その時を過ごして別れたら、あのお方は、若い繊細な細腰美人のことを思うので、夢と魂が悩むことになる。今や風に舞うこの葉のようであり、また、もの寂しく感じられ、恨みはもうはるか遠くへやり去った。

 
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15-452《訴衷情五首》魏承班唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-635-15-(452)  巻九漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4722

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花間集 教坊曲『訴衷情』 十三首

 

 

作者



初句7字

 

 

溫庭筠

(溫助教庭筠)

巻一

訴衷情一首

鶯語花舞春晝午

 

 

韋莊(韋相莊)

巻二

訴衷情二首 其一

燭燼香殘簾半卷

 

 

巻二

訴衷情二首 其二

碧沼紅芳煙雨靜

 

 

毛文錫

(毛司徒文錫)

巻五

訴衷情二首其一

桃花流水漾縱橫

 

 

巻五

訴衷情二首其二

鴛鴦交頸繡衣輕

 

 


(顧太尉

巻七

訴衷情二首 其一

香滅簾垂春漏永

 

 

巻七

訴衷情二首 其二

永夜人何處去

 

 

魏承班

(魏太尉承班)

巻九

訴衷情五首 其一

高歌宴罷月初盈

 

 

巻九

訴衷情五首 其二

春深花簇小樓臺

 

 

巻九

訴衷情五首 其三

銀漢雲晴玉漏長

 

 

巻九

訴衷情五首 其四

金風輕透碧

 

 

巻九

訴衷情五首 其五

春情滿眼臉紅綃

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魏太尉承班 《訴衷情五首》

 

訴衷情五首其一

高歌宴罷月初盈,詩情引恨情。

煙露冷,水流輕,思想夢難成。

羅帳裊香平,恨頻生。

思君無計睡還醒,隔層城。

(この詩は君王から寵愛が無くなった宮女のおもいを詠ったもの)

高らかに歌い上げて酒宴はたけなわになり、やがて宴は終る頃月は初めて上空にあがっている。詩を作るその気持ちは恨みの感情に吸引されたものであった。

冷気は靄に、露が辺りに降りてきた。江水の流れは軽やかに流れる。思い続けていることは、もう夢が現実になることはないということだ。

うす絹のとばりの内側には緩やかにお香がゆれたたちのぼってねやにすいへいにひろがっている。心はというと、やっぱり恨みが頻りに生れてくる。

君王を思う気持ちには、はかりごとなどない、眠ったかとも思えば、また、おきあがる。もうこんなことの繰り返しをするだけの生活である。君王の宮城からは幾重にも屋根が肌経ってしまった。

 

(訴衷情五首其の一)

高歌 宴罷り 月 初めて盈つ,詩情は恨情を引く。

煙露 冷やかに,水流 輕やかに,思想 夢 成り難し。

羅帳 裊香 平らかに,恨み 頻に生づ。

君を思い 計無く 睡 還た醒め,層城を隔つ。

 

訴衷情五首其二

春深花簇小樓臺,風飄錦繡開。

新睡覺,步香堦,山枕印紅腮。

鬢亂墜金釵,語檀隈。

臨行執手重重囑,幾千迴。

(この詩は君王から寵愛が無くなった宮女のおもいを詠ったもの)その二

春景色は深まり、花は宮女の居る楼閣の望み台に集まっている、風は廻っていて錦の幃、刺繍のとばりを開く。

昼寝をして目を覚ますと、少し歩いて犬走りの階段のとこまでお香の香りが届いている。起きて少し経つのに、枕の寝跡が顎から頬にかけてついている。

髪は少し乱れたままだし簪が落ち掛けている。話すことは、白檀の寝牀の影での独り言をする。

あのころは、あの方に臨行して手を取ってもらって手厚くされ、かさねがさね目をつけられる、そんなことがもう幾千回あったのだ。(それが永遠に続くと思っていた。)

(訴衷情五首其の二)

