玉-巻二34 雜詩二首 其二 荏苒日月運 -#2〔張華〕
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2017年9月7日 |
の紀頌之”6”つの校注Blog |
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10年のBLOGの集大成 |
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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、現在、李白詩全詩 訳注 |
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Ⅰ李白詩 |
(李白集校注) |
745年 n-42 陪從祖濟南太守泛鵲山湖,三首之一(巻二〇(二)一一七二)漢文委員会Kanbuniinkai紀頌之Blog9104 |
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745年-08 【字解集】008 A鳴皋歌送岑徵君 B對雪奉餞任城六父秩滿歸京Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集8975 |
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Ⅱ韓昌黎詩集・文集校注 |
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Ⅲ 杜詩 |
詳注 |
767年-141#8 秋日夔府詠懷奉寄鄭監審李賓客之芳一百韻(卷一九(四)一六九九#8§4.-1注(1155)夔州詠物八首の絕塞烏蠻北 Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9064 |
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767年-集-19 【字解集】 ・H提封 I鸚鵡 J孤雁 K鷗 L猿 M麂 N雞 O黃魚 P白小 Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8998 |
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●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集 不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている。花間集連載開始。 |
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Ⅳブログ詩集 |
漢・唐・宋詞 |
花間集 訳注解説 (242)回目毛文錫巻五18紗䆫恨二首其二》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9065 |
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10年のBLOGの集大成 |
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●花間集全詩●森鴎外の小説の”魚玄機”詩、芸妓”薛濤”詩。唐から五代詩詞。花間集。玉臺新詠連載開始 |
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Ⅴ.唐五代詞詩・女性 |
・玉臺新詠 |
玉-巻二34 雜詩二首 其二 荏苒日月運 -#2〔張華〕 Ⅴ漢詩・六朝詩・文選・古詩源・唐宋詩詞漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠巻二ブログ 9059 |
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Ⅵ唐代女性論 ninjaブログ |
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玉-巻二34 雜詩二首 其二 荏苒日月運 -#2〔張華〕 Ⅴ漢詩・六朝詩・文選・古詩源・唐宋詩詞漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠巻二ブログ 9059
床下には兼藍が生えてもそのままにしているし、四方の壁には「くも」が網をかけ、はんみょうさえいるありさまです。
これを見てもらえるとわたしの耐え難い遣る瀬無さがこみあげ、物事に感じては胸がふさがって、更に鬱積が重なってしまいます。
空飛ぶ雁でさえ雌雄巽をならべてかけてゆきますし、帰る鴻も翮を接して飛ぶことを知っているというのに。
ああ、帰ってきてほしい、わが夫よ。それともあの方は人の愁いも知らずにわざと隔たって居るのであろうか。
