玉集-013【字解集】  樂府三首 ・樂府 棄婦篇の【字解集】   〔曹植〕

 

 

2017520

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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、現在、李白詩全詩 訳注

Ⅰ李白詩

(李白集校注)

745-020-#1 商山四皓(卷二二(二)一二九三)Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集8723

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745-004 a.【字解集】秋夜與劉碭山泛宴喜亭池  b.古風五十九首之二十二 c.情寄從弟邠州長史昭 d.草創大還贈柳官迪 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之8706

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●唐を代表する 中唐 韓愈 全500首 

Ⅱ韓昌黎詩集・文集校注

806-88 先生-巻八-01#7城南聯句 【韓愈、孟郊】【此首又見張籍集】 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集8742

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806年-集14- 韓昌黎集【字解集】贈崔復州序 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集8701

・李商隠詩 (1) 136首の75

・李商隠詩 (2) 135首の61

韓愈1 ・孟郊・張籍と汴州乱41

index-2[800年~804年]27

index-3 805年陽山から江陵36

index-4 806年 39 江陵・国子博士25

index-5 806年39歳(2)25

index-6 807~809年 20

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index-9[815年~816年 49歳57

index-10[817年~818年 51歳]「平淮西碑」28

index-11 819年『論佛骨表』左遷 38

index-12 820 國子祭酒18

index-13 821年~822年 22

index-14 57歳・病気のため退職。没す14

韓愈 哲学・儒学「五原」

孟郊

 

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●杜甫の全作品1500首を訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"

Ⅲ 杜詩

詳注

767年-110#2 別蘇徯#2 杜詩詳注(卷一八(四)一五九八 Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8755

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767年-集-13 【字解集】・a.-第五弟豐獨在江左近二首 ・b.-秋風二首 ・c.-送李功曹之荊州 ・d.-送王十六判官 Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8660

杜甫詩(1)736~751年  53

杜甫詩(2)752年~754年、43歳 73

杜甫詩(3)45歳 安史の乱に彷徨う 26

杜甫詩(4)757年、左拾遺 43

杜甫詩(5)758年47歳 左遷 53

杜甫詩(6)759年 三吏三別 44

杜甫詩(7)759年秦州詩 66

杜甫詩(8)759年同谷紀行、成都紀行36

杜甫詩(9)760年、49歳 成都 45

杜甫詩(10)761年、50歳 成都82

杜甫詩(11)762年蜀中転々43

杜甫詩(12)762年 蜀中転々 49

(13)763年蜀中転々 96

 (14)764 三月成都へ帰る 100

 (15)765年正月幕府を辞す 63

(16-1) 766年雲安、暮春、夔州 168首 の(1)80

(16-2) 766年雲安、暮春、夔州 168首 の(1)81

 

杜甫詩 (17-1)767年夔州・西閣・赤甲・瀼西132

杜甫詩 (17-2) 767年・瀼西・東屯 133

杜甫詩 (18)768年江陵・公安縣・岳州 78

杜甫詩 (19)769年・洞庭湖・潭州・衡州 78

杜甫詩 (20)770年・洞庭湖・潭州・衡州。27

杜甫詩 (21)洩れ分(未詳分)・散文

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●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている。花間集連載開始。

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花間集 訳注解説 (196)回目牛嶠二十六首《巻四24西溪子一首》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8744 (05/20)

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花間集 訳注解説 (185)回目牛嶠二十六首《巻四 牛嶠-2 【字解集】 a.女冠子四首 B.夢江南二首 C.恩多二首 D. 應天長二首 e. 更漏子三首 f.望江怨》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8678 (05/10)

 

 

 

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●花間集全詩●森鴎外の小説の”魚玄機”詩、芸妓”薛濤”詩。唐から五代詩詞。花間集。玉臺新詠連載開始

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玉集-013【字解集】  樂府三首 ・樂府 棄婦篇の【字解集】   〔曹植〕 Ⅴ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠巻二ブログ 8745

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【字解集】  樂府三首 ・樂府棄婦篇の【字解集】   〔曹植〕

 

 

する。

【字解集】  樂府三首

玉臺新詠 巻二 樂府三首 美女篇  曹植

1.(側室に推薦される可能性を持ちながら、ただ、待っている美人の容姿を描いて、高い地位、あるいは、賢い夫を得たいと思う心を歌った詩。)

2. 【美女篇:解説】 題名は首句の二字をとった。・文選以外の諸本は美女を以て君子にたとえ、君子が美行あって賢君に事えたいと思っても、その人を得なければ召されて節を屈しない意を言ったと見るのが通説。

