玉臺 巻四巻43-2-9-1雜詩九首其九 贈故人二首其二 3.鮑照

 

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玉臺 巻四巻43-2-9-1雜詩九首其九 贈故人二首其二 3.鮑照   Ⅴ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠巻四ブログ10489

(仕えた人に捨てられた心情を、顔延之が代作してうたったもので、「龍泉」「太阿」の双剣についていい、妻の意を述べたもの

二ふりの剣が別れようとして、先ず匝の中で鳴り出した。

きりさめのふる夕まぐれ剣は相交わったが、それからはとうとう形は別々に離れた。

雄の剣は呉江の水に沈み、雌の剣は飛んで楚城にはいった。

 

 

 

 

玉臺新詠 巻四  (3)鮑照 九首

 

 

3. 鮑照

  巻43雜詩九首

              43-1-1.雜詩九首其一(翫月城西門)

始見西南樓、纎纎如玉鉤。未映東北墀、娟娟似蛾眉。

蛾眉蔽珠籠、玉鉤隔綺窗。三五二八時、千里與君同。

夜移衡漢落、徘徊帷幌中。歸華先委露、別葉早辭風。

客遊厭辛苦、仕子倦飄塵。休澣自公日、晏慰及私晨。

蜀琴抽白雪、郢曲繞陽春。肴乾酒未缺、金壺夕輪。

廻軒駐輕葢、留酌待情人。

 

43-1-2.雜詩九首其二(代京洛篇)

鳳樓十二重、四八綺窗。肅桷金蓮華、桂柱玉盤龍。

珠簾無隔露、羅幌不勝風。寳帳三千萬、為爾一朝容。

揚芬紫烟上、垂綵綠雲中。春吹廻白日、霜歌落塞鴻。

但懼秋塵起、盛愛逐衰蓬。坐視青滿、卧對錦筵空。

琴筑縱橫散、舞衣不復縫。古來皆歇薄、君意豈獨濃。

惟見雙黃鵠、千里一相從。

 

              43-1-3.雜詩九首其三(擬樂府白頭吟)

直如朱絲繩、清如玉壺冰。何慙宿昔意、猜恨坐相仍。人情賤恩舊、世義逐衰興。

毫髮一為瑕、丘山不可勝。食苗實碩鼠、點白信蒼蠅。鳧鵠遠成美、薪芻前見凌。

申黜褒女進、班去趙升。周王日淪惑、漢帝益嗟稱。心賞猶難恃、貌恭豈易憑。

古來共如此、非君獨撫膺。

 

              43-1-4.雜詩九首其四(採桑詩)

季春梅始落、女工事蠶作。採桑淇洧間、還戲上宮閣。早蒲時結陰、晚篁初解籜。

藹藹霧滿閨、融融景盈幕。乳燕逐草蟲、巢蜂拾花萼。是節最暄妍、佳服又新爍。

歛歎對回塗、揚歌弄場藿。抽琴試思、薦珮果成託。承君郢中美、服義久心諾。

衞風古愉豔、鄭俗舊浮薄。虛願悲渡湘、空賦笑瀍洛。盛明難重來、淵意為誰涸。

君其且調絃、桂酒妾行酌。

 

43-1-5. 43-1-5.雜詩九首其五(夢還詩)

銜淚出郭門、撫劍無人逵。沙風闇塞起、離心眷畿。

夜分就孤枕、夢想暫言歸。

孀婦當笑、繅絲復鳴機。慊欵論久別、相將還綺帷。

靡靡簷下涼、朧朧窗裏煇。

刈蘭爭芬芳、採菊競葳蕤。開奩奪香蘇、探袖解纓徽。

寐中長路近、覺後大江違。

驚起空歎息、恍惚神魂飛。白水漫浩浩、高山壯巍巍。

波潮異往復、風霜改榮衰。此土非吾土、慷慨當訴誰。

 

              43-1-6.雜詩九首其六(擬古)

河畔草未黃、胡雁已矯翼。秋蛩扶吟、寒婦晨夜織。

征人還、流傳舊相識。聞君上隴時、東望久歎息。

宿昔衣帶改、旦暮異容色。念此憂如何、夜長憂向多。

明鏡塵匣中、寳瑟生網羅。

 

