玉臺新詠 全十巻 訳注解説

漢文委員会kanbuniinkai紀頌之   唐五代詞詩・花間集・玉臺新詠 中国の韻文学には、古くは周代の詩があり、漢魏六朝には古詩と楽府かあり、唐代になって古詩に対して新しい近体の律詩、絶句がおこった。楽府がおとろえ新しく勃興したのが詞である。詞ははじめ、学詞ともよばれ、楽曲の歌詞をさしていうものであるが、それが流行するとともに、唐詩などと相ならんで、一つの韻文学として成立したのである。 5年以上のブログ連載。(魚玄機・薛濤・花間集)完掲載 現在《玉臺新詠》完全版連載中 予定(文選【詩篇】文選【賦篇 楚辞 詩經 ・・・・)

巻一 溫庭筠

中国の韻文学には、古くは周代の詩があり、漢魏六朝には古詩と楽府かあり、唐代になって古詩に対して新しい近体の律詩、絶句がおこった。楽府がおとろえ新しく勃興したのが詞である。詞ははじめ、学詞ともよばれ、楽曲の歌詞をさしていうものであるが、それが流行するとともに、唐詩などと相ならんで、一つの韻文学として成立したのである。
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温庭筠の詞詩を約60首程度掲載の後、魚玄機50首程度連載し,薛濤約百首、韋莊五十首
森鴎外小説 『魚玄機』 彼女の詩を冷静に、客観的に分析 過去の女性蔑視の見方を排除して解釈 訳註解説
現在、『花間集』全詩500首、全首連載が終了した。いま、500首全首、見直し、改訂版Ver.2.1として、根本的に語訳、注釈をやり直して掲載しています。出来るだけ(改訂版Ver.2.1)と記している詩を読まれることを薦めます。
現在 玉臺新詠 訳注解説連載中
   玉臺新詠 概要 目録・目次 http://kanbunkenkyu.web.fc2.com/list1.html

(原文) 花間集 序文 幷 巻一 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-5962

(原文) 花間集 序文 幷 巻一 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-596


 
 2015年5月7日の紀頌之5つのBlog 
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花間集序花間集序 作者:武徳郡節度判官歐陽炯 撰

 


鏤玉雕瓊,擬化工而回巧。裁花剪葉,奪春豔以爭鮮。是以唱雲謠則金母詞清,挹霞醴則穆王心醉。名高白雪,聲聲而自合鸞歌。響遏青雲,字字而偏諧鳳律。楊柳大堤之句,樂府相傳。芙蓉曲渚之篇,豪家自制。莫不爭高門下,三千玳瑁之簪。競富樽前,數十珊瑚之樹。則有綺筵公子,繡幌佳人,遞葉葉之花箋,文抽麗錦。舉纖纖之玉指,拍按香檀。不無清之辭,用助嬌嬈之態。自南朝之宮體,扇北裏之倡風,何止言之不文,所謂秀而不實。有唐已降,率土之濱,家家之香徑春風,寧尋越豔。處處之紅樓夜月,自鎖常娥。在明皇朝則有李太白應制《清平樂》詞四首,近代溫飛卿複有《金筌集》。邇來作者,無愧前人。今衛尉少卿趙崇祚,以拾翠洲邊,自得羽毛之異。織綃泉底,獨殊機杼之功。廣會眾賓,時延佳論。因集近來詩客曲子詞五百首,分為十卷,以炯粗預知音,辱請命題,仍為序引。昔郢人有歌《陽春》者,號為唱,乃命之為《花間集》。庶(以陽春之甲將)使西園英哲,用資羽蓋之歡。南國嬋娟,休唱蓮舟之引。時大蜀廣政三年夏四月日序。

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(改訂)-1溫庭筠50《巻1-50 玉蝴蝶一首》(遠い異国から嫁いで来たのに、長期の行役で家を空けたまま、気が変わって帰ってこないのではないのかと心配でやせ細っても、誰もわかってはくれないと詠う)

 

 
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『花間集』全詩訳注解説(改訂)-1溫庭筠50《巻1-50 玉蝴蝶一首》溫庭筠66首巻一50-50〉漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-5447

 

 

玉蝴蝶
(遠い異国から嫁いで来たのに、長期の行役で家を空けたまま、気が変わって帰ってこないのではないのかと心配でやせ細っても、誰もわかってはくれないと詠う)

秋風淒切傷離,行客未歸時。
「自他を分たぬ」ほどに愛してくれたあのお方は遠い行役でどこかに行ったきりで、いまだに帰る時期を知らせてくれない、季節も移り変わり西から吹く風はものさびしいせつなさ、別れの時の心の傷にさみしさを連れて吹いて傷が深くなるばかりだ

寒外草先衰,江南雁到遲。
国境のそとではもうすでに寒くなって、とっくに草も枯れて衰えているというのに、江南では雁が飛んでくるのが遅いという、あのお方の知らせも遅いというだけなのか、あるいは、「江南の橘、江北の枳となる」ということで愛する気持ちがなくなったのだろうか。
芙蓉凋嫩臉,楊柳墮新眉。
還らないあの人を待ち侘びて蓮の花が枯れて凋むような頬も落ちている、それに新しく描いた眉も青柳の葉が散ったように薄れ落ちてしまう。
搖落使人悲,腸斷誰得知?
こんなにものすべてが枯れて落ち別れていく秋は人を悲しくさせてしまう、心も体も痩せ細っていき、おなかの腸も断ち切れてしまう、こんな苦しいことは誰が知ってくれるというのでしょうか。
玉の胡蝶
秋の風 淒として切なく離るることを傷み,行客は未だ歸る時なし。
寒外 草 衰えること先んじ,江南 雁 遲れて到る。
芙蓉 凋嫩【ちょうどん】の臉,楊柳の新たの眉を墮つ。
搖落して人をして悲しましむ,腸斷して誰か知るを得んや?


安史の乱期 勢力図 002

『玉蝴蝶』 現代語訳と訳註
(
本文)

玉蝴蝶
秋風淒切傷離,行客未歸時。
寒外草先衰,江南雁到遲。
芙蓉凋嫩臉,楊柳墮新眉。
搖落使人悲,腸斷誰得知?


(下し文)
玉蝴蝶
秋の風 淒として切なく離るることを傷み,行客は未だ歸る時なし。
寒外 草 衰えること先んじ,江南 雁 遲れて到る。
芙蓉 凋嫩【ちょうどん】の臉,楊柳の新たの眉を墮つ。
搖落して人をして悲しましむ,腸斷して誰か知るを得んや?


