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巻三-31-#2 雜詩二首其二思婦臨高臺〔王 微〕 Ⅴ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠巻二ブログ 9950

日暮れ時、牛や羊が山を下り、野の雀が、人も居らぬさびしい園に群れ満ちている。

折しも初冬の候、寒風が吹き起こり、東壁星は夕空の真南にあらわれる。

あかいともし火のあかりが独りわが身を照らすのみで、私は寒くなると持病・寂寞が倍以上答える、わが影を抱いて悲しむ。

誰が私の心の奥がかくも乱れているのを知ってくれよう。この思いはとても口に出してあげつらうことはできぬ。

 

 

 

 

玉臺新詠 巻三

 

 

雜詩二首 王微

 

其一 〔桑妾獨何懷〕 #1

桑妾獨何懷、傾筐未盈把。

自言悲苦多、排卻不肯捨。

妾悲叵陳訴、填憂不銷冶。

#2

寒雁歸所從、半途失憑假。

壯情忭驅馳、猛氣捍朝社。

常懷雪漢慙、常欲復周雅。

#3

重名好銘勒、輕軀願圖寫。

萬里度沙漠、懸師蹈朔野。

傳聞兵失利、不見來歸者。

奚處埋麾、何處喪車馬。

#4

拊心悼恭人、零淚覆面下。

徒謂久別離、不見長孤寡。

寂寂揜高門、寥寥空廣厦。

待君竟不歸、收顏今就檟。

 

其二  #1

思婦臨高臺、長想憑華軒。

弄弦不成曲、哀歌若送言。

箕帚留江介、良人處雁門。

詎憶無衣苦、但知狐白温。

#2

日暗牛羊下、野雀滿空園。

孟冬寒風起、東壁正中昏。

朱火獨照人、抱景自愁怨。

誰知心曲亂、所思不可論。


 

 

 

 

東晉詩人

 

《巻三 雜詩二首其二》王微

 

 

玉臺新詠集 訳注解説

 

 

漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9943

 

 

 

 

 

 

其二  #1

(良人が出征した妻が、遠く巌門にいる夫を思い暮す、その生活を述べながら、妻の心情を詠った)

 

思婦臨高臺、長想憑華軒。

天の身を思い案ずる妾が、高い台樓に臨み、美しい飾りのある手すりにもたれて、思いを遠くにはせている。

弄弦不成曲、哀歌若送言。

琴糸を弄んでも、まとまった曲にはならず、悲ししい歌ばかり歌い、夫を慕う苦しみのことばを託している。

箕帚留江介、良人處雁門。

女の務めをはたす私はこの地江のほとりに留まり、出征して男の役割を果たす夫は遠く西域の雁門にいるのである。

詎憶無衣苦、但知狐白温。

そして衣もなく寒さに苦しむ夫の身を察することはできず、ただ私自身が白狐の皮衣のぬくもりを知るのみである。

#1

思婦 高臺に臨み、長想して華軒に憑る。

絃を弄するも曲を成さず、哀歌して苦言を送る。

箕帚は江介に留まり、良人は雁門に處る。

詎ぞ 憶わん無衣の苦しみを、但狐白の温きを知るのみ。

 

#2

日暗牛羊下、野雀滿空園。

日暮れ時、牛や羊が山を下り、野の雀が、人も居らぬさびしい園に群れ満ちている。

孟冬寒風起、東壁正中昏。

折しも初冬の候、寒風が吹き起こり、東壁星は夕空の真南にあらわれる。

朱火獨照人、抱景自愁怨。

あかいともし火のあかりが独りわが身を照らすのみで、私は寒くなると持病・寂寞が倍以上答える、わが影を抱いて悲しむ。

誰知心曲亂、所思不可論。

誰が私の心の奥がかくも乱れているのを知ってくれよう。この思いはとても口に出してあげつらうことはできぬ。

#2

日暗うして牛羊下り、野雀は重園に満つ。

孟冬寒風起り、東壁正に昏に中す。

朱火濁り人を照らし、景を抱いて自ら愁怨す。

誰か知らん 心曲の乱るるを、思ふ所 論ず可からず。

 

 

 

《雜詩二首其二》現代語訳と訳註解説

(本文)

其二  #2

日暗牛羊下、野雀滿空園。

孟冬寒風起、東壁正中昏。

朱火獨照人、抱景自愁怨。

誰知心曲亂、所思不可論。

 

(下し文)

#2

日暗うして牛羊下り、野雀は重園に満つ。

孟冬寒風起り、東壁正に昏に中す。

朱火濁り人を照らし、景を抱いて自ら愁怨す。

誰か知らん 心曲の乱るるを、思ふ所 論ず可からず。

 

(現代語訳)

日暮れ時、牛や羊が山を下り、野の雀が、人も居らぬさびしい園に群れ満ちている。

折しも初冬の候、寒風が吹き起こり、東壁星は夕空の真南にあらわれる。

あかいともし火のあかりが独りわが身を照らすのみで、私は寒くなると持病・寂寞が倍以上答える、わが影を抱いて悲しむ。

誰が私の心の奥がかくも乱れているのを知ってくれよう。この思いはとても口に出してあげつらうことはできぬ。

 

(訳注)

其二  #1

15. (良人が出征した妻が、遠く巌門にいる夫を思い暮す、その生活を述べながら、妻の心情を詠った)

2. 王微415443)字は景玄、瑯琊臨沂(江蘇省)の人、学を好んで通覧せざるなく、文を能くし、書画・音律にも通じ、十六歳で秀才に挙げられたという。南平王鑠の右軍咨議に任ぜられたが官仕を好まず、病と称して官を辞し世外に自適して終わったという。

3. 「雑詩二首」の中第一首は戦死者の妻の情を叙した。第二首は南に居る留守居の妻が、る夫を思う心を述べた作で、『文選』にも収められている。

 

#2

日暗牛羊下、野雀滿空園。

日暮れ時、牛や羊が山を下り、野の雀が、人も居らぬさびしい園に群れ満ちている。

 

孟冬寒風起、東壁正中昏。

折しも初冬の候、寒風が吹き起こり、東壁星は夕空の真南にあらわれる。

18. 東壁 星の名、十月の日没時正南にあらわれる。

19. 中昏 「中」は正南に位置すること。「昏」は黄昏、日暮れ時。

 

朱火獨照人、抱景自愁怨。

あかいともし火のあかりが独りわが身を照らすのみで、私は寒くなると持病・寂寞が倍以上答える、わが影を抱いて悲しむ。

 

誰知心曲亂、所思不可論。

誰が私の心の奥がかくも乱れているのを知ってくれよう。この思いはとても口に出してあげつらうことはできぬ。

20. 心曲 心奥。篤末の二句は、篇首の二句に呼応する。