飲馬長城窟行一首 -#1 〔陳 琳〕

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

201724

の紀頌之5つの校注Blog

 

 

 

 

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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、現在、李白詩全詩 訳注

 

 

Ⅰ李白詩

(李白集校注)

744年-045卷161_8 陌上贈美人(卷二五(二)一四七八)Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集8111

 

 

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744年-集06 【字解集】 送族弟綰・送程劉二侍御・前有樽酒行・春日行Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集8099

 

 

孟浩然

李白詩

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●唐を代表する 中唐 韓愈 全500首 

 

 

Ⅱ韓昌黎詩集・文集校注

806年-27 全唐文555-03-#6送許郢州序 -#6 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集8112

 

 

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806年-018-#6 全唐文551-11-#6喜侯喜至贈張籍、張徹  【字解集】 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集7944

 

 

・李商隠詩 (1) 136首の75

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韓愈1 ・孟郊・張籍と汴州乱41

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index-5 806年39歳(2)25

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index-11 819年『論佛骨表』左遷 38

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韓愈 哲学・儒学「五原」

孟郊

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●杜甫の全作品1500首を訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"

 

 

Ⅲ 杜詩

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767年-68#3 上後園山#3 杜詩詳注(卷一九(四)一六四七)Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8113

 

 

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767年-集-4字解 【字解集】 a槐葉冷淘・ b上後園山・c季夏送弟韶字解 杜詩詳注Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8131

 

 

杜甫詩(1)736~751年  53

杜甫詩(2)752年~754年、43歳 73

杜甫詩(3)45歳 安史の乱に彷徨う 26

杜甫詩(4)757年、左拾遺 43

杜甫詩(5)758年47歳 左遷 53

杜甫詩(6)759年 三吏三別 44

 

 

杜甫詩(7)759年秦州詩 66

杜甫詩(8)759年同谷紀行、成都紀行36

杜甫詩(9)760年、49歳 成都 45

杜甫詩(10)761年、50歳 成都82

杜甫詩(11)762年蜀中転々43

杜甫詩(12)762年 蜀中転々 49

 

 

(13)763年蜀中転々 96

 (14)764年 三月成都へ帰る 100

 (15)765年正月幕府を辞す 63

(16-1) 766年雲安、暮春、夔州 168首 の(1)80

(16-2) 766年雲安、暮春、夔州 168首 の(1)81

 

 

 

杜甫詩 (17-1)767年夔州・西閣・赤甲・瀼西132

杜甫詩 (17-2) 767年・瀼西・東屯 133

杜甫詩 (18)768年江陵・公安縣・岳州 78

杜甫詩 (19)769年・洞庭湖・潭州・衡州 78

杜甫詩 (20)770年・洞庭湖・潭州・衡州。27

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玉-037 飲馬長城窟行一首 -#1 〔陳 琳〕 Ⅴ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠ブログ 8115

 

 

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玉集-06 同聾歌・贈婦詩三首 【字解集】   Ⅴ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠ブログ 8085

 

 

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-037 飲馬長城窟行一首 -#1 〔陳 琳〕 Ⅴ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠ブログ 8115

(夫は、役卒であり、長城工事の苦寒に堪えか建設に加わっている、夫婦の書簡のやり取りに苦しみを詠ったもの)

長城の岩窟で、馬に水を飲ませると、水はつめたく、その寒気は馬の骨髄までをそこなうほどである。役卒はその苦寒に堪えかね、長城工事監督の役人に告げる。「どうか太原出の兵卒をひき留めずに帰してください」と。すると役人は、「お上の工事には日程があるのだ。ぐずぐずいわず、みな声を揃えて、杵をあげ、もっと精を出して仕事をせよ」と。役卒は不平をいだいて心に思う。「男はいっそ敵と討ちあって死ぬべきだ。こんな処でいつまでいやいや長城などを築いて居れるものか」と。

 

玉臺新詠

飲馬長城窟行一首   -#1

漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠ブログ8115

巻一 -38

〔陳 琳〕

 


玉臺新詠タイトル
38、雁門関
閶闔門001

 

飲馬長城窟行  〔陳 琳〕

(夫は、役卒であり、長城工事の苦寒に堪えか建設に加わっている、夫婦の書簡のやり取りに苦しみを詠ったもの)