(現代語訳)
(遠い異国から嫁いで来たのに、長期の行役で家を空けたまま、気が変わって帰ってこないのではないのかと心配でやせ細っても、誰もわかってはくれないと詠う)

「自他を分たぬ」ほどに愛してくれたあのお方は遠い行役でどこかに行ったきりで、いまだに帰る時期を知らせてくれない、季節も移り変わり西から吹く風はものさびしいせつなさ、別れの時の心の傷にさみしさを連れて吹いて傷が深くなるばかりだ

国境のそとではもうすでに寒くなって、とっくに草も枯れて衰えているというのに、江南では雁が飛んでくるのが遅いという、あのお方の知らせも遅いというだけなのか、あるいは、「江南の橘、江北の枳となる」ということで愛する気持ちがなくなったのだろうか。
あんなに美しい芙蓉花が枯れて凋むような頬も落ちている、それに新しく描いた眉も青柳の葉が散ったように薄れ落ちてしまう。
こんなにものすべてが枯れて落ち別れていく秋は人を悲しくさせてしまう、心も体も痩せ細っていき、おなかの腸も断ち切れてしまう、こんな苦しいことは誰が知ってくれるというのでしょうか。
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紅梅002

(訳注)
玉蝴蝶

(遠い異国から嫁いで来たのに、長期の行役で家を空けたまま、気が変わって帰ってこないのではないのかと心配でやせ細っても、誰もわかってはくれないと詠う)

唐の教坊の曲名。西域の異民族の蝶。『花間集』には二首所収。温庭筠と 孫少監光憲の作、二首が収められている。双調四十一字、前段二十一字四句四平韻、後段二十字四句三平韻で、⑥⑤⑤⑤/5⑤⑤⑤の詞形をとる。

 

玉蝴蝶 双調四十一字、前段四句四平韻、後段四句三平韻(詞譜四)。

秋風淒切傷  行客未歸
寒外草先  江南雁到
芙蓉凋嫩臉  楊柳墮新
搖落使人  腸斷誰得

 
 
 
 
○蝴蝶 西域の異民族の蝶ということであるが、ここでは高貴、富貴の家に愛妾として嫁いだ西域の公主の女性を云い、その女性が最も輝いているころのことを指している。荘子の夢に出てくる蝶のような女性である。

[荘子斉物論]胡蝶

昔者、荘周夢為胡蝶。

栩栩然胡蝶也。

自喩適志与。

不知周也。

俄然覚、則遽遽然周也。

不知周之夢為胡蝶与、胡蝶之夢為周与。

周与胡蝶、則必有分矣。

此之謂物化。  

昔者、荘周夢に胡蝶と為る。

栩栩然として胡蝶なり。

自ら喩しみ志に適へるかな。

周なるを知らざるなり。

俄然として覚むれば、則ち遽遽然として周なり。

知らず周の夢に胡蝶と為れるか、胡蝶の夢に周と為れるか。

周と胡蝶とは、則ち必ず分有らん。

此れを之れ物化と謂ふ。

(荘子が夢で胡蝶になって楽しみ、自分と蝶との区別を忘れ たという故事から)現実と夢の区別がつかないこと。 自他を分たぬ境地。また、人生のはかなさにたとえる。蝶夢。


秋風淒切傷離,行客未歸時。
「自他を分たぬ」ほどに愛してくれたあのお方は遠い行役でどこかに行ったきりで、いまだに帰る時期を知らせてくれない、季節も移り変わり西から吹く風はものさびしいせつなさ、別れの時の心の傷にさみしさを連れて吹いて傷が深くなるばかりだ

秋風 秋風は悲愁に結びつく語。宋玉『九辨』、「悲哉秋之為氣也!」
○凄切 さびしくいたましいこと。
○行客 長期の行役をしている旅人。征夫の場合もあるが、高貴、富貴の者でなければこの詩はできない。

寒外草先衰,江南雁到遲。
国境のそとではもうすでに寒くなって、とっくに草も枯れて衰えているというのに、江南では雁が飛んでくるのが遅いという、あのお方の知らせも遅いというだけなのか、あるいは、「江南の橘、江北の枳となる」ということで愛する気持ちがなくなったのだろうか。
この聯は完全対句となっているので意味もそれを基本に読み取る。。

○寒外・江南 / 草先衰・雁到遲 

 雁と書信をかけていう。

中国の穀倉地帯で,稲作が盛ん。4世紀,五胡の侵入によって,東晋(晋)が江南に建国,南北朝時代に開発が進んだ。

江南の橘、江北の枳となる《「韓詩外伝」一〇など諸書に見える中国のことわざから》江南のタチバナを江北に移し植えればカラタチとなる。人は住む所によって性質が変化することのたとえ。棲むところによって性格が変わり、違う女に入り浸っている。


芙蓉凋嫩臉,楊柳墮新眉。

あんなに美しい芙蓉花が枯れて凋むような頬も落ちている、それに新しく描いた眉も青柳の葉が散ったように薄れ落ちてしまう。
○芙蓉凋嫩臉 芙蓉:若々しい女性を象徴するもの。凋嫩臉:精神的苦痛が頬をこけさせることを云う。
○楊柳墮新眉 楊柳:男女の若々しい様子を示すもので男女のいとなみも暗示させる。柳の葉の形の眉も若い女性がした化粧である。この聯は完全対句となっている。

○芙蓉 女性の若くて美しい人。女性の顔。女性の性器。

楊柳 楊柳は男女を示す。また楊は男を示す語である。柳は女性であるが、細柳は女性を示す語として、つかわれ、楊柳は性行為を暗示する。

搖落使人悲,腸斷誰得知?
こんなにものすべてが枯れて落ち別れていく秋は人を悲しくさせてしまう、心も体も痩せ細っていき、おなかの腸も断ち切れてしまう、こんな苦しいことは誰が知ってくれるというのでしょうか。
○搖落 うらがれること。
宋玉『九辨』、
悲哉秋之為氣也!
蕭瑟兮草木搖落而變衰,

杜甫『蒹葭』
摧折不自守,秋風吹若何?
暫時花戴雪,幾處葉沈波。
體弱春苗早,叢長夜露多。
江湖後搖落,亦恐
蹉跎。

秦州抒情詩(13) 兼葭 杜甫 <298> kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1361 杜甫詩 700- 418

断腸は胸のもやもやではなく下半身のもやもやをいう。

『花間集』全詩訳注解説(改訂)-1溫庭筠49《巻1-49 女冠子二首 其二》溫庭筠66首巻一49-〈49〉漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-5442

(改訂)-1溫庭筠49《巻1-49 女冠子二首 其二》(出家したものの過去の栄光の生活を思い出して詠ったものである。束縛の無い道女となっても、過去、愛し合った人への思いは忘れられない、道女の思いを描く)。

 

 
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『花間集』全詩訳注解説(改訂)-1溫庭筠49《巻1-49 女冠子二首 其二》溫庭筠66首巻一49-49〉漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-5442

