城南聯句 韓退之(韓愈)詩<64-#30>Ⅱ中唐詩426 紀頌之の漢詩ブログ1357

     
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 李商隠詩李商隠/韓愈韓退之(韓愈)・柳宗元・李煜・王安石・蘇東坡 
   2011/7/11李商隠 1 錦瑟 
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城南聯句 韓退之(韓愈)詩64首-#30>#1~#31(全31回)
第八部(#29~#31)最終3回

#29
孟郊) 是節飽顏色,
韓愈) 茲疆稱都城。書饒罄魚繭,
孟郊) 紀盛播琴箏。奚必事遠覿,
韓愈) 無端逐羈傖。將身親魍魅,
孟郊) 浮跡侶鷗。腥味空奠屈,
韓愈) 天年徒羨彭。
#29  *上記聯句を韻により変更して読む
是節飽顏色,茲疆稱都城。
春の節句には美女のはだをおおくみることができるし、田舎から出てきてこれこそが都というものである。
書饒罄魚繭,紀盛播琴箏。
書くことも多く、紙のすぐれた紙の魚子紙と蚕繭紙というものまで使うのだ、紀事、紀録を盛んに行い琴や瑟、箏に合わせて詠い広げるのである。
奚必事遠覿,無端逐羈傖。
どうして遠くに旅をしてまで見にゆく必要があるのだろうか、いやいや自分から進んでいったのではなく陰謀によって南方の陽山に左遷されたのだ。
將身親魍魅,浮跡侶鷗鶄。
五嶺山脈を越えて行くといろんな経験をした山の怪物や川の怪物などと親しくなったし、川の中州に足跡をつけるカモメとゴイ鷺のような人とも仲間意識を持った者だ。
腥味空奠屈,天年徒羨彭。

湘水を行くときは生肉で屈原を祭るほどつらくおもったものだし、是も天命と思いつつも古代の伝説上の長寿者の彭祖をひたすら羨んだものだった。
#30
韓愈) 驚魂見蛇蚓,
孟郊) 觸嗅值蝦蟛。幸得履中氣,
韓愈) 忝從拂天棖。歸私暫休暇,
孟郊) 驅明出庠黌。鮮意竦輕暢,
韓愈) 連輝照瓊瑩。陶暄逐風乙,
孟郊) 躍視舞晴蜻。
#30    *上記聯句を韻により変更して読む
驚魂見蛇蚓,觸嗅值蝦蟛。
そこではへびやミミズにいたるまで反骨の魂があるのに驚かされたし、ガマとエビガニには触っても匂ってもこまらされた。
幸得履中氣,忝從拂天棖。
そうこうしていると、幸いにも天子が崩御され、奸臣らは成敗されて中興の機運が高まってきて、かたじけなくも私へのいわれのない罪が許され天子の御門をきれいに拂われたのだ。
歸私暫休暇,驅明出庠黌。
私生活にかえることがゆるされしばらくきゅうかおあたえられたことにより、夜明けを待って学び舎を旅立ったのだ
鮮意竦輕暢,連輝照瓊瑩。
こうして新鮮な詩意はつきあがってくるし、心は軽く伸びやかになり、つらなる光は照栄えて、美玉のような句が次々に生まれるのである。
陶暄逐風乙,躍視舞晴蜻。

うっとりとあたたかい日の風に舞う燕のように飛び交うのであり、めくるめく晴れた空にひるがえるとんぼのように舞うことが出来るのだ。
#31
孟郊) 足勝自多詣,
韓愈) 心貪敵無勍。始知樂名教,
孟郊) 何用苦拘佇。畢景任詩趣,
韓愈) 焉能守鏗鏗。


現代語訳と訳註
(本文)
#30
韓愈) 驚魂見蛇蚓,
孟郊) 觸嗅值蝦蟛。幸得履中氣,
韓愈) 忝從拂天棖。歸私暫休暇,
孟郊) 驅明出庠黌。鮮意竦輕暢,
韓愈) 連輝照瓊瑩。陶暄逐風乙,
孟郊) 躍視舞晴蜻。
#30  *上記聯句を韻により変更して読む
驚魂見蛇蚓,觸嗅值蝦蟛。
幸得履中氣,忝從拂天棖。
歸私暫休暇,驅明出庠黌。
鮮意竦輕暢,連輝照瓊瑩。
陶暄逐風乙,躍視舞晴蜻。


(下し文)
魂を驚かせて蛇蚓【だいん】を見,嗅に觸【ふ】れて蝦蟛【かほう】に值【あ】う。
幸に中氣を履【ふ】むを得たり,忝【かたじけな】くも天棖【てんちょう】を拂【はら】うに從う。
私に歸りて暫く休暇し,明に驅りて庠黌【しょうこう】を出づ。
鮮意【せんい】竦【あらわ】れて輕く暢び,連輝【れんき】照して瓊瑩【けいえい】なり。
陶暄【とうけん】風乙【ふうあつ】を逐い,躍視【やくし】晴蜻【せいせい】を舞わしむ。


(現代語訳)
そこではへびやミミズにいたるまで反骨の魂があるのに驚かされたし、ガマとエビガニには触っても匂ってもこまらされた。
そうこうしていると、幸いにも天子が崩御され、奸臣らは成敗されて中興の機運が高まってきて、かたじけなくも私へのいわれのない罪が許され天子の御門をきれいに拂われたのだ。
私生活にかえることがゆるされしばらくきゅうかおあたえられたことにより、夜明けを待って学び舎を旅立ったのだ
こうして新鮮な詩意はつきあがってくるし、心は軽く伸びやかになり、つらなる光は照栄えて、美玉のような句が次々に生まれるのである。
うっとりとあたたかい日の風に舞う燕のように飛び交うのであり、めくるめく晴れた空にひるがえるとんぼのように舞うことが出来るのだ。


(訳注)
驚魂見蛇蚓,觸嗅值蝦蟛。

そこではへびやミミズにいたるまで反骨の魂があるのに驚かされたし、ガマとエビガニには触っても匂ってもこまらされた。
・蛇蚓 へびやミミズ。
・蝦蟛 ガマとエビガニ。


幸得履中氣,忝從拂天棖。
そうこうしていると、幸いにも天子が崩御され、奸臣らは成敗されて中興の機運が高まってきて、かたじけなくも私へのいわれのない罪が許され天子の御門をきれいに拂われたのだ。
中気 中和の気。天子が崩御され、奸臣らは成敗されて中興の機運になる。
天棖 天門。


歸私暫休暇,驅明出庠黌。
私生活にかえることがゆるされしばらくきゅうかおあたえられたことにより、夜明けを待って学び舎を旅立ったのだ
・帰私 私生活にかえる。
・明 天明。
・庠黌 学舎。


鮮意竦輕暢,連輝照瓊瑩。
こうして新鮮な詩意はつきあがってくるし、心は軽く伸びやかになり、つらなる光は照栄えて、美玉のような句が次々に生まれるのである。
・鮮意 新鮮な詩意。
・竦 つきあがってくる。
・連輝 つらなる光。
・瓊瑩 美玉のような句。


陶暄逐風乙,躍視舞晴蜻。
うっとりとあたたかい日の風に舞う燕のように飛び交うのであり、めくるめく晴れた空にひるがえるとんぼのように舞うことが出来るのだ。
・陶暄 うっとりとあたたかい。
・風乙 風にただようつばめ。
・晴蜻 晴れた空にひるがえるとんぼ。