春深く 花 小樓臺に簇る,風飄 錦繡開く。

新たに睡から覺め,步めば香堦に,山枕 紅腮に印す。

鬢亂 金釵墜ち,檀隈に語る。

臨行して執手 重重の囑,幾千迴る。

 

訴衷情五首其三

銀漢雲晴玉漏長,蛩聲悄畫堂。

筠簟冷,碧牎涼,紅淚飄香。

皓月瀉寒光,割人腸。

那堪獨自步池塘,對鴛鴦。

(この詩は君王から寵愛が無くなった宮女のおもいを詠ったもの)その三

夏の夜、天の川が横たえ、雲は晴れ渡って宮中の夜更けの時を長く告げるたのしいときをすごす。蟋蟀の声が啼いているけれど、綺麗な画樓の奥座敷にはとどかない。

あのお方が来なくなっても、独りで過ごすには青竹の皮で作られた簟のシーツは冷たく感じられるようになり、緑の天窓は涼しすぎるようになった。眠りに着けず蝋燭の火は紅く、涙が流れお香は風に流される。(君王の思いやりがなくなってきたことを示す。)

秋が深まり、明るく照り輝く月は放射冷却の寒さとなり、人恋しさに腸がさかれる思いがする。

もうこれからは気を紛らわせに、ひとり池堤を散歩しよう、どんなことがあっても耐えてゆくことになるだろう。たとえ鴛鴦が仲良くするようなものを見ても。

 

(訴衷情五首其の三)

銀漢 雲晴れ 玉漏 長ず,蛩聲 畫堂を悄す。

筠簟冷く,碧牎 涼し,紅 淚 香を飄す。

皓月 寒光を瀉ぎ,人腸を割く。

那ぞ獨り自ら池塘を步くを堪えん,鴛鴦に對すを。

 

訴衷情五首其四

金風輕透碧紗,銀釭焰影斜。

倚枕臥,恨何,山掩小屏霞。

雲雨別娃,想容華。

夢成幾度遶天涯,到君家。

(この詩は君王から寵愛が無くなった宮女のおもいを詠ったもの)その四

黄金の飾りが揺れる軽やかに風が吹き、東の緑の枠の窓にうす絹にすけている、銀の雁も方の燭台の焔は斜めに影を映す。

寄り添い枕に横になる、恨みはどんなにも有り余るほどで、女はただ横になり閨には香が霞のように広がる。

朝、雲となり夕べには雨になるほどに寵愛を受けた娃でさえも別れた、それも思うに、若くて容姿も美しく花のようであったというのに。

これまで夢は幾度もかなったのは、空の果てまでめぐることが出来たのだから、君のお住まいに行くことは容易いことだ。

(訴衷情五首其の四)

金風 輕く碧の紗を透すは,銀釭 焰 影斜めなるを。

倚りて枕臥し,恨みは何ず,山にして小屏に霞を掩う。

雲雨 娃も別る,想うに容華なり。

夢成り 幾度か天涯を遶り,君の家に到る。

 

訴衷情五首其五

春情滿眼臉紅綃,嬌妬索人饒。

星靨小,玉璫搖,幾共醉春朝。

別後憶纖腰,夢魂勞。

如今風葉又蕭蕭,恨迢迢。

(この詩は若さと魅力を発揮して君王から寵愛を得ようとして春はよかったが、そのごはちょうあいは無くなった宮女を詠ったもの)その五

春になればあの方と夜を過ごしたいと思う気持ちが強くなり、若さに負けてはと、しっかりと化粧を施し、眼もとを化粧し、頬に紅をさした、宮女は嫉妬していても人をゆるすこと、楽しむことを求められる。

星のえくぼは頬に小さくあり、宝飾の耳飾りが揺れる。思いが叶って、幾度も共にこの春の歓楽の約束を果たしてもらって、酔いしれる。

その時を過ごして別れたら、あのお方は、若い繊細な細腰美人のことを思うので、夢と魂が悩むことになる。

今や風に舞うこの葉のようであり、また、もの寂しく感じられ、恨みはもうはるか遠くへやり去った。

(訴衷情五首其の五)