 

 

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『花間集』全詩訳注解説(改訂)-1溫庭筠48《巻1-48 女冠子二首 其一》溫庭筠66首巻一48-〈48〉漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-5437

(改訂)-1溫庭筠48《巻1-48 女冠子二首 其一》(出家した高貴な女性ほど、自由な生活、幅の広い交際が一気にひろがり、彼女たちは何ものにも拘束されず自由に愛情を求めることができた喜びを詠う。)

 

 
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『花間集』全詩訳注解説(改訂)-1溫庭筠48《巻1-48 女冠子二首 其一》溫庭筠66首巻一48-48〉漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-5437

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花間集 教坊曲『女冠子』十九首

 

 

溫助教庭筠

巻一

女冠子二首其一

含嬌含笑

 

 

 

巻一

女冠子二首其二

霞帔雲髮,

 

 

韋相莊

巻三

女冠子二首其一

四月十七,

 

 

 

巻三

女冠子二首其二

昨夜夜半,

 

 

薛侍郎昭蘊

巻三

女冠子二首其一

求仙去也,

 

 

 

巻三

女冠子二首其二

雲羅霧縠,

 

 

牛嶠(牛給事嶠)

巻四

女冠子四首 其一

綠雲高髻,

 

 

 

巻四

女冠子四首 其二

錦江煙水,

 

 

 

巻四

女冠子四首 其三

星冠霞帔,

 

 

 

巻四

女冠子四首 其四

雙飛雙舞,

 

 

張舍人泌

巻四

女冠子一首

露花煙草,

 

 

孫少監光憲

巻八

女冠子二首其一

蕙風芝露,

 

 

 

巻八

女冠子二首其二

澹花瘦玉,

 

 

鹿太保虔扆

巻九

女冠子二首其一

鳳樓琪樹,

 

 

 

巻九

女冠子二首其二

步虛壇上,

 

 

毛秘書熙震

巻九

女冠子二首其一

碧桃紅杏,

 

 

 

巻九

女冠子二首其二

脩蛾慢臉,

 

 

李秀才珣

巻十

女冠子二首其一

星高月午,

 

 

 

巻十

女冠子二首其二

春山夜靜,

 

 

 

 

 

 

 

 


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『花間集』全詩訳注解説(改訂)-1溫庭筠47《巻1-47 河瀆神 三首其三》溫庭筠66首巻一47-〈47〉漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-5432

(改訂)-1溫庭筠47《巻1-47 河瀆神 三首其三》 (渇水で数か月足止めをされて、雨乞いの神女に惚れて、その間に結ばれたが、雨が降り増水したので旅立っていった、帰るといったのに又春が来たというのに帰ってこない。女の愁いを詠う。)

 

 
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167 《巻05-15 白鼻騧》Index-11 Ⅱ―6 -731年開元十九年31歳 43首 <167> Ⅰ李白詩1363 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ5363 
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『花間集』全詩訳注解説(改訂)-1溫庭筠47《巻1-47 河瀆神 三首其三》溫庭筠66首巻一47-47〉漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-5432

 

 

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河瀆神三首 其三

(最高の良い思いの生活をしていた女が春が過ぎようとしているのに愁いの気持ちでいることを詠う。)

銅皷賽神來,滿庭幡蓋徘徊。

青銅製の太鼓は打ち鳴らせば、賽の神がくるし、庭には幢幡と天蓋がいっぱいで人が徘徊している。

水村江浦過風雷,楚山如畫煙開。

水際の村にも、大江の港にも風雨と雷とが通過していく、女の神であるところの長江下流域の山々には男の神であるところの霞か雲がかかっていたのが絵のように開いてはれてきている。

離別櫓聲空蕭索,玉容惆悵粧薄。

そんな生活をしていたのに、湊で別れを告げてから櫓の音だけがむなしくものさびしく残るだけだ。まだ若くて輝いている容姿の美女なのに、怨めしく悔しい思いで居ながら薄化粧をし直している。

青麥鷰飛落落,捲簾愁對珠閣。

春先、麦の若葉が出揃い穂が出、ツバメが飛び交うものでさえ落ちたり倒れたりしている。閨の簾を巻き上げると宝飾に輝く高閣には愁い異に応じている女がいる。

(改訂版)

河瀆神三首 其三

銅皷賽神來,滿庭幡蓋徘徊。

水村江浦過風雷,楚山如畫煙開。

離別櫓聲空蕭索,玉容惆悵粧薄。

青麥鷰飛落落,捲簾愁對珠閣。

 

(河瀆神【かとくしん】三首其の三)

銅皷【どうこ】賽神來り,幡蓋【はんがい】庭に滿ちて徘徊す。

水村 江浦 風雷過ぎ,楚山 煙開く畫の如し。

離別 櫓聲 空しく蕭索【しょくさく】し,玉容 惆悵にして薄く粧す。

青麥 鷰飛【えんひ】落落し,簾を捲きて珠閣に愁對す。


<!--[if !supportLineBreakNewLine]-->巫山十二峰002

<!--[endif]-->

『河瀆神三首 其三』 現代語訳と訳註

(本文)

河瀆神三首 其三

銅皷賽神來,滿庭幡蓋徘徊。

水村江浦過風雷,楚山如畫煙開。

離別櫓聲空蕭索,玉容惆悵粧薄。

青麥鷰飛落落,捲簾愁對珠閣。

 

(下し文)

(河瀆神【かとくしん】三首其の三)

銅皷【どうこ】賽神來り,幡蓋【はんがい】庭に滿ちて徘徊す。

水村 江浦 風雷過ぎ,楚山 煙開く畫の如し。

離別 櫓聲 空しく蕭索【しょくさく】し,玉容 惆悵にして薄く粧す。

青麥 鷰飛【えんひ】落落し,簾を捲きて珠閣に愁對す。

 

(現代語訳)

  
bijo02

(渇水で数か月足止めをされて、雨乞いの神女に惚れて、その間に結ばれたが、雨が降り増水したので旅立っていった、帰るといったのに又春が来たというのに帰ってこない。女の愁いを詠う。)

雨乞いの儀式に青銅製の太鼓は大きく打ち鳴らせば、賽の神女がおごそかにでてくる、神女を見ようと庭には幢幡と天蓋がいっぱいで人が徘徊している。

渇水で舟が出せない水際の村に、大江の港にも風雨と雷とがもたらされ、降注ぐ雨が通過していく、三峡の楚の山々は、煙が雲を呼び天上界の絵のように開いてはれてきている。

足止めをされていた人々はやっと三峡を下ることができ、足止めの期間世話になった女と、湊で別れを告げてから櫓の音だけがむなしくものさびしく残る。まだ輝いている容姿の若い薄化粧の女は、怨めしく悔しい思いで居る。