43-1-7.雜詩九首其七(詠雙燕)

雙燕戲雲崖、羽翮始差池。出入南閨裏、經過北堂陲。意欲巢君幕、層楹不可窺。

沈吟芳晚、徘徊韶景移。悲歌辭舊愛、銜泥覓新知。

 

              43-2-8.雜詩九首其八贈故人二首其一)

寒灰滅更燃、夕華晨更鮮。春氷雖暫解、冬氷復還堅。佳人捨我去、賞愛長絶緣。

歡至不留時、每感輒傷年。

 

43-2-9.雜詩九首其九(贈故人二首其二)

雙劍將別離、先在匣中鳴。煙雨交將夕、從此遂分形。雌沈江水、雄飛入楚城。

江深無底、楚城有崇扄。一為天地別、豈直阻幽明。神物終不隔、千祀儻還并。

 

 

飽照(421465?)字は明通、東海(江蘇省)の人、宋の元嘉・大明時代の詩人。謝霊運・森延之と並び称せられた。初め中書舎人に任ぜられたが、後に臨海王子頊のために出でて参軍となり、叛乱に座し、反乱を起こした兵士に殺害された。

その詩は選逸を以て称せられ、特に楽府に長じ、漢・魏の作家も及ばぬところを発揮し、後代李白・杜甫の先駆ともなった。

 

 

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玉臺新詠集 鮑照.雜詩九首其九《詠雙劍》

 

 

 

 

 

.雜詩九首其六(擬古)

(河畔の家に住んでいる思婦が瀧西征戍の夫を思いやって詠う)

河畔草未黃、胡雁已矯翼。

黄河のほとり、草はまだ黄ばまぬのに、朗の雁はすでに翼をあげて飛んできます。

秋蛩扶吟、寒婦晨夜織。

秋のこおろぎは戸口の両わきに吟じている。妻は寒さに向かうので、朝晩、はた織り仕事に懸命にいそしんでいる。

征人還、流傳舊相識。

時に昨年のこと出征の人が帰って来ていうには、戦地での知り合い人だとのことであった。

〔雜詩九首其の六(古に擬す)〕

#1

河畔 草未だ黄ばまず、胡雁 己に翼を矯ぐ。

秋蟄 戸を挟みて吟じ、寒婦 晨夜に織る。

去歳 征人還る。流博す 舊相識と。

#2

聞君上隴時、東望久歎息。

うわさに聞けば、夫は隴坂に上った時に、わたしの居る東の方を眺めて長いこと嘆息して居られたとのことであった。

宿昔衣帶改、旦暮異容色。

そして、それからは痩せて、衣も帯も体に合わなくなり、明け暮れごとに姿かたちも違って来られたとのことであった。

念此憂如何、夜長憂向多。

そのことを思うてわたしの心配はいかばかりであろうか、秋が深まり、夜長になるにつれて、その心配は猶更募るはかりである。

明鏡塵匣中、寳瑟生網羅。

それからは立派な鏡にだって、匣におさめて塵の積もるままにされ、立派な瑟琴にも蜘妹の網が張られているのである。

#2

聞くならく 君 隴に上りし時、東望して久しく欺息す。

宿昔 衣帯改まり、且暮 容色を異にすと。

此を念うて憂如何、夜長うして憂多きに向ふ。

明鏡 塵匣の中、寶琴 網羅を生ず。

 

雜詩九首其七(詠雙燕)

(かつて仕えた主人に棄てられた夫婦がその心を二羽の燕になぞらえて詠んだ)

雙燕戲雲崖、羽翮始差池。

雌雄二羽の燕が雲間の崖のあたりを戯れ、その羽を互いに交わしとんでいる。

出入南閨裏、經過北堂陲。

それから、南の部屋の小門内に出入し、奥の間、北の座敷のほとりを通り過ぎる。

意欲巢君幕、層楹不可窺。

心の中ではあなたさまの室の幕内に巣をつくりたいと思うのだが、高い柱の立ち並ぶ中は窺うことができない。

沈吟芳晚、徘徊韶景移。

考えこんでいるうちに春の季節はくれてゆき、ぶらぶらする間に春景色は移ってゆく。

悲歌辭舊愛、銜泥覓新知。

やむなく悲しく歌いながら、もと目をかけられたところからいとまごいし、泥をくわえて新しい知人を求めて飛んでゆく。

 

