玉臺新詠 全十巻 訳注解説

漢文委員会kanbuniinkai紀頌之   唐五代詞詩・花間集・玉臺新詠 中国の韻文学には、古くは周代の詩があり、漢魏六朝には古詩と楽府かあり、唐代になって古詩に対して新しい近体の律詩、絶句がおこった。楽府がおとろえ新しく勃興したのが詞である。詞ははじめ、学詞ともよばれ、楽曲の歌詞をさしていうものであるが、それが流行するとともに、唐詩などと相ならんで、一つの韻文学として成立したのである。 5年以上のブログ連載。(魚玄機・薛濤・花間集)完掲載 現在《玉臺新詠》完全版連載中 予定(文選【詩篇】文選【賦篇 楚辞 詩經 ・・・・)

詩譜

中国の韻文学には、古くは周代の詩があり、漢魏六朝には古詩と楽府かあり、唐代になって古詩に対して新しい近体の律詩、絶句がおこった。楽府がおとろえ新しく勃興したのが詞である。詞ははじめ、学詞ともよばれ、楽曲の歌詞をさしていうものであるが、それが流行するとともに、唐詩などと相ならんで、一つの韻文学として成立したのである。
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温庭筠の詞詩を約60首程度掲載の後、魚玄機50首程度連載し,薛濤約百首、韋莊五十首
森鴎外小説 『魚玄機』 彼女の詩を冷静に、客観的に分析 過去の女性蔑視の見方を排除して解釈 訳註解説
現在、『花間集』全詩500首、全首連載が終了した。いま、500首全首、見直し、改訂版Ver.2.1として、根本的に語訳、注釈をやり直して掲載しています。出来るだけ(改訂版Ver.2.1)と記している詩を読まれることを薦めます。
現在 玉臺新詠 訳注解説連載中
   玉臺新詠 概要 目録・目次 http://kanbunkenkyu.web.fc2.com/list1.html

114 喜遷鴬 其二 韋荘  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-294-5-#48  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3017

喜遷鴬 其二長安の街は朝早くから太鼓の音が鳴り響き、人々も早くから動きにぎわうのである。宮中の正門はひらかれ、宮中では人を探し回るほどの騒ぎだ。

 

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114  喜遷鴬 其二 韋荘 Ⅹ唐五代詞・宋詩Gs-294-5-#48   漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3017

 

 

喜遷鶯二首 其一

(喜遷鶯【きせんのう】二首 其の一)

人洶洶,鼓鼕鼕,襟袖五更風。

夜明け前というのに人が町に出て騒がしくしている、鼓の響きが轟きわたった、合格して、得意満面、颯爽と明け方近くの風が襟袖を吹き過ぎる、時はまだ五更、風を切って朝廷に向う。

大羅天上月朦朧,騎馬上虛空。

宮中には天空よりおぼろの月が照らしている、馬に跨り、その虚空の宮中にはれて昇るのだ。 

香滿衣,雲滿路,鸞鳳繞身飛舞。

何処でも香が焚かれて衣に香が満たされる、街路にも宮中の通路にも雲のように人がいっぱいで、この身に着けた刺繍の鳳凰は人々の雲の間を身を巡り飛び舞うようである。

霓旌絳節一群群,引見玉華君。

虹の旗や、紅き旗を掲げ持つ儀仗隊の一群に導かれ、いよいよ神であるところの玉華君の最期の試験、殿試を受けるのである。

(喜遷鶯【きせんのう】二首 其の一)

人は洶洶【きょうきょう】として、鼓は鼕鼕【とうとう】たり。襟袖【きんしゅう】五更の風。

大羅天の上 月 朦朧【もうろう】たり、馬に騎して 虚空に上る。

 

香は衣に満ち、雲は路に満つ、鸞鳳 身を繞りて 飛び舞う。

霓旌【げいせい】絳節【こうせつ】一群群、立華君に引見せらる。

 

喜遷鶯二首 其二

街鼓動,禁城開,天上探人

長安の街は朝早くから太鼓の音が鳴り響き、人々も早くから動きにぎわうのである。宮中の正門はひらかれ、宮中では人を探し回るほどの騒ぎだ。

鳳銜金膀出雲來,平地一聲雷。

金沙の入った袋を鳳凰が口に銜え雲の合間から飛んできた。平地には祝福の号砲のような雷が鳴り響く。

鶯已遷,龍已化,一夜滿城車馬。

春を告げる鶯は既にもう帰っていて、龍は既に化身されてお席に着かれた。その夜は長安城には溢れるほどの車馬でいっぱいなのだ

家家樓上簇神仙,爭看鶴冲天。

どの家でも、高楼の上には仙郷の様子を見ようと群がって見ている。そこに鶴というべき科挙合格者が天に登るかのように宮中の御殿に昇っていくのをみんな爭ってみるのである。

 

喜遷鶯二首 其二

街は鼓動し,禁城 開く,天上 人を探して回る

鳳は金膀を銜へ 雲より出でて來り,平地 一聲の雷。

鶯は已に遷り,龍 已に化す,一夜 滿城の車馬。

家家 樓上 神仙に簇【むらが】り,爭って鶴の天に冲【のぼ】るをる。

 木蓮001

 

『喜遷鶯二首』 現代語訳と訳註

(本文)

喜遷鶯二首 其二

街鼓動,禁城開,天上探人

鳳銜金膀出雲來,平地一聲雷。

鶯已遷,龍已化,一夜滿城車馬。

家家樓上簇神仙,爭看鶴冲天。

 

 

(下し文)

喜遷鶯二首 其二

街は鼓動し,禁城 開く,天上 人を探して回る

鳳は金膀を銜へ 雲より出でて來り,平地 一聲の雷。

鶯は已に遷り,龍 已に化す,一夜 滿城の車馬。

家家 樓上 神仙に簇【むらが】り,爭って鶴の天に冲【のぼ】るをる。

 

 

(現代語訳)

長安の街は朝早くから太鼓の音が鳴り響き、人々も早くから動きにぎわうのである。宮中の正門はひらかれ、宮中では人を探し回るほどの騒ぎだ。

金沙の入った袋を鳳凰が口に銜え雲の合間から飛んできた。平地には祝福の号砲のような雷が鳴り響く。

春を告げる鶯は既にもう帰っていて、龍は既に化身されてお席に着かれた。その夜は長安城には溢れるほどの車馬でいっぱいなのだ

どの家でも、高楼の上には仙郷の様子を見ようと群がって見ている。そこに鶴というべき科挙合格者が天に登るかのように宮中の御殿に昇っていくのをみんな爭ってみるのである。