また春がきて、若葉が萌え、麦の穂が出て、物事にこだわらないツバメが帰ってきて喜んで飛び交い、急降下して餌をとるが、女のもとには男は帰ってこない。閨の簾を巻き上げると宝飾のすだれに輝く楼閣には愁いに向き合うだけの女がいる。

 

(訳注)

河瀆神三首 其三

(最高の良い思いの生活をしていた女が春が過ぎようとしているのに愁いの気持ちでいることを詠う。)

唐の教坊の曲名。『花間集』には六首所収。温庭筠の作は三首収められている。双調四十九字、前段二十四字四句四平韻、後段二十五字四句四仄韻で、⑤⑥⑦⑥/❼❻❻❻の詞形をとる。

銅皷賽神  滿庭幡蓋徘
水村江浦過風  楚山如畫煙
離別櫓聲空蕭  玉容惆悵粧
青麥鷰飛落  捲簾愁對珠

  
  
  
  

張泌の作が一首、孫光憲の『河瀆神』参照。河瀆神 一首 張泌【ちょうひつ】ⅩⅫ唐五代詞・「花間集」 Gs-359-7-#21  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3342

 

銅皷賽神來,滿庭幡蓋徘徊。

雨乞いの儀式に青銅製の太鼓は大きく打ち鳴らせば、賽の神女がおごそかにでてくる、神女を見ようと庭には幢幡と天蓋がいっぱいで人が徘徊している。

・銅皷 太鼓を敲容れ竜神を呼び出し、雷を起して雨を呼ぶことが、神女の務めである。銅皷は中国南部から東南アジアにわたり広く分布する青銅製の太鼓。楽器としてはゴング類に属する。その鋳造と使用の年代は長く,流伝の地域は広く,関係する民族も多い。銅鼓の起源については,篠製置台上の太鼓を青銅でかたどったとするもの,漢族古楽器の錞于(じゆんう)(銅錞)からの発展とするもの,雲南省のタイ()族,チンポー(景頗)族で今なお使われている木製象脚鼓の写しとするものなど諸説があるが,炊具から変化したとする考えが比較的有力となりつつある。

・賽神 神女は「塞の神」であり「道祖神」であるように、中国では「塞」は道路や境界の要所に土神を祀って守護神とすること、転じてそういった「守り」のことである。これが日本神話になると、伊弉諾尊イザナギノミコトが伊弉冉尊イザナミノミコトを黄泉ヨミの国に訪ね、逃げ戻った時、追いかけてきた黄泉醜女ヨモツシコメをさえぎり止めるために投げた杖から成り出た神)邪霊の侵入を防ぐ神=さえぎる神=障の神(さえのかみ)と、いうことになる。

・幡蓋 幢幡(どうばん)と天蓋。幢幡:仏堂に飾る旗。竿柱(さおばしら)に、長い帛(はく)を垂れ下げたもの。天蓋:① 仏具の一。仏像などの上にかざす笠状の装飾物。周囲に瓔珞(ようらく)などの飾りを垂らす。② 虚無僧(こむそう)がかぶる、藺草(いぐさ)などで作った深編み笠。③ 貴人の寝台や玉座、祭壇・司祭座などの上方に設ける織物のおおい。

 

水村江浦過風雷,楚山如畫煙開。

渇水で舟が出せない水際の村に、大江の港にも風雨と雷とがもたらされ、降注ぐ雨が通過していく、三峡の楚の山々は、煙が雲を呼び天上界の絵のように開いてはれてきている。

・楚山 愛する男性を思う山の精霊は女性の霊である。『楚辞・九歌(山鬼)』

・畫煙開 雨乞いには山焼きをする。煙は雲を呼び天上界のように湧き上がってゆく。

 

離別櫓聲空蕭索,玉容惆悵粧薄。

足止めをされていた人々はやっと三峡を下ることができ、足止めの期間世話になった女と、湊で別れを告げてから櫓の音だけがむなしくものさびしく残る。まだ輝いている容姿の若い薄化粧の女は、怨めしく悔しい思いで居る。

・櫓聲 詩的には、いさり歌であるが、ここでは女とわかれていく船の櫓を漕ぐ音というところ。

・蕭索 もの寂しいさま。うらぶれた感じのするさま。蕭条。

 

青麥鷰飛落落,捲簾愁對珠閣。

また春がきて、若葉が萌え、麦の穂が出て、物事にこだわらないツバメが帰ってきて喜んで飛び交い、急降下して餌をとるが、女のもとには男は帰ってこない。閨の簾を巻き上げると宝飾のすだれに輝く楼閣には愁いに向き合うだけの女がいる。

・青麥 春先、麦の若葉が出揃い穂が出るまでのあいだの麦をいう。麦は、秋に種をまき、冬に芽吹き、春、若葉を伸ばし、夏に稔る。まだ春の景色が整わない中、畑一面に萌え出た麦の若葉の緑は目にも鮮やかなものである。小麦、大麦、ライ麦、燕麦などの麦類はイネ科の二年草で、中央、西アジアが原産。晩秋から初冬に蒔かれ、冬を越して晩春には青々とした穂が出る。これが穂麦で、初夏に黄熟し刈り取られる。世界的に栽培される麦類は大麦、小麦、ライ麦、燕麦で、世界の穀物生産の半分近くになる。

・落落 度量が大きくてこだわらないさま。物が落ちたり倒れたりしているさま。
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(改訂)-1溫庭筠46《巻1-46 河瀆神 三首其二》夕暮れには悲しく響く《人日思歸》の曲は“花が咲き始め、鶯が啼くのをきいて帰郷の気持ちが増した”というものだが、この娘は、「雁が落ちる」のを見て、帰郷のきもちになったのであろう、それにしても、山里に早梅の香りの満ちてくる頃に、もうなってきている。

 
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『花間集』全詩訳注解説(改訂)-1溫庭筠46《巻1-46 河瀆神 三首其二》溫庭筠66首巻一46-46〉漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-5427

 

河瀆神三首

其一

河上望叢祠,廟前春雨來時。

楚山無限鳥飛遲,蘭棹空傷別離。

何處杜鵑啼不歇,豔紅開盡如血。

蟬鬢美人愁,百花芳草佳節。

 

其二

孤廟對寒潮,西陵風雨蕭蕭。

謝娘惆悵倚欄橈,淚流玉筋千條。

暮天愁聽思歸落,早梅香滿山郭。

迴首兩情蕭索,離魂何處飄泊。

 

其三

銅皷賽神來,滿庭幡蓋徘徊。

水村江浦過風雷,楚山如畫煙開。

離別櫓聲空蕭索,玉容惆悵粧薄。

青麥鷰飛落落,捲簾愁對珠閣。

 

