毛熙震 酒泉子二首其二
鈿匣舞鸞,隱映豔紅脩碧。月梳斜,雲鬢膩,粉香寒。
曉花微斂輕呵展,裊釵金鷰軟。日初昇,簾半掩,對殘粧。
(妃嬪の初夜の様子を詠う)
金銀細工の飾りを入れておく小箱から鳳凰の髪飾りを出して髪に飾って踊る。浦に隠れたり部隊の前に出たり頬を赤らめて魅力を振りまき、緑の黒髪を整える。月明かりが髪を梳いて行く様に斜めに照らす、髪脂で固めた雲型の髷鬘が魅力的である呑み、お化粧の香りは素通りして寒々しい。気が付けば、夜明けのひかりが花を照らすと、微かにシワを寄せて笑い転げているようだ。しなやかなかんざし、金の燕が柔らかに揺れる。その日初めての朝を迎え日は昇る、簾は半ば巻き上げて、夜化粧の残りを整える。
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《花間集》463巻十10 |
酒泉子二首其二 |
全詩訳注解説-漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-7579 |
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(改訂版Ver.2.1) |
13魏承班 |
前蜀の詞人 |
930年前後に在世 |
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花間集 教坊曲 《酒泉子》 二十二首 |
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韋莊 |
巻三24酒泉子 月落星沉,樓上美人春睡。綠雲傾,金枕膩,畫屏深。子規啼破相思夢,曙色東方纔動。柳煙輕,花露重,思難任。 |
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牛嶠 |
巻四22酒泉子 記得去年,煙暖杏園。花正發,雪飄香,江艸綠,柳絲長。鈿車纖手捲簾望,眉學春山樣。鳳釵低裊翠鬟,落梅粧。 |
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張泌 |
巻四42酒泉子二首其一 春雨打䆫,驚夢覺來天氣曉。畫堂深,紅焰小,背蘭缸。酒香噴鼻懶開缸,惆悵更無人共醉。舊巢中,新鷰子,語雙雙。 |
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張泌 |
巻四43酒泉子二首其二 紫陌青門,三十六宮春色。御溝輦路暗相通,杏園風。咸陽沽酒寶釵空,笑指未央歸去。插花走馬落殘紅,月明中。 |
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毛文錫 |
巻五07酒泉子 綠樹春深,鷰語鶯啼聲斷續。蕙風飄蕩入芳叢,惹殘紅。柳絲無力裊煙空,金盞不辭須滿酌。海棠花下思朦朧,醉香風。 |
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牛希濟 |
巻五43酒泉子 枕轉簟涼,清曉遠鐘殘夢。月光斜、簾影動,舊鑪香。夢中說盡相思事,纖手勻雙淚。去年書,今日意,斷離腸。 |
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顧夐 |
巻七09酒泉子七首其一 楊柳舞風,輕惹春煙殘雨。杏花愁,鶯正語,畫樓東。錦屏寂寞思無窮,還是不知消息。鏡塵生,珠淚滴,損儀容。 |
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顧夐 |
巻七10酒泉子七首其二 羅帶縷金,蘭麝煙凝魂斷。畫屏欹,雲鬢亂,恨難任。幾迴垂淚滴鴛衾,薄情何處去。登臨䆫,花滿樹,信沉沉。 |
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顧夐 |
巻七11酒泉子七首其三 小檻日斜,風度綠䆫人悄悄。翠幃閑掩舞雙鸞,舊香寒。別來情緒轉難判,韶顏看卻老。依稀粉上有啼痕,暗銷魂。 |
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顧夐 |
巻七12酒泉子七首其四 黛薄紅深,約掠綠鬟雲膩。小鴛鴦,金翡翠,稱人心。錦鱗無處傳幽意,海鷰蘭堂春又去。隔年書,千點淚,恨難任。 |
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顧夐 |
巻七13酒泉子七首其五 掩卻菱花,收拾翠鈿休上面。金蟲玉鷰鏁香奩,恨猒猒。雲鬟半墜懶重篸,淚侵山枕濕。恨燈背帳夢方酣,鴈飛南。 |
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顧夐 |