 

 

(訳注)

喜遷鶯二首 其二

またの名を喜選鶯令、鶴冲天、鶴冲霽、燕帰来、燕帰梁、早梅芳、春光好などという。“花間集」には韋荘の詩二首収められている。双調四十七字、前段二十三字五句五平韻、後段二十四字五句二仄韻二平韻で、3③⑤⑦⑤/3❸❻⑦⑤の詞形をとっている。

科挙の試験に合格し、喜びを歌にしたもの。『喜遷鶯二首』其一、『題酒家』「酒綠花紅客愛詩,落花春岸酒家旗。尋思避世爲逋客,不醉長醒也是癡。」題酒家 韋荘  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-278-5-#32  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2937

長安春

長安二月多香塵、六街車馬聲鈴凛。

家家楼上如花人、千枝萬枝紅艶新。

簾間笑語自相問、何人占得長安春。

長安春色本無主、古来盡屬紅樓女。

如今無奈杏園人、駿馬輕車擁将去。

長安春 韋荘  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-269-5-#23  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2892

 

街鼓動,禁城開,天上探人

長安の街は朝早くから太鼓の音が鳴り響き、人々も早くから動きにぎわうのである。宮中の正門はひらかれ、宮中では人を探し回るほどの騒ぎだ。

鼓動 大鼓の音と人声の騒がしいという其一の言い回しである。『喜遷鶯二首 其一』「人洶洶,鼓鼕鼕,襟袖五更風。」

禁城 天子の居城。皇居。宮城。

 

鳳銜金膀出雲來,平地一聲雷。

金沙の入った袋を鳳凰が口に銜え雲の合間から飛んできた。平地には祝福の号砲のような雷が鳴り響く。

・鳳銜金膀 「金沙の入った袋を鳳凰が口に銜え」天子のお出ましの表現である。

 

鶯已遷,龍已化,一夜滿城車馬。

春を告げる鶯は既にもう帰っていて、龍は既に化身されてお席に着かれた。その夜は長安城には溢れるほどの車馬でいっぱいなのだ

 

家家樓上簇神仙,爭看鶴冲天。

どの家でも、高楼の上には仙郷の様子を見ようと群がって見ている。そこに鶴というべき科挙合格者が天に登るかのように宮中の御殿に昇っていくのをみんな爭ってみるのである。

『長安春』「家家楼上如花人、千枝萬枝紅艶新。」では楼上から長安に咲いた花を詠うもので、この詩では神仙を宮中に喩えている。

 

 

 

当時、長安は人口120万にを超す世界最大級の都市であった。

7世紀に建立された大雁塔は古き良き長安の姿を今も残す。

この詩の杏園は大雁塔の皆々あった庭園である。

春、都では官僚になるための試験、科挙に合格した者たちの祝宴が開かれる。

 

貴族たちの家々は合格者に解放され、無礼講。

 

庭の花を競い、酒を競い、華やかな歌舞に宮廷料理、宴は賑やかに行われる。

 

科挙に合格した者だけがわが世の春を謳歌するのだ。

この日だけは、華やかな高殿の若き乙女たちも主役の座を譲ってくれる。

 

この試験のために全国から若者が集まってくる。

 

何年もかかってやっと合格するもの、どうしても及第しないもの悲喜こもごもの日なのだが、この詩は長安のにぎわいを詠った有名な詩である。

作者韋荘も合格した一人だが、合格後しばらくして唐王朝は滅亡している。

この詩は、絢爛たる輝きを見せた長安最後の姿かもしれない。

 

 

 

参考

喜遷鶯三首  薛昭蘊

其一

殘蟾落,曉鐘鳴,羽化覺身輕。

乍無春睡有餘酲,杏苑雪初晴。

紫陌長,襟袖冷,不是人間風景。

看塵土似前生,休羨穀中鶯。

 

其二

金門曉,玉京春,駿馬驟輕塵。

樺煙深處白衫新,認得化龍身。

九陌喧,千戶啟,滿袖桂香風細。

杏園歡宴曲江濱,自此占芳辰。

 

其三

清明節,雨晴天,得意正當年。

馬驕泥軟錦連乾,香袖半籠鞭。

花色融,人竟賞,儘是繡鞍朱鞅。

日斜無計更留連,歸路草和煙。

botan00
 

女冠子 二 韋荘  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-255-5-#9 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2657

韋荘《女冠子 (二)昨夜の夜半のことだった。枕辺で。寝ていてはっきりと明らかなことは夢で会えるということです。その時は幾時か、共にかたりあったものでした。

 

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李商隠詩 
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女冠子 二 韋荘  Ⅹ
唐五代詞・宋詩Gs-255-5-#9  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2657

 

 

唐・蜀  韋莊

女冠子  一

四月十七,正是去年今日。

初夏、四月十七日になると思いだす。まさにこの日一年前の今日の日のことです。

別君時。

そう、それはあなたと別れた時の事です。

忍涙佯低面,含羞半斂眉。

涙をこらえにこらえ、それを見られないように偽ってうつむいたままでした。とても恥かしいことと思い下を向いたのです。そして少し眉を寄せて、つらそうな表情をしたものです。 

 

不知魂已斷,空有夢相隨。

あの人のわたしへの思い(魂)はいつの間にか、とっくに断たれてしまっている。それなのに、むなしく夢で追いかけているのです。

除卻天邊月,沒人知。

空にある月が私なのにそれを除いてしまうのです。もう、誰もわたしの心を知ろうとはしないのです。

bijo04 

(女【じょ】冠子【かんし】 一)

四月の十七,正に是れ去年の今日。

君と別れし時。

涙を忍びて佯【いつは】りて面を低げ,羞【はぢら】いを含みて眉を斂む。

 

知らず魂い已に斷たれ,空しく夢に相ひ隨う有り。

天邊の月を除卻せば,人の知る沒【な】し。

 

 

女冠子 (二)

昨夜夜半,枕上分明夢見。

昨夜の夜半のことだった。枕辺で。寝ていてはっきりと明らかなことは夢で会えるということです。

語多時。

その時は幾時か、共にかたりあったものでした。

依舊桃花面,頻低柳葉眉。

以前と同じで麗しい女性の面影は桃の花のようです。女性の美しい眉はしきりに長く下げている。

 