 

(改訂版)

河瀆神三首 其一

(道女・女僧になることが出来て、後宮の中で出来なかった恋愛が出来る喜びを詠うもの。)

河上望叢祠,廟前春雨來時。

舟の上より川岸の木立に囲まれた祠に向いながめやる。それが、いま春も盛りになれば、廟殿の辺りで神女と襄王とのように「朝雲暮雨」を重なり交じりあうことができる。

楚山無限鳥飛遲,蘭棹空傷別離。

この雨は楚の山々には、果てしない思いがとどき、ここに集まる鳥たちでさえも飛びたつのに「豔質如明玉」と時を忘れ、遅くなってしまう、此処を旅立つのに立派な棹を準備されていても、神女と過ごした寝牀を開けてしまうことなどできない、もう少しでも寝牀で過ごしたということになって、旅立ちは遅くなるし、別れることは空しくこころ傷めるのである。

何處杜鵑啼不歇,豔紅開盡如血。

愛を求めて何処にでも杜鵑は鳴きつづけ声が死ぬまで絶えることはない。こんなに艶多き啼きごえをきけば赤き躑躅が血の色に染ったように、神女の頬を赤く染めるほど情熱を持ってくれるのである。

蟬鬢美人愁,百花芳草佳節。

若く美しい蝉の髪型の以前は妃嬪であった美人はもう寵愛を得るために愁うことなどまったくないのだ、若くて、花咲き乱れ草薫る絶頂の良き時を過ごせることができる、素晴らしい季節を謳歌してゆくのだ。

(河瀆神三首其の一)

河上 叢祠【そうし】を望み,廟前にある 春雨來たる時に。

楚山 限り 無く鳥 飛ぶこと遲く,蘭棹【らんとう】空しく別離を傷【いた】む。

何處にか 杜鵑【ほととぎす】啼き歇【や】まざるに,豔紅【えんこう】開き盡して血の如し。

蟬鬢【ぜんびん】の美人 愁【た】たば,百花 芳草 佳節なり

【旧版】 

河瀆神三首 其二

(初めて客をとった女妓がその客が旅に出るという女の情を詠う。)

孤廟對寒潮,西陵風雨蕭蕭。

単独に立っている廟社が寒々とした大きな流れに向かいたっている。ここ西陵峡には巫山の巫女の化身の風まじりの雨がしとしとと降る。

謝娘惆悵倚欄橈,淚流玉筋千條。

あの女性は恨みがましく愁いをもってきれいな船の棹に身を寄せている。はらはらと止めどなくまるで玉飾りのように涙を流している。

暮天愁聽思歸落,早梅香滿山郭。

夕暮れには悲しく響く「思帰の曲」はまるで杜鵑が啼くようである、山里に早梅の香りの満ちてくる頃のことだった。

迴首兩情蕭索,離魂何處飄泊。

男は帰ってゆく、振り返り見ればこの二つの心はうち沈み、別離の思いはどこかにいってさすらうことだろう。

 

巫山十二峰003
 

(改訂版)

河瀆神三首 其二

(多くの者が冬の渇水期で風が強く悪天候で水駅に船が足止めされその客中には何処かに妾として嫁ぐ謝娘がいた、その不安な気持ちを詠う。)

孤廟對寒潮,西陵風雨蕭蕭。

単独に立っている廟社が寒々とした大きな流れに向かいたっている。天候が悪い日がつづき、ここ西陵峡には巫山の巫女の化身の風まじりの雨がしとしとと降って、舟の出発が出来ない。

謝娘惆悵倚欄橈,淚流玉筋千條。

足止めをしている者たちの中に美しい娘が恨みがましく愁いをもってきれいな船の先に身を寄せている。はらはらと止めどなくまるで玉飾りのように涙を流している。

暮天愁聽思歸落,早梅香滿山郭。

夕暮れには悲しく響く《人日思歸》の曲は“花が咲き始め、鶯が啼くのをきいて帰郷の気持ちが増した”というものだが、この娘は、「雁が落ちる」のを見て、帰郷のきもちになったのであろう、それにしても、山里に早梅の香りの満ちてくる頃に、もうなってきている。

迴首兩情蕭索,離魂何處飄泊。

考えを回らせて見れば、これまでとこれからの、二つの心はうち沈み晴れる事は無く、生きがいというものがなく離れてゆく魂はこのままどこかにいってさすらうことだろう。

 

(河瀆神【かとくしん】三首其の二)

孤廟 寒潮に対し、西陵 風雨 蕭蕭たり。

謝娘 惆悵として欄橈に倚り、涙 流るること 玉筋 千条。

 

暮大 愁い聴く 思帰落を、早梅の香り 山郭に満つ。

首を迴らせば 両情 蕭索たり、離魂 何処にか飄泊す。


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『河瀆神三首 其二』 現代語訳と訳註

(本文)

河瀆神三首 其二

孤廟對寒潮,西陵風雨蕭蕭。

謝娘惆悵倚欄橈,淚流玉筋千條。

暮天愁聽思歸落,早梅香滿山郭。

迴首兩情蕭索,離魂何處飄泊。

 

(下し文)

孤廟 寒潮に対し、西陵 風雨 蕭蕭たり。

謝娘 惆悵として欄橈に倚り、涙 流るること 玉筋 千条。

 

暮大 愁い聴く 思帰落を、早梅の香り 山郭に満つ。

首を迴らせば 両情 蕭索たり、離魂 何処にか飄泊す。

 

(現代語訳)

(多くの者が冬の渇水期で風が強く悪天候で水駅に船が足止めされその客中には何処かに妾として嫁ぐ謝娘がいた、その不安な気持ちを詠う。)

単独に立っている廟社が寒々とした大きな流れに向かいたっている。天候が悪い日がつづき、ここ西陵峡には巫山の巫女の化身の風まじりの雨がしとしとと降って、舟の出発が出来ない。

足止めをしている者たちの中に美しい娘が恨みがましく愁いをもってきれいな船の先に身を寄せている。はらはらと止めどなくまるで玉飾りのように涙を流している。

夕暮れには悲しく響く《人日思歸》の曲は“花が咲き始め、鶯が啼くのをきいて帰郷の気持ちが増した”というものだが、この娘は、「雁が落ちる」のを見て、帰郷のきもちになったのであろう、それにしても、山里に早梅の香りの満ちてくる頃に、もうなってきている。

考えを回らせて見れば、これまでとこれからの、二つの心はうち沈み晴れる事は無く、生きがいというものがなく離れてゆく魂はこのままどこかにいってさすらうことだろう。


(訳注)