巻七14酒泉子七首其六 水碧風清,入檻細香紅藕膩。謝娘斂翠恨無涯,小屏斜。堪憎蕩子不還家,謾留羅帶結。帳深枕膩炷沉煙,負當年。 |
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顧夐 |
巻七15酒泉子七首其七 黛怨紅羞,掩映畫堂春欲暮。殘花微雨隔青樓,思悠悠。芳菲時節看將度,寂寞無人還獨語。畫羅襦,香粉污,不勝愁。 |
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孫光憲 |
巻八17酒泉子三首其一 空磧無邊,萬里陽關道路。馬蕭蕭,人去去,隴雲愁。香貂舊制戎衣窄,胡霜千里白。綺羅心,魂夢隔,上高樓。 |
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孫光憲 |
巻八18酒泉子三首其二 曲檻小樓,正是鶯花二月。思無憀,愁欲絕,鬱離襟。展屏空對瀟湘水,眼前千萬里。淚掩紅,眉斂翠,恨沉沉。 |
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孫光憲 |
巻八19酒泉子三首其三 斂態䆫前,裊裊雀釵拋頸。鷰成雙,鸞對影,耦新知。玉纖澹拂眉山小,鏡中嗔共照。翠連娟,紅縹渺,早粧時。 |
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毛熙震 |
《巻十09巻十酒泉子二首其一》 閑臥繡幃,慵想萬般情寵。錦檀偏,翹股重,翠雲欹。暮天屏上春山碧,映香煙霧隔。蕙蘭心,魂夢役,斂蛾眉。 |
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毛熙震 |
《巻十10酒泉子二首其二》 鈿匣舞鸞,隱映豔紅脩碧。月梳斜,雲鬢膩,粉香寒。曉花微斂輕呵展,裊釵金鷰軟。日初昇,簾半掩,對殘粧。 |
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李珣 |
《巻十38酒泉子四首其一》 寂寞青樓,風觸繡簾珠翠撼。月朦朧,花暗澹,鏁春愁。尋思往事依稀夢,淚臉露桃紅色重。鬢欹蟬。釵墜鳳,思悠悠。 |
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李珣 |
《巻十39酒泉子四首其二》 雨清花零,紅散香凋池兩岸。別情遙,春歌斷,掩銀屏。孤帆早晚離三楚,閑理鈿箏愁幾許?曲中情,絃上語,不堪聽。 |
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李珣 |
《巻十40酒泉子四首其三》 秋雨聯綿,聲散敗荷叢裏。那堪深夜枕前聽,酒初醒。牽愁惹思更無停,燭暗香凝天欲曉。細和煙,冷和雨,透簾中。 |
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李珣 |
《巻十41酒泉子四首其四》 秋月嬋娟,皎潔碧紗䆫外。照花穿竹冷沉沉,印池心。凝露滴,砌蛩吟,驚覺謝娘殘夢。夜深斜傍枕前來,影徘徊。 |
酒泉子二首
酒泉子二首其一
(これ以上ないほどの寵愛を受けていても、子が生まれないとやがて忘れられるものである)
閑臥繡幃,慵想萬般情寵。
鳳凰の刺繍のとばりの内に静かに横になっている、寵愛を受けているので、何をするにも物憂げになってしまう。
錦檀偏,翹股重,翠雲欹。
寝牀の上には、錦の敷物が乱れてしまい、二人待度々重なり合う、翡翠の雁を付けた妃嬪と雲となりお方は寄り添っている。
暮天屏上春山碧,映香煙霧隔。
夕暮れになると寝牀のまわりに屏風を立てられ、屏風の絵の春の山の影となる。お香の煙は辺りに漂いその場所は他の所を隔てる様に漂う。
蕙蘭心,魂夢役,斂蛾眉。
品性高潔な妃嬪であっても、やがて、あの方を思うことはできても、逢瀬は夢の中の事となってゆき、何時しか両眉の間み深いしわが出来ている。
酒泉子二首其の一
繡幃に閑かに臥せて,慵く想う 萬般 情寵を。
錦檀偏り,翹股重り,翠雲欹てる。
暮天 屏上 春山碧り,香を映す 煙霧隔つを。
蕙蘭の心,魂夢の役,蛾眉を斂す。
酒泉子二首其二
(妃嬪の初夜の様子を詠う)
鈿匣舞鸞,隱映豔紅脩碧。
金銀細工の飾りを入れておく小箱から鳳凰の髪飾りを出して髪に飾って踊る。浦に隠れたり部隊の前に出たり頬を赤らめて魅力を振りまき、緑の黒髪を整える。
月梳斜,雲鬢膩,粉香寒。
月明かりが髪を梳いて行く様に斜めに照らす、髪脂で固めた雲型の髷鬘が魅力的である呑み、お化粧の香りは素通りして寒々しい。
曉花微斂輕呵展,裊釵金鷰軟。
気が付けば、夜明けのひかりが花を照らすと、微かにシワを寄せて笑い転げているようだ。しなやかなかんざし、金の燕が柔らかに揺れる。
日初昇,簾半掩,對殘粧。