飮馬長城窟、水寒傷馬骨。

長城の岩窟で、馬に水を飲ませると、水はつめたく、その寒気は馬の骨髄までをそこなうほどである。

請謂長城吏、愼莫稽留太原卒。

役卒はその苦寒に堪えかね、長城工事監督の役人に告げる。「どうか太原出の兵卒をひき留めずに帰してください」と。

官作自有程、舉築諧汝聲。

すると役人は、「お上の工事には日程があるのだ。ぐずぐずいわず、みな声を揃えて、杵をあげ、もっと精を出して仕事をせよ」と。

男兒寧當格闘死、何能怫鬱築長城。

役卒は不平をいだいて心に思う。「男はいっそ敵と討ちあって死ぬべきだ。こんな処でいつまでいやいや長城などを築いて居れるものか」と。

#2

長城何連連、連連三千里。

邊城多健兒、内舍多寡婦。

作書與内舍、便嫁莫留住、

善事新姑嫜、時時念我故夫子。

報書與邊地、君今出語一何鄙。

#3

身在禍難中。何爲稽留他家子。

生男愼莫舉、生女哺用脯。

君獨不見長城下、死人骸骨相撑拄。

結髮行事君、慊慊心意間。

眀知邊地苦、賤妾何能久自全。

 

(馬を長城の窟に飲【みづか】ふ行【うた】)

馬を長城の窟に飲ふ、水寒くして馬骨を傷つく。

往きて長城の夏に謂ふ。慎みて太原の卒を稽留する莫かれと。

官作自ら程有り、築を挙げて汝が聲を諧へよと。

男兒は寧ろ當に格闘して死すべし、何ぞ能く悌鬱として長城を築かんと。

#2

長城何ぞ連連たる、連連として三千里。

邊城に健少多く、内舎に寡婦多し。

書を作りて内舎に與ふ。便嫁して留任する莫かれ。

善く新姑嫜に事へ、時時我が故夫の子を念へと。

報書の邊地に往くや、君今語を出す一に何ぞ鄙なる。

#3

身は禍難の中に在り、何為れぞ他家の子を稽留せん。

男を生むも慎みて挙ぐる莫かれ、女を生まば哺するに脯を用ひよ。

君獨り見ずや長城の下、

死人の骸骨相い撑拄するをと。

結髪行きて君に事へ、慊慊たり心意の間。

明らかに邊地の苦を知る、賤妾何ぞ能く久しく自ら全うせんと。

 

 

  陳琳飲馬長城窟行一首

此亦當入第九巻疑此/附入之人未究孝穆之體例以與中郎時代相接/題目又同遂竄置于此耳

飮馬長城窟、水寒傷馬骨。請謂長城吏、愼莫稽留太原卒。

官作自有程、舉築諧汝聲。男兒寧當格闘死、何能怫鬱築長城。

長城何連連、連連三千里。邊城多健兒、内舍多寡婦。

作書與内舍、便嫁莫留住、善事新姑嫜、時時念我故夫子。

報書與邊地、君今出語一何鄙。身在禍難中。何爲稽留他家子。

生男愼莫舉、生女哺用脯。君獨不見長城下、死人骸骨相撑拄。

結髪行事君、慊慊心意關。明知邉地苦

宋刻悞脱明知二字樂府詩集 亦然文義句格俱不諧今從古樂府補入

賤妾何能久自全。

 

 

《飲馬長城窟行》現代語訳と訳註解説
(
本文)
 
飲馬長城窟行 

飮馬長城窟、水寒傷馬骨。

請謂長城吏、愼莫稽留太原卒。

官作自有程、舉築諧汝聲。

男兒寧當格闘死、何能怫鬱築長城。

 

(下し文)
(馬を長城の窟に飲【みづか】ふ行【うた】)

馬を長城の窟に飲ふ、水寒くして馬骨を傷つく。

往きて長城の夏に謂ふ。慎みて太原の卒を稽留する莫かれと。

官作自ら程有り、築を挙げて汝が聲を諧へよと。

男兒は寧ろ當に格闘して死すべし、何ぞ能く悌鬱として長城を築かんと。

 

(現代語訳)

(夫は、役卒であり、長城工事の苦寒に堪えか建設に加わっている、夫婦の書簡のやり取りに苦しみを詠ったもの)

