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三星行 韓退之(韓愈)詩<81>Ⅱ中唐詩456 紀頌之の漢詩ブログ1447


自分の生まれた日の星回りを詠ったもの。

三星行
我生之辰,月宿南斗。
私が生まれた時の星回りについて言う。その日の月は満月で南斗の方角にあった。
牛奮其角,箕張其口。
淘汰する気の牽牛星はその角を振り回し、風の神である箕星はその噴出す口をひろげてはいなかった。
牛不見服箱,鬥不挹酒漿。
その牛は牛であっても車を引いていくわけではないし、柄杓といっても出来立てのうまい酒を酌めるわけではない。
箕獨有神靈,無時停簸揚。
箕星は独り神靈の力が備わっているというし、篩を動かし続けて止めることはないという。
無善名已聞,無惡聲已讙。
自分にとって良いことがないといってもその名声はいつの間にか知れ渡っており、悪いことがないといってもその評価については批判されるというものである。
名聲相乘除,得少失有餘。
名声はものすごく良いこともあれば悪い時もある、プラスマイナスして少しでも余っていればよいではないか。
三星各在天,什伍東西陳。
北斗、南斗、月がそれぞれ天に南北にならび、星座は部隊,連隊が並ぶように東から西へと並んでいる。
嗟汝牛與鬥,汝獨不能神。

ああ、牽牛星と北斗、南斗の星たちよ、どの星の一つでも私に力を貸してはくれまいか。


現代語訳と訳註
(本文)
三星行
我生之辰,月宿南斗。牛奮其角,箕張其口。
牛不見服箱,鬥不挹酒漿。箕獨有神靈,無時停簸揚。
無善名已聞,無惡聲已讙。名聲相乘除,得少失有餘。
三星各在天,什伍東西陳。嗟汝牛與鬥,汝獨不能神。


(下し文) 三星行
我か生れし この辰【ほしまわり】、月 南斗に宿かり、
牛はその角を奮【ふ】り、箕【みぼし】はその口を張【ひろ】げていた。
牛は箱【くるま】を服【ひ】くを見ず、斗は酒漿【しゅしょう】を挹【く】まず。
箕【みぼし】のみ独り神霊有り、簸【ふる】い揚【うごか】すを停むる時無し。
善きこと無きも 名は己に聞え、悪きことする無きに 声は己に讙【そし】らる。
名声 相乗【そうじょう】除して、得失 少しく余り有り。
三星 各【おのお】の天に在りて、什伍 東西に陳【つら】なるに。
嗟 汝 牛と斗と、汝 独り神【いみじ】き能わず。


(現代語訳)
私が生まれた時の星回りについて言う。その日の月は満月で南斗の方角にあった。
淘汰する気の牽牛星はその角を振り回し、風の神である箕星はその噴出す口をひろげてはいなかった。
その牛は牛であっても車を引いていくわけではないし、柄杓といっても出来立てのうまい酒を酌めるわけではない。
箕星は独り神靈の力が備わっているというし、篩を動かし続けて止めることはないという。
自分にとって良いことがないといってもその名声はいつの間にか知れ渡っており、悪いことがないといってもその評価については批判されるというものである。
名声はものすごく良いこともあれば悪い時もある、プラスマイナスして少しでも余っていればよいではないか。
北斗、南斗、月がそれぞれ天に南北にならび、星座は部隊,連隊が並ぶように東から西へと並んでいる。
ああ、牽牛星と北斗、南斗の星たちよ、どの星の一つでも私に力を貸してはくれまいか。


(訳注)
三星行

自分の生まれた日の星回りを詠ったもの。・中国にも、オリオン座(参)とさそり座(商)が天球上でほぼ反対側に位置して同時には上らないことから、不仲や疎遠な人間関係を指して「参商の如し」という言葉がある。二十八宿を7宿ごとにまとめた四象があり、東方青龍・北方玄武・西方白虎・南方朱雀に四分された。


我生之辰,月宿南斗。
私が生まれた時の星回りについて言う。その日の月は満月で南斗の方角にあった。
月宿南斗 北斗と南斗と方位を示す。どちらも北斗七星、南斗六星と星座をいう。南斗は亀で、月は水の別称で亀に水をやる時であり、満月が南の位置であったことをいう。


牛奮其角,箕張其口。
淘汰する気の牽牛星はその角を振り回し、風の神である箕星はその噴出す口をひろげてはいなかった。
 牽牛星 淘汰する気-車騎星・. 算命学思想-淘汰する気を持つ星 車騎星、牽牛星は、攻撃の星で、その本質は、淘汰することに役目がある。 必要な気と、不必要な気を淘汰する気が、車騎星、牽牛星。
 箕星二十八宿の一つで東方青龍七宿の第七宿。蒼龍の糞。米を篩いにかけて糠を取り除く農具。また風伯(風の神)を指す。


牛不見服箱,鬥不挹酒漿。
その牛は牛であっても車を引いていくわけではないし、柄杓といっても出来立てのうまい酒を酌めるわけではない。


箕獨有神靈,無時停簸揚。
箕星は独り神靈の力が備わっているというし、篩を動かし続けて止めることはないという。


無善名已聞,無惡聲已讙。
自分にとって良いことがないといってもその名声はいつの間にか知れ渡っており、悪いことがないといってもその評価については批判されるというものである。


名聲相乘除,得少失有餘。
名声はものすごく良いこともあれば悪い時もある、プラスマイナスして少しでも余っていればよいではないか。


三星各在天,什伍東西陳。
北斗、南斗、月がそれぞれ天に南北にならび、星座は部隊,連隊が並ぶように東から西へと並んでいる。


嗟汝牛與鬥,汝獨不能神。
ああ、牽牛星と北斗、南斗の星たちよ、どの星の一つでも私に力を貸してはくれまいか。



三星行
我生之辰,月宿南斗。牛奮其角,箕張其口。
牛不見服箱,鬥不挹酒漿。箕獨有神靈,無時停簸揚。
無善名已聞,無惡聲已讙。名聲相乘除,得少失有餘。
三星各在天,什伍東西陳。嗟汝牛與鬥,汝獨不能神。

我か生れし辰まはりは、月 南斗に宿かり
(牽)牛はその角を奮り、箕はしはその口を張げぬ。
牛といヘども箱を服くを見ず、斗といヘビも清栄を把まず。
箕のみ独り神霊きちから有り、簸ひ揚すを停むる時無し。
(われに)善きこと無きも 名は己に聞え、悪きことする無きに 声は己に謹らる。
名声 相乗除して、得失 少しく余り有り。
三星各おの天に在りて、什伍 東西に陳なるに。
嗟 汝 牛と斗と、汝 独り神き能はず。