半羞還半喜,欲去又依依。

半ば、恥じらい、こんどは半ば、喜ぶということでしたし、行こうとしても、名残が尽きなくて離れがたいのです。

覺來知是夢,不勝悲。

夢から覚めてから、夢であるということがやっと分かったし、悲しみにとてもたえることができないのです。

 

 

女冠子

昨夜 夜半,枕上 分明に夢に見【まみ】ゆ。

語ること  多時にわたる。

舊に依る  桃花の 面【かほ】,頻に 低ぐ  柳葉の眉を。

 

半ば羞ぢ 還た 半ば喜び,去らんと欲して 又 依依たり。

覺め來って  知るは 是れ 夢,悲みに 勝【た】へず。

 

 

『女冠子』 現代語訳と訳註

(本文)

女冠子 (二)

昨夜夜半,枕上分明夢見。

語多時。

依舊桃花面,頻低柳葉眉。

 

半羞還半喜,欲去又依依。

覺來知是夢,不勝悲。

 

 

(下し文)

女冠子

昨夜 夜半,枕上 分明に夢に見【まみ】ゆ。

語ること  多時にわたる。

舊に依る  桃花の 面【かほ】,頻に低ぐ 柳葉の眉を。

 

半ば羞ぢ 還た 半ば喜び,去らんと欲して 又 依依たり。

覺め來って  知るは 是れ 夢,悲みに 勝【た】へず。

 

 

(現代語訳)

昨夜の夜半のことだった。枕辺で。寝ていてはっきりと明らかなことは夢で会えるということです。

その時は幾時か、共にかたりあったものでした。

以前と同じで麗しい女性の面影は桃の花のようです。女性の美しい眉はしきりに長く下げている。

半ば、恥じらい、こんどは半ば、喜ぶということでしたし、行こうとしても、名残が尽きなくて離れがたいのです。

夢から覚めてから、夢であるということがやっと分かったし、悲しみにとてもたえることができないのです。

 

 

(訳注)

女冠子

詞牌の一。双調(単調、異体もある) 四十一字。換韻。聯章詞(聯章体=同一の事柄を複数の詞で詠み、セットで一纏まりとなっているもの)なっている。この詞は、男性の側に立って描かれている。

 

昨夜夜半,枕上分明夢見。

昨夜の夜半のことだった。枕辺で。寝ていてはっきりと明らかなことは夢で会えるということです。

・分明:はっきりと明らかなこと。

・夢見:夢で会う。見:会う。ここは、夢を見る、ではない。

・語多時:(想いを)語ることが長時間に亘る。多くの時間、(情愛を)語った。

 

語多時。

その時は幾時か、共にかたりあったものでした。

 

依舊桃花面,頻低柳葉眉。

以前と同じで麗しい女性の面影は桃の花のようです。女性の美しい眉はしきりに長く下げている。

・依舊:昔ながらの。以前と同じで。

・桃花面:桃の花のように麗しい女性の容貌。美貌。面:かお。

・頻低柳葉眉:しきりと美しい眉を下げる。柳眉:女性の美しい眉。

 

半羞還半喜,欲去又依依。

半ば、恥じらい、こんどは半ば、喜ぶということでしたし、行こうとしても、名残が尽きなくて離れがたいのです。

・半羞還半喜:半ばは恥じらい、半ばは喜ぶ。

・還:なおも。また。

・欲去又依依:行こうとしても、名残が尽きなくて離れがたい。依依:名残惜しく離れにくいさま。

 

覺來知是夢,不勝悲。

夢から覚めてから、夢であるということがやっと分かったし、悲しみにとてもたえることができないのです。

・覺來:夢から覚める。

・知是夢:夢であるということがやっと分かった。知ったことは、夢である。

・不勝悲:悲しみに勝(た)えない。とても悲しい。 

女冠子 二 韋荘  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-255-5-#9 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2657

韋荘《女冠子 (二)昨夜の夜半のことだった。枕辺で。寝ていてはっきりと明らかなことは夢で会えるということです。その時は幾時か、共にかたりあったものでした。

 

女冠子 二 韋荘  Ⅹ唐五代詞・宋詩Gs-255-5-#9  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2657

 

 

唐・蜀  韋莊

女冠子  一

四月十七,正是去年今日。

初夏、四月十七日になると思いだす。まさにこの日一年前の今日の日のことです。

別君時。

そう、それはあなたと別れた時の事です。

忍涙佯低面,含羞半斂眉。

涙をこらえにこらえ、それを見られないように偽ってうつむいたままでした。とても恥かしいことと思い下を向いたのです。そして少し眉を寄せて、つらそうな表情をしたものです。 


不知魂已斷,空有夢相隨。

あの人のわたしへの思い(魂)はいつの間にか、とっくに断たれてしまっている。それなのに、むなしく夢で追いかけているのです。

除卻天邊月,沒人知。

空にある月が私なのにそれを除いてしまうのです。もう、誰もわたしの心を知ろうとはしないのです。

 

(女【じょ】冠子【かんし】 一)

四月の十七,正に是れ去年の今日。

君と別れし時。

涙を忍びて佯【いつは】りて面を低げ,羞【はぢら】いを含みて眉を斂む。

 

知らず魂い已に斷たれ,空しく夢に相ひ隨う有り。

天邊の月を除卻せば,人の知る沒【な】し。

 

 

女冠子 (二)

昨夜夜半,枕上分明夢見。

昨夜の夜半のことだった。枕辺で。寝ていてはっきりと明らかなことは夢で会えるということです。

語多時。

その時は幾時か、共にかたりあったものでした。

依舊桃花面,頻低柳葉眉。

以前と同じで麗しい女性の面影は桃の花のようです。女性の美しい眉はしきりに長く下げている。

 

半羞還半喜,欲去又依依。

半ば、恥じらい、こんどは半ば、喜ぶということでしたし、行こうとしても、名残が尽きなくて離れがたいのです。

覺來知是夢,不勝悲。

夢から覚めてから、夢であるということがやっと分かったし、悲しみにとてもたえることができないのです。

 

 

bijo04女冠子

昨夜 夜半,枕上 分明に夢に見【まみ】ゆ。

語ること  多時にわたる。

舊に依る  桃花の 面【かほ】,頻に 低ぐ  柳葉の眉を。

 

