春日寄岳州從事李員外二首(一) 溫庭筠



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『 春日寄岳州從事李員外二首 』之一 温庭筠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-39-8-#   漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1772



春日寄岳州從事李員外二首 溫庭筠


(一)
苒弱樓前柳,輕空花外窗。
㶚陵亭の前の草原に柔らかに草が生え樓閣の前の柳も芽吹く、春霞で薄くかすんだ空に窓の向こうにはなはさきはじめる。
蝶高飛有伴,鶯早語無雙。
蝶が飛ぶように官僚でも華麗に出世する夫の李億は伴侶を携えて旅立つ、鶯が素早く詠う詩詞は世に並ぶ者はいない。
剪勝裁春字,開屏見曉江。
旅先の景勝地に鋭く切り込み、この春にふさわしい軸で裁縫する。そして、別れの朝この大江を下って行けば屏風を開くかのように夫婦の楽しい生活が見えるようである。
從來共情戰,今日欲歸降。
私も今まで花街でいろんな戦いをし、あそんできたのだけれど、今日こうして夫婦の姿を見るとこんなに美しさが引き立ってきている、これではとてもあなたたちにはかないません、帰らせてもらいます。

(一)
苒弱【ぜんじゃく】樓前【ろうぜん】の柳,輕空【けいくう】花外の窗。
蝶高く飛ぶに伴有り,鶯早【つと】に語無雙【なら】び。
勝を剪りて春字を裁し,屏を開けば曉江を見る。
從來【じゅうらい】情戰【じょうせん】を共にす,今日歸降せんと欲す。


(二)
從小識賓卿,恩深若弟兄。相逢在何日,此別不勝情。紅粉座中客,彩斿江上城。尚平婚嫁累,無路逐雙旌。
(二)
小從り賓卿【ひんけい】識る,恩深きこと弟兄の若し。相い逢う何れの日にか在らん,此の別情に勝【た】えず。
紅粉【こうふん】座中の客,彩斿【さいゆう】江上の城。
尚平【しょうへい】婚嫁【こんか】累し,路 雙旌【そうせい】を逐う無し。

denen03339
『春日寄岳州從事李員外二首』 現代語訳と訳註
(本文)
(一)
苒弱樓前柳,輕空花外窗。蝶高飛有伴,鶯早語無雙。剪勝裁春字,開屏見曉江。從來共情戰,今日欲歸降。


(下し文)
(一)
苒弱【ぜんじゃく】樓前【ろうぜん】の柳,輕空【けいくう】花外の窗。
蝶高く飛ぶに伴有り,鶯早【つと】に語無雙【なら】び。
勝を剪りて春字を裁し,屏を開けば曉江を見る。
從來【じゅうらい】情戰【じょうせん】を共にす,今日歸降せんと欲す。


(現代語訳)
㶚陵亭の前の草原に柔らかに草が生え樓閣の前の柳も芽吹く、春霞で薄くかすんだ空に窓の向こうにはなはさきはじめる。
蝶が飛ぶように官僚でも華麗に出世する夫の李億は伴侶を携えて旅立つ、鶯が素早く詠う詩詞は世に並ぶ者はいない。
旅先の景勝地に鋭く切り込み、この春にふさわしい軸で裁縫する。そして、別れの朝この大江を下って行けば屏風を開くかのように夫婦の楽しい生活が見えるようである。
私も今まで花街でいろんな戦いをし、あそんできたのだけれど、今日こうして夫婦の姿を見るとこんなに美しさが引き立ってきている、これではとてもあなたたちにはかないません、帰らせてもらいます。


(訳注)
春日寄岳州從事李員外二首(一)

魚玄機は李億の妻になった。やがて二人は手を携えて旅に出る。李億の故郷である潭州へと向かったのである。この旅の送別の詩である。


苒弱樓前柳,輕空花外窗。
㶚陵亭の前の草原に柔らかに草が生え樓閣の前の柳も芽吹く、春霞で薄くかすんだ空に窓の向こうにはなはさきはじめる。
・苒 草がしげるさま。
・輕空 春霞で薄くかすんだ空。


蝶高飛有伴,鶯早語無雙。
蝶が飛ぶように官僚でも華麗に出世する夫の李億は伴侶を携えて旅立つ、鶯が素早く詠う詩詞は世に並ぶ者はいない。
・蝶 蝴蝶。夫の李億を示す。
・鶯 うぐいす。妻の魚玄機を指す。


剪勝裁春字,開屏見曉江。
旅先の景勝地に鋭く切り込み、この春にふさわしい軸で裁縫する。そして、別れの朝この大江を下って行けば屏風を開くかのように夫婦の楽しい生活が見えるようである。


從來共情戰,今日欲歸降。
私も今まで花街でいろんな戦いをし、あそんできたのだけれど、今日こうして夫婦の姿を見るとこんなに美しさが引き立ってきている、これではとてもあなたたちにはかないません、帰らせてもらいます。