寓言 魚玄機
「寓言」を内容を見ると「つれづれに」ということである。李億のもとめられる前、初期の作である。王維の田園楽の影響を受けて作ったものと思われる。
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卷804_39 【寓言】魚玄機
「寓言」を内容を見ると「つれづれに」ということである。李億のもとめられる前、初期の作である。王維の田園楽の影響を受けて作ったものと思われる。
寓言
紅桃處處春色,碧柳家家月明。
紅い桃の花がが、あちらでも、こちらでも、春景色にしてくれる。青色がましている柳のむこうに月の光にてらされた家々がある。
樓上新妝待夜,閨中獨坐含情。
高殿の上では、夜の新しい化粧も美しく待っている女がいる。その楼には部屋にひとりで、いつまでも坐ったきり、思わせぶりな態度の男を待っている。
芙蓉月下魚戲,螮蝀天邊雀聲。
月明かりのもとに池のはす葉、魚がたわむれて泳いでいる。大空に大きく虹がかかって、かささぎが聾をたてて、鳴いている。きっといいことがあるのでしょう。
人世悲歡一夢,如何得作雙成。
人世は、そのように、悲しみと喜びとが春の夜の夢ののようなもの。どうして、女が思う夢が、ふたつそろって遂げられないのでしょうか。
(寓言)
紅桃【こうとう】處處春色,碧柳【】家家月明。
樓上新妝【しんしょう】夜を待ち,閨中獨坐含情たり。
芙蓉月下魚戲れ,螮蝀【ていとう】天邊雀聲く。
人世 悲歡の一夢,如何んして雙成【そうせい】を作すを得ん。
『寓言』 現代語訳と訳註
(本文)
紅桃處處春色,碧柳家家月明。
樓上新妝待夜,閨中獨坐含情。
芙蓉月下魚戲,螮蝀天邊雀聲。
人世悲歡一夢,如何得作雙成。
(下し文) (寓言)
紅桃【こうとう】處處春色,碧柳【】家家月明。
樓上新妝【しんしょう】夜を待ち,閨中獨坐含情たり。
芙蓉月下魚戲れ,螮蝀【ていとう】天邊雀聲く。
人世 悲歡の一夢,如何んして雙成【そうせい】を作すを得ん。
(現代語訳)
紅い桃の花がが、あちらでも、こちらでも、春景色にしてくれる。青色がましている柳のむこうに月の光にてらされた家々がある。
高殿の上では、夜の新しい化粧も美しく待っている女がいる。その楼には部屋にひとりで、いつまでも坐ったきり、思わせぶりな態度の男を待っている。
月明かりのもとに池のはす葉、魚がたわむれて泳いでいる。大空に大きく虹がかかって、かささぎが聾をたてて、鳴いている。きっといいことがあるのでしょう。
人世は、そのように、悲しみと喜びとが春の夜の夢ののようなもの。どうして、女が思う夢が、ふたつそろって遂げられないのでしょうか。
(訳注)
寓言
他の物事にことよせて意見や教訓を述べた言葉。 たとえ話。詩語としては「つれづれに」というところ。【寓言法】修辞法の一。言おうとすることを、比喩によって暗に悟ら せる手法。古代の哲学者荘子の寓言論にならって非論理の滑稽を事とする理論的に裏付けようと試みたもの。
紅桃處處春色,碧柳家家月明。
紅い桃の花がが、あちらでも、こちらでも、春景色にしてくれる。青色がましている柳のむこうに月の光にてらされた家々がある。
・紅桃・碧柳 王維の六言詩に、「桃紅復た村雨を含み 柳緑更に朝煩を帯ぷ」の句がある。作者はそれを想起しながら、この作を作ったのかもしれない。
樓上新妝待夜,閨中獨坐含情。
高殿の上では、夜の新しい化粧も美しく待っている女がいる。その楼には部屋にひとりで、いつまでも坐ったきり、思わせぶりな態度の男を待っている。
・新妝 新しく化粧すること。
・閨中 閑は女のへや。
・含情 風情のあること。感情を抑えて胸中に収めておく。思うことをそれとなくそぶるそぶりで見分けること。男の思わせぶりな態度ということ。
芙蓉月下魚戲,螮蝀天邊雀聲。
月明かりのもとに池のはす葉、魚がたわむれて泳いでいる。大空に大きく虹がかかって、かささぎが聾をたてて、鳴いている。きっといいことがあるのでしょう。
・芙蓉 蓮の異名。蓮の字は音レン、恋の音とおなじ。ここではその実の意味もふくめてよんでいる。
・螮蝀 虹のこと。あでやかな女性を云う。「詩経」の鄘風に野焼を題にした作があり、「蝃蝀在東,莫之敢指,女子有行,遠父母兄弟。」(螮蝀、東に在り、これを敦へて指さすなし。女子行有り,父母兄弟遠る。)とある。
・雀聲 かさきざが鳴くこという。前句の螮蝀により、喜び事が訪れる前ぶれの意。
人世悲歡一夢,如何得作雙成。
人世は、そのように、悲しみと喜びとが春の夜の夢ののようなもの。どうして、女が思う夢が、ふたつそろって遂げられないのでしょうか。
・悲歡 歓は、よろこび。
・雙成 女が思う夢が、ふたつそろって遂げられること。花街の女は、年をとっったらどうなるのか心配なのである。
・如何 どうして‥・.・・できようぞ。なんとかして……したいものだの意。
王維 六言詩 桃紅 碧柳
田園楽七首其六
桃紅復含宿雨、柳緑更帯春煙。
花落家童未掃、鶯啼山客猶眠。
桃は紅にして、復(ま)た宿雨(しゅくう)を含み、
柳は緑にして、更に春煙(しゅんえん)を帯ぶ。
花落ちて 家僮 未(いま)だ掃(は)らわず、
鶯啼いて 山客 猶(な)お 眠る。
王 維 田園楽 七首 | ||||||
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