韓愈詩-韓愈144-喜侯喜至贈張籍張徹 #3
逢神多所祝,豈忘靈即驗。依依夢歸路,歷歷想行店。
今者誠自幸,所懷無一欠。孟生去雖索,侯氏來還歉。
そこで、神社がありさえすれば喜ばしい限りで、必ず参詣して、歸京の一日も早く可能とならんことを祈るものだ。そして、霊験があったなら、神への恩は、決して忘れないと固く心に誓った位である。それに、たびたび都に帰る夢を見ていたし、旅宿の有様なども、歴々たるものであった。かくて、心の誠が貫徹して、さきに都に召し還され、今日ここに在るのは、誠に幸とせねばならぬことで、南方にあって、色色と仲間が欠けるかと予想していたが、少しもかけて居なかった。尤も孟郊だけは、濁り離れて此に居らず、どうやら物淋しい心持がするが、その代り、侯喜という人が新に入門して、日夕過訪せられ、まことに、この身に取っては満足なことである。
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韓昌黎集02-19 |
喜侯喜至贈張籍、張徹 #1 |
漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ7556 |
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806年貞元22年 39歳-(17)#1 |
<1677> |
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韓愈詩-韓愈144-#2
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作時年: |
806年 |
貞元22年 |
39歲 |
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全唐詩卷別: |
卷三三七 |
文體: |
五言古詩 |
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韓昌黎集 |
巻02-19 |
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詩題: |
喜侯喜至贈張籍張徹 |
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序文 |
愈初謫陽山令。元和改元,自江陵掾召國子博士,其從遊如喜、如籍如皆會都下,詩以是作。 |
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作地點: |
長安(京畿道 / 京兆府 / 長安) |
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及地點: |
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交遊人物: |
侯喜 |
當地交遊(京畿道 京兆府 長安) |
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張籍 |
書信往來(京畿道 京兆府 長安) |
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張徹(張署) |
書信往來(都畿道 河南府 河南) |
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交遊人物: |
孟東野(孟郊) |
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卷337_19 《喜侯喜至贈張籍張徹》韓愈
喜侯喜至贈張籍張徹 #1
昔我在南時,數君常在念。搖搖不可止,諷詠日喁噞.
如以膏濯衣,每漬垢逾染。又如心中疾,針石非所砭。
#2
常思得遊處,至死無倦厭。地遐物奇怪,水鏡涵石劍。
荒花窮漫亂,幽獸工騰閃。礙目不忍窺,忽忽坐昏墊。
#3
逢神多所祝,豈忘靈即驗。依依夢歸路,歷歷想行店。
今者誠自幸,所懷無一欠。孟生去雖索,侯氏來還歉。
#4
欹眠聽新詩,屋角月豔豔。雜作承間騁,交驚舌互舚。
繽紛指瑕疵,拒捍阻城塹。以餘經摧挫,固請發鉛槧。
#5
居然妄推讓,見謂爇天焰。比疏語徒妍,悚息不敢占。
呼奴具盤餐,飣餖魚菜贍。人生但如此,朱紫安足僭。
《喜侯喜至贈張籍張徹》
(長安に帰って仲間と合い詩酒、聯句を唱和した。そこに、新たな仲間である、侯喜加わり、韓愈は大喜びしてこの詩を作って張籍、長徹の兄弟に贈った詩である)
昔我在南時,數君常在念。
先に、自分が南の陽山にあったときは、門下の諸君のことを心にかけて、たとえ一時でも忘れたことはなかった。
搖搖不可止,諷詠日喁噞.