その日初めての朝を迎え日は昇る、簾は半ば巻き上げて、夜化粧の残りを整える。
(酒泉子二首其の二)
鈿匣から舞う鸞を,隱れ映して豔紅 碧を脩む。
月 斜に梳き,鬢膩を雲にすれども,粉香 寒し。
曉花 微かに斂し 輕ろく呵展し,裊釵 金鷰軟かなり。
日は初めて昇り,簾は半ば掩う,殘粧に對す。
『酒泉子二首,其二』 現代語訳と訳註
(本文)
酒泉子二首其二
鈿匣舞鸞,隱映豔紅脩碧。
月梳斜,雲鬢膩,粉香寒。
曉花微斂輕呵展,裊釵金鷰軟。
日初昇,簾半掩,對殘粧。
(下し文)
酒泉子二首其二
鈿匣舞鸞,隱映豔紅脩碧。
月梳斜,雲鬢膩,粉香寒。
曉花微斂輕呵展,裊釵金鷰軟。
日初昇,簾半掩,對殘粧。
(現代語訳)
(妃嬪の初夜の様子を詠う)
金銀細工の飾りを入れておく小箱から鳳凰の髪飾りを出して髪に飾って踊る。浦に隠れたり部隊の前に出たり頬を赤らめて魅力を振りまき、緑の黒髪を整える。
月明かりが髪を梳いて行く様に斜めに照らす、髪脂で固めた雲型の髷鬘が魅力的である呑み、お化粧の香りは素通りして寒々しい。
気が付けば、夜明けのひかりが花を照らすと、微かにシワを寄せて笑い転げているようだ。しなやかなかんざし、金の燕が柔らかに揺れる。
その日初めての朝を迎え日は昇る、簾は半ば巻き上げて、夜化粧の残りを整える。
(訳注)
酒泉子二首其二
(妃嬪の初夜の様子を詠う)
『花間集』には毛熙震の作が二首収められている。双調四十字、前段十九字五句二仄韻二平韻、後段二十一字五句三仄韻一平韻で、④❻3❸③/❼❺3❸③の詞形をとる。ちなみに溫庭筠、韋荘は孫光憲と同じ詞形で、張泌、牛嶠は④❼3❸③/⑦733③の詞形をとる。
鈿匣舞鸞 隱映豔紅脩碧
月梳斜 雲鬢膩 粉香寒
曉花微斂輕呵展 裊釵金鷰軟
日初昇 簾半掩 對殘粧
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鈿匣舞鸞,隱映豔紅脩碧。
金銀細工の飾りを入れておく小箱から鳳凰の髪飾りを出して髪に飾って踊る。浦に隠れたり部隊の前に出たり頬を赤らめて魅力を振りまき、緑の黒髪を整える。
鈿匣 花鈿、金銀の細工物、簪などを入れておく小箱。良家の子女はその身分を示す簪を大切に持参してくるものだし、妃嬪の地位に召された際、司宝司からその地位に値する宝飾が贈られる。この句は、初夜の準備をいう。
月梳斜,雲鬢膩,粉香寒。
月明かりが髪を梳いて行く様に斜めに照らす、髪脂で固めた雲型の髷鬘が魅力的である呑み、お化粧の香りは素通りして寒々しい。
月梳斜 ここでの月は妃嬪の顔を言い、透かしの髪を両鬢のかける髪型をいう。
雲鬢膩 その地位に見合った髪脂で固めた鬘をつける。重くて大きいもの。
粉香寒 化粧を施せば明るく穏やかになる物だが、小尾では、初夜のため緊張した様子をいう。
曉花微斂輕呵展,裊釵金鷰軟。
気が付けば、夜明けのひかりが花を照らすと、微かにシワを寄せて笑い転げているようだ。しなやかなかんざし、金の燕が柔らかに揺れる。
呵展 1 しかる。どなる。とがめる。「呵責(かしゃく)」2 大きな声で笑うさま。わらいころげる。初めての経験で、朝まで情事が続いたことをいう。
裊釵金鷰軟 情事の様子で、金の髪飾りがしなやかに、あるいはやわらかく揺れる。
日初昇,簾半掩,對殘粧。
その日初めての朝を迎え日は昇る、簾は半ば巻き上げて、夜化粧の残りを整える。
日初昇 はじめて夜を過ごした場合、梁上に朝日が当たるのをはじめて見る。
簾半掩 朝の光は部屋の奥まで入って来るので、簾を半分垂らして遮る。
對殘粧 夜用の化粧をして、少し崩れているので、化粧をし直す。


















































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菩薩蠻
待ち侘びた春のあかるい月の夜に窓の外は、ほととぎすが、血を吐くように時々悲しい叫びをあげて啼いています。ひとりぼっちの胸の思いは、夜が長く耐えがたく淋しくさせられるものなのです。

改色,關山空自寒。庭前有白露,暗滿菊花團。」秦州抒情詩(8) 初月 杜甫 <293>に“「八月三日の月」初月、三日月は、その光が細くこの日その弦形の尖端をうわむきにしている、しかしその影の部分は半円形の底辺のあたりはおちつかぬさまだ。三日月の影の部分が広がって満月になるエネルギー、そのことは自分の夢、希望を満たすことであり、それが自分とその家族の安寧、安定、おちつきにつながる輪、満月の満足までにはなっていない。”この『初月』に基づいている。


色について比較してみると丹霞山の陰と陽の石のようで、形はというと合浦の宝玉と竹で作った耳輪のようなのです。

(本文)
朱樓影直日當午,玉樹陰低月已三。[:光。]