半ば羞ぢ 還た 半ば喜び,去らんと欲して 又 依依たり。

覺め來って  知るは 是れ 夢,悲みに 勝【た】へず。

 

 

『女冠子』 現代語訳と訳註

(本文)

女冠子 (二)

昨夜夜半,枕上分明夢見。

語多時。

依舊桃花面,頻低柳葉眉。

 

半羞還半喜,欲去又依依。

覺來知是夢,不勝悲。

 

 

(下し文)

女冠子

昨夜 夜半,枕上 分明に夢に見【まみ】ゆ。

語ること  多時にわたる。

舊に依る  桃花の 面【かほ】,頻に低ぐ 柳葉の眉を。

 

半ば羞ぢ 還た 半ば喜び,去らんと欲して 又 依依たり。

覺め來って  知るは 是れ 夢,悲みに 勝【た】へず。

 

 

(現代語訳)

昨夜の夜半のことだった。枕辺で。寝ていてはっきりと明らかなことは夢で会えるということです。

その時は幾時か、共にかたりあったものでした。

以前と同じで麗しい女性の面影は桃の花のようです。女性の美しい眉はしきりに長く下げている。

半ば、恥じらい、こんどは半ば、喜ぶということでしたし、行こうとしても、名残が尽きなくて離れがたいのです。

夢から覚めてから、夢であるということがやっと分かったし、悲しみにとてもたえることができないのです。

 

 

(訳注)

女冠子

詞牌の一。双調(単調、異体もある) 四十一字。換韻。聯章詞(聯章体=同一の事柄を複数の詞で詠み、セットで一纏まりとなっているもの)なっている。この詞は、男性の側に立って描かれている。

 

昨夜夜半,枕上分明夢見。

昨夜の夜半のことだった。枕辺で。寝ていてはっきりと明らかなことは夢で会えるということです。

・分明:はっきりと明らかなこと。

・夢見:夢で会う。見:会う。ここは、夢を見る、ではない。

・語多時:(想いを)語ることが長時間に亘る。多くの時間、(情愛を)語った。

 

語多時。

その時は幾時か、共にかたりあったものでした。

 

依舊桃花面,頻低柳葉眉。

以前と同じで麗しい女性の面影は桃の花のようです。女性の美しい眉はしきりに長く下げている。

・依舊:昔ながらの。以前と同じで。

・桃花面:桃の花のように麗しい女性の容貌。美貌。面:かお。

・頻低柳葉眉:しきりと美しい眉を下げる。柳眉:女性の美しい眉。

 

半羞還半喜,欲去又依依。

半ば、恥じらい、こんどは半ば、喜ぶということでしたし、行こうとしても、名残が尽きなくて離れがたいのです。

・半羞還半喜:半ばは恥じらい、半ばは喜ぶ。

・還:なおも。また。

・欲去又依依:行こうとしても、名残が尽きなくて離れがたい。依依:名残惜しく離れにくいさま。

 

覺來知是夢,不勝悲。

夢から覚めてから、夢であるということがやっと分かったし、悲しみにとてもたえることができないのです。

・覺來:夢から覚める。

・知是夢:夢であるということがやっと分かった。知ったことは、夢である。

・不勝悲:悲しみに勝(た)えない。とても悲しい。
魚玄機550034 

『瀟湘神  劉禹錫』  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-54-7-#  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1832

瀟湘神  劉禹錫

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『瀟湘神  劉禹錫』  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-54-7-#   漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1832



劉禹錫
中唐の詩人。772‐842 中唐の詩人。字は夢得。洛陽(河南省)の人。はじめ淮南(わいなん)節度使(安徽・江蘇省の地方長官)の幕僚となったが,のちに中央政府の正規の官職である監察御史となり,柳宗元などと同じく,当時権勢を誇った王叔文(753‐806)の一派に属して,将来の宰相と目された。しかし,王叔文が失脚すると,連座して朗州(湖南省)の司馬に左遷された。朗州では民謡の歌詞の改作を盛んに行い,〈竹枝詞(ちくしし)〉などがその地で広く歌われた。

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瀟湘神
斑竹枝,斑竹枝,涙痕點點寄相思。
斑文のある湘妃竹、その斑竹で作った笛。娥皇と女英の涙の痕が点々とあるが、これはその人を思いやる証しなのである。 
楚客欲聽瑤瑟怨,瀟湘深夜月明時。
楚の国から来たその人は、瀟湘の川の上で、湘妃の奏でる瑤瑟のもの悲しい調べを聴きたいとおもった。瀟湘の川の流れに船を浮かべてそう思ったのだ。深夜に月の明るく澄んでいる時のことであった。 

瀟湘神 
斑竹枝,斑竹枝,涙痕 點點 相思を寄す。
楚客 聽かんと欲す瑤瑟の怨を,瀟湘の深夜 月明の時。

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『瀟湘神』劉禹錫 現代語訳と訳註
(本文)

斑竹枝,斑竹枝,涙痕點點寄相思。
楚客欲聽瑤瑟怨,瀟湘深夜月明時。



(下し文)
瀟湘神 
斑竹枝,斑竹枝,涙痕 點點 相思を寄す。
楚客 聽かんと欲す瑤瑟の怨を,瀟湘の深夜 月明の時。




(現代語訳)
斑文のある湘妃竹、その斑竹で作った笛。娥皇と女英の涙の痕が点々とあるが、これはその人を思いやる証しなのである。 
楚の国から来たその人は、瀟湘の川の上で、湘妃の奏でる瑤瑟のもの悲しい調べを聴きたいとおもった。瀟湘の川の流れに船を浮かべてそう思ったのだ。深夜に月の明るく澄んでいる時のことであった。 


(訳注)
瀟湘神

詞牌の一。詞の形式名。『瀟湘曲』ともいう。詳しくは下記の「構成について」を参照。この作品がこの詞牌の起源になる。湘妃と斑竹の、亡き人を偲ぶ故事で、深い味わいを出している。
温庭筠は『瑤瑟怨』
冰簟銀床夢不成,碧天如水夜雲輕。
雁聲遠過瀟湘去,十二樓中月自明。  と詠う。