そして、何時も何とかして会いたいという心は、揺揺として、止めることも出来ず、せめては、諸君を寄懐する詩でも作って、自ら慰めようというので、諷詠終日、丁度、魚が口を動かしている様であった。
如以膏濯衣,每漬垢逾染。
しかし、それは、垢の付いた衣を膏で洗うようなもので、洗えば洗う程、垢が付くと同じく、詩を作ろうとすれば、するほど、ひとしお諸君の事を思うようになる。
又如心中疾,針石非所砭。
又、心臓の病は、針でも、薬でも、到底治療することが出来ないのと同じく、諸君の事を我が念頭より去るといふことは、絶対に不可能であった。
《侯喜の至るを喜び、張籍張徹に贈る》
昔、我 南に在る時,數君 常に念に在り。
搖搖として 止む可からず,諷詠して 日に喁噞【ぎょうげん】す。
膏を以て衣を濯うが如く,每漬す 垢 逾いよ染む。
又、心中の疾いの如く,針石 砭【はりさ】す所に非らず。
#2
常思得遊處,至死無倦厭。
その頃、諸君と會合して、面白い遊び場所で心ゆくばかり唱和でもしたならば、死すとも決していとわないと、常常心の中に思って居たものの、それがなかなかむつかしかった。
地遐物奇怪,水鏡涵石劍。
陽山は、遠隔地で熱帯に近くであるため、見る物も、奇怪なものが多く、水鏡という蟲が居て、水中に人の影が映つると、それを目がけて、その身を投げる、すると、その人は、非常な疫病にかかって直に死ぬという位のものがいる。
荒花窮漫亂,幽獸工騰閃。
この蟲は、平生、石の蔭で剣を水にひたして待ちかまえているということである。それから、名も知らないへんな形の気味の悪い花が爛漫として咲き乱れ、山深く住む奇異な獣類は、時たま、白昼にもでてきて、頭の上を飛んで閃くことがある。
礙目不忍窺,忽忽坐昏墊。
こんな風であるから、目にさえぎるものは、すべて見るに忍びず、終日忽忽として、丸で昏睡している様であった。
#2
常に思う 遊處を得て,至死にるまで 倦厭無しと。
地 遐かにして 物奇怪,水鏡 石劍を涵す。
荒花 まって 漫亂たり,幽獸 工みに騰閃す。
目を礙【さえぎ】って 窺うに忍びず,忽忽として 坐ながら昏墊【こんてん】す。
#3
逢神多所祝,豈忘靈即驗。
そこで、神社がありさえすれば喜ばしい限りで、必ず参詣して、歸京の一日も早く可能とならんことを祈るものだ。そして、霊験があったなら、神への恩は、決して忘れないと固く心に誓った位である。
依依夢歸路,歷歷想行店。
それに、たびたび都に帰る夢を見ていたし、旅宿の有様なども、歴々たるものであった。
今者誠自幸,所懷無一欠。
かくて、心の誠が貫徹して、さきに都に召し還され、今日ここに在るのは、誠に幸とせねばならぬことで、南方にあって、色色と仲間が欠けるかと予想していたが、少しもかけて居なかった。
孟生去雖索,侯氏來還歉。
尤も孟郊だけは、濁り離れて此に居らず、どうやら物淋しい心持がするが、その代り、侯喜という人が新に入門して、日夕過訪せられ、まことに、この身に取っては満足なことである。
#3
神に逢うて祝する所多く,豈に 靈 即ち驗なるを忘れんや。
依依として 歸路を夢む,歷歷として 行店を想う。
今は 誠に自ら幸いなり,懷う所 一も欠くる無し。
孟生 去って索【はな】ると雖も,侯氏 來って還た歉【あき】たれり。
#4
欹眠聽新詩,屋角月豔豔。
雜作承間騁,交驚舌互舚。
繽紛指瑕疵,拒捍阻城塹。
以餘經摧挫,固請發鉛槧。
#5
居然妄推讓,見謂爇天焰。
比疏語徒妍,悚息不敢占。
呼奴具盤餐,飣餖魚菜贍。
人生但如此,朱紫安足僭。
『喜侯喜至贈張籍張徹』現代語訳と訳註解説
(本文)
#3
逢神多所祝,豈忘靈即驗。
依依夢歸路,歷歷想行店。
今者誠自幸,所懷無一欠。
孟生去雖索,侯氏來還歉。
(下し文)
#3
神に逢うて祝する所多く,豈に 靈 即ち驗なるを忘れんや。
依依として 歸路を夢む,歷歷として 行店を想う。
今は 誠に自ら幸いなり,懷う所 一も欠くる無し。
孟生 去って索【はな】ると雖も,侯氏 來って還た歉【あき】たれり。
(現代語訳)
#3
そこで、神社がありさえすれば喜ばしい限りで、必ず参詣して、歸京の一日も早く可能とならんことを祈るものだ。そして、霊験があったなら、神への恩は、決して忘れないと固く心に誓った位である。
それに、たびたび都に帰る夢を見ていたし、旅宿の有様なども、歴々たるものであった。
かくて、心の誠が貫徹して、さきに都に召し還され、今日ここに在るのは、誠に幸とせねばならぬことで、南方にあって、色色と仲間が欠けるかと予想していたが、少しもかけて居なかった。
尤も孟郊だけは、濁り離れて此に居らず、どうやら物淋しい心持がするが、その代り、侯喜という人が新に入門して、日夕過訪せられ、まことに、この身に取っては満足なことである。
(訳注) #3
《喜侯喜至贈張籍張徹》