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玉臺新詠 69 |
雜詩二首 其二 |
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玉-巻二32 |
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〔張華〕 |
漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠ブログ9045 |
張華には「雑詩」が三首ある。その中の一首は『文選』に収められている。ここに示した二首は他の二首である。
雜詩其一
逍遙遊春宮、容與綠池阿。白蘋開素葉、朱草茂丹花。
微風搖茝若、層波動芰荷。榮彩曜中林、流馨入綺羅。
王孫遊不歸、修路邈以遐。誰與翫遺芳、佇立獨咨嗟。
雜詩其二
荏苒日月運、寒暑忽流易。同好遊不存、苕苕遠離析。
房櫳自來風、戶庭無行跡。蒹葭生牀下、蛛蝥網四壁。
懷思豈不隆、感物重鬱積。游雁比翼翔、歸鴻知接翮。
來哉彼君子、無然徒自隔。
文選 雜詩一首
晷度隨天運,四時互相承。東壁正昏中,涸陰寒節升。
繁霜降當夕,悲風中夜興。朱火青無光,蘭膏坐自凝。
重衾無暖氣,挾纊如懷冰。伏枕終遙昔,寤言莫予應。
永思慮崇替,慨然獨拊膺。
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雜詩二首 |
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逍遥遊春宫容與緑池阿白蘋齊素葉齊詩紀/作開朱草茂 |
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丹華微風摇茝若層波動芰荷層宋刻作増案楚詞増/氷峩峩即作層義盖古 |
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字假借相通然詩歌為後代之文不/必更假借以為古今從諸本作層字榮采曜中林流馨 |
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入綺羅王孫遊不歸修路邈以遐誰與玩遺芳竚立獨咨嗟 |
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荏苒日月運寒暑忽流易同好逝不存逝宋刻/作遊悞迢迢遠 |
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離析房櫳自來風户庭無行迹蒹葭生床下蛛蝥網四 |
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壁懐思豈不隆感物重欝積遊雁比翼翔歸鴻知接翮 |
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來哉彼君子無愁徒自隔愁字未詳/疑有舛悞 |
雜詩其一
(遠行の夫を思う思婦のこころを述べた。)
逍遙遊春宮、容與綠池阿。
ぶらぶらと春景色にそまる官舎の中を遊び、ゆったりと萌木色、緑の池の開けたところをあるいているでしょう。
白蘋開素葉、朱草茂丹花。
そこには、水面には白い蘋の花は、日の光のあたる白い葉と揃って咲き、朱い草には丹い花が茂っている。
微風搖茝若、層波動芰荷。
そよ風は茝やかきつばたをゆるがせているし、幾重もの波が菱や荷の葉を動かしている。
榮彩曜中林、流馨入綺羅。
花の盛りのいろどりは林の中までかがやき、流れる香りは椅羅の衣にもきっとただよっているでしょう。
王孫遊不歸、修路邈以遐。
それなのにわたしの恋人は旅に出たまま帰ってはくださらないし、そちらへの長い路のりは、遙かにしてまた遠いのです。
誰與翫遺芳、佇立獨咨嗟。
この花の遺せる香りを誰と共にもてあそんだらいいのでしょう、わたしは、独りたたずんでなげくことしかできないのです。
(雜詩其の一)
逍遙して 春宮に遊び、容與す 綠池の阿に。
白蘋 素葉に開き、朱草に 丹花 茂る。
微風は 茝若を搖がし、層波は 芰荷を動かす。
彩を榮にして 中林に曜き、流馨 綺羅に入る。
王孫 遊んで歸らず、修路 邈として以て遐かなり。
誰と與にか 遺芳を翫ばん、佇立して 獨り咨嗟す。
雜詩其二 #1
(前詩と同じく思婦の情を叙した。)
荏苒日月運、寒暑忽流易。
何にもこれといってすべきこともなく、しだいに月日が運行して、寒さ、暑さが忽ち移りかわってゆきます。
同好遊不存、苕苕遠離析。
愛し合った好ましい人は旅にでかけてここには居らず、遙かに遠く隔たって離れはなれになってしまっています。
房櫳自來風、戶庭無行跡。
室の連子の格子窓のあたりには、風がひとりでに吹き通うて入ってくるが、いつも入ってきていた庭先や戸口にはあの人の足音もない。
#2
蒹葭生牀下、蛛蝥網四壁。
懷思豈不隆、感物重鬱積。
游雁比翼翔、歸鴻知接翮。
來哉彼君子、無然徒自隔。
床下には兼藍が生えてもそのままにしているし、四方の壁には「くも」が網をかけ、はんみょうさえいるありさまです。
これを見てもらえるとわたしの耐え難い遣る瀬無さがこみあげ、物事に感じては胸がふさがって、更に鬱積が重なってしまいます。
