≫(春の盛りに別れたら、簪、笄が落ち掛けても直さなくなった、昼寝であの人を見たけれど、夜はうとうととするばかりで子供のように頬に枕の跡をつけてしまったと詠う)

 
 2014年7月15日の紀頌之5つのブログ 
 ●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場 
 Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
LiveDoorブログ
33 《古風五十九首之三十三》Index-4Ⅰ- 4-725年開元十三年25歳20古風,五十九首之三十三北溟有巨魚, <33> Ⅰ李白詩1191 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4503 
 孟浩然 詩 index李白詩index謝霊運 詩 index司馬相如 《 子虛賦 ・上林賦 》揚雄 《 甘泉賦 》 ●諸葛亮(孔明)出師表 
 曹植(曹子建)詩 65首 index文選 賦)兩都賦序・西都賦・東都賦 (班固)《李白 全詩》
  総合案内
(1)漁父辞 屈原『楚辞・九歌』東君 屈原《楚辞 『九辯』》 宋玉  <案内> 
 ●唐を代表する 中唐 韓愈 全500首  
 Ⅱ中唐詩・晩唐詩
  LiveDoorブログ
415-#3 《鄆州谿堂詩》韓愈(韓退之)ID Index-12-504 Ⅱ韓昌黎集822年長慶二年<1104>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4504韓愈詩-415-#3 
 ・李商隠詩 (1) 136首の75首・李商隠詩 (2) 135首の61首●韓愈index-1 ・孟郊、張籍と交遊・汴州乱41首●韓愈詩index-2[800年 33歳~804年 37歳]27首●韓愈詩index-3 805年 38歳・]陽山から江陵府 36首●韓愈詩index-4 806年 39歳 江陵府・権知国子博士 51首(1)25首 
 index-5 806年39歳 50首の(2)25首index-6[807年~809年 42歳]20首index-7[810年~811年 44歳] 34首index-8 [812年~814年47歳]46首index-9[815年~816年 49歳] 57首index-10[817年~818年 51歳]・「平淮西碑」28首 
 index-11 819年 52歳 ・『論佛骨表』左遷 38首index-12 820年 53歳 ・9月國子祭酒に。18首index-13 821年~822年 55歳 22首index-14 823年~824年 57歳・病気のため退職。没す。 14首韓愈 哲学・儒学「五原」賦・散文・上奏文・碑文など 
 孟郊張籍     
 ●杜甫の全作品1500首を取り上げて訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。" 
 Ⅲ杜甫詩全1500首   LiveDoorブログ廣徳2年764-100-#3 《寄司馬山人十二韻》 杜甫index-14 764年 杜甫<772-#3> 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4505 杜甫詩1500-772-#3-1072/2500 
 杜甫詩(1)736~751年 青年期・李白と交遊期・就活の詩 53首杜甫詩(2)752年~754年、43歳 73首(青年期・就活の詩) 杜甫詩(3)755年~756年、45歳 安史の乱に彷徨う 26首杜甫詩(4)作時757年、46歳 安史軍捕縛、脱出、左拾遺 43首杜甫詩(5)758年;乾元元年、47歳 左拾遺、朝廷疎外、左遷 53首杜甫詩 (6)759年;乾元二年、48歳 三吏三別 官を辞す 44首 
 杜甫詩(7)759年;乾元二年、48歳 秦州抒情詩 66首杜甫詩(8)作時759年、48歳 秦州発、同谷紀行、成都紀行 36首杜甫詩(9)760年;上元元年、49歳 成都浣花渓草堂 45首杜甫詩(10)761年;上元二年、50歳 成都浣花渓草堂 82首杜甫詩(11)762年寶應元年 杜甫51歳  浣花渓草堂~蜀中転々 43首杜甫詩(12)762年寶應元年 杜甫51歳 蜀中転々 49首 
 ●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている 
 Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集 Fc2ブログ 
        