・理想の男を求めながら得ず、いたずらに一人過ごす美女を歌ったもの。美女を作者自身になぞらえ、才能を持ちながら、不遇の境遇に甘んじざるを得ない気持ちを託したのだとする解釈が有力である。

3. ・妖 艶美のさま。
4.
 ・且 そして、その上。条件が重なることをあらわす言葉。桑は東に植えられるものであり、東で桑を積むのが東家の美女である。 楚の宋玉の『登徒子好色の賦』「臣が里の美しき者は、臣が東家の子に若くはなし。」とある。ここから美人のたとえを”東家之子”又は”東家之女”と。
5.
 ・閑 ものしずかなさま。閑雅、しとやかなこと。「詩経」周南、関雌に、「窈窕たる淑女」と見え、毛伝に「窈窕は幽閉なり。」という

6. ・柔条 しなやかな若枝。
7.
 ・紛 いりみだれるさま。
8.
 ・冉冉 しだいに進んでいくさま。また、徐々に侵していくさま。なよなよとのひている意。漸進のさま、また柔弱のさま。なよやかにしなだれること。柔弱で下垂るさま
『古詩十九首第八首』「冉冉孤生竹,結根泰山阿。」古詩十九首之八 (8) 漢詩<95>Ⅱ李白に影響を与えた詩527 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1398
9.
 ・落葉 白紙に落ちる柴ではなく、桑の木を下からたたくなどして、落としたものをいう。
10.
 ・観劇 ひるがえるさま。

11. ・攘袖 袖をまくりあげる。
12.
 ・素手 白い干。
13.
 ・皓腕 まっ白いうで。
15.
 ・約金環 金の腕輪をはめる。

16. ・金爵叙 金の経の形をしたかんぎし。爵は雀と同じ。雀をかたどった黄金のかんざし。
17.
 ・琅玕 玉に似た美石。硬玉の一種。暗緑色、青碧色を呈する半透明の美石。崑崙山に産するという。


18.
 ・明珠 真珠のこと。
19.
 ・交 格と同義。まとう。
20.
 ・木難 莫難とも書く。金趐鳥の唾からできた碧色の珠で、大泰国の珍という。一説には黄色の宝石。

21. ・羅衣 この詩全体、「陌上桑行」の羅敷に基づく。美人の代名詞として様々な伝説をもつの「日出東南隅行」「艶歌行」や「羅敷」も「陌上桑」 と結び付くもの。
22.
 ・飄飄 風にゆれ動くさま。「玉台新詠」「曹集」は飄飄に作る。
23.
 ・裾 もすそ。スカート。
24.
 ・還 旋回する。循環。

25. ・顧眄 ふりかえり見る。
26.
 ・遺光彩 美しい輝きをあたえる。見るものの目に強い印象を残すこと。
27.
 ・嘯 口笛をならす。

28. 行徒 みち行く人。この詩全体、特にこの二句は古詩「陌上桑行」 の一部に学ぶ。
29.
 息駕 車をとめてやすむ。
30.
 餐 食事。

31. 借間 ちょつとたずねる。試みに問う。
32.
 乃 それはね。困惑した屈曲した感情を示す言葉。
・古詩漢の楽府『陌上桑』では「美女は南の隅で桑を摘む。青い糸の籠を手にして頭に明月の飾りをつけているところへ太守が通りかけ車を止めて見初める」というもの。「どこのむすめさんか」とたずねるのである。」

33. 城南端 城はまち。家屋はすべて南が正面の門である。南端は城の正南門をいう。
34.
 青楼 青い漆でぬった東にある高殿。通常宮女、女性の住む所で、子供が生まれることを希望して女性と接する場所。芸妓の場合は白、金色でしめされる。
35.
 重関 二重の関門がある。忍び込むことが出来ないこと、貞操が守られていることの二重。
36. 容華 はなやかな容貌。
37.
 希 願う。
38.
 令顔 よい顔。美貌。

39. 媒氏 媒酌の使者。#16為焦仲卿妻作-其七(7)-1「還家十餘日,縣令遣媒來。」
為焦仲卿妻作 (まとめその1) 漢詩<32>古詩源 巻三 女性詩615 漢文委員会
為焦仲卿妻作 (まとめ その-2) 漢詩<32>古詩源 巻三 女性詩615 漢文委員会
為焦仲卿妻作 (まとめ-3) 漢詩<32>古詩源 巻三 女性詩615 漢文委員会

