飲馬長城窟行一首   -#1 〔蔡 邕〕

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、現在、李白詩全詩 訳注

 

 

Ⅰ李白詩

(李白集校注)

744年-集06 【字解集】 送族弟綰・送程劉二侍御・前有樽酒行・春日行Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集8099

 

 

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744年-集06 【字解集】 送族弟綰・送程劉二侍御・前有樽酒行・春日行Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集8099

 

 

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●唐を代表する 中唐 韓愈 全500首 

 

 

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806年-27 全唐文555-03-#4送許郢州序 -#4 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集8100

 

 

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806年-018-#6 全唐文551-11-#6喜侯喜至贈張籍、張徹  【字解集】 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集7944

 

 

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韓愈 哲学・儒学「五原」

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●杜甫の全作品1500首を訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"

 

 

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767年-68#1 上後園山#1 杜詩詳注(卷一九(四)一六四七)Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8101

 

 

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767年-集-4字解 【字解集】 a槐葉冷淘・ b上後園山・c季夏送弟韶字解 杜詩詳注Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8131

 

 

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杜甫詩(2)752年~754年、43歳 73

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杜甫詩(4)757年、左拾遺 43

杜甫詩(5)758年47歳 左遷 53

杜甫詩(6)759年 三吏三別 44

 

 

杜甫詩(7)759年秦州詩 66

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杜甫詩(12)762年 蜀中転々 49

 

 

(13)763年蜀中転々 96

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(16-1) 766年雲安、暮春、夔州 168首 の(1)80

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杜甫詩 (17-1)767年夔州・西閣・赤甲・瀼西132

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玉-036 飲馬長城窟行一首   -#1 〔蔡 邕〕 Ⅴ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠ブログ 8103

 

 

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-036 飲馬長城窟行一首   -#1 〔蔡 邕〕 Ⅴ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠ブログ 8103

(夫が国境のまもり、万里の長城のようなところの空にこたえるほどの冷たい水を飲んでいることだろう、夫を心配して詠う)

河辺の草は青々ともえ出る春の時節であるのに、夫は帰ってこない。わが想いは絶えることなく続いて、その事にそって、はるばると遠い地にある夫の身を思いやるのである。しかし遠方のことゆえ、いくら案じていても、遠地の事で、どんなに思ってもそのかいもなく、平生夢に見るのみである。その夢の中ではあの人はわたしの傍にいるのであるが、その夢も覚めたとたんにもう他郷の人となってしまう。他郷というものはそれぞれずっと続いてまったく違っていることだし、その違って県を転々としていることを思いなやんでも、そこに行ってお目にかかることはできない。枝葉の枯れた桑の木を見ては、空吹く風の強さを知り、海の水の冷たさを知っては、夫のいる地方の空の寒さが思いやられる。

 

玉臺新詠

飲馬長城窟行一首 -#1

漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠ブログ8103

巻一 -37

〔蔡 邕〕

 
珠櫻001
 

玉臺新詠タイトルbanri01 1


〔蔡 邕〕

飲馬長城窟行  

(夫が国境のまもり、万里の長城のようなところの空にこたえるほどの冷たい水を飲んでいることだろう、夫を心配して詠う)

靑靑河邊草、綿綿思遠道。

河辺の草は青々ともえ出る春の時節であるのに、夫は帰ってこない。わが想いは絶えることなく続いて、その事にそって、はるばると遠い地にある夫の身を思いやるのである。

遠道不可思、宿昔夢見之。

しかし遠方のことゆえ、いくら案じていても、遠地の事で、どんなに思ってもそのかいもなく、平生夢に見るのみである。

夢見在我旁、忽覺在他鄕。

その夢の中ではあの人はわたしの傍にいるのであるが、その夢も覚めたとたんにもう他郷の人となってしまう。

他鄕各異展、縣轉不相見。

他郷というものはそれぞれずっと続いてまったく違っていることだし、その違って県を転々としていることを思いなやんでも、そこに行ってお目にかかることはできない。

枯桑知天風、海水知天寒。

枝葉の枯れた桑の木を見ては、空吹く風の強さを知り、海の水の冷たさを知っては、夫のいる地方の空の寒さが思いやられる。

2

入門各自媚、誰肯相爲言。

客從遠方來、潰我雙鯉魚。

呼兒烹鯉魚、中有尺素書。

長跪讀素書、書上竟何如。

上有加飱食、下有長相思。

 