 ●花間集全詩●森鴎外の小説『魚玄機』、芸妓で高い評価を受けた『薛濤』の詩。唐時代にここまで率直な詩を書く女性が存在した奇跡の詩。唐から五代詩詞。花間集 
 Ⅴ.唐五代詞詩・宋詞詩・女性 LiveDoor8-409《柳枝一首》張舍人泌(張泌)Ⅻ唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-592-8-(409) 二巻漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4507 
 薛濤の全詩花間集(1)花間集(2)花間集(3)花間集(4)花間集(5) 
 魚玄機全詩●花間集(6)●花間集(7)●花間集(8)●花間集(9)●花間集(10) 
 温庭筠66首 花間集1・2巻皇甫松11首 花間集二巻韋莊47首 花間集二巻薛昭蘊19首 花間集三巻牛嶠31首 花間集三・四巻張泌27首 花間集四巻 
 毛文錫31首 花間集5巻牛希濟11首 花間集5巻欧陽烱17首 花間集5・6巻和凝20首 花間集6巻顧夐56首 花間集6・7巻孫光憲47首 花間集7・8巻 
 魏承班15首 花間集8・9巻鹿虔扆6首 花間集9巻閻選8首 花間集9巻尹鶚6首 花間集9巻毛熙震29首 花間集9・10巻李珣39首 花間集10巻 
  ■最近Best5 賦・詩・詞(漢詩4ブログ各部門)漢詩総合サイト 07ch 
 杜甫全詩案内韓愈全詩案内李白全集文選古詩源花間集案内 
 

 

8-409《柳枝一首》張舍人泌(張泌)唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-592-8-(409)  二巻漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4507

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花間集 教坊曲 『楊柳枝』二十四首

 

 

溫助教庭筠(温庭筠)

巻一

楊柳枝八首之一

館娃宮外鄴城西,

 

 

巻一

楊柳枝八首之二

宜春苑外最長條,

 

 

巻一

楊柳枝八首之三

金縷毿毿碧瓦溝,

 

 

巻一

楊柳枝八首之四

御柳如絲映九重,

 

 

巻一

楊柳枝八首之五

織錦機邊鶯語頻,

 

 

巻一

楊柳枝八首之六

蘇小門前柳萬條,

 

 

巻一

楊柳枝八首之七

牆東御路傍,

 

 

巻一

楊柳枝八首之八

兩兩黃鸝色似金,

 

 

皇甫先輩松(皇甫松)

巻二

楊柳枝二首其一

春入行宮映翠微

 

 

巻二

楊柳枝二首其二

爛熳春歸水國時

 

 

牛給事嶠(牛嶠)

巻三

柳枝五首其一

解凍風來末上青,

 

 

巻三

柳枝五首其二

橋北橋南千萬條,

 

 

巻三

柳枝五首其三

狂雪隨風撲馬飛,

 

 

巻三

柳枝五首其四

王宮裡色偏深,

 

 

巻三

柳枝五首其五

裊翠籠煙拂暖波,

 

 

張舍人泌(張泌)

巻四

柳枝一首

膩粉瓊粧透碧紗,

 

 

和學士凝(和凝)

巻六

柳枝三首  其一

軟碧瑤煙似送人,

 

 

巻六

柳枝三首  其二

瑟瑟羅裙金縷腰,

 

 

巻六

柳枝三首 其三

鵲橋初就咽銀河,

 

 

顧太尉(顧

巻七

楊柳枝一首 顧夐

秋夜香閨思寂寥,

 

 

孫少監光憲(孫光憲)

巻八

陽柳枝四首 其一

閶門風暖落花乾

 

 

巻八

陽柳枝四首 其二

有池有榭即濛濛,

 

 

巻八

楊柳枝四首其三

根柢雖然傍濁河,

 

 

巻八

楊柳枝四首其四

萬株枯槁怨亡隋,

 

 

 

 

 

 

 

 

 

張舍人泌(張泌)              巻四      

柳枝一首 

膩粉瓊粧透碧紗,雪休誇。

金鳳搔頭墮鬢斜,髮交加。

倚著雲屏新睡覺,思夢笑。

紅腮隱出枕函花,有些些。

(春の盛りに別れたら、簪、笄が落ち掛けても直さなくなった、昼寝であの人を見たけれど、夜はうとうととするばかりで子供のように頬に枕の跡をつけてしまったと詠う)

