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邱巨源_其二聽隣妓 -#1 |
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邱巨源_其二聽隣妓 |
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玉臺新詠集 巻四 7.邱巨源_ 巻4•7-1-2雜詩二首其二聽隣妓 訳注解説 漢文委員会 紀頌之Blog11035
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7.邱巨源_ |
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巻4•7-1-2雜詩二首其二 聽隣妓 #2 |
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玉臺新詠集 訳注解説 |
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漢文委員会 紀頌之Blog8 |
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聽隣妓 作者:邱巨源
(隣家の歌妓の歌う声を聴いて詠んだ歌)
#1
披袵乏遊術、憑軾寡文才。
自分は官衣を身につけてまわり歩く口八丁の遊説術などできない、車の横木によりかかったままで相手を説きふせるなどという文才も乏しくてできない。
蓬門長自寂、虛席視生埃。
それで我が家の蓬生の門は訪ねる人もなくいつもひっそりとして居り、誰も坐らぬ席には埃が生ずるありさまである。
貴里臨妝館、東鄰鼓吹臺。
屋敷のそばには貴族地域があり、そこのお化粧館がこちらを見おろすように立って居り、東隣には音楽堂の高台がある。
#2
雲間嬌響徹、風末豔聲來。
雲間を通していろんななまめかしい響きが聞こえくるし、艶っぽい声が風のさきに乗って伝わってくる。
飛華瑤翠幄、揚芬金碧杯。
美女たちの華やかな色は玉や翠羽で飾った垂れ幕の間から光を飛ばし、また、えならぬ香りが彼女らの取り交わす黄金や碧玉の杯につれて立ちのぼってくる。
久絕中州美、從念尸鄉灰。
私の目から久しい間、中原地方の美色はとざされ、かつて戸郷のあたりで過ごした豪華さは今は灰のように消え失せた。
遺情悲近世、中山安在哉。
それを今だに未練がましく思い、近頃のさまを悲しむのだ。しかし中山の楽声の面白さは今どこにあるというのか。
(隣妓を聽く)
披袵には 遊術に乏しく、憑軾には 文才 寡し。
蓬門 長く自ら寂く、虛席は 埃の生ずるを視る。
貴里に妝館を臨めり、東鄰は 鼓吹の臺。
#2
雲間に 嬌響徹し、風末に 豔聲來る。
華を飛ばす 瑤翠の幄、芬を揚ぐ 金碧の杯。
久しく中州の美を絕ち、從って尸鄉の灰を念う。
遺情 近世を悲み、中山 安くに在る哉。
《聽隣妓》現代語訳と訳注解説
披袵乏遊術、憑軾寡文才。
蓬門長自寂、虛席視生埃。
貴里臨妝館、東鄰鼓吹臺。
#2
雲間嬌響徹、風末豔聲來。
飛華瑤翠幄、揚芬金碧杯。
久絕中州美、從念尸鄉灰。
遺情悲近世、中山安在哉。
〔下し文〕
(隣妓を聽く)
#2
雲間に 嬌響徹し、風末に 豔聲來る。
華を飛ばす 瑤翠の幄、芬を揚ぐ 金碧の杯。
久しく中州の美を絕ち、從って尸鄉の灰を念う。
遺情 近世を悲み、中山 安くに在る哉。
〔現代語訳〕
(隣家の歌妓の歌う声を聴いて詠んだ歌)
#2
雲間を通していろんななまめかしい響きが聞こえくるし、艶っぽい声が風のさきに乗って伝わってくる。
美女たちの華やかな色は玉や翠羽で飾った垂れ幕の間から光を飛ばし、また、えならぬ香りが彼女らの取り交わす黄金や碧玉の杯につれて立ちのぼってくる。
私の目から久しい間、中原地方の美色はとざされ、かつて戸郷のあたりで過ごした豪華さは今は灰のように消え失せた。
それを今だに未練がましく思い、近頃のさまを悲しむのだ。しかし中山の楽声の面白さは今どこにあるというのか。
〔訳注解説〕
聽隣妓 作者:邱巨源
(隣家の歌妓の歌う声を聴いて詠んだ歌)
水陸駅以上の大きな町には官制の歓楽街があり、その周りに民間の娼屋があり歓楽街を作っていた。この詩はsクシャの止まった宿の近所の家の歌妓の歌う美しい声を聴いてのことであろう。芸妓には、娼屋の芸妓、娼妓、家妓、官妓などがいるが、詩の雰囲気から、高級な芸妓であり、歌がうまいとなればさらに高等な官妓であろう。
その官妓が、「身請け」、「買斷」してもらったものの、男は他の女のもとに行って寄り付かない。その侘しさを詠うものである。官妓の「身請け」、「買斷」は必ずしも金によるものではない場合もある、吏官からの申し出を許可するという場合もあり、女妓にとっては、それも名誉ではあるが、その権利を持った男が、女妓を尋ねなくなれば、女として憐れな、侘しい日を過ごすことになる。実際には、古代は、かなり自由恋愛の時代ではあったので、何処まで、侘しい生活であったかは想像して考えるしかない。明、清の時代以降は娼屋も、纏足などかなり厳しいものへと変わっていく
#2
雲間嬌響徹、風末豔聲來。
雲間を通していろんななまめかしい響きが聞こえくるし、艶っぽい声が風のさきに乗って伝わってくる。
嬌響徹 娼館からのさまざまのおとがかぜにのってとどいてくること。
豔聲 歌声とともに、喘ぎ声などの声が届く。
飛華瑤翠幄、揚芬金碧杯。
美女たちの華やかな色は玉や翠羽で飾った垂れ幕の間から光を飛ばし、また、えならぬ香りが彼女らの取り交わす黄金や碧玉の杯につれて立ちのぼってくる。
瑤翠幄 翠色的帐幔
揚芬 えならぬ香りが立ちのぼってくる。
久絕中州美、從念尸鄉灰。
私の目から久しい間、中原地方の美色はとざされ、かつて戸郷のあたりで過ごした豪華さは今は灰のように消え失せた。
中州美 河南省黄河流域の中原、文華の中心地。
戸郷 河南偃師縣の西にあり、洛陽の近傍。作者の旧遊地。偃師尸郷溝商城遺跡がある。
遺情悲近世、中山安在哉。
それを今だに未練がましく思い、近頃のさまを悲しむのだ。しかし中山の楽声の面白さは今どこにあるというのか。
中山 漢武帝の時、中山の靖王勝は宴を賜わって音楽を聴き、天子と皇族とが、中間の諸
臣に隔てられる悲しみを訴えたという故事がある。ここにこれをいう作者の本意は許かでない。「中山」は漢代の郡名、河北省定縣。



