40. 玉帛 圭璋と束帛のこと。束ねた絹の上に玉を乗せることで、古代より最高の礼物のこと。もって結納とする。儀式のとき、飾りに用いる貴重な玉。。同為焦仲卿妻作詩#22(9)-2に「交語速裝束,絡繹如浮雲。青雀白鵠舫,四角龍子幡。婀娜隨風轉,金車玉作輪。躑躅青驄馬,流蘇金縷鞍。齎錢三百萬,皆用青絲穿。雜彩三百疋,交廣市鮭珍。從人四五百,鬱鬱登郡門。」とある。
41.
 不時安 おちつくべきときにおちつかない。。

42. 佳人 美女をさす。古直は男子をさす。
43.
 良 まことに。

44. 徒嗷嗷 多くのものがガヤガヤ言うさま。また悪口をいうさまの意にもとれる。むやみに騒ぎあうこと。
45.
 観 よく見る。注意して見る。「玉台新詠」では歓の字に作る。

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玉臺新詠 巻二 樂府三首 種葛篇

1. (棄てられた妻の思うところを述べたもの)

2. 〔解説〕 種葛篇 棄てられた妻の歌。「楽府詩集」では、雑曲歌辞に列する。この第は棄てられた要に託して、孤独な心情をのべたもの。『詩経、唐風、葛生』「葛生蒙楚,蘞蔓于野,予美亡此,誰與?獨處。 葛生蒙棘,蘞蔓于域,予美亡此,誰與?獨息。 角枕粲兮,錦衾爛兮,予美亡此,誰與?獨旦。 夏之日,冬之夜,百之後,歸于其居。 冬之夜,夏之日,百之後,歸于其室。をひき、曹楯は、妻が夫を思うことばを作ったとする。この詩の題は、首句のはじめの二字よりとったもの。

226年黄初735歳の作詩。

3. 南山 曹植は洛陽、北の陵墓である邙山に対して生まれ育つ「南の山」という表現をしている。
名都篇 #1
名都多妖女,京洛出少年。寶劍直千金,被服麗且鮮。
鬥雞東郊道,走馬長楸間。馳驅未能半,雙兔過我前。
攬弓捷鳴鏑,驅上彼南山。左挽因右發,一縱雙禽連。
余巧未及展,仰手接飛鳶。觀者咸稱善,眾工歸我妍。
歸來宴平樂,美酒斗十千。膾鯉皪胎濩,炮鱉炙熊蹯。
鳴儔嘯匹侶,列坐竟長筵。連翩擊鞠壤,巧捷惟萬端。
白日西南馳,光景不可攀。雲散還城邑,清晨復來還。
名都篇 曹植 魏<57-#2> 女性詩711 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2103

4. 葛藟 くずはつるをのはす。葛は和名クズ。豆科で蔓性の植物。「南有樛木.葛藟纍之.樂只君子.福履綏之詩経」周南、樛木に「南有樛木.葛藟纍之.樂只君子.福履綏之」(南に樛木有りて、葛と蔓と之に纍う。楽しき君子、福履之を綏んず)と見える。『詩経国風』。古人は葛のような蔓性の植物で男にからむ女の愛情にたとえた。

5. 結髪 髪をたばねをいう。男は二十歳、女は十五歳。笄で結い始める時の儀式である「笄礼」(けいれい)を成人式のように扱うことがある。このため「笄」には成人とした15歳という意味もある。
蘇武『留別妻』
結髮爲夫妻、恩愛兩不疑。
歡娯在今夕、燕婉及良時。
征夫懷往路、起視夜何其。
參辰皆已沒、去去從此辭。
行役在戰場、相見未有期。
握手一長歎、涙爲生別滋。
努力愛春華、莫忘歡樂時。
生當復來歸、死當長相思。

6. 歡愛在枕席,宿昔同衣衾。
#3為焦仲卿妻作-其二場面 (2)-1#3
結髮同枕席,黃泉共為友。共事二三年,始而未為久。
「髪を上に結い始めて仕官したことと同じくして枕席をともにする夫婦となって以来、黄泉のあの世までも添い遂げることにしたのです。」そして「仕事に仕えると共に一緒の生活をした足かせ三年というもの、まだ始めたばかりで日数もたっていないのです。」
7.
 宿昔 そのむかし。ここではその当時の夜の事の意。

8. ・棠棣篇 『詩経、小雅、棠棣』「妻子好合、如鼓琴瑟。 兄弟既翕、和楽且耽。」
家庭にあって妻子睦まじく、琴瑟が調律よく合奏し、家族が心から打ちとける」ということである。ここに家族=兄弟の問題をのべている。こういう詩を曹丕が皇帝でなくもし信長だったら絶対殺されるだろう。故云った抽象的であっても疑われる詩を多く書いている。かなり思い込みの強いタイプの性格であったことがわかる。