柳のようにすらっとした美しい姿が、なめらかな白粉に紅い宝玉に飾られ、碧い薄絹から細腰が透けて見える。雪のように飛ぶ柳絮よ、春だからその白さを自慢するのをやめたほうがいいよ。(だって、お前より美しいものがあるのだから)。

黄金の鳳凰の簪と、玉の笄が髪から抜け落ちようとして、斜めになっている。逢えないからと鬢が崩れ、みだれた髪をなおそうとしない。(誰にも遭わないからもういいのかな。)

雲母の屏風寄りかかって、今、昼寝の眠りから覚めたところ。あれは夢だったのか思いだしたら笑えばいい。(夢でしか会えなくなったことを笑って生きたらよい)。

枕の花がほのかに赤くなり、頬には枕の花の跡が附いたのを隠そうとしている。ぽつとついてささいなものである。(すぐなおるものでそれはかわいいことだよ。)

 

柳枝一首 

膩粉 瓊粧 碧紗を透し,雪 誇るを休めん。

金鳳の搔頭 鬢斜に墮つ,髮 交り加わらん。

雲屏に倚著して新たに睡りより 覺め,夢を思いて 笑わん。

紅腮【こうさい】 枕函の花を隱し出す, 些些【ささ】たりと 有らん。

楊貴妃清華池002
 

 

柳枝一首』 現代語訳と訳註

(本文)

柳枝一首 

膩粉瓊粧透碧紗,雪休誇。

金鳳搔頭墮鬢斜,髮交加。

倚著雲屏新睡覺,思夢笑。

紅腮隱出枕函花,有些些。

 

(下し文)

柳枝一首 

膩粉 瓊粧 碧紗を透し,雪 誇るを休めん。

金鳳の搔頭 鬢斜に墮つ,髮 交り加わらん。

雲屏に倚著して新たに睡りより 覺め,夢を思いて 笑わん。

紅腮【こうさい】 枕函の花を隱し出す, 些些【ささ】たりと 有らん。

 

(現代語訳)

(春の盛りに別れたら、簪、笄が落ち掛けても直さなくなった、昼寝であの人を見たけれど、夜はうとうととするばかりで子供のように頬に枕の跡をつけてしまったと詠う)

柳のようにすらっとした美しい姿が、なめらかな白粉に紅い宝玉に飾られ、碧い薄絹から細腰が透けて見える。雪のように飛ぶ柳絮よ、春だからその白さを自慢するのをやめたほうがいいよ。(だって、お前より美しいものがあるのだから)。

黄金の鳳凰の簪と、玉の笄が髪から抜け落ちようとして、斜めになっている。逢えないからと鬢が崩れ、みだれた髪をなおそうとしない。(誰にも遭わないからもういいのかな。)

雲母の屏風寄りかかって、今、昼寝の眠りから覚めたところ。あれは夢だったのか思いだしたら笑えばいい。(夢でしか会えなくなったことを笑って生きたらよい)。

枕の花がほのかに赤くなり、頬には枕の花の跡が附いたのを隠そうとしている。ぽつとついてささいなものである。(すぐなおるものでそれはかわいいことだよ。)

柳絮01

(訳注)

柳枝一首 

唐教坊の曲名。単調と双調がある。花間集には二十四首所収(異名の「楊柳枝」十五首を含む)双調四十字八句六平韻で、⑦③⑦③73⑦③の詞形をとる。

折楊柳が基本にあって、男の楊と女の柳を折り絡ませリーフを造り、出征する男の健康を願うものであるが、それが女の柳の枝だけであるというところに作者の意図を感じるものである。

柳枝一首

(春の盛りに別れたら、簪、笄が落ち掛けても直さなくなった、昼寝であの人を見たけれど、夜はうとうととするばかりで子供のように頬に枕の跡をつけてしまったと詠う)

 

膩粉 瓊粧 透碧紗,雪休誇。

柳のようにすらっとした美しい姿が、なめらかな白粉に紅い宝玉に飾られ、碧い薄絹から細腰が透けて見える。雪のように飛ぶ柳絮よ、春だからその白さを自慢するのをやめたほうがいいよ。(だって、お前より美しいものがあるのだから)。