長城の岩窟で、馬に水を飲ませると、水はつめたく、その寒気は馬の骨髄までをそこなうほどである。

役卒はその苦寒に堪えかね、長城工事監督の役人に告げる。「どうか太原出の兵卒をひき留めずに帰してください」と。

すると役人は、「お上の工事には日程があるのだ。ぐずぐずいわず、みな声を揃えて、杵をあげ、もっと精を出して仕事をせよ」と。

役卒は不平をいだいて心に思う。「男はいっそ敵と討ちあって死ぬべきだ。こんな処でいつまでいやいや長城などを築いて居れるものか」と。

 

(訳注) 
飲馬長城窟行 

1. (夫は、役卒であり、長城工事の苦寒に堪えか建設に加わっている、夫婦の書簡のやり取りに苦しみを詠ったもの)

2. 【解説】この詩は征矢と思婦との往返の書信によって長城築造の苦を叙したのである。紀氏『考異』の説に従えば、本篇は五言・七言の雑言体であるから、本書の体例上第九巻に収むべきものを後人が誤ってここに窺入させたのであるという。

3. 陳琳(?―建安22年(217年))字は孔嘩(持し)、広陵(江蘇)の人、建安七子の一人。字は孔璋。揚州広陵郡の出身。はじめ何進に仕え、主簿を務めた。何進が宦官誅滅を図り諸国の豪雄に上洛を促したとき、これに猛反対している。何進の死後は冀州に難を避け、袁紹の幕僚となる。官渡の戦いの前、袁紹が中原全土に配した曹操打倒の檄文を書いた。曹操は、この檄文を読み「ここに書かれた曹操という人物像を考えると、読んだわし自身も怒り心頭に発する」と評している。

鄴城が陥落し、曹操の前に引き立てられた際、陳琳は曹操にこの檄文を読まされた。その内容は曹操のみならず、その父や祖父までをも痛烈に批判するものだったが、曹操はこの檄文を誉めた上で「なぜわしの祖父や父まで辱めたか」と尋ねた。陳琳は「引き絞った矢は射ぬわけにはいきませぬ」と答えたため、曹操から許されたという逸話がある。

その後は曹操に仕え、建安22年(217年)に疫病に罹って病死した。曹丕は彼のことを「文章は雄健だが、やや繁雑である」と評している。

唐の呉融は「陳琳墓」なる詩を作り(全唐詩巻685)、「筆先をほしいままにし自分の利益を得たが、あの世でどの面を提げて袁公にまみえるのか」と、その変節を非難している。

 

飮馬長城窟、水寒傷馬骨。

長城の岩窟で、馬に水を飲ませると、水はつめたく、その寒気は馬の骨髄までをそこなうほどである。

4. 水寒傷馬骨 水が冷たすぎて飲んだ馬の骨、肉がひえによってからだをきずつけてしまうほどである。夫が赴任地が過酷であるという事の表現の句である。

 

請謂長城吏、愼莫稽留太原卒。

役卒はその苦寒に堪えかね、長城工事監督の役人に告げる。「どうか太原出の兵卒をひき留めずに帰してください」と。

5. 太原卒 大原から来た兵卒、太原は山西省。

 

官作自有程、舉築諧汝聲。

すると役人は、「お上の工事には日程があるのだ。ぐずぐずいわず、みな声を揃えて、杵をあげ、もっと精を出して仕事をせよ」と。

6. 官作 お上の工事。府兵、徴兵されてこの工事にあたる。

7. 自有程 工程既に定まって変更できぬこと。

8. 挙築 杵をあげて土をつきかためること、築城工事。

9. 諧汝聲 他人とかけ声をそろえて労役に従うこと。

 

男兒寧當格闘死、何能怫鬱築長城。

役卒は不平をいだいて心に思う。「男はいっそ敵と討ちあって死ぬべきだ。こんな処でいつまでいやいや長城などを築いて居れるものか」と。

10. 格闘 「格」は力を較べ争う、「闘」は争い戦う。たがいに組み付いてたたかうこと。くみうち。とっくみあい。

11. 怫鬱 気がふさいで、むかむかする。憂恚的樣子。《楚辭·東方朔·七諫·沉江》:「顧地以貪名兮,心怫鬱而傷。」(地を顧ずして以て名を貪じ,心 怫鬱として傷す。)《文選·曹操·苦寒行》:「我心何怫鬱,思欲一東歸。」(我が心 何ぞ怫鬱たる,一たび東歸せんと思んと欲す。)