聞李端公垂釣回寄贈 魚玄機
| 2013年3月4日 | 同じ日の紀頌之5つのブログ |
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聞李端公垂釣回寄贈 魚玄機 ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-94-30-# 卷804_23 【聞李端公垂釣回寄贈】魚玄機 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2017
卷804_23 【聞李端公垂釣回寄贈】魚玄機
聞李端公垂釣回寄贈
(李郢御史さまが、釣をなさってお歸りになったといううわさを聞いて贈る詩。)
無限荷香染暑衣,阮郎何處弄船歸。
はすの香りを夏のお着物にいっぱいにつけてお歸りなされたということですが、あなた様はいったいどちらへ釣舟をお出しになったのでございましょうか。
自慚不及鴛鴦侶,猶得雙雙近釣磯。
私の世界では男の人におしどりのように気配りをさせていただくことは当然のことですがそれもできないこと私自身恥入っております。なお、又この次に船を並べるかお近くにお立ち寄りの事がありましたら今度こそお仕えさせていただきます。
李端公の釣を垂れて囘らるると聞き、寄せ贈る
限り無き荷香 暑衣を染む、阮郎 何れの處に 船を弄して歸る。
自ら慚づ 鴛鴦の侶、猶お 雙雙 釣磯に近づくを得るに及ぼざることを。

『聞李端公垂釣回寄贈』 現代語訳と訳註
(本文)
無限荷香染暑衣,阮郎何處弄船歸。
自慚不及鴛鴦侶,猶得雙雙近釣磯。
(下し文)
李端公の釣を垂れて囘らるると聞き、寄せ贈る
限り無き荷香 暑衣を染む、阮郎 何れの處に 船を弄して歸る。
自ら慚づ 鴛鴦の侶、猶お 雙雙 釣磯に近づくを得るに及ぼざることを。
(現代語訳)
(李郢御史さまが、釣をなさってお歸りになったといううわさを聞いて贈る詩。)
はすの香りを夏のお着物にいっぱいにつけてお歸りなされたということですが、あなた様はいったいどちらへ釣舟をお出しになったのでございましょうか。
私の世界では男の人におしどりのように気配りをさせていただくことは当然のことですがそれもできないこと私自身恥入っております。なお、又この次に船を並べるかお近くにお立ち寄りの事がありましたら今度こそお仕えさせていただきます。
(訳注)
聞李端公垂釣回寄贈
李郢御史さまが、釣をなさってお歸りになったといううわさを聞いて贈る詩。
・李端公 端公は侍御史(官名)の別名。李は李郢。
・李郢 茶山貢焙歌 (晩唐) 李郢 山水詩など奇麗な詩を書く。魚玄機とは11歳違いで、温庭筠と共にしをまじ合わせた。
唐才子傳に「李郢郢,字楚望,大中十年崔铏榜進士及第。初居余杭,出有山水之興,人有琴書之娛,疏于馳競。歷為藩鎮従事,后拜侍御史。郢工詩,理密辭閑,個個珠玉。其清麗極能寫景狀懷,每使人竟日不能釋卷。與清塞、賈島最相善。」とある
唐才子傳 李郢 ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-84-20-# 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1967
無限荷香染暑衣,阮郎何處弄船歸。
はすの香りを夏のお着物にいっぱいにつけてお歸りなされたということですが、あなた様はいったいどちらへ釣舟をお出しになったのでございましょうか。
・荷香 荷は蓮。
・阮郎 花街では桃源郷を花街とし、宮女に逢うことから、男性を呼ぶ場合阮肇の故事をもじってこう呼ぶ。『幽明録』にある民話では、漢の明帝の永平5年(62年)に剡県で、劉晨と阮肇が天台山で宮女に出会い、村へ帰ると七代後の子孫が住んでいた。この変形で「仙女の洞窟」という民話では、劉晨と阮肇が山で迷い込んだ洞窟で仙女が碁を打っていた。村へ帰ると4、500年が過ぎており、洞窟に戻ると扉が閉じていて、二人は頭を壁に打ちつけて死んでしまった。天はこれを哀れんで、二人を幸運の神と悪運の神に任命した。
自慚不及鴛鴦侶,猶得雙雙近釣磯。
私の世界では男の人におしどりのように気配りをさせていただくことは当然のことですがそれもできないこと私自身恥入っております。なお、又この次に船を並べるかお近くにお立ち寄りの事がありましたら今度こそお仕えさせていただきます。
酬李郢夏日釣魚回見示 魚玄機 ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-83-19-# 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1962
『酬李郢夏日釣魚回見示』
(李郡さまが「夏日魚を釣りて回る」詩をお見せいただいたことに酬ゆる。)
住處雖同巷,經年不一過。
住いとするところをおなじような坊の一角に居りながら、もうかれこれ一年、一度もお立ち寄りになりません。
清詞勸舊女,香桂折新柯。
昔なじみであるこのわたくしに清らかな詩をくださいました。新しい人生に再出発しなさいと元気づけられました。
道性欺冰雪,禪心笑綺羅。
今の私は、道家の教えを欺くことなどは氷や雪よりも清らかに冷たくしております。おめかしをして微笑を返して男の心をひこうとすることなどは心から軽蔑しています。
跡登霄漢上,無路接煙波。
道家の修行により、その道を昇って行き仙界の銀河の空に昇りたいと思っています。男にすがる道は考えてもいません、今からは蒼海の波とかすみのような山水自然に向き合って行こうと思っています。
(李郢の「夏日魚を釣りて回る」を示されしに酬ゆ)
住處 巷を同じうすと雖も、経年一たびも過らず。
清詞もて 舊女に勧めたまう、香桂 新柯を折れと。
道性 冰雪を欺き,禪心 綺羅を笑う。
跡は霄漢の上に登らんとする,路の煙波にする接する無し。