(馬を長城の窟に飲【みづか】ふ行【うた】)

靑靑たる河邊の草、綿綿として遠道を思う。

遠道 思う可からず、宿昔 夢に之を見る。

夢に見れば 我が旁に在り、忽ち覺れば 他鄕に在る。

他鄕 各おの異展し、縣轉 相い見ず。

枯桑は 天風を知り、海水は 天寒を知る。

2

門に入りて各おの自ら媚ぶ、誰か肯て相い為に言はん。

客遠方より来る、我に雙鯉魚を遺【おく】る。

兒を呼んで鯉魚を烹しむれば、中に尺素の書有り。

長跪して素書を読む、書中竟に何如。

上には餐食を加えよと有り、下には長く相い思うと有り。

 

文選《飲馬長城窟行》

青青河畔草、綿綿思遠道。遠道不可思、宿昔夢見之。

夢見在我旁、忽覺在他各異縣、展轉不相見。

枯桑知天風、海水知天寒。入門各自媚、誰肯相為言。

客從遠方來、遺我雙鯉魚。呼兒烹鯉魚、中有尺素書。

長跪讀素書、書中竟何如。上言加飱食、下言長相憶。

 

文選 陸機 《飲馬長城窟行》

驅馬陟陰山。山高馬不前。往問陰山候。勁虜在燕然。

戎車無停軌。旌旆屢徂遷。仰憑積雪岩。俯涉堅冰川。

冬來秋未反。去家邈以綿。獫狁亮未夷。征人豈徒旋。

末德爭先鳴。凶器無兩全。師克薄賞行。軍微軀捐。

將遵甘陳跡。收功單於旃。振旅勞歸士。受爵槁街傳。

 

陳琳 《飲馬長城窟行》

飲馬長城窟,水寒傷馬骨。往謂長城吏,慎莫稽留太原卒!

官作自有程,舉築諧汝聲!男兒寧當格鬥死,何能怫郁築長城。

長城何連連,連連三千里。邊城多健少,捨多寡婦。

作書與捨,便嫁莫留住。善待新姑嫜,時時念我故夫子!

報書往邊地,君今出語一何鄙?身在禍難中,何為稽留他家子?

生男慎莫舉,生女哺用脯。君獨不見長城下,死人骸骨相撐拄。

結髮行事君,慊慊心意關。明知邊地苦,賤妾何能久自全?

 

汪遵 《長城》

秦築長城比鉄牢、蕃戎不敢逼臨兆。

焉知万里連雲勢、不及堯階三尺高。

 

 

《飲馬長城窟行》現代語訳と訳註解説
(
本文)
 
飲馬長城窟行  

靑靑河邊草、綿綿思遠道。

遠道不可思、宿昔夢見之。

夢見在我旁、忽覺在他鄕。

他鄕各異展、縣轉不相見。

枯桑知天風、海水知天寒。

 

(下し文)

(馬を長城の窟に飲【みづか】ふ行【うた】)

靑靑たる河邊の草、綿綿として遠道を思う。

遠道 思う可からず、宿昔 夢に之を見る。

夢に見れば 我が旁に在り、忽ち覺れば 他鄕に在る。

他鄕 各おの異展し、縣轉 相い見ず。

枯桑は 天風を知り、海水は 天寒を知る。

 

(現代語訳)

(夫が国境のまもり、万里の長城のようなところの空にこたえるほどの冷たい水を飲んでいることだろう、夫を心配して詠う)

河辺の草は青々ともえ出る春の時節であるのに、夫は帰ってこない。わが想いは絶えることなく続いて、その事にそって、はるばると遠い地にある夫の身を思いやるのである。

しかし遠方のことゆえ、いくら案じていても、遠地の事で、どんなに思ってもそのかいもなく、平生夢に見るのみである。

その夢の中ではあの人はわたしの傍にいるのであるが、その夢も覚めたとたんにもう他郷の人となってしまう。

他郷というものはそれぞれずっと続いてまったく違っていることだし、その違って県を転々としていることを思いなやんでも、そこに行ってお目にかかることはできない。

枝葉の枯れた桑の木を見ては、空吹く風の強さを知り、海の水の冷たさを知っては、夫のいる地方の空の寒さが思いやられる。

 