斑竹枝,斑竹枝,涙痕點點寄相思。
斑文のある湘妃竹、その斑竹で作った笛。娥皇と女英の涙の痕が点々とあるが、これはその人を思いやる証しなのである。 
・斑竹 斑文のある竹。湘妃竹のこと。湘妃とは、舜帝の妃・娥皇と女英の二人のこと。舜帝を慕って湘水に身を投じて、川の湘靈、湘神となったという故事。舜帝が蒼梧(現在の江西省蒼梧)で崩じた時に、娥皇と女英の二人の妃がここに来て深く嘆き悲しみ、流した涙が竹に滴り、その痕(あと)が竹に斑斑と残ったことから「斑竹」と謂われた。或いは、九嶷山で亡くなり、二人の妃が三日三晩泣き続けたが、やがて九嶷山に血涙の痕があるような竹が生えだしたという。恨みの涙、別れの涙。慟哭の涙、偲ぶ涙。辺境の地に向かう惜別の涙、四面楚歌の絶望の悔し涙。とあるけれど、頼りにして従っていた貴顕の御方が、左遷された、取り残された書生の将来不安の涙。
李商隠の『涙』詩は、人の世の涙の諸相を写し出し、最後に保護者と別れる貧士の涙が、何よりも痛切であることを歌う。面白い詩だ。
李商隠 :kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ李商隠特集 33
・涙痕 涙の痕。 
・點點 点々と。 
・寄 よせる。手紙を差し出す。 
・相思 異性を思いやる。或いは、相互に思う。


楚客欲聽瑤瑟怨,瀟湘深夜月明時。
楚の国から来たその人は、瀟湘の川の上で、湘妃の奏でる瑤瑟のもの悲しい調べを聴きたいとおもった。瀟湘の川の流れに船を浮かべてそう思ったのだ。深夜に月の明るく澄んでいる時のことであった。 
・楚客 楚の国から来た旅人。楚の人。ここでは、屈原をいう。また屈原と同様にその近く、常徳桃花源の附近をさすらう作者をいう。楚の国から来た旅人。楚の人。屈原をいう。また、屈原のように流離う人。
・瑤瑟 美くしい玉でもって飾りを施された瑟。
・怨 愛についての深い情念。深い思い。うらみ。ここでは、川の神(湘靈、湘神)湘妃の奏でる瑤瑟の凄艶さ、もの悲しさをいう。
・瀟湘 瀟水と湘水。湖南省を流れ洞庭湖に注ぐ。湘水は、現在“湘江”という。

『河傳』温庭筠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-49-2-#  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1812

河傳 温庭筠 



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女性詩人  http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/0josei00index.html 女性詩人 古代から近世に至るまで女性の詩は書くことを許されない環境にあった。貴族の子女、芸妓だけである。残されている詩のほとんどは詞、楽府の優雅、雅なものへの媚の詞である。しかしその中に針のような痛みを感じさせるものがあるのである。
孟郊詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/328_moukou001.html 「文章得其微,物象由我裁。」詩人が作り出す文章は細やかなる描写表現を得ているものだ、万物の事象をも作り出すことさえも詩人自身の裁量でもってするのである。
李商隠詩 http://kanbuniinkai7.dousetsu.com/99_rishoinn150.html Ⅰ李商隠150首


『河傳』温庭筠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-49-2-#   漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1812






河傳
湖上,閑望。
湖のほとりの樓閣から、静かに湖面を眺めている。
雨蕭蕭,煙浦花橋路遙。
雨はしとしとと降り続いてる。雨靄のかかった入り江に、橋のほとりに花が雨に潤い鮮やかにさいている、その路はとおくはるかにかすんでいる。
謝娘翠蛾愁不消,終朝,夢魂迷晚潮。
嘗ては謝安に携えられた娘のようであったのに今は、みどりの蛾眉が消えかけても愁いは消えないでいるのです。宵の化粧もそのままについにあさになるのです、あの人は夜は夢のなか、昼は魂さえも雨靄に、夕ぐれになれば潮のあとを追って迷ってばかりなのでしょう。
蕩子天涯歸棹遠,春已晚,莺語空腸斷。
空のはてに行ったまま、わたしのことも忘れてしまっている放蕩癖のあの人が、舟にのって帰ってくることはないのでしょうか。この長雨で春はもう過ぎて行こうとしています。鶯の鳴き声を聞くたびにただむなしい下腹はいたくなるだけなのです。
若耶溪,溪水西。
若耶渓にも女が居ます、西施が足を洗って見初められた渓川の西の方に。
柳堤,不聞郎馬嘶。

楊柳を折った柳の堤に、ここにはあの人が旅立つときに乗った馬のいなないたのに、今はなにもきこえないのです。
河傳
湖の上り,閑かに望む。
雨 蕭蕭として,煙める浦に花橋の路遙なり。
娘 翠蛾を謝するは愁い消さず,終に朝なり,夢魂は晚の潮に迷う。
蕩子は天涯にあり棹して歸るは遠く,春 已に晚く,鶯語 空しく腸斷す。
若耶溪,溪水の西。
柳の堤,郎の馬嘶くも聞えず。

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『河傳』 現代語訳と訳註
(本文)

湖上,閑望。
雨蕭蕭,煙浦花橋路遙。
謝娘翠蛾愁不消,終朝,夢魂迷晚潮。
蕩子天涯歸棹遠,春已晚,莺語空腸斷。
若耶溪,溪水西。
柳堤,不聞郎馬嘶。


(下し文)
湖の上り,閑かに望む。
雨 蕭蕭として,煙める浦に花橋の路遙なり。
娘 翠蛾を謝するは愁い消さず,終に朝なり,夢魂は晚の潮に迷う。
蕩子は天涯にあり棹して歸るは遠く,春 已に晚く,鶯語 空しく腸斷す。
若耶溪,溪水の西。
柳の堤,郎の馬嘶くも聞えず。


(現代語訳)
湖のほとりの樓閣から、静かに湖面を眺めている。
雨はしとしとと降り続いてる。雨靄のかかった入り江に、橋のほとりに花が雨に潤い鮮やかにさいている、その路はとおくはるかにかすんでいる。
嘗ては謝安に携えられた娘のようであったのに今は、みどりの蛾眉が消えかけても愁いは消えないでいるのです。宵の化粧もそのままについにあさになるのです、あの人は夜は夢のなか、昼は魂さえも雨靄に、夕ぐれになれば潮のあとを追って迷ってばかりなのでしょう。
空のはてに行ったまま、わたしのことも忘れてしまっている放蕩癖のあの人が、舟にのって帰ってくることはないのでしょうか。この長雨で春はもう過ぎて行こうとしています。鶯の鳴き声を聞くたびにただむなしい下腹はいたくなるだけなのです。
若耶渓にも女が居ます、西施が足を洗って見初められた渓川の西の方に。
楊柳を折った柳の堤に、ここにはあの人が旅立つときに乗った馬のいなないたのに、今はなにもきこえないのです。

