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石鼓歌 韓愈 韓退之(韓愈)詩<97-#4>Ⅱ中唐詩525 漢文委員会kanbuniinkai 紀頌之の漢詩ブログ1666



石鼓歌
石臼のよう太鼓の形の石に、先秦時代の文字がほりつけてあるため、「石鼓」といわれ、十個ある。そこにほられている文字が、石鼓文で、ふつうの篆書すなわち小篆とはやや異なる大篆という書体である。またその文革は、四書の詩で「詩経」の詩によく似ている。
韓愈はこの詩では、周の宣王(紀元前828-728年在位)の時としているが、現在では周の平王元年紀元前770年の作である。

石鼓文(せっこぶん)とは、唐初期に陝西省鳳翔府天興県で出土した10基の花崗岩の石碑、またはそれに刻まれた文字をいう。現存する中国の石刻文字資料としては最古のもので、出土した当時から珍重され、現在は北京故宮博物院に展示されている。


#4
金繩鐵索鎖紐壯,古鼎躍水龍騰梭。
金の縄や鉄のくさりで、がんじがらめに縛ったようであり、あるいは王権の象徴としても「古い鼎」が水にとびこんで竜が梭に化け昇天する、ま逆の出来事みたいでもある。
陋儒編詩不收入,二雅褊迫無委蛇。
心が狭く卑しい学者が『詩経』を編纂したので、この石鼓詩を採用しなかった。詩経小雅・大雅はかたよっており、おおらかなところが全くない。
孔子西行不到秦,掎摭星宿遺羲娥。
孔子は西へ旅したけれども秦までは来ておらず、星くずのような詩は拾ったが、義和の太陽や嫦娥の月についてはおさめのこしている。
嗟予好古生苦晚,對此涕淚雙滂沱。
ああ、わたしは古代のものを愛しているのに 生まれてくるのが遅すぎたというのか。これにむかえうって、涙がふたすじ流れ落ち、そしてそれはぼろぼろととめどなく落ちつづける。


『石鼓歌』 現代語訳と訳註
(本文) #4
金繩鐵索鎖紐壯,古鼎躍水龍騰梭。
陋儒編詩不收入,二雅褊迫無委蛇。
孔子西行不到秦,掎摭星宿遺羲娥。
嗟予好古生苦晚,對此涕淚雙滂沱。


(下し文)
金繩【きんじょう】鐵索【てつさく】鎖紐、古鼎水に躍って 龍は梭を騰ぐ。
陋儒【ろうじゅ】詩を編みて 収め入れず、二雅は褊迫にして 委蛇たる無し。
孔子 西に行きしも 秦に到らず、星宿を掎摭して 義娥を遺せり。
嗟 余 古を好めども 生るること苦だ晩し、此に封して 涕淚 雙びて滂沱たり。


(現代語訳)
金の縄や鉄のくさりで、がんじがらめに縛ったようであり、あるいは王権の象徴としても「古い鼎」が水にとびこんで竜が梭に化け昇天する、ま逆の出来事みたいでもある。
心が狭く卑しい学者が『詩経』を編纂したので、この石鼓詩を採用しなかった。詩経小雅・大雅はかたよっており、おおらかなところが全くない。
孔子は西へ旅したけれども秦までは来ておらず、星くずのような詩は拾ったが、義和の太陽や嫦娥の月についてはおさめのこしている。
ああ、わたしは古代のものを愛しているのに 生まれてくるのが遅すぎたというのか。これにむかえうって、涙がふたすじ流れ落ち、そしてそれはぼろぼろととめどなく落ちつづける。


(訳注) #4
金繩鐵索鎖紐壯,古鼎躍水龍騰梭。
金の縄や鉄のくさりで、がんじがらめに縛ったようであり、あるいは王権の象徴としても「古い鼎」が水にとびこんで竜が梭に化け昇天する、ま逆の出来事みたいでもある。
・金縄鉄索 金や鉄のなわ。蒼海の三呉を取るためのものなどを云う。
・鎖紐 しばりつける。
・古鼎躍水 王権の象徴として殷・周に引き継がれ,楚(そ)の荘王が「鼎の軽重」を問い,秦統一の動乱で泗水に沈んだと言われている故事をいう。
・龍騰梭 晋の陶侃が雷沢で釣をしていると、はたを織る梭がひっかかった。壁にかけておくと夕立がしてその梭が竜になって飛び去ったという話が南朝宋‧劉敬叔の『異苑』にみえる。


陋儒編詩不收入,二雅褊迫無委蛇。
心が狭く卑しい学者が『詩経』を編纂したので、この石鼓詩を採用しなかった。詩経小雅・大雅はかたよっており、おおらかなところが全くない。
・陋儒編詩不收入 心が狭く卑しい学者が『詩経』を編纂したので、この石鼓詩を採用しなかった。・陋 1 場所が狭苦しい。2 心が狭く卑しい。
・二雅編迫不蚕蛇 『詩経」 の大雅小雅は当然石鼓の歌のようなものを収むべきであるが。窮迫すなわちセセッコマしく、委蛇すなわち大らかなところがないので、この詩を編入しなかった。◎孔子について


孔子西行不到秦,掎摭星宿遺羲娥。
孔子は西へ旅したけれども秦までは来ておらず、星くずのような詩は拾ったが、義和の太陽や嫦娥の月についてはおさめのこしている。
・星宿 星座のこと。ここでは取るに足らない詩を云う。
・羲娥 義和の太陽や嫦娥の月ということ。


嗟予好古生苦晚,對此涕淚雙滂沱。
ああ、わたしは古代のものを愛しているのに 生まれてくるのが遅すぎたというのか。これにむかえうって、涙がふたすじ流れ落ち、そしてそれはぼろぼろととめどなく落ちつづける。




◎孔子について
韓愈は儒家として孔子の学問について、その論を否定して、小馬鹿にしたような表現八句「金繩鐵索鎖紐壯,古鼎躍水龍騰梭。陋儒編詩不收入,二雅褊迫無委蛇。孔子西行不到秦,掎摭星宿遺羲娥。嗟予好古生苦晚,對此涕淚雙滂沱。」をのべているのではない。
 韓愈は儒家の道徳の根原を「原道」「原性」「原毀」「原人」「原鬼」の五つの本質を原【たず】ねて推論をのべている。特に孟子の性善、荀子の性悪、楊雄の性善性悪混在説の三説に対して三品の性という新しい見解を述べた「原性」はこのブログに取り上げ解説する予定である。
これは2013年1月頃から開始している。
「学問を進めるための解明文」進学解(まとめ) 韓退之(韓愈)詩<114-16>Ⅱ中唐詩572 漢文委員会kanbuniinkai 紀頌之の漢詩ブログ1854

原道 韓退之(韓愈)詩<115-1>Ⅱ中唐詩573 漢文委員会kanbuniinkai 紀頌之の漢詩ブログ1858
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