城南聯句 韓退之(韓愈)詩<64-#13>Ⅱ中唐詩409 紀頌之の漢詩ブログ1306


第四部(#12~#16)
#13
孟郊) 藂巧競采笑,
韓愈) 駢鮮互探嬰。桑變忽蕪蔓,
孟郊) 樟裁浪登丁。霞鬥詎能極,
韓愈) 風期誰復賡。臯區扶帝壤,
孟郊) 瑰蘊郁天京。祥色被文彥,
韓愈) 良才插杉檉。

*上記聯句を韻により変更して読む

藂巧競采笑,駢鮮互探嬰。
芸達者な連中をあつめ、きそって笑ひをとる、新鮮な肉をならべ、互いにわかどりの肉をさぐるのである。
桑變忽蕪蔓,樟裁浪登丁。
施政者が変わるとたちまち桑畑も変わって雑草が生いしげった荒れ地となり、楠を植えてみだりに木を切る音がする。
霞鬥詎能極,風期誰復賡。
その家門の栄華を他の霞のようなものとの闘争をしていることをどうして極められようか、そして、この風流の時期をだれかつぐべきというのであろうか。
臯區扶帝壤,瑰蘊郁天京。
すぐれた地域があり、皇帝が治めるこの国土を扶育している。そのうつくしい国土には天子のみやこがある。
祥色被文彥,良才插杉檉。

#14
隱伏饒氣象,
孟郊) 興潛示堆坑。擘華露神物,
韓愈) 擁終儲地禎。訏謨壯締始,
孟郊) 輔弼登階清。坌秀恣填塞,
韓愈) 呀靈滀渟澄。益大聯漢魏,
孟郊) 肇初邁周嬴。
#15
孟郊) 積照涵德鏡,
韓愈) 傳經儷金籝。食家行鼎鼐,
孟郊) 寵族飫弓旌。弈制盡從賜,
韓愈) 殊私得逾程。飛橋上架漢,
孟郊) 繚岸俯規瀛。瀟碧遠輸委,
韓愈) 湖嵌費攜擎。
#16
萄苜從大漠,
孟郊) 楓櫧至南荊。嘉植鮮危朽,
韓愈) 膏理易滋榮。懸長巧紐翠,
孟郊) 象曲善攢珩。魚口星浮沒,
韓愈) 馬毛錦斑骍。五方亂風土,
孟郊) 百種分鉏耕。




現代語訳と訳註
(本文)
#13
孟郊) 藂巧競采笑,
韓愈) 駢鮮互探嬰。桑變忽蕪蔓,
孟郊) 樟裁浪登丁。霞鬥詎能極,
韓愈) 風期誰復賡。臯區扶帝壤,
孟郊) 瑰蘊郁天京。祥色被文彥,
韓愈) 良才插杉檉。
#13

*上記聯句を韻により変更して読む

藂巧競采笑,駢鮮互探嬰。
桑變忽蕪蔓,樟裁浪登丁。
霞鬥詎能極,風期誰復賡。
臯區扶帝壤,瑰蘊郁天京。
祥色被文彥,良才插杉檉。


(下し文) #13
巧を藂【あつ】めて競って笑いを采る,鮮を駢【なら】べて互いに嬰【わか】きを探る。
桑變して忽ち蕪蔓し,樟裁して浪【みだ】りに登丁【とうちょう】。
霞鬥【かとう】詎【なん】ぞ能く極めん,風期【ふうき】誰か復た賡【つ】がん。
臯區【こうく】帝壤【ていじょう】を扶【たす】け,瑰蘊【かいうん】天京【てんきょう】を郁【かんば】しくす。
祥色【しょうしょく】文彥【ぶんげん】に被【こうむ】らしめ,良才【りょうさい】杉檉【さんてい】を插【さしはさ】む。


(現代語訳)
芸達者な連中をあつめ、きそって笑ひをとる、新鮮な肉をならべ、互いにわかどりの肉をさぐるのである。
施政者が変わるとたちまち桑畑も変わって雑草が生いしげった荒れ地となり、楠を植えてみだりに木を切る音がする。
その家門の栄華を他の霞のようなものとの闘争をしていることをどうして極められようか、そして、この風流の時期をだれかつぐべきというのであろうか。
すぐれた地域があり、皇帝が治めるこの国土を扶育している。そのうつくしい国土には天子のみやこがある。
幸せな色を文才あるひとが発している、優良な才能は杉や檉の木が他の木よりもぬきんでるようにあらわすのだ。


(訳注) #13
藂巧競采笑,駢鮮互探嬰。

巧を藂【あつ】めて競って笑いを采る,鮮を駢【なら】べて互いに嬰【わか】きを探る。
芸達者な連中をあつめ、きそって笑ひをとる、新鮮な肉をならべ、互いにわかどりの肉をさぐるのである。
藂巧 芸達者な連中をあつめる。・ わかどりの肉をさす。


桑變忽蕪蔓,樟裁浪登丁。
桑變して忽ち蕪蔓し,樟裁して浪【みだ】りに登丁【とうちょう】。
施政者が変わるとたちまち桑畑も変わって雑草が生いしげった荒れ地となり、楠を植えてみだりに木を切る音がする。
蕪蔓 雑草が生いしげった荒れ地。・ くすのき。・登丁 木をきる音。


霞鬥詎能極,風期誰復賡。
霞鬥【かとう】詎【なん】ぞ能く極めん,風期【ふうき】誰か復た賡【つ】がん。
その家門の栄華を他の霞のようなものとの闘争をしていることをどうして極められようか、そして、この風流の時期をだれかつぐべきというのであろうか。
霞鬥 霞は、日の光の空にはえることをいう。霞鬥は、その家の栄華を霞と競争するというほどの意。
風期 風流。


臯區扶帝壤,瑰蘊郁天京。
臯區【こうく】帝壤【ていじょう】を扶【たす】け,瑰蘊【かいうん】天京【てんきょう】を郁【かんば】しくす。
すぐれた地域があり、皇帝が治めるこの国土を扶育している。そのうつくしい国土には天子のみやこがある。
皐区 すぐれた地域。・〔壤〕【じょう】1 耕作に適した土。「土壌」2 国土。大地。・瑰蘊 うつくしくやさしい。・天京 天子のみやこ。


祥色被文彥,良才插杉檉。
祥色【しょうしょく】文彥【ぶんげん】に被【こうむ】らしめ,良才【りょうさい】杉檉【さんてい】を插【さしはさ】む。
幸せな色を文才あるひとが発している、優良な才能は杉や檉の木が他の木よりもぬきんでるようにあらわすのだ。
文彦 文才あるひと。・杉檉 すぎとかわやなぎ。杉や檉の木が他の木よりもぬきんでるように才能をあらわすというほどの意。


幸せな色を文才あるひとが発している、優良な才能は杉や檉の木が他の木よりもぬきんでるようにあらわすのだ。
巧を藂【あつ】めて競って笑いを采る,鮮を駢【なら】べて互いに嬰【わか】きを探る。
桑變して忽ち蕪蔓し,樟裁して浪【みだ】りに登丁【とうちょう】。
霞鬥【かとう】詎【なん】ぞ能く極めん,風期【ふうき】誰か復た賡【つ】がん。
臯區【こうく】帝壤【ていじょう】を扶【たす】け,瑰蘊【かいうん】天京【てんきょう】を郁【かんば】しくす。
祥色【しょうしょく】文彥【ぶんげん】に被【こうむ】らしめ,良才【りょうさい】杉檉【さんてい】を插【さしはさ】む。