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(訳注)
河傳

・双調五十五字、前段七旬同氏韻五平韻、後段七句三穴韻四平韻(詞譜十一)。


湖上,閑望。
湖のほとりの楼閣から、静かに湖面を眺めている。
・湖上 中盤に謝娘が出ることから、太湖あたりかもしれない。すると湖畔の樓閣であろう。


雨蕭蕭,煙浦花橋路遙。
雨はしとしとと降り続いてる。雨靄のかかった入り江に、橋のほとりに花が雨に潤い鮮やかにさいている、その路はとおくはるかにかすんでいる。
・湖、樓閣、浦、花、橋、道、すべてあの人との思い出の場所である。嘗てはあの人に携えられて遊んだところなのだ。

謝娘翠蛾愁不消,終朝,夢魂迷晚潮。
嘗ては謝安に携えられた娘のようであったのに今は、みどりの蛾眉が消えかけても愁いは消えないでいるのです。宵の化粧もそのままについにあさになるのです、あの人は夜は夢のなか、昼は魂さえも雨靄に、夕ぐれになれば潮のあとを追って迷ってばかりなのでしょう。
・謝女というのは晋の謝安が東山の彼を愛した故事から出たもの。過去女もそういう時期もあった。李白『送侄良攜二妓赴會稽戲有此贈』「攜妓東山去。 春光半道催。遙看若桃李。 雙入鏡中開。」
『更漏子 一』温庭筠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-15-2-#1 花間集 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1676

・翠蛾 翠の蛾眉。
・終朝 宵の化粧(翠蛾)をして待っていても終に朝になってしまう。
・夢魂 夜は夢の中で迷い、昼は魂が雨靄に迷い、夕暮れは潮の波に迷うということ。


蕩子天涯歸棹遠,春已晚,鶯語空腸斷。
空のはてに行ったまま、わたしのことも忘れてしまっている放蕩癖のあの人が、舟にのって帰ってくることはないのでしょうか。この長雨で春はもう過ぎて行こうとしています。鶯の鳴き声を聞くたびにただむなしい下腹はいたくなるだけなのです。
・蕩子 放蕩の男子。いわゆる貴公子という場合もある。久しく他方に行ったまま、遊びつづけて帰ってこない人。古詩十九首 第ニ首「青青河畔艸、欝欝園中柳。盈盈楼上女、皎皎当窓牅。娥娥紅紛粧、繊繊出素手。昔為倡家女、今為蕩子婦。蕩子行不帰、空牀難独守。」とある。
古詩十九首之二 (2) 漢詩<89>Ⅱ李白に影響を与えた詩521 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1380



若耶溪,溪水西。
若耶渓にも女が居ます、西施が足を洗って見初められた渓川の西の方に。
若耶渓 今新江省紹興県南にある。西施が紗を浣ったところ。ここは素女を西施にたとえていう。西施ものがたり 参照

『採蓮曲』
若耶渓傍採蓮女、笑隔荷花共人語。
日照新粧水底明、風飄香袖空中挙。
岸上誰家遊冶郎、三三五五映垂楊。
紫騮嘶入落花去、見此踟蹰空断腸


李白10  採蓮曲


李白『越女詞 五首 其三』 
耶溪採蓮女,見客棹歌囘。
笑入荷花去,佯羞不出來。

越女詞 五首 其三 李白14-3


柳堤,不聞郎馬嘶。
楊柳を折った柳の堤に、ここにはあの人が旅立つときに乗った馬のいなないたのに、今はなにもきこえないのです。



温庭筠の同名の詞は以下の通り内容は連詞のようであるが、注釈は省略する。
河傳
江畔,相喚。曉妝鮮,仙景個女采蓮。
請君莫嚮那岸邊。少年,好花新滿船。
紅袖搖曳逐風暖(一作軟),垂玉腕,腸嚮柳絲斷。
浦南歸,浦北歸。莫知,晚來人已稀。


河傳
同伴,相喚。杏花稀,夢裏每愁依違。
仙客一去燕已飛。不歸,淚痕空滿衣。
天際雲鳥引晴(一作情)遠,春已晚,煙霭渡南苑。
雪梅香,柳帶長。小娘,轉令人意傷。

『訴衷情』温庭筠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-48-1-#  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1808

訴衷情 温庭筠

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『訴衷情』温庭筠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-48-1-#   漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1808



訴衷情
鶯語花舞春晝午,雨霏微。
金帶枕,宮錦,鳳凰帷。
柳弱蝶交飛,依依。
遼陽音信稀,夢中歸。

夜が明けると鶯が鳴いている、花が風に舞い散りゆく、春雨の日はもう真昼を過ぎる。それでも細かなそぼふる雨は涙雨なのです。
今夜もただひとり金帯の枕をあてて、錦のしとねをしきます。鳳凰の模様がえがかれた垂絹がたれると、さびしさがますのです。
柳は風になよなよと枝をからませ、蝶は花へととびかう、ああ、柳のように、蝶のようにあの人と春を過ごしたい。
あの人は帰ってこれないという遙か先の遼陽にいってしまった、もう手紙も噂話さえもおとずれは稀になっている。いまは夢の中にあの人は帰ってきてくれる。

鶯語り花舞う春の晝午,雨は霏微【ひび】たり。
金帶の枕,錦なる宮に,鳳凰の帷【たれきぬ】。
柳弱らかく蝶 交り飛ぶ,依を依とする。
遼陽 音信 稀れなり,夢中にして歸る。

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『訴衷情』 現代語訳と訳註
(本文)
訴衷情
鶯語花舞春晝午,雨霏微。
金帶枕,宮錦,鳳凰帷。
柳弱蝶交飛,依依。
遼陽音信稀,夢中歸。


(下し文)
鶯語り花舞う春の晝午,雨は霏微【ひび】たり。
金帶の枕,錦なる宮に,鳳凰の帷【たれきぬ】。
柳弱らかく蝶 交り飛ぶ,依を依とする。
遼陽 音信 稀れなり,夢中にして歸る。