河瀆神三首

唐の教坊の曲名。『花間集』には六首所収。温庭筠の作は三首収められている。双調四十九字、前段二十四字四句四平韻、後段二十五字四句四仄韻で、⑤⑥⑦⑥/❼❻❻❻の詞形をとる。

孤廟對寒  西陵風雨蕭
謝娘惆悵倚欄  淚流玉筋千
暮天愁聽思歸  早梅香滿山
迴首兩情蕭  離魂何處飄

  
  
  
  

張泌の作が一首、孫光憲の『河瀆神』参照。河瀆神 一首 張泌【ちょうひつ】ⅩⅫ唐五代詞・「花間集」 Gs-359-7-#21  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3342

河瀆神三首 其二

(多くの者が冬の渇水期で風が強く悪天候で水駅に船が足止めされその客中には何処かに妾として嫁ぐ謝娘がいた、その不安な気持ちを詠う。)

前段第一句、孤廟の孤は一つを意味するが、続く句は、棹に身を寄せ、生娘ではじめての男のもとにゆく不安と悲しみに涙をはらはらと流すさまを言う。後段末句は、振り向けば故郷に残したこころ、別離の思いを抱いて、不安な旅立をする。おんなは今からどこかをさまようのであろうと、よくある場面を詠っている。孤の字以外にも、寒、粛歳といった語が女の哀感を高めている。典型的な教坊の曲である。

 

孤廟對寒潮,西陵風雨蕭蕭。

単独に立っている廟社が寒々とした大きな流れに向かいたっている。天候が悪い日がつづき、ここ西陵峡には巫山の巫女の化身の風まじりの雨がしとしとと降って、舟の出発が出来ない。

〇寒潮 寒々とした川の流れ。三峡に冬の渇水期の風は、舟の追い風となり、強い風の場合欠航となる。春一番も突風であるから、冬から春先に掛けては船で出発できないことを意味している。杜甫詩に『集千家註杜工部詩集』巻十四には「公自注、市曁夔人語也。市井泊船處、謂之市曁。江水横通、止公處居、人謂之瀼。」(『四庫全書薈要』本、二〇〇五年、吉林出版集団影印)とある。そうした中でも仇注に「原注、峽人目市井泊船處、曰市曁。」とある。但しこれは仇兆鰲なりの整理と解釈が入っていると考えた方が無難である。三峡は、冬期と増水期で水位の差が激しく、船着き場が高い場所にあり、そこが市場にもなっていた。船の航行は難しい時期であったという。

○西陵 長江の三峡中の一つ、西陵峡。巫山の雨を連想させる。神女と雲雨は、雨が宋玉「高唐の賦」にある巫山神女の故事によるもので、懷王と交わった後、神女が「暮には行雨とならん」とどんな時でも一緒にいるといった意味を持つ雨である。楚の懐王が巫山の神女と夢のなかで交わった故事をいう

風雨 三峡では、風雨の際、舟が出向する事は無く足止めをされる

 

<!--[if !vml]-->泰山の夕日02
<!--[endif]-->

 

謝娘惆悵倚欄橈,淚流玉筋千條。

足止めをしている者たちの中に美しい娘が恨みがましく愁いをもってきれいな船の先に身を寄せている。はらはらと止めどなくまるで玉飾りのように涙を流している。

○謝娘 美女、妓女あるいは、愛妾の棲む家。唐の李徳祐が豪邸を築き、愛妾の謝秋娘を住まわせたことに基づくものであるが、娘が旅行する場合、嫁ぐことしかないし、家族の罪で、流刑される場合、あるいは、主人の詩に伴い出家する場合となる。・謝娘:「あの女性」の意。詞では、若くて美しい女性、乙女という場合もある。また、謝安についての逸話に基づく場合、謝靈運を云う場合もある。

歸國遙二首 其一

香玉,翠鳳寶釵垂菉簌

鈿筐交勝金粟,越羅春水淥。

畫堂照簾殘燭,夢餘更漏促。

謝娘無限心曲,曉屏山斷續。

歸國遙二首 其一 温庭筠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-300-5-#54  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3047

・謝娘 おとめ。生娘。韋荘『浣渓沙』其三 

惆悵夢餘山月斜、孤燈照壁背窗紗、小樓高閣謝娘家。暗想玉容何所似、一枝春雪凍梅花、満身香霧簇朝霞。

浣渓沙 其三 (惆悵夢餘山月斜) 韋荘  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-266-5-#20  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2877

若くて美しい女性を指す。乙女。マドンナ。韋荘『荷葉杯』

記得那年花下。 深夜。

初識謝娘時。

水堂西面畫簾垂。 攜手暗相期。

惆悵曉鶯殘月。 相別。

從此隔音塵。

如今倶是異鄕人。 相見更無因。

荷葉杯 其二 韋荘  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-258-5-#12  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2672

惆悵 恨み嘆くこと。うらめしい。うらみがましい。

○欄橈 枠。蘭(木蘭) は棹を美化する。

○玉筋 流れる涙の筋。筋は箸。ここでは、涙の筋を玉の箸に見立てている。

 

暮天愁聽思歸落,早梅香滿山郭。

夕暮れには悲しく響く《人日思歸》の曲は花が咲き始め、鶯が啼くのをきいて帰郷の気持ちが増したというものだが、この娘は、「雁が落ちる」のを見て、帰郷のきもちになったのであろう、それにしても、山里に早梅の香りの満ちてくる頃に、もうなってきている。

○思帰落 曲調の名。季節は早春であるから、ウグイスの鳴き声でこの句は、隋・薛道衡《人日思歸》「入春纔七日,離家已二年。人歸落雁後,思發在花前。」に基づいていると考えるべきで、この句の意味が、詩全体のストーリーをイメージさせるものである。この句をホトトギスの鳴き声とする解もあるが、足止めが長くなり、早梅が咲き香るようになったというもので、晩春から初夏の躑躅ということはうかがえない。

○滿山郭 孟春になり、春風にのりうめの香りが広がるということ、水駅の妓女たちが対応に追われ忙しくしていること峡谷の城郭内に一杯に広がる。

 

迴首兩情蕭索,離魂何處飄泊。

考えを回らせて見れば、これまでとこれからの、二つの心はうち沈み晴れる事は無く、生きがいというものがなく離れてゆく魂はこのままどこかにいってさすらうことだろう。
兩情蕭索 これまで世話になったところを思う心、故郷に対する思いということと、これまで嫁いでいた世話になった事への思いとこれから先への思いの二つの感情、天候不良で足止めされた不安と寂しさと遣り切れなさの情ということ。

蕭索 もの寂しいさま。うらぶれた感じのするさま。蕭条。

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『花間集』全詩訳注解説(改訂)-1溫庭筠45《巻1-45 河瀆神 三首其一》溫庭筠66首巻一45-45〉漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-5422