〇膩粉 【膩粉】じふん. なめらかなおしろい。べにやおしろい。化粧のこと。粉膩。 【膩理】じり. なめらかで、きめが細かい肌。 「理」は、肌のきめ。 【垢膩】こうじ. あかや汗、あぶらなどのよごれ。 「膩」はあぶらの意。 「くに」とも読む。 【瑣砕細膩】ささいさいじ. 情の細やかなこと。・膩:化粧のあぶら。

○瓊粧 瓊とは、赤い玉という意味の漢字である。〔詩経・衞風・木瓜〕の「之れに報ずるに瓊琚を以ってす」について、〔毛伝〕で「瓊、玉の美なる者なり」と注しており、美しい玉という意味、また瓊のように美しいという修飾語として用いられる。・瓊:美しい玉。

○透碧紗 碧紗:青緑色の薄絹。透:すける。すけて見える。

雪休誇 柳絮が雪のように飛び交い自慢するのをやめなさい。

  

金鳳 搔頭 墮鬢斜,髮交加。

黄金の鳳凰の簪と、玉の笄が髪から抜け落ちようとして、斜めになっている。逢えないからと鬢が崩れ、みだれた髪をなおそうとしない。(誰にも遭わないからもういいのかな。)

○金鳳 黄金の鳳凰の簪。

○搔頭 女子的首飾,玉製的髮簪。因漢武帝李夫人以玉簪搔頭,所以稱玉簪為「玉搔頭」。

唐、白居易、《長恨歌》「花鈿委地無人收,翠翹金雀玉搔頭。君王掩面救不得、回頭血淚相和流。」花鈿 地に委(す)てられて人の收むる無し、翠翹 金雀 玉搔頭。君王面を掩ひて救ひ得ず、頭を回らせば血淚相ひ和して流る。

花のかんざしは地に捨てられたまま、翠翹・金雀・玉搔頭も同じだ、君王は顔を覆ったまま救うこともできず、頭を巡らせばそこには血の涙が流れるのが見える

(花鈿:花のかんざし。翠翹:かわせみの羽の髪飾り。金雀:クジャクの髪飾り。玉搔頭:玉の笄:笄(こうがい、「髪掻き」の転訛)とは、髪を掻き揚げて髷を形作る装飾的な結髪用具。元は中国のもので、頭が痒い時に髪型を崩さずに掻くなど、女性の身だしなみに欠かせない装身具としても使われた。)

○墮鬢 髪から抜け落ち(ようとしている)。 ・斜:ななめである。正常な情況でない。

○交加 入り混じる。乱れ髪をいうが、ここでは、誰も見てくれなくなって乱れても直そうとしない様子をいう。 

 

倚著 雲屏 新睡覺,思夢笑。

雲母の屏風寄りかかって、今、昼寝の眠りから覚めたところ。あれは夢だったのか思いだしたら笑えばいい。(夢でしか会えなくなったことを笑って生きたらよい)。

○倚著 .よりかかる。寄り添う。寄りかかって。よりそって。 ・著:…ている。…しつつ。…しながら。…して…する。動詞の後に附く。“着”。 

○雲屏 雲母の屏風。屏風はあの人との思い出の品。 

○新睡覺 今、昼寝の眠りから覚めたところ。

 

紅腮 隱出 枕函花,有些些。

枕の花がほのかに赤くなり、頬には枕の花の跡が附いたのを隠そうとしている。ぽつとついてささいなものである。(すぐなおるものでそれはかわいいことだよ。)

○紅腮隱出枕函花 つけていた頬紅が枕の花に色を付け、枕の花模様の刺繍のあとが頬に跡形として残る。 ・腮:ほお(口語)。文語では「あご」になるが、ここは前者の意。 ・隱出:隠しても見えてくる。 ・枕函花:まくらの(花の刺繍の)型。通常木のままか、網籠にはなの蒙が編みこんであるかだろうが、いずれにしても花の形が頬に残り、頬紅の赤が枕の花についているという、男目線の面白さということ。

○些些【ささ】 ささいなものではある。ぽつぽつと。点々と。取るに足らないさま。
柳絮02