9. ・行年 とる年。すぎゆく年。
10.
 ・佳人懷異心 美人。懐異心は他に心をうつすこと。

11. ・恩紀 恩愛の道の意。恩はめぐみ、紀は筋道をきちんと立てたおきて。「紀律/官紀・軍紀・校紀・綱紀・風紀」 2 筋道や順序を追って整理・記録する。男女の仲の愛の筋道。古代は一夫多妻制の中での恩紀ということではあるが、君王の仁愛の問題をていきしている。
12.
 ・曠 1 広々として何もない。「曠野」 2 むなしい。むなしくする。「曠日・曠世」 3 心がひろい。久しい意。むなしく、又はとおくともよめる。○抑沈 抑圧されて沈みこむ。抑はおさえる。

13. 出門 『詩経、邶風、(出門)』に基づく。
出自北門、憂心殷殷。 
且貧、莫知我艱。 
已焉哉。 
天実為之,謂之何哉。
私は北門を出る、心中憂鬱で気が重い。貧しくて生活が行き詰っているのに、誰も私の辛さなやみはわからない。でも仕方がない。全ては天がなせるわざだ。どうあがいても変わらない。
14. 北林 さきの南山に対す。語は「詩経」秦風、晨風に見える。

15. 交頸猷 たがいにくびをよせあって、親愛の情をあらわしているけもの。
16.
 双棲禽 二羽仲よくならび棲む鳥。

17. 涙下沾羅衿 羅衿はうす絹のえり。沾はうるおす。ぬらす。

18. 良馬 良馬、自分を理解してくれるもの。。
19.
 対我吟 互いにむきあっていななく。互いにわかるように互いに理解し合う。

20. 同池魚 古人は魚をば男女相愛をあらわすものである、意見、主張が理解できるもの同士。
21.
 今為商与参 商・参とも星の名。商星は辰星に同じ、なかごぼし。参宿(しんしゅく)、和名は唐鋤星(からすきぼし)、二十八宿の一つで西方白虎七宿の第7宿。オリオン座の中央に位置する。古来めったにあえぬことのたとえとして用いられ、また商星は東方、参星は西方に位遭するが故に、互に遠くへだたっていることにもたとえられる。

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浮萍篇
1. (棄てられたわが身を寄る辺ない浮草に興をとって思い起こした詩)

2. 浮萍篇 うきくさの歌。「楽府詩集」では「蒲生行浮萍篇」相和歌辞、清調曲に列する。
曹丕『塘上行』
蒲生我池中,其葉何離離。 
傍能行仁義,莫若妾自知。 
眾口鑠黃金,使君生別離。 
念君去我時,獨愁常苦悲。 
想見君顏色,感結傷心脾。 
念君常苦悲,夜夜不能寐。

莫以豪賢故,棄捐素所愛? 
莫以魚肉賤,棄捐蔥與薤? 
莫以麻枲賤,棄捐菅與蒯? 
出亦復何苦,入亦復何愁。 
邊地多悲風,樹木何修修! 
從君致獨樂,延年壽千秋。
と関連する。
・制作年代は、226年黄初735歳。
・棄婦に託して、兄弟君臣の感を歌ったもの

3. 浮萍 うきぐさ。
4.
 寄 やどる。身をあずける。

5. 結髪 髪をたばねをいう。男は二十歳、女は十五歳。笄で結い始める時の儀式である「笄礼」(けいれい)を成人式のように扱うことがある。このため「笄」には成人とした15歳という意味もある。
蘇武『留別妻』
結髮爲夫妻、恩愛兩不疑。
歡娯在今夕、燕婉及良時。
征夫懷往路、起視夜何其。
參辰皆已沒、去去從此辭。
行役在戰場、相見未有期。
握手一長歎、涙爲生別滋。
努力愛春華、莫忘歡樂時。
生當復來歸、死當長相思。
6.
 君子仇 紳士の配偶者。仇は逑と同じ。

7. 恪勤在朝夕 恪はつつしむ。勤はつとめる。朝夕は夙夜(早朝と深夜の意)に同じ。8. 無端 なんの理由もなく。だしぬけに。
9.
 尤 とが。

10. 和樂如瑟琴 『詩経、小雅、棠棣』「妻子好合、如鼓琴瑟。 兄弟既翕、和楽且耽。」
家庭にあって妻子睦まじく、琴瑟が調律よく合奏し、家族が心から打ちとける」ということである。ここに家族=兄弟の問題をのべている。こういう詩を曹丕が皇帝でなくもし信長だったら絶対殺されるだろう。故云った抽象的であっても疑われる詩を多く書いている。かなり思い込みの強いタイプの性格であったことがわかる。
種葛篇 #1
種葛南山下,葛藟自成陰。
與君初婚時,結髮恩義深。
歡愛在枕席,宿昔同衣衾。
竊慕《棠棣》篇,好樂和瑟琴。

