中唐詩-285 赴江陵途中寄贈王二十補闕李十一拾遺李二十六員外翰林三學士 #4 Ⅱ韓退之(韓愈) 紀頌之の漢詩ブログ 韓愈特集-35-#4


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#4
天子惻然感,司空嘆綢繆。
天子はこれを読んで心の底から感じいられ、司空は事務処理の適切と叙述に感嘆したという。
謂言即施設,乃反遷炎州。
だからすぐにでも手が打たれると思っていたのに、逆に南の州、熱帯の地方に左遷されることになったのだ。
同官盡九俊,偏善柳與劉。
役所の同僚たちはことごとく才能があってすぐれた人たちだが、なかでも特に柳宗元と禹錫と仲がよい。
或慮語言泄,傳之落冤讎。
あるいは、ことによるとかれらの言葉が漏れ、伝わって行って敵の手中に陥ったのかもしれない。
二子不宜爾,將疑斷還不。
しかし両君がそんなことをするはずがない、まさに疑おうとするのを打ち消すが、いや、やはり疑うべきか。

#4
天子 惻然【そくぜん】として感じ,司空 綢繆【ちゅうびゅう】を嘆ず。
謂言【おも】えらく即ち施設すべしと,乃【すなわ】ち反って炎州に遷【うつ】さる。
同官 盡【ことごと】く九俊,偏【ひと】えに柳と劉とに善し。
或いは慮【おもんばか】る語言の泄れて,之を傳えて冤讎に落ちしかと。
二子は宜【よろ】しく爾【しか】るべからず,將【は】た疑うらくは斷【さだ】めんや還【ま】た不【いな】や。


現代語訳と訳註
(本文) #4

天子惻然感,司空嘆綢繆。
謂言即施設,乃反遷炎州。
同官盡九俊,偏善柳與劉。
或慮語言泄,傳之落冤讎。
二子不宜爾,將疑斷還不。


(下し文) #4
天子 惻然【そくぜん】として感じ,司空 綢繆【ちゅうびゅう】を嘆ず。
謂言【おも】えらく即ち施設すべしと,乃【すなわ】ち反って炎州に遷【うつ】さる。
同官 盡【ことごと】く九俊,偏【ひと】えに柳と劉とに善し。
或いは慮【おもんばか】る語言の泄れて,之を傳えて冤讎に落ちしかと。
二子は宜【よろ】しく爾【しか】るべからず,將【は】た疑うらくは斷【さだ】めんや還【ま】た不【いな】や。


(現代語訳)
天子はこれを読んで心の底から感じいられ、司空は事務処理の適切と叙述に感嘆したという。
だからすぐにでも手が打たれると思っていたのに、逆に南の州、熱帯の地方に左遷されることになったのだ。
役所の同僚たちはことごとく才能があってすぐれた人たちだが、なかでも特に柳宗元と禹錫と仲がよい。
あるいは、ことによるとかれらの言葉が漏れ、伝わって行って敵の手中に陥ったのかもしれない。
しかし両君がそんなことをするはずがない、まさに疑おうとするのを打ち消すが、いや、やはり疑うべきか。


(訳注)#4
天子惻然感,司空嘆綢繆。
天子はこれを読んで心の底から感じいられ、司空は事務処理の適切と叙述に感嘆したという。
司空 官名。人臣の最高位。このときの司空は杜佑という人物であった。○綢繆 苦辛経営すること。


謂言即施設,乃反遷炎州。
だからすぐにでも手が打たれると思っていたのに、逆に南の州、熱帯の地方に左遷されることになったのだ。
炎州 熱帯の地方という意。


同官盡九俊,偏善柳與劉。
役所の同僚たちはことごとく才能があってすぐれた人たちだが、なかでも特に柳宗元と禹錫と仲がよい。
同官 同役の監察御史。○柳與劉 柳宗元と劉禹錫
柳宗元:773~819 河東(山西)出身。字は子厚。793年に進士に及第し、校書郎をへて監察御史に進んだ。太子近侍の王叔文・韋執誼らに与して順宗即位と共に礼部員外郎とされ、賦役削減の諸改革にも参与したが、憲宗が即位して叔文らが失脚すると永州司馬に左遷された。815年に柳州刺史に転じて弊風改正に注力し、在任中に歿した。
 文人として著名で、韓愈と同じく戦国~西漢の散文復帰を主張して復古運動を展開したが、六朝以来の形式的な駢文打倒には至らなかった。学術的議論文に優れた韓愈の古文に対して叙景文に優れ、韓愈とともに唐宋八大家の一人とされる。
・劉禹錫:772年~842年中唐の詩人。白居易や柳宗元との詩の応酬も多い。白居易とともに『竹枝詞』や『楊柳枝』を作る等、前衛的、実験的なことに取り組む。字は夢得。監察御史、太子賓客。


或慮語言泄,傳之落冤讎。
あるいは、ことによるとかれらの言葉が漏れ、伝わって行って敵の手中に陥ったのかもしれない。


二子不宜爾,將疑斷還不。
しかし両君がそんなことをするはずがない、まさに疑おうとするのを打ち消すが、いや、やはり疑うべきか。



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