空飛ぶ雁でさえ雌雄巽をならべてかけてゆきますし、帰る鴻も翮を接して飛ぶことを知っているというのに。
ああ、帰ってきてほしい、わが夫よ。それともあの方は人の愁いも知らずにわざと隔たって居るのであろうか。
(雜詩其の二)
荏苒 日月運り、寒暑 忽ち流易す。
同好 遊びて存せず、苕苕として 遠く離析す。
房櫳 自ら風を来し、戸庭に 行迩無し。
#2
蒹葭 牀下に生じ、蛛蝥 四壁に網す。
懐思 豈に隆んならざらんや、物に感じて重ねて鬱着す。
遊雁翼を比べて翔る、歸鴻 接翮を知る。
来らんかな 彼の君子、愁無くして徒らに自ら隔つ。
張華《雜詩其二》現代語訳と訳註解説
(本文)
#2
蒹葭生牀下、蛛蝥網四壁。
懷思豈不隆、感物重鬱積。
游雁比翼翔、歸鴻知接翮。
來哉彼君子、無然徒自隔。
(下し文)
#2
蒹葭 牀下に生じ、蛛蝥 四壁に網す。
懐思 豈に隆んならざらんや、物に感じて重ねて鬱着す。
遊雁翼を比べて翔る、歸鴻 接翮を知る。
来らんかな 彼の君子、愁無くして徒らに自ら隔つ。
(現代語訳)
床下には兼藍が生えてもそのままにしているし、四方の壁には「くも」が網をかけ、はんみょうさえいるありさまです。
これを見てもらえるとわたしの耐え難い遣る瀬無さがこみあげ、物事に感じては胸がふさがって、更に鬱積が重なってしまいます。
空飛ぶ雁でさえ雌雄巽をならべてかけてゆきますし、帰る鴻も翮を接して飛ぶことを知っているというのに。
ああ、帰ってきてほしい、わが夫よ。それともあの方は人の愁いも知らずにわざと隔たって居るのであろうか。
(訳注)
雜詩其二 #1
7.(前詩と同じく思婦の情を叙した。)
張華には「雑詩」が三首ある。その中の一首は『文選』に収められている。ここに示した二首は他の二首である。
#2
蒹葭生牀下、蛛蝥網四壁。
床下には兼藍が生えてもそのままにしているし、四方の壁には「くも」が網をかけ、はんみょうさえいるありさまです。
8. 蒹葭 ひめよし、あしくさ、枯れ始めた陰暦九月の候をいう。蒹とは。・蒹葭アシやヨシの類.葭 片葉の葦(かたはのあし)。『詩経・秦風・蒹葭』「兼葭蒼蒼,白露為霜。 所謂伊人,在水一方。 溯洄從之,道阻且長;溯游從之,宛在水中央。」とある。河の向こう岸にすむ美しい娘がいる。訪ねようと上流に行くと道が険しく、川を渡るには水が多い。不遇で志を得られぬ、果たせない男、やるせない気持ちを歌ったものである。杜甫の秦州抒情詩《巻七74 蒹葭》の詩も最終句「歲蹉跎」という語でそのすべてを表している。
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兼 葭 |
( けんか) |
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摧折不自守,秋風吹若何? 暫時花戴雪,幾處葉沈波。 體弱春苗早,叢長夜露多。 江湖後搖落,亦恐歲蹉跎。 |
摧折【さいせつ】自ら守らず、秋風吹くも若何【いか】にせん。 暫時【ざんじ】花雪を戴【いただ】く、幾処【いくつのところ】か葉 波に沈む。 体弱くして春苗【しゅんびょう】早く、叢【そう】長うして夜露【やろ】多し。 江湖【こうこ】搖落【ようらく】に後【おく】るるも 亦た恐る歳に蹉跎【さた】たらんことを |
この「片葉あし」というものは、くだかれ折られ、しっかり自己を保つことがないのであるから、秋風に吹かれたとしてもどうかなるというのか。(どうにもならない、それは自分のせいなのだ。)
「片葉あし」は穂花をだすときしばらくの間、花が雪をいただいて立っているが、そこ処処でその葉は波間に沈んでいるのだ。
「片葉あし」は春の苗が早くでるがその体質は弱くて、群がって生え背は高くなり、夏にはたくさんの夜露をうけるのである。
「片葉あし」は南方の江湖の地方では他の草木が枯れ、葉がおちるよりかおそいのだけれど、それはまるで時機を逸して、適時にできず、不遇で志を得られぬ状態なのだと気づかわれるのである。
兼葭 杜甫 <298> kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1361 杜甫詩 700- 418
9. 蛛蝥 くも(蜘蛛)とはんみょう。虫の名。「蛛網」. 下つき. 蜘蛛(チチュ)・(チチュウ)・(くも). 「蛛」から始まる言葉. 蛛網(チュモウ).。全身が赤、青、緑に輝く、脚の長い美しい甲虫。
平地から低山地にかけての、林道上など、地表面で見られる。鋭い大顎を持ち、他の昆虫を捕らえて食べる。
人が近づくと地面から飛び立ち、数m先の地面に止まる。
懷思豈不隆、感物重鬱積。
これを見てもらえるとわたしの耐え難い遣る瀬無さがこみあげ、物事に感じては胸がふさがって、更に鬱積が重なってしまいます。
游雁比翼翔、歸鴻知接翮。
空飛ぶ雁でさえ雌雄巽をならべてかけてゆきますし、帰る鴻も翮を接して飛ぶことを知っているというのに。
來哉彼君子、無然徒自隔。
ああ、帰ってきてほしい、わが夫よ。それともあの方は人の愁いも知らずにわざと隔たって居るのであろうか。

