11. 摧 くだける。時(盛んな時の意か)を失う意
12.
 曠 はるか。むなしくとも読める。
13.
 商参 商・参とも星の名。商星は辰星に同じ、なかごぼし。参宿(しんしゅく)、和名は唐鋤星(からすきぼし)、二十八宿の一つで西方白虎七宿の第7宿。オリオン座の中央に位置する。古来めったにあえぬことのたとえとして用いられ、また商星は東方、参星は西方に位遭するが故に、互に遠くへだたっていることにもたとえられる。

14. 茱萸 和名ゴシ=(呉茱萸)、別名かわはじかみ。へンルーダ料の落葉小喬木。赤い実がなり、芳香をはなつ。邪気をはらうという。重陽節に髷に挿して高い所に登る。漢代、劉歆による『西京雑記』に、高祖の愛妾であった戚夫人が殺害された後、宮廷より放逐された侍女の賈佩蘭が、99日は宮廷では茱萸を肘に下げ、菊酒を飲み長寿を祈る習慣があったと人に話したことにより、民間でも祝われるようになったとある。
15.
 桂與蘭 桂は肉桂、蘭とともに芳香で知られる。「楚辞」にはよく見える。

16. 佳人 一夫多妻制の時代には若い女性を次々妻にし、次々棄てられた。その新しく妻となる者には結髪になった妓女であった。

17. 行雲 雲は男を意味し、男性の思考、行動。
18.
 反期 帰るやくそく。

19. 慊慊 あきたりぬさま。不満に思うさま。心が満たされぬまま、恋い慕うさま。
20.
 愁心將何訴
 『古詩第十九首』
明月何皎皎,照我羅床緯。
憂愁不能寐,攬衣起徘徊。
客行雖雲樂,不如早旋歸。
獨彷徨,愁思當告誰!
引領還入房,淚下沾裳衣。
そんなことを思いながら戸口を出てひとり彷徨い歩くだけなのだ。こんな心の愁いは誰につげたらよいものか。

21. 不恒処 きまったところにおることはない。時間がどんどんすぎさるのをいう。
22.
 人生忽若寓 寓はかりのやど。の意。

『古詩十九首之十三』

浩浩陰陽移,年命如朝露。
人生忽如寄,壽無金石固。
更相送,賢聖莫能度。
服食求神仙,多為藥所誤。
不如飲美酒,被服紈與素。

23. 帷 垂れ幕。たれぎぬ。とばり。ここでは袖口から吹きこむ。

24. 紈與素 ねり絹やしろ絹のきれ。

莊周夢蝶00
 

 

【字解集】  樂府 棄婦篇

 

棄婦篇
1.
 (子無くして棄てられた妻の心をよんだ詩)

2. ・棄婦篇 子無くして棄てられた妻の心をよんだもの、君主に棄てられた家臣も同様と考えて作ったものである。

3. ・石榴 漢の張鶱が西域の安石国(安息国。すなわち西アジアのパルティア王国。漢字はそのアルサケス朝を音訳したもの)から持ち帰ったと伝えられるので安石榴ともいう。女性の性器を卑猥なほど直接的な表現を使っている。石榴の種子を持ち帰ったことはそれとして評価するにしても、張鶱という人物を派遣して西王国を探しに行かせ、そこにある植物の種子を持ち帰るように命じた。不老長寿、回春のための浪費の一部である。王朝自慢の植物をできるだけ揶揄的にとらえて強調する。
4.
 ・縹青 (浅青色)またもえぎ(青黄色)石榴(ざく、ろ)の葉にいうのであるから、もえぎ色とみる。

5. ・曜珠 玉のかがやくさま。

6. ・曄 光明のさま。
7.
 ・流離 璧流離の略で、瑠璃の玉のこと。瑠璃は通常青色の宝玉を指すが、十種の光を放つというから丹色にも通じるものである。
8.
 ・淑霊 善美な霊性の意。ここは性行為の比喩的語句である。

9. ・樹翼 樹にとまり、羽ばたきをする。

10. ・丹華 立派なまっかな花びら。

11. ・拊心 むねをうつ。拊は拍とおなじ。
12.
 ・歸甯 寧とおなじ。やすらか。やすんずる。さとがえり