雜詩九首其の七(雙燕を詠ず)

雙燕 雲崖に戯れ、羽翮 始めて差池す。

南閨の裏に出入し、北堂の陲を経過す。

意に君が幕に巣くはんと欲するも、層楹 窺ふ可からず。

沈吟して 芳歳 晩れ、層楹して 韶景移る。

悲歌 舊愛を辞し、泥を銜んで新知を覓む。

 

.雜詩九首其八(贈故人二首其一

(仕えた人に捨てられた心情を、顔延之が代作してうたったもので、馬氏の妻の意を述べたもの

寒灰滅更燃、夕華晨更鮮。

火が消えて冷えきった灰でも、また火を燃やせるし、夕に花は衰えても、朝はまた鮮やかに咲く。

春氷雖暫解、冬氷復還堅。

春の氷は暫くすれば解けるが、冬になればまた堅くはりつめる。

佳人捨我去、賞愛長絶緣。

しかしあのよい人はわたしを見捨てて去ってしまい、今まで愛で愛しまれた縁の糸は長く絶ちきられた。

歡至不留時、每感輒傷年。

嬉しいことは長続きはしないもの、いつも何かに感じては年の空しく過ぎ去るのを傷んでいる。

雜詩九首其の八贈故人二首其も一)(寒灰滅しても 更に燃ゆ)

寒灰滅しても 更に燃ゆ、夕華 晨には 更に鮮なり。

春冰 暫く解くと雖も、冬冰 還た復た堅し。

佳人 我を捨てて去り、賞愛 長く緑を絶つ。

歓 至るも 時に留まらず、毎に感じて輒ち年を傷む。

 

.雜詩九首其九(贈故人二首其二)(雙劍將別離)

(仕えた人に捨てられた心情を、顔延之が代作してうたったもので、「龍泉」「太阿」の双剣についていい、妻の意を述べたもの

雙劍將別離、先在匣中鳴。

二ふりの剣が別れようとして、先ず匝の中で鳴り出した。

煙雨交將夕、從此遂分形。

きりさめのふる夕まぐれ剣は相交わったが、それからはとうとう形は別々に離れた。

雌沈吳江水、雄飛入楚城。

雄の剣は呉江の水に沈み、雌の剣は飛んで楚城にはいった。

#2

江深無底、楚城有崇扄。

一為天地別、豈直阻幽明。

神物終不隔、千祀儻還并。

 

雜詩九首其九(贈故人二首其二)(雙劍 將に別離せんとす)

雙劍 將に別離せんとす、先ず 匣中に在りて鳴く。

煙雨に交わること將に夕ならんとす、此れに從り 遂に形を分つ。

雌は江の水に沈み、雄は飛んで楚城に入る。

#2

江は深くして 底無く、楚城には崇扄有り。

一たび天地の別れ為す、豈に直に幽明を阻つるのみならんや。

神物 終に 隔てられず、千祀 儻しくは還た并されん。

三峡 巫山十二峰001
 

 

雜詩九首其九贈故人二首其二現代語訳と訳註解説

(本文)

.雜詩九首其九(贈故人二首其二)(雙劍將別離)

雙劍將別離、先在匣中鳴。煙雨交將夕、從此遂分形。雌沈江水、雄飛入楚城。

江深無底、楚城有崇扄。一為天地別、豈直阻幽明。神物終不隔、千祀儻還并。

 

(下し文)

雜詩九首其九(贈故人二首其二)(雙劍 將に別離せんとす)

雙劍 將に別離せんとす、先ず 匣中に在りて鳴く。

煙雨に交わること將に夕ならんとす、此れに從り 遂に形を分つ。

雌は江の水に沈み、雄は飛んで楚城に入る。

 

(現代語訳)

(仕えた人に捨てられた心情を、顔延之が代作してうたったもので、「龍泉」「太阿」の双剣についていい、妻の意を述べたもの

二ふりの剣が別れようとして、先ず匝の中で鳴り出した。

きりさめのふる夕まぐれ剣は相交わったが、それからはとうとう形は別々に離れた。

雄の剣は呉江の水に沈み、雌の剣は飛んで楚城にはいった。

 