(現代語訳)
夜が明けると鶯が鳴いている、花が風に舞い散りゆく、春雨の日はもう真昼を過ぎる。それでも細かなそぼふる雨は涙雨なのです。
今夜もただひとり金帯の枕をあてて、錦のしとねをしきます。鳳凰の模様がえがかれた垂絹がたれると、さびしさがますのです。
柳は風になよなよと枝をからませ、蝶は花へととびかう、ああ、柳のように、蝶のようにあの人と春を過ごしたい。
あの人は帰ってこれないという遙か先の遼陽にいってしまった、もう手紙も噂話さえもおとずれは稀になっている。いまは夢の中にあの人は帰ってきてくれる。


(訳注)
訴衷情

単調三十三字、十一句五灰韻
六平韻(詞譜二)。


鶯語花舞春晝午,雨霏微。
夜が明けると鶯が鳴いている、花が風に舞い散りゆく、春雨の日はもう真昼を過ぎる。それでも細かなそぼふる雨は涙雨なのです。
・この二句は朝からそぼ降る雨が夕方まで続くことを云う。この句によって寂しさの表現を強調することになっている。


金帶枕,宮錦,鳳凰帷。
今夜もただひとり金帯の枕をあてて、錦のしとねをしきます。鳳凰の模様がえがかれた垂絹がたれると、さびしさがますのです。
・金帶枕 金の編み込みの帯のついた枕である。金鏤枕と同じであろう。黄金をちりばめた枕。曹植「洛神の賦」(『文選』巻一九)の李善の注が引く「記」 に、「東阿王(曹植)朝に入り、帝(文帝=曹丕)は植に甄后の玉銭金帯枕を示す」。


柳弱蝶交飛,依依。
柳は風になよなよと枝をからませ、蝶は花へととびかう、ああ、柳のように、蝶のようにあの人と春を過ごしたい。
・柳 蝶 どちらも男性を意味する語で、女性を意味するのは楊柳、花が女性を示す。
・依依 依依はそれぞれ柳に依りと蝶に依りが私が生かされるということである。


遼陽音信稀,夢中歸。
あの人は帰ってこれないという遙か先の遼陽にいってしまった、もう手紙も噂話さえもおとずれは稀になっている。いまは夢の中にあの人は帰ってきてくれる。
・遼陽 今、遼寧省洛陽県西南にあたる地名、古くから征夫の行ったところとして詩詞にあらわれる。行ったきりで帰ってこないことの喩え。


『遐方怨 二首之二 』(憑繡檻)温庭筠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-47-16-#  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1804

遐方怨 二首之二(憑繡檻)

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『遐方怨 二首之二 』温庭筠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-47-16-#   漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1804


遐方怨
憑繡檻,解羅帷。
綺麗に飾り付けられた部屋の欄干に惹かれて、うす絹のとばりの中で私の体はとかれたのです。
未得君書,腸斷,瀟湘春雁飛。
今はあなたからの書簡さえ届かず、下腹の痛みさえ覚えるのです。風光明媚な水郷の瀟湘地方では春になると雁が北に帰っていく。
不知征馬幾時歸?
それなのに馬に乗って旅に出たきり、あの人がいつ帰って來るのか、いつの事かわかりはしない。
海棠花謝也,雨霏霏。
雨に打たれて海棠花はしぼんでいく、私の若さも失っていくのが心配なのです。雨はたえまなく降りつづけている。(この雨が上がってくると強い日差しで花は凋むのである。そうなる前に私のもとに。)

遐方怨
繡檻に憑り,羅帷を解く。
未だ君の書を得ずして,腸斷し,瀟湘 春雁飛ぶ。
征馬 幾時にか歸えるを知らずや?
海棠の花は謝す也,雨は霏霏【ひひ】とする。


『遐方怨』 現代語訳と訳註
(本文)
遐方怨
憑繡檻,解羅帷。
未得君書,腸斷(一作斷腸),瀟湘春雁飛。
不知征馬幾時歸?
海棠花謝也,雨霏霏。


(下し文)
遐方怨
繡檻に憑り,羅帷を解く。
未だ君の書を得ずして,腸斷し,瀟湘 春雁飛ぶ。
征馬 幾時にか歸えるを知らずや?
海棠の花は謝す也,雨は霏霏【ひひ】とする。

(現代語訳)
綺麗に飾り付けられた部屋の欄干に惹かれて、うす絹のとばりの中で私の体はとかれたのです。
今はあなたからの書簡さえ届かず、下腹の痛みさえ覚えるのです。風光明媚な水郷の瀟湘地方では春になると雁が北に帰っていく。
それなのに馬に乗って旅に出たきり、あの人がいつ帰って來るのか、いつの事かわかりはしない。
雨に打たれて海棠花はしぼんでいく、私の若さも失っていくのが心配なのです。雨はたえまなく降りつづけている。(この雨が上がってくると強い日差しで花は凋むのである。そうなる前に私のもとに。)


(訳注)
遐方怨

此の詩はあでやかな海棠の花が雨にあい更に艶やかになるがやがて凋むのが、女の溌剌としているのが衰え凋んでいくことを詠う。


憑繡檻,解羅帷。
綺麗に飾り付けられた部屋の欄干に惹かれて、うす絹のとばりの中で私の体はとかれたのです。
・繡檻 飾り付けられた欄干。檻は囲われた部屋、檻であるから、束縛された状況にある女性を意味している。


未得君書,腸斷,瀟湘春雁飛。
今はあなたからの書簡さえ届かず、下腹の痛みさえ覚えるのです。風光明媚な水郷の瀟湘地方では春になると雁が北に帰っていく。
・瀟湘 湖南省長沙一帯の地域。洞庭湖と流入する瀟水と湘江の合流するあたりを瀟湘といい、古来より風光明媚な水郷地帯として知られる。
 水が深くて清い.瀟洒(表情や振舞いが)スマートな,垢(あか)ぬけした.瀟瀟(1) 風雨の激しい,吹き降りの.(2) (小雨が)しとしと降る,そぼ降る.


