■唐宋詩196 Ⅶ孟郊(孟東野)紀頌之の漢詩ブログ 孟郊の交遊の詩(3)「結交」


結交
鑄鏡須青銅,青銅易磨拭。
鏡を鋳造するには黄金食に輝く青銅を必要とする。青銅は磨くときれいにかがやきやすいからである。
結交遠小人,小人難姑息。
人と腹を割った付き合いをするには度量の小さい「小人」を遠ざけることである。小人は根本的な解決ではなく、一時しのぎをするので根本の解決をすることが難しいからである。
鑄鏡圖鑒微,結交圖相依。
鏡を鋳造するのは、微かな顔の変化ということでも映し出してあきらかにしようとするからである。人と腹を割った交際するのは、互いに相関することをかんがえているからである。
凡銅不可照,小人多是非。
平凡な銅は鏡にしたところで照らすことができない。小人は目先の是非でもってきめていくことが多いのである。

交わりを結ぶ
鏡を鋳るには青銅を須(もち)ふ、青銅は磨拭し易し。
交はりを結ぶには小人を遠ざく、小人は姑息し難し。
鏡を鋳るは微を鑒するを図る、交はりを結ぶは相依るを図る。
凡銅 照らすべからず、小人 是非多し。
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結交 現代語訳と訳註
(本文)
鑄鏡須青銅,青銅易磨拭。
結交遠小人,小人難姑息。
鑄鏡圖鑒微,結交圖相依。
凡銅不可照,小人多是非。

(下し文) 交わりを結ぶ
鏡を鋳るには青銅を須(もち)ふ、青銅は磨拭し易し。
交はりを結ぶには小人を遠ざく、小人は姑息し難し。
鏡を鋳るは微を鑒するを図る、交はりを結ぶは相依るを図る。
凡銅 照らすべからず、小人 是非多し。


(現代語訳)
鏡を鋳造するには黄金食に輝く青銅を必要とする。青銅は磨くときれいにかがやきやすいからである。
人と腹を割った付き合いをするには度量の小さい「小人」を遠ざけることである。小人は根本的な解決ではなく、一時しのぎをするので根本の解決をすることが難しいからである。
鏡を鋳造するのは、微かな顔の変化ということでも映し出してあきらかにしようとするからである。人と腹を割った交際するのは、互いに相関することをかんがえているからである。
平凡な銅は鏡にしたところで照らすことができない。小人は目先の是非でもってきめていくことが多いのである。


(訳注)
鑄鏡須青銅,青銅易磨拭。

鏡を鋳造するには黄金食に輝く青銅を必要とする。青銅は磨くときれいにかがやきやすいからである。
鑄鏡 鋳造して鏡を作る。○青銅 放置すれば酸化銅で青緑に変色するが、磨けば黄金色に光ったもの。○磨拭 鏡の表面をよく磨きふき取ること。


結交遠小人,小人難姑息。
人と腹を割った付き合いをするには度量の小さい「小人」を遠ざけることである。小人は根本的な解決ではなく、一時しのぎをするので根本の解決をすることが難しいからである。
結交 腹を割った付き合いをする交際。○姑息 根本的な解決ではなく、一時しのぎをする・はかること。「姑」は仮初め、「息」は休みの意。 「卑劣」と同意語のつもりで使っている例が多いが、これは誤用。○小人 器量や度量の小さい人や、人間として小さい人物を指す。また、身分の低い人を指す場合も。 この場合の読み方は"こびと"ではなく"しょうじん"となる。 孔子の言葉に「唯女子と小人とは養い難し」とある。


鑄鏡圖鑒微,結交圖相依。
鏡を鋳造するのは、微かな顔の変化ということでも映し出してあきらかにしようとするからである。人と腹を割った交際するのは、互いに相関することをかんがえているからである。
鑒微 〔「かがみ(鏡)」と同源。映し見る意から〕規範とすべきもの。模範。手本。亀鑑(きかん)。○相依 相関関係をいう。


凡銅不可照,小人多是非。
平凡な銅は鏡にしたところで照らすことができない。小人は目先の是非でもってきめていくことが多いのである。

 「鋳鏡」と「青銅」、「結交」と「小人」が、蝉聯体、反復的表現を多用しながら述べられる。


解説 
文人、あるいは、浪人、志を持っている者に対して、肉親、親族など周りのものは応援するものであり、富豪、貴族は優秀なものを発見し、育てるのが役割であった。儒教的なものは、書生に援助をすることは当然のことであった。そういう中での友人関係を述べているわけで、お互いが頼りあえるものでなければ友人ではなかったのだ。したがって、小人の打算、姑息を徹底的に排除すべきであるとしたのだろう。
これは、初唐代では最も強調されたもので詩題に弱くなるが近代まで続いた通念であった。政治的経済的な援助を期待するという考えは普通のこととして存在した。援助したものは、その人間が出世すれば、数倍になって帰ってくることも通念であった。
孟郊が交友における「利」を否定することも矛盾しない。友人に助けてもらおうとするのは、当時は決して「利」を求めることではなかったのである。

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