(訳注)

雜詩九首其九(贈故人二首其二)(雙劍將別離)

1.  (仕えた人に捨てられた心情を、顔延之が代作してうたったもので、「龍泉」「太阿」の双剣についていい、妻の意を述べたもの

 

雙劍將別離、先在匣中鳴。

二ふりの剣が別れようとして、先ず匝の中で鳴り出した。

2. 双剣 『晋書』張華伝に見える豊城(江西省) の雷煥(ライカン)の故事、豊城の天に霊気がたちのぼり斗牛を衝くので、張華が雷煥を県令にした。雷煥が赴任して獄舎の地下を掘ると、二本の剣を得た。それには「龍泉」「太阿」と刻してあった。燐は一本を張華に贈り、一本吉ら侃びた。華は快に書を送って、詳しく贈られた剣を観ると「干将(持し)」という剣だが、すると外に「莫邪(軍の剣がある箸だ。二剣は神物だから必ず合する時があるだろうと言った。後に華は課され、剣の所在を失った。また旗もまた卒した。その子が父の剣を楓びて延平辞という渡し場を通ると剣は忽ち腰から脱け出して水中に没して見えなくなった。人をして水にはいって探させると、ただ二匹の龍の長さ数丈に及び文様(鴇)あるのがわだかまってい富で、おそろしくて戻った。それから剣の所在を失ったという。この説話をふまえて夫婦の関係を述べたのである。

 

煙雨交將夕、從此遂分形。

きりさめのふる夕まぐれ剣は相交わったが、それからはとうとう形は別々に離れた。

 

雌沈江水、雄飛入楚城。

雄の剣は呉江の水に沈み、雌の剣は飛んで楚城にはいった。

泰山の夕日02
 

 

雙劍將別離

 

『晋書』などが伝える西晋の張華(ちょうか)に関する話である。

 

ある時、占星術にたけた雷煥(らいかん)が、天界の星宿の斗宿と牛宿の域にとても異常な""が認められると張華に語った。張華が「いかなる祥(しるし)なのか」と尋ねると、「宝剣の精が天に届いたのです」との答え。張華は「若い時、人相見が予言したことに、わしは六十歳を過ぎて大官の三公の位に登り、きっと宝剣を腰に佩びるであろうと。その言葉通りとなるであろうか」と言い、その宝剣は予章豊城(江西省豊城)に存在するとのことなので、雷煥を豊城の県令に補任した。

 

やがて赴任先で獄舎の基礎を四丈ばかり掘り進んだ所から発見された石函の中に、果たして「龍泉」と「太阿」の銘のある二振りの剣が納められていた。そしてその夜、斗牛の星宿の気は消滅した。

 

雷煥が南昌(江西省南昌)の西山の土で剣を拭うと光芒を発し、盆に水を張ってその上に置くと一層のこと目にもまばゆい。雷煥は龍泉の一剣を張華のもとに送り、太阿の一剣は手元にとどめた。

 

張華は龍泉と太阿の二剣を干将と莫邪に例えて、「詳らかに剣文(剣の銘文)を観るに乃ち干将なり。莫邪は何ぞ復(ま)た至らずや。然りと雖も、天の生ぜし神物、終(つい)に当(まさ)に合すべし」との書簡を与えたが、やがて政争の犠牲となって誅殺され、雷煥も亡くなると、太阿の剣は息子の雷華に伝えられた。

 

雷華が太阿の剣を佩びて渡し場の延平津に差し掛かった時、突然、剣は腰から躍り出て水中に没した。水にもぐって探させたものの、ただ二匹の龍の姿が見えるだけ、たちまちにして光彩が水面を照らし、波浪が沸き立ち、剣の行方は分からなくなった。張華が「天の生ぜし神物、終に当に合すべし」と述べたように、太阿の剣は龍泉の剣のもとへと飛び去って一対となったのである。

 

干将と莫邪にしても、龍泉と太阿にしても、それらは陽剣と陰剣、あるいは雄剣と雌剣と呼ばれているように、そもそも二振り一対のものであり、とりわけ干将と莫邪の場合には夫婦の象徴であった。それにまた剣に肉体を託して登仙し、永遠の生を得るのだという尸解仙(しかいせん)なる考えをいうのである。