不知征馬幾時歸?
それなのに馬に乗って旅に出たきり、あの人がいつ帰って來るのか、いつの事かわかりはしない。
・征馬 旅に出るときに乗る馬。 戦場におもむく馬。


海棠花謝也,雨霏霏。
雨に打たれて海棠の花はしぼんでいく、私の若さも失っていくのが心配なのです。雨はたえまなく降りつづけている。(この雨が上がってくると強い日差しで花は凋むのである。そうなる前に私のもとに。)
・花海棠 花期は4-5月頃で淡紅色の花を咲かせる。性質は強健で育てやすい。花が咲いた後の林檎に似た小さな赤い実ができる。「妖艶」「艶麗」「美人の眠り」。
・霏霏 雪や雨が絶え間なく降るさま。物事が絶え間なく続くさま。
海棠花002










海棠渓        薛濤
春教風景駐仙霞、水面魚身総帯花。
人世不思霊卉異、競将紅纈染軽沙。

春は風景をして仙霞を駐(とど)めしめ
水面の魚身総て花を帯ぶ
人世(じんせい)思わず霊卉(れいき)の異(い)を
競って紅纈を将(も)って軽沙を染む

春の神様は、風と光に、谷いっぱいの花がすみを送り届けさせたもうた。 清らかな谷川の水に映る花影、泳ぐ魚はまるで花模様を帯びたかのよう。 世間では、この海棠の霊妙なわざに気がつきもせず、競って赤いしぼりを河原の砂の上に干している

海棠渓   薛濤
春教風景駐仙霞、水面魚身総帯花。
人世不思霊卉異、競将紅纈染軽沙。

春は風景をして仙霞を駐(とどめ)しめ
水面の魚身総(すべ)て花を帯びる
人世思はず霊卉(れいき)の異を
競つて将に紅纈(こうけつ)をもつて軽沙を染む
紅纈は赤いしぼり

『遐方怨 二首之一』(花半坼)温庭筠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-46-15-#  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1800

遐方怨 二首之一(花半坼) 温庭筠

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『遐方怨』温庭筠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-46-15-#   漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1800


遐方怨 二首 温庭筠

遐方怨 之一
花半坼,雨初晴。
花はその弁を半ばほころびはじめている、雨はけさ早くに晴れあがっている。
未卷珠簾,夢殘,惆悵聞曉鶯。
夜は明けても閨に臥したまま、いまだ簾をかかげようとはしない。あの人との夢だけがのこるだけだから、かなしく愁いの心持で、いつしか暁の鶯の啼く声を聞くのです。
宿妝眉淺粉山橫。
昨夜のお化粧はもうくずれてしまい、えがいた眉ずみの色もうすれて、おしろいは額に寄り、線のように横たわっている。
約鬟鸞鏡裏,繡羅輕。
鏡にむかって髷【わげ】をたばね、刺繍をしたうすぎぬの上衣をかるく身にまとう。
(崩れた夜の化粧を落として、朝の化粧を済ませた女の哀いい愁い。)


遐方怨
花 半坼【はんたく】し,雨 初めて晴る。
未だ珠簾を卷ずして,夢は殘り,惆悵【ちょうちょう】して曉莺【ぎょうおう】を聞く。
妝を宿して眉淺く粉【おしろい】山橫たえるなり。
鬟を約して鸞鏡【らんきょう】の裏【うち】,繡羅 輕やかなり。




『遐方怨』 之一 現代語訳と訳註
(本文)
花半坼,雨初晴。
未卷珠簾,夢殘,惆悵聞曉鶯。
宿妝眉淺粉山橫。
約鬟鸞鏡裏,繡羅輕。


(下し文) 遐方怨
花 半坼【はんたく】し,雨 初めて晴る。
未だ珠簾を卷ずして,夢は殘り,惆悵【ちょうちょう】して曉鶯【ぎょうおう】を聞く。
妝を宿して眉淺く粉【おしろい】山橫たえるなり。
鬟を約して鸞鏡【らんきょう】の裏【うち】,繡羅 輕やかなり。


(現代語訳)
花はその弁を半ばほころびはじめている、雨はけさ早くに晴れあがっている。
夜は明けても閨に臥したまま、いまだ簾をかかげようとはしない。あの人との夢だけがのこるだけだから、かなしく愁いの心持で、いつしか暁の鶯の啼く声を聞くのです。
昨夜のお化粧はもうくずれてしまい、えがいた眉ずみの色もうすれて、おしろいは額に寄り、線のように横たわっている。
鏡にむかって髷【わげ】をたばね、刺繍をしたうすぎぬの上衣をかるく身にまとう。
(崩れた夜の化粧を落として、朝の化粧を済ませた女の哀いい愁い。)


(訳注)
遐方怨 之一

避方怨 単調三十二字、七句四平韻(詞譜二)。

花半坼,雨初晴。
花はその弁を半ばほころびはじめている、雨はけさ早くに晴れあがっている。
・坼 さける、 わかれる、 ひらく、 さけめ
「牡丹半坼初經雨,雕檻翠幕朝陽。」「正海棠半坼,不耐春寒。」
「草木半舒坼,不類冰雪晨。」(草木は半ば舒坼(じょたく)し、氷雪の晨に類(に)ず。)

行次西郊作 一百韻 李商隠 紀頌之の漢詩ブログ李商隠特集150- 149


未卷珠簾,夢殘,惆悵聞曉莺鶯。
夜は明けても閨に臥したまま、いまだ簾をかかげようとはしない。あの人との夢だけがのこるだけだから、かなしく愁いの心持で、いつしか暁の鶯の啼く声を聞くのです。
・憫帳 憂え悲しむこと。温庭筠『更漏子 一』「惆悵謝家池閣」 謝女というのは晋の謝安が東山の彼を愛した故事から出たもの。過去女もそういう時期もあった。李白『送侄良攜二妓赴會稽戲有此贈』「攜妓東山去。 春光半道催。遙看若桃李。 雙入鏡中開。」送姪良携二妓赴会稽戯有此贈  李白Kanbuniinkai紀頌之の漢詩李白特集350 -287
池閣は、謝霊運の「池塘生春草」にかけて、池堀に春草の生ずるようになったという春情にかける意がある。


妝眉淺粉山橫。
昨夜のお化粧はもうくずれてしまい、えがいた眉ずみの色もうすれて、おしろいは額に寄り、線のように横たわっている。


鬟鸞鏡裏,繡羅輕。
鏡にむかって髷【わげ】をたばね、刺繍をしたうすぎぬの上衣をかるく身にまとう。
(崩れた夜の化粧を落として、朝の化粧を済ませた女の哀いい愁い。)
・鸞鏡 背面に鸞を彫んだ鏡。

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