中唐詩-287 赴江陵途中寄贈王二十補闕李十一拾遺李二十六員外翰林三學士 #6 Ⅱ韓退之(韓愈) 紀頌之の漢詩ブログ 韓愈特集-35-#6


#6
朝為青雲士,暮作白首囚。
朝は青雲の上高くに志を持った士だったのに、夕方には白髪あたまの囚人となってしまったのだ。
商山季冬月,冰凍絕行輈。
商山には晩冬の冴えかかる月が上がり、旅路にそえてくれている、道は凍りついていて旅人の姿も絶えてきた・
春風洞庭浪,出沒驚孤舟。
春風がふいて洞庭湖に波をたている上を船は進む、見えつ隠れつしながら進む小さな舟は、今にも沈むかと恐怖心を抱かせる。
逾嶺到所任,低顏奉君侯。
こうして五嶺の高峰を越え、新しい任地に着いた。そこで気持を抑え、顔を低く伏せながら連州刺史に仕えた。
酸寒何足道,隨事生瘡疣。
生活が苦しいのはいまさら言うまでもなく、嫌いなことをしているとかさぶたができるというが、何につけてもかさぶたのできるようなことばかりだ。
遠地觸途異,吏民似猿猴。
都を遠く離れた土地ではなにごとも変わっている、吏員・下役や住民もまるで猿のようだ。

#6
朝【あした】には青雲の士為【た】り,暮には白首の囚と作【な】れり。
商山 季冬の月,冰凍して行輈【こうしゅう】絕ゆ。
春風 洞庭の浪,出沒して孤舟驚く。
嶺を逾【こ】えて任とする所に到り,顏を低【た】れて君侯に奉ず。
酸寒 何ぞ道【い】うに足らん,事に隨って瘡疣【そうゆう】を生ず。
遠地 途【みち】に觸れて異なり,吏民 猿猴【えんこう】に似たり。

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現代語訳と訳註
(本文) #6

朝為青雲士,暮作白首囚。
商山季冬月,冰凍絕行輈。
春風洞庭浪,出沒驚孤舟。
逾嶺到所任,低顏奉君侯。
酸寒何足道,隨事生瘡疣。
遠地觸途異,吏民似猿猴。


(下し文) #6
朝【あした】には青雲の士為【た】り,暮には白首の囚と作【な】れり。
商山 季冬の月,冰凍して行輈【こうしゅう】絕ゆ。
春風 洞庭の浪,出沒して孤舟驚く。
嶺を逾【こ】えて任とする所に到り,顏を低【た】れて君侯に奉ず。
酸寒 何ぞ道【い】うに足らん,事に隨って瘡疣【そうゆう】を生ず。
遠地 途【みち】に觸れて異なり,吏民 猿猴【えんこう】に似たり。


(現代語訳)
朝は青雲の上高くに志を持った士だったのに、夕方には白髪あたまの囚人となってしまったのだ。
商山には晩冬の冴えかかる月が上がり、旅路にそえてくれている、道は凍りついていて旅人の姿も絶えてきた・
春風がふいて洞庭湖に波をたている上を船は進む、見えつ隠れつしながら進む小さな舟は、今にも沈むかと恐怖心を抱かせる。
こうして五嶺の高峰を越え、新しい任地に着いた。そこで気持を抑え、顔を低く伏せながら連州刺史に仕えた。
生活が苦しいのはいまさら言うまでもなく、嫌いなことをしているとかさぶたができるというが、何につけてもかさぶたのできるようなことばかりだ。
都を遠く離れた土地ではなにごとも変わっている、吏員・下役や住民もまるで猿のようだ。


(訳注)
朝為青雲士,暮作白首囚。

朝は青雲の上高くに志を持った士だったのに、夕方には白髪あたまの囚人となってしまったのだ。
青雲士 仙人のことをいう場合もあるか、ここでは朝廷につかえる人。志を高く持った人、韓愈自身のこと。○白首囚 白髪頭の囚人、韓愈のこと。


商山季冬月,冰凍絕行輈。
商山には晩冬の冴えかかる月が上がり、旅路にそえてくれている、道は凍りついていて旅人の姿も絶えてきた。
商山 商州上洛郡にある山。○季冬月 冬の末の十二月という説もあるが、冬のはての空に冴えかえる月とみる方がよさそうである。○行軸 軸はながえ。それを追めること。


春風洞庭浪,出沒驚孤舟。
春風がふいて洞庭湖に波をたている上を船は進む、見えつ隠れつしながら進む小さな舟は、今にも沈むかと恐怖心を抱かせる。


逾嶺到所任,低顏奉君侯。
こうして五嶺の高峰を越え、新しい任地に着いた。そこで気持を抑え、顔を低く伏せながら連州刺史に仕えた。
逾嶺 五嶺山脈をこえる。五嶺山脈は漢民族と南の異民族を分ける山でこれより先を瘴癘の地としていた。瘴癘の地とhs空気中に毒ガスが混じっており是の中毒にかかって高熱を発する病気になると信じられていた。蚊を媒介とするマラリアのことである。蚊によって伝染するなどと考えもしなかった。
君侯 陽山県令の上司にあたる連州の刺史をさす。
 
酸寒何足道,隨事生瘡疣。
生活が苦しいのはいまさら言うまでもなく、ひと山越えると見るも聞くものが何につけても異様な出来事ばかりだ。
酸寒 まずしいこと。びんぼう。酸辛の場合辛さが先に立つ。○瘡疣 かさぶた。わざわい。異様な出来事。


遠地觸途異,吏民似猿猴。
都を遠く離れた土地ではなにごとも変わっている、吏員・下役や住民もまるで猿のようだ。
觸途異 身民族の風土をいう。○猿猴 猿。○言葉が分からないことをいう
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