張泌  浣渓沙 十首 其九  

晚逐香車入鳳城,東風斜揭繡簾輕,慢迴嬌眼笑盈盈。

消息未通何計是,便須佯醉且隨行,依稀聞道大狂生。

(酒宴に招かれ、門を入る際に偶然に遭遇し、酔ったふりをして、心を通じ合った、こんなことがあってよいのか、思いもしなかった幸運を詠う)次第に暮れ、晩方の景色の後を追うように妃嬪を乗せた車が鳳凰の飾りの御門の宮城の中に入ってゆく。春風に車の小窓の簾が少しめくれ、刺繍の簾が緩やかに揺れる。ゆっくりと回ると愛嬌のある流し目があり、満面、微笑である。

張泌《巻四32浣渓沙 十首 其九》『花間集』183全詩訳注解説(改訂版Ver.2.1-漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-6187

 

 
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(改訂版Ver.2.1

浣渓沙 十首 其九

(酒宴に招かれ、門を入る際に偶然に遭遇し、酔ったふりをして、心を通じ合った、こんなことがあってよいのか、思いもしなかった幸運を詠う)

逐香車入鳳城,東風斜揭繡簾輕,慢迴嬌眼笑盈盈。

次第に暮れ、晩方の景色の後を追うように妃嬪を乗せた車が鳳凰の飾りの御門の宮城の中に入ってゆく。春風に車の小窓の簾が少しめくれ、刺繍の簾が緩やかに揺れる。ゆっくりと回ると愛嬌のある流し目があり、満面、微笑である。

消息未通何計是,便須佯醉且隨行,依稀聞道大狂生。

どうにかして消息を得ようとするも、どうやっても手紙が来ることはないと思っていたら、それは酔ったふりをして始まり、そして成り行きでうまくいったのだ。こんなことは稀中の稀で、生きていてこれほどのことがあるということかもしれない、大いに狂った者の仕業ということだろう。

 

(浣渓沙 十首 其の九)

晚 香車を逐い 鳳城に入る,東風 斜に揭げ 繡簾輕し,慢く迴り 嬌眼 笑み盈盈【えんえん】たり。

消息 未だ通わず 何ぞ是を計る,便ち須らく佯醉し 且く隨行し,依稀に聞道【きくなら】く大狂生なり と。

 

(改訂版Ver.2.1

『浣渓沙 十首』 現代語訳と訳註

(本文)

浣渓沙 十首 其九

晚逐香車入鳳城,東風斜揭繡簾輕,慢迴嬌眼笑盈盈。

消息未通何計是,便須佯醉且隨行,依稀聞道大狂生。

 

(下し文)

(浣渓沙 十首 其の九)

晚 香車を逐い 鳳城に入る,東風 斜に揭げ 繡簾輕し,慢く迴り 嬌眼 笑み盈盈【えんえん】たり。

消息 未だ通わず 何ぞ是を計る,便ち須らく佯醉し 且く隨行し,依稀に聞道【きくなら】く大狂生なり と。

 

(現代語訳) (改訂版Ver.2.1

(酒宴に招かれ、門を入る際に偶然に遭遇し、酔ったふりをして、心を通じ合った、こんなことがあってよいのか、思いもしなかった幸運を詠う)

次第に暮れ、晩方の景色の後を追うように妃嬪を乗せた車が鳳凰の飾りの御門の宮城の中に入ってゆく。春風に車の小窓の簾が少しめくれ、刺繍の簾が緩やかに揺れる。ゆっくりと回ると愛嬌のある流し目があり、満面、微笑である。

どうにかして消息を得ようとするも、どうやっても手紙が来ることはないと思っていたら、それは酔ったふりをして始まり、そして成り行きでうまくいったのだ。こんなことは稀中の稀で、生きていてこれほどのことがあるということかもしれない、大いに狂った者の仕業ということだろう。

 

 

(訳注) (改訂版Ver.2.1

浣渓沙 十首 其九

(酒宴に招かれ、門を入る際に偶然に遭遇し、酔ったふりをして、心を通じ合った、こんなことがあってよいのか、思いもしなかった幸運を詠う)