(長安に帰って仲間と合い詩酒、聯句を唱和した。そこに、新たな仲間である、侯喜加わり、韓愈は大喜びしてこの詩を作って張籍、長徹の兄弟に贈った詩である)
逢神多所祝,豈忘靈即驗。
そこで、神社がありさえすれば喜ばしい限りで、必ず参詣して、歸京の一日も早く可能とならんことを祈るものだ。そして、霊験があったなら、神への恩は、決して忘れないと固く心に誓った位である。
依依夢歸路,歷歷想行店。
それに、たびたび都に帰る夢を見ていたし、旅宿の有様なども、歴々たるものであった。
今者誠自幸,所懷無一欠。
かくて、心の誠が貫徹して、さきに都に召し還され、今日ここに在るのは、誠に幸とせねばならぬことで、南方にあって、色色と仲間が欠けるかと予想していたが、少しもかけて居なかった。
孟生去雖索,侯氏來還歉。
尤も孟郊だけは、濁り離れて此に居らず、どうやら物淋しい心持がするが、その代り、侯喜という人が新に入門して、日夕過訪せられ、まことに、この身に取っては満足なことである。
1
孟生 即ち孟郊。
2
雖索 索は索居の索で、離れる。孟郊は、その年の十一月、江南尹鄭飴慶に従い、水陸運従事となって赴任した。
3
歉 慊に同じ。ここでは、飽き足る。
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喜侯喜至贈張籍張徹 |
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公初謫陽山令元和改/元六月自江陵椽召為國子博士其從遊如喜如籍/如徹皆㑹于都下詩以是作 |
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昔我在南時、謂責陽/山時也數君長在念。 搖搖不可止、諷詠日喁噞。喁噞魚口動貌選張衡曰喁/噞沈浮 喁音顒噞音驗 |
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如以膏濯衣、每漬垢逾染。 又如心中疾、箴石非所砭。 |
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#2 |
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常思得遊處、至死無倦厭。無或/作不 地遐物奇怪、水鏡涵石劒。 水鏡一名域陸璣疏/云一名射影江淮水皆有之人在岸上影見/水中投人影則殺之 |
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荒花窮漫亂、幽獸工騰閃。 礙目不忍窺、忽忽坐昬墊。書下民昬墊注昬瞀/墊溺 墊都念切 |
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#3 |
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逢神多所祝,豈忘靈即驗。 依依夢歸路,歷歷想行店。 |
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今者誠自幸、所懷無一欠。 孟生去雖索、孟生孟郊索離也東野其年十/一月從河南尹鄭餘慶奏為水陸運從事/索悉各切侯氏來還歉。説巳/見上 |
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#4 |
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欹眠聴新詩、屋角月豔豔。眠或作枕/月或作日 雜作承閒騁雜方作新句按上句巳云聴新/詩不應此 便重出新字當作雜作承間騁蓋/謂間出他文也交驚舌㸦舚。交或作文㸦或作牙皆誤/㸦俗互字也說文舚吐舌貌念舚/他 切 |
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繽紛指瑕疵、拒捍阻城塹。阻城或作/城阻非是 以余經摧挫、固請發鉛槧。 |
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王充論衡斷木為槧西京雜記揚子雲/好事常懷鉛提槧從諸計吏訪殊方絶域之語鉛墨槧牘/也 槧七艷切 |
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#5 |
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居然妄推讓、見謂爇天燄。天或作/黔非是 比疎語徒妍、悚息不敢占。 |
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呼奴具盤飱、或作/餐飣餖魚菜贍。 人生但如此、朱紫安足僣 |