(訳注) 
飲馬長城窟行一首  

1. (夫が国境のまもり、万里の長城のようなところの空にこたえるほどの冷たい水を飲んでいることだろう、夫を心配して詠う)

2. 【解説】「馬を長城の窟に飲【みづか】ふ行【うた】」と読んで、万里の長城で馬に水を飲ませるの意であるが、歌旨は遠方に出征している夫を思う留守居の妻の情を叙べたものである。作者については真偽両説があり、『文選』には無名氏の作にしてある。然るに『玉台新詠』では蔡邕の作と明記してある。本筋は『楽府詩集』では相和歌辞怒調曲の古辞に属し、これが振作は次の陳琳を始め、晋傳玄、陸機、隋煬帝、唐太宗等多くの作家に試みられている。

因みにこの詩の形式第一句から第八句までは毎二句に押韻し、四解に分かれ、毎解、前解の二字を繰り返し、連環体の形をとっている。

3. 蔡邕133192)字は伯喈(ハクカイ)、陳留圉(チンリュウギョ)は河南省起県の人、孝行を以て名があり、天文・暦数・音律の学に通じ、郎中となって書を校し、熹平四年(一七五) 六経の文字を校定して碑に刻し、大学の門外に建てたことは名高い。後董卓に迫られて中郎将となり、董卓に党した故を以て獄中に死んだ。

字伯喈,留圉(今河南杞南)人,中國东汉末年名士。東漢著名才女蔡琰()之父。

 

靑靑河邊草、綿綿思遠道。

河辺の草は青々ともえ出る春の時節であるのに、夫は帰ってこない。わが想いは絶えることなく続いて、その事にそって、はるばると遠い地にある夫の身を思いやるのである。

4. 河辺草 「河畔草」と作るものがある。同様の句が枚乗の 「雑詩」第五首 (六八頁) にも見える。従って後世の擬作にも「河辺」「河畔」の二様がある。けれども薬畠の作としては「辺」 に従うのがよいであろう。

5. 綿綿 思いのひき続いて絶えないさま。「一二この句、行役は春を交代とするのに、期限になっても帰らぬため恩いいや増す意を含むとは『文選』の李幸江である。

 

遠道不可思、宿昔夢見之。

しかし遠方のことゆえ、いくら案じていても、遠地の事で、どんなに思ってもそのかいもなく、平生夢に見るのみである。

6. 宿昔 以前、平生従来の意。

 

夢見在我旁、忽覺在他鄕。

その夢の中ではあの人はわたしの傍にいるのであるが、その夢も覚めたとたんにもう他郷の人となってしまう。

 

他鄕各異展、縣轉不相見。

他郷というものはそれぞれずっと続いてまったく違っていることだし、その違って県を転々としていることを思いなやんでも、そこに行ってお目にかかることはできない。

7. 展転 娘転反側の意、寝がえりをうつこと。鈴木博士は移転の意として、夫の移りあるいている意に解したが今はそれに従わぬ。

 

枯桑知天風、海水知天寒。

枝葉の枯れた桑の木を見ては、空吹く風の強さを知り、海の水の冷たさを知っては、夫のいる地方の空の寒さが思いやられる。

8. 枯桑知天風、海水知天寒 以下二句、解は軽々に分かれる。『文選』の李善注では「枯桑は枝なきも尚は天風を知り、海水は広大なるも尚は天寒を知る。君子の行役崇空風寒の恩にあらざらんや」と見、主語を枯桑、海水としている。李周翰は「知」を「豈知らんや」の反語形に解し、「枯桑枝葉無ければ天風を知らず、海水凝凍せざれは天寒を知らず、婦人家に在って夫の信息を知らざるに喩ふ」と解している。『古詩賞析』の解は「ただ独居する者のみ寂蓼況味を知るに喩ふ」とある。鈴木博士は前の「知」の主語を妻と見、後の「知」の主語を夫と見、共に妾の想像の語とする。且つ海水は沙漠の水と解し、「こちらでは桑の葉が枯れたので天ふく凧が強くなったのがわかる。あちらでは沙漠の水が凍るので天が寒くなったことがわかるだろう」とし、この句から夫の痴在を沙漠地方と解された。以上いずれの説にも安んじ得ないので、しばらく通釈のように解しておく。