唐の教坊の曲名。双調四十二字、前段二十一字三句三平韻、後段二十一字三句二平韻で、⑦⑦⑦/7⑦⑦.の詞形をとる。韋荘は同名の詩五首載せている。

浣溪沙十首其一

鈿轂香車過柳,樺煙分處馬頻,為他沉醉不成

花滿驛亭香露細,杜鵑聲斷玉蟾,含情無語倚樓西

△●○○△●△  △○△●●○○ ○△○●△○△

○●●○○●● ●○○●●○○  ○○○●△○○

浣溪沙十首其二

馬上凝情憶舊遊 照花淹竹小溪流 鈿箏羅幕玉搔頭。

早是出門長帶月 可堪分袂又經秋 晚風斜日不勝愁。

●●△○●●○  ●○△●●○○ △○○●●○○

●●●○△●● ●○△●●△○  ●△○●△△○

浣溪沙十首其三

獨立寒堦望月,露濃香泛小庭,繡屏愁背一燈

雲雨自從分散後,人間無路到仙,但憑魂夢訪天

●●○○△●△  ●○○●●○○ ●△○●●○○

○●●△△●● ○△○●●○○  △○○△●○○

浣溪沙十首其四

依約殘眉理舊黃 翠鬟擲一長 暖風晴日罷朝

閑折海棠看又撚 玉纖無力惹餘香 此情誰會倚斜

△●○○●●○ ●○○●●○△ ●△○●△○○

○△●○△●● ●○○●●○○ ●○○●△○○

浣渓沙 十首 其五

翡翠屏開繡幄,謝娥無力曉粧,錦帷鴛被宿香

微雨小庭春寂寞,鷰飛鶯語隔簾,杏花凝恨倚東

●●△○●●○ ●○○●●?○ ●○○●●○○

○●●○○●● ●○○●●○○ ●○△●△○△

浣渓沙 十首 其六

枕障燻鑪隔繡,二年終日兩相,杏花明月始應

天上人間何處去,舊歡新夢覺來,黃昏微雨畫簾垂。

△△○○●●○ ●○○●●△△ ●○○●●△○

○●○△△●● ●○○△●△○ ○○○●●○○

浣渓沙 十首 其七

花月香寒悄夜,綺筵幽會暗傷,嬋娟依約畫屏

人不見時還暫語,令纔後愛微,越羅巴錦不勝

○●○○●●○ ●○○●●△○ ○○△●●△○

○△●○○●● △△○●●○○ ●○○●△△○

浣渓沙 十首 其八

偏戴花冠白玉,睡容新起意沉,翠鈿金縷鎮眉

小檻日斜風悄悄,隔簾零落杏花,斷香輕碧鏁愁

△●○△●●○  ●○○●●○△ ●△○●●○○

●●●○△●● ●○△●●○○  ●○△●?○△

浣渓沙 十首 其九

晚逐香車入鳳城,東風斜揭繡簾輕,慢迴嬌眼笑盈盈。

消息未通何計是,便須佯醉且隨行,依稀聞道大狂生。

●●○○●●○  ○△○●●○△ ●△△●●○○

○●●○△●● △○○●△○△  △○△●●△△

 

晚逐香車入鳳城,東風斜揭繡簾輕,慢迴嬌眼笑盈盈。

次第に暮れ、晩方の景色の後を追うように妃嬪を乗せた車が鳳凰の飾りの御門の宮城の中に入ってゆく。春風に車の小窓の簾が少しめくれ、刺繍の簾が緩やかに揺れる。ゆっくりと回ると愛嬌のある流し目があり、満面、微笑である。

・晚逐 逐:1 後を追う。追い払う。「逐鹿(ちくろく)/角逐・駆逐・放逐」2 順を追って進む。「逐一・逐次・逐条・逐年・逐語。不吉な予感を示す言葉。

・鳳城 1 《中国の漢代、門に銅製の鳳凰(ほうおう)を飾ったところから》宮城。皇居。禁裡。2 都。都城。帝京。

・斜揭 車の覆いを少しかかげて外を見るしぐさ。

・慢迴 ゆっくりと回る。

・嬌眼 あでやかな目。なまめかしい目。流し目。

・盈盈 (1)清澈. 春水盈盈. (2)止、仪态美好. 盈盈. (3)神情或美好情気分等充分流露. 盈盈. (4)動作. 盈盈起舞.

 

消息未通何計是,便須佯醉且隨行,依稀聞道大狂生。

どうにかして消息を得ようとするも、どうやっても手紙が来ることはないと思っていたら、それは酔ったふりをして始まり、そして成り行きでうまくいったのだ。こんなことは稀中の稀で、生きていてこれほどのことがあるということかもしれない、大いに狂った者の仕業ということだろう。

・佯醉 よったふりをする。盧綸 《宴席賦得姚美人拍箏歌(美人曾在禁中)》「已愁紅臉能佯醉,又恐朱門難再過。」佯:振りをする,見せ掛ける佯死死んだ振りをする.佯装…の振りをする.佯攻 []《書》陽動作戦をとる,偽装攻撃をする.佯狂(阳狂) yángkuáng[]《書》狂人を装う,気のふれた振りをする.

・便須 就該。如:「要想成功,便須努力。」