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花間集 教坊曲『河瀆神』六首

 

 

作者名/


初句

 

 

溫庭筠

巻一

河瀆神 三首其一

河上望叢祠,

 

 

巻一

河瀆神 三首其二

孤廟對寒潮,

 

 

巻一

河瀆神 三首其三

銅皷賽神來,

 

 

張泌

巻二

河瀆神 一首

古樹噪寒鴉,

 

 

孫光憲

巻八

河瀆神二首其一

汾水碧依依,

 

 

巻八

河瀆神二首其二

江上草芊芊,

 

 

 

 

 

 

 

 

 

河瀆神三首

其一

河上望叢祠,廟前春雨來時。

楚山無限鳥飛遲,蘭棹空傷別離。

何處杜鵑啼不歇,豔紅開盡如血。

蟬鬢美人愁,百花芳草佳節。

 

其二

孤廟對寒潮,西陵風雨蕭蕭。

謝娘惆悵倚欄橈,淚流玉筋千條。

暮天愁聽思歸落,早梅香滿山郭。

迴首兩情蕭索,離魂何處飄泊。

 

其三

銅皷賽神來,滿庭幡蓋徘徊。

水村江浦過風雷,楚山如畫煙開。

離別櫓聲空蕭索,玉容惆悵粧薄。

青麥鷰飛落落,捲簾愁對珠閣。

 

(旧版)

河瀆神三首 其一

(道妓の居る祠に向うもの、女妓を伴っておいて出発する者、全くおとずれの居ないもの、鳴くもの喜ぶもの道妓たちの悲喜交々を詠う。)

河上望叢祠,廟前春雨來時。

舟の上より川岸の木立に囲まれた祠に向いながめやる。廟殿の辺りも巫女が成り変わった春雨の降り来ているころだ。

楚山無限鳥飛遲,蘭棹空傷別離。

この雨は楚の山々にもは果てしない思いがとどき、鳥が緩やかに飛びたつ、道女が加わって舟が発ちに空しく別れを傷むものがいる。

何處杜鵑啼不歇,豔紅開盡如血。

何処にでも杜鵑は鳴くつづけ声が絶えることはない。こんなに啼けば「啼いて血を吐くホトトギス」の逸話のように赤き躑躅が血の色に染ったものだということもわかる。

蟬鬢美人愁,百花芳草佳節。

若く美しい蝉の髪の女は愁うことなどまったくない、それは花咲き乱れ草薫る絶頂の良き時を過ごしているのだ。

(河瀆神三首其の一)

河上 叢祠【そうし】を望み,廟前 春雨來たる時。

楚山 限り 無く鳥 飛ぶこと遲く,蘭棹【らんとう】空しく別離を傷【いた】む。

何處にか 杜鵑【ほととぎす】啼き歇【や】まざるに,豔紅【えんこう】開き盡して血の如し。

蟬鬢【ぜんびん】の美人 愁【た】たば,百花 芳草 佳節なり。
 

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『花間集』全詩訳注解説(改訂)-1溫庭筠44《巻1-44 南歌子七首其七》溫庭筠66首巻一44-〈44〉漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-5417

(改訂)-1溫庭筠44《巻1-44 南歌子七首其七》(寵愛を受けることが無くなって久しいという状況であっても、いつかまた「寵愛を受ける」という気持ちを持って生きていくと詠う。)

 

 
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『花間集』全詩訳注解説(改訂)-1溫庭筠44《巻1-44 南歌子七首其七》溫庭筠66首巻一44-44〉漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-5417

 

 

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『花間集』全詩訳注解説(改訂)-1溫庭筠43《巻1-43 南歌子七首其六》溫庭筠66首巻一43-〈43〉漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-5412

(寵愛を失って又春が来て、行楽の宴席でいろんな光景を見るが、それでも毎夜寵愛を受ける準備だけはしなくてはいけない。春の宵は恨めしい限りだと詠う)

 
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『花間集』全詩訳注解説(改訂)-1溫庭筠43《巻1-43 南歌子七首其六》溫庭筠66首巻一43-43〉漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-5412

 

 

(改訂版)
南歌子七首其一
(はじめての曲水の宴席に出た妃嬪が、この日からきっと仲良い鴛鴦の様な夫婦になるだろうと詠う。

手裏金鹦鹉,胸前繡鳳凰。
流れてきた盃をとりあげて手の中にする、黄金製の鸚鵡杯が輝く曲水の宴、衣服の胸元には、ホウオウの刺繍が艶やかで美しい。
眼暗形相。

こっそりとあのお方の顔と姿をうかがい、流し目で見ている。

不如從嫁與,作鴛鴦。
もう嫁いできて妃として後宮にはいるしかない身なのだ。きっと寵愛を受けて鴛鴦のような夫婦となることだろう。 

(南歌子七首其の一)
手の裏に金の鸚鵡,胸前に鳳凰を綉【ぬひと】る。
偸【ぬす】み眼【み】て暗【ひそ】かに 形相す。

嫁ぐに 如【し】かず,鴛鴦と作【な】らん。

 

(改訂版)
 南歌子七首其二
(春の二大遊び、舟遊びと野外に万幕を張っての行楽について詠う。)

似帶如絲柳,團酥握雪花。
遠くから池の端を帯びのようにグルッと柳が緑の帯のおようであり、近くによれば、糸のように長く垂れ下がった柳の枝は細身の美女のようにしなやかに揺れる、柳絮の綿は丸い脂身の固まりのようであり、その肌はきよく滑らかなまるみをもっていて雪の白さと艶やかな花の白さの指さきで握ってくれる。
簾卷玉鈎斜。
行楽に向かう妃嬪は車の簾を巻き上げるも、宝玉で輝く簾を掛ける鉤金具もうまく途中で止めて、外の人を見ている。

九衢塵欲暮,逐香車。
郊外に行楽に行っての帰りには、都大通りは砂塵が舞い黄昏に暮れていこうとしている。いつのまにか、美しい妃嬪の車の後を追って行っているのである。

南歌子 
帶【まつわる】に似て、柳を絲の如くす,團く酥【そ】にして雪花【せっか】を握る。
簾 卷き 玉鈎【ぎょくこう】斜なり。
九衢【きゅうく】塵 暮んと欲し,香車【こうしゃ】を逐う。

 

(改訂版)

南歌子七首其三
(寵愛を受けた絶頂時には、髪型・化粧・服装、すべて最高の者を見に着けたが、て、寵愛を失えばげっそりとやせ細り、化粧も、髪型も、服装も劣化していくと詠う。)
垂低梳髻,連娟細掃眉。
髪型は寵愛を受ける度合いに応じて変化し、左右の鬢の雲型に垂れる髪は低くして髻まできれいに梳いてある。上品な麗しさは続き細く書かれた横烟眉型で鬢につながっている絶頂時の様装である。
終日兩相思。
たしかに、そのころは、一日中二人でいて互いに思い恋し合っていた。