春情 眼に滿ち 臉 綃に紅し,嬌妬 人饒すを索む。

星靨 小さく,玉璫搖れ,幾たびか共にして 春朝を醉う。

別後 纖腰を憶い,夢魂 勞す。

今の如し 風葉 又た蕭蕭たり,恨 迢迢たり。

 

泰山の夕日02
 

 

『訴衷情五首』 現代語訳と訳註

(本文)

訴衷情五首其五

春情滿眼臉紅綃,嬌妬索人饒。

星靨小,玉璫搖,幾共醉春朝。

別後憶纖腰,夢魂勞。

如今風葉又蕭蕭,恨迢迢。

 

 

(下し文)

(訴衷情五首其の五)

春情 眼に滿ち 臉 綃に紅し,嬌妬 人饒すを索む。

星靨 小さく,玉璫搖れ,幾たびか共にして 春朝を醉う。

別後 纖腰を憶い,夢魂 勞す。

今の如し 風葉 又た蕭蕭たり,恨 迢迢たり。

 

(現代語訳)

(この詩は若さと魅力を発揮して君王から寵愛を得ようとして春はよかったが、そのごはちょうあいは無くなった宮女を詠ったもの)その五

春になればあの方と夜を過ごしたいと思う気持ちが強くなり、若さに負けてはと、しっかりと化粧を施し、眼もとを化粧し、頬に紅をさした、宮女は嫉妬していても人をゆるすこと、楽しむことを求められる。

星のえくぼは頬に小さくあり、宝飾の耳飾りが揺れる。思いが叶って、幾度も共にこの春の歓楽の約束を果たしてもらって、酔いしれる。

その時を過ごして別れたら、あのお方は、若い繊細な細腰美人のことを思うので、夢と魂が悩むことになる。

今や風に舞うこの葉のようであり、また、もの寂しく感じられ、恨みはもうはるか遠くへやり去った。

大毛蓼003
 

(訳注)

訴衷情五首其五

(この詩は若さと魅力を発揮して君王から寵愛を得ようとして春はよかったが、そのごはちょうあいは無くなった宮女を詠ったもの)その五

『花間集』には魏承班の作が五首収められている。単調四十一字、九句一仄八平韻で、⑦⑤❸③⑤ ⑤③⑦③の詞形をとる。

 

春情滿眼臉紅  嬌妬索人
星靨 玉璫  幾共醉春
別後憶纖  夢魂
如今風葉又蕭  恨迢

○○●●△○○  △●●○△

○●● ●○○  △△●○○

●●●○○  △○△

△○△●●○○  ●○○

 

春情 滿眼臉紅綃,嬌妬索人饒。

春になればあの方と夜を過ごしたいと思う気持ちが強くなり、若さに負けてはと、しっかりと化粧を施し、眼もとを化粧し、頬に紅をさした、宮女は嫉妬していても人をゆるすこと、楽しむことを求められる。

嬌妬 あいされたりねたんだり。宮女は嫉妬した。

人饒 人と楽しむこと。

 

星靨小,玉璫搖,幾共醉春朝。

星のえくぼは頬に小さくあり、宝飾の耳飾りが揺れる。思いが叶って、幾度も共にこの春の歓楽の約束を果たしてもらって、酔いしれる。

靨 えくぼ。

璫 みみかざり。

 

別後憶纖腰,夢魂勞。

その時を過ごして別れたら、あのお方は、若い繊細な細腰美人のことを思うので、夢と魂が悩むことになる。

 

如今風葉又蕭蕭,恨迢迢。

今や風に舞うこの葉のようであり、また、もの寂しく感じられ、恨みはもうはるか遠くへやり去った。

蕭蕭 1 もの寂しく感じられるさま。「―たる晩秋の野」2 雨や風の音などがもの寂しいさま。

迢迢 1 はるかに遠いさま。2 他より高いさま。また、すぐれているさま。
紅梅00