爲君憔悴盡,百花時。
天子のために変わらず思い続けていても、もう春も盛り、百花繚乱の時なのに、寵愛を失った妃嬪は、心配でたまらず、心労の限り、痩せ細ってしまった。
(南歌子七首其の三)

の垂れ低くして髻を梳く,娟に連ねて細く眉を掃う。

終日 兩つながら 相思う。

君が爲に憔悴し盡す、百花の時を。

 

 

(改訂版)

南歌子 七首其四
臉上金霞細,眉間翠鈿深。
ほほのうえには、かぼそい金霞のよそおいでかざり、眉間にはふかく翠りの鈿のかざりをしている。
倚枕覆鴛衾。
着飾って麗しくして枕をあててよこになり、鴛鴦のうす絹の掛け布をかけています。
隔簾鶯百囀,感君心。
御簾を隔てて鶯がしきりにさえずっているので、その鶯の囀りは、しみじみとあなたのこころを感じているのです。

(南歌子)

臉の上 金の霞 細やかに,眉の間 翠の 深し。

枕に倚り 鴛衾を覆す。

簾を隔てて 鶯 百に囀り,君が心に感ず。

 

(改訂版)

南歌子 七首其五
(春の日に若く美しい妃嬪は華やかな装いで寵愛をうけるが、仲秋の名月に照らされる頃、妊娠の兆候もなく、寵愛を失った、また、あの尊顔を目の辺りにしたいと詠う。)

撲蕊添黃子,呵花滿翠鬟。
妃嬪の身分になってから、夜の準備で蕊黃は女の額に黄色の化粧をほどこして華やかな雰囲気にし、女としての花を開かせ、麗しい輪型に巻いた黒毛の髷で精いっぱいのお化粧をしている。
鴛枕映屏山。
鴛鴦の一つの枕に並んで寝牀に横になると、その寝姿がろうそくの明かりに屏風に山影となって映っている。
月明三五夜,對芳顔。
今夜は十五夜で満月の明かりがどこまでも明るくてらしているのだから、美しい尊顔の方に向けていたい。

(南歌子 七首其の五)
撲蕊【ぼうくずい】黃子【おうし】を添え,呵花して翠鬟【すいかん】に滿つ。
鴛枕【かちん】屏山を映す。
月明 三五の夜,芳顔に對す。

 

(改訂版)

南歌子 七首其六
(寵愛を失って又春が来て、行楽の宴席でいろんな光景を見るが、それでも毎夜寵愛を受ける準備だけはしなくてはいけない。春の宵は恨めしい限りだと詠う)

轉盼如波眼,娉婷似柳腰。
あのお方は流し目を動かしまるで波眼蝶のように飛び回る、飛ぶ先の多くの妃嬪は優雅にして美しく垂れ柳のような細腰をしているものたちである。
花裏暗相招。

春も盛り、行楽には花のさき乱れる裏に蝶のように花影に招いている。

憶君腸欲斷,恨春宵。
あのお方のことを思い続け、寵愛を受けたいと毎夜準備をしているだけで叶わず、下腸など切ってしまいたいと思っている。それにしてもこんな春の宵は恨めしいだけだ。

南歌子 七首其六
轉盼【てんはん】波眼の如し,娉婷【ひょうてい】似って柳腰【りゅうよう】たり。
花裏 暗【ひそか】に相い招く,君を憶う腸 斷ぜんと欲す,春宵を恨む。

 


『南歌子』 現代語訳と訳註
(
本文)

南歌子 七首其六
轉盼如波眼,娉婷似柳腰。
花裏暗相招,

憶君腸欲斷,恨春宵。


(下し文) 

(南歌子 七首其六)
轉盼【てんはん】波眼の如し,娉婷【ひょうてい】似って柳腰【りゅうよう】たり。
花裏 暗【ひそか】に相い招く,君を憶う腸 斷ぜんと欲す,春宵を恨む。


(現代語訳)
(寵愛を失って又春が来て、行楽の宴席でいろんな光景を見るが、それでも毎夜寵愛を受ける準備だけはしなくてはいけない。春の宵は恨めしい限りだと詠う)

あのお方は流し目を動かしまるで波眼蝶のように飛び回る、飛ぶ先の多くの妃嬪は優雅にして美しく垂れ柳のような細腰をしているものたちである。
春も盛り、行楽には花のさき乱れる裏に蝶のように花影に招いている。

あのお方のことを思い続け、寵愛を受けたいと毎夜準備をしているだけで叶わず、下腸など切ってしまいたいと思っている。それにしてもこんな春の宵は恨めしいだけだ。


(訳注) (六)

(寵愛を失って又春が来て、行楽の宴席でいろんな光景を見るが、それでも毎夜寵愛を受ける準備だけはしなくてはいけない。春の宵は恨めしい限りだと詠う)

【解 説】

原始時代の母権制がその歴史的使命を果し、その寿命が尽きた時、「男尊女卑」一夫多妻は誰も疑うことのない人の世の道徳的規範となった。人口の半分を占める女性たちは、未来永劫にわたって回復不可能な二等人となり、ごく最近まで、二度と再び他の半分である男性と平等になることはなかった。(形態の違いこそあれ、未だに真の平等までにいたっていないのかもしれない。)

 

そうした中で、彼女たちは積極的に恋愛をし、貞節の観念は稀薄であった。未婚の娘が秘かに男と情を通じ、また既婚の婦人が別に愛人をつくることも少なくなかった。女帝(武則天)が一群の男寵(男妾)をもっていたのみならず、公主(皇女)、貴婦人から、はては皇后、妃嬢にさえよく愛人がいた。離婚、再婚もきわめて普通であり、唐朝公主の再婚や三度目の結婚もあたりまえで珍しいことではなかった。こうした風習に、後世の道学先生、ごりごりの儒学者たちはしきりに首をふり嫌悪の情を示した。

 

妃嬪について、寵愛を失った後、実際にはかなり自由な恋愛があっても、表向きには、貞操を守るというスタイルをとっていたということ、そういったことを踏まえて花間集の詩を読んでいかないと、単に「断腸」の思い、嘆くと解釈してしまうことになる。朱子学、儒学がさらに教条的なものになっていく中世封建制までは、かなり自由恋愛があったということなのである。

 

唐の教坊の曲名。単調と双調がある。花間集』 には十二百所収。温庭籍の作は七首収められている。単調二十三字、五句三平韻で、5⑤⑤5③の詞形をとる。

轉盼如波眼,娉婷似柳