原道  韓愈 (韓退之) 8段目-2

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李商隠詩
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原道 韓退之(韓愈)詩8段目-2<115-14>Ⅱ中唐詩586 漢文委員会kanbuniinkai 紀頌之の漢詩ブログ1910

8段目-2

8段目-#1
是故君者,出令者也。
このゆえに、君主というものが必要で、人間社会には政治・施政が必要な事あるのだ。そして、君主は政治・施政のために命令を出さなければいけない者であるのだ。
臣者,行君之令而致之民者也。
そしてそれの実現のためには臣下が必要で、臣下は君主の命令を行って、これを人民に施すもの、及ぼす者であるのだ。
民者,出粟米麻絲,作器皿,
人民は穀物・米・麻・生糸を生産し、供出するし、器物や皿など日常生活用品を生産するのである。
通貨財,以事其上者也。

こうして、物資や貨幣、財宝というものが生じてくると、この生産物や労働力、兵役を負担することでもって君主に仕えるということになるのである。
君不出令,則失其所以為君。

君主がその施政職務のための命令を出すことをしなければ、それは君主たる理由を失うもので君主であり続けることはできないのである。
-#2
臣不行君之令而致之民,則失其所以為臣。
臣下は君主の命令を実行して、これを人民に施し、及ぼすことができなければ、臣下の臣下たる存在理由がなくなるわけであり、その地位を失うことになるのだ。
民不出粟米麻絲,作器皿,
人民は穀物・米・麻・生糸を生産し、供出するし、器物や皿など日常生活用品を生産し、
通貨財,以事其上,則誅。
物資や貨幣、財宝というもの、この生産物や労働力、兵役を負担することでもって、君主に仕えるということをしなければ、罪によって殺されることになるのである。
今其法曰:「必棄而君臣,
ところが、儒者以外の老荘・仏教者の道ではこういう、「まずはじめに、あなたの主従、君臣の関係を破棄解消を必ずすることだ。」
去而父子,禁而相生養之道。」

そして、「あなたの親子関係にたいして道から離脱し、互助して生き養う生活のあり方を禁じるのである。」と。
-#3
以求其所謂清淨寂滅者。
嗚呼!其亦幸而出於三代之後,
不見黜於禹、湯、文、武、周公、孔子也。
其亦不幸而不出於三代之前,
不見正於禹、湯、文、武、周公、孔子也。

是の故に君は令を出す者なり。臣は君の令を行ひて、之を民に致す者なり。
民は粟米【ぞくべい】麻絲【まし】を出し、器皿【きべい】を作り、貨財を通じ、以て其の上に事うる者なり。
君令を出さざれは、則ち其の君爲る所以【ゆえん】を失はん。
#2
臣君の令を行ひて、之を民に致さざれは、則ち其の臣爲る所以【ゆえん】を失はん。
民粟米麻絲出し、器皿を作り、貨財を通じ、以て其の上に事へざれは則ち誅せられん。
今其の法に曰く、必ず而の君臣を棄て、而の父子を去り、而の相生養するの道を禁じ、

#3
以て其の所謂清浄寂滅なる者を求めよと。
嗚呼、其れ亦幸にして三代の後に出でて、禹・湯・文・武・周公・孔子に黜【しりぞ】けられざるなり。
其れ亦不幸にして、三代の前に出でずして、禹・湯・文・武・周公・孔子に正されざるなり。

原道 韓退之(韓愈)01


『原道』 現代語訳と訳註
 (本文)
-#2
臣不行君之令而致之民,則失其所以為臣。
民不出粟米麻絲,作器皿,
通貨財,以事其上,則誅。
今其法曰:「必棄而君臣,去而父子,禁而相生養之道。」


(下し文)#2
臣君の令を行ひて、之を民に致さざれは、則ち其の臣爲る所以【ゆえん】を失はん。
民粟米麻絲出し、器皿を作り、貨財を通じ、以て其の上に事へざれは則ち誅せられん。
今其の法に曰く、必ず而の君臣を棄て、而の父子を去り、而の相生養するの道を禁じ、


(現代語訳)
臣下は君主の命令を実行して、これを人民に施し、及ぼすことができなければ、臣下の臣下たる存在理由がなくなるわけであり、その地位を失うことになるのだ。
人民は穀物・米・麻・生糸を生産し、供出するし、器物や皿など日常生活用品を生産し、
物資や貨幣、財宝というもの、この生産物や労働力、兵役を負担することでもって、君主に仕えるということをしなければ、罪によって殺されることになるのである。
ところが、儒者以外の老荘・仏教者の道ではこういう、「まずはじめに、あなたの主従、君臣の関係を破棄解消を必ずすることだ。」
そして、「あなたの親子関係にたいして道から離脱し、互助して生き養う生活のあり方を禁じるのである。」と。

真竹002

(訳注)-#2
臣不行君之令而致之民,則失其所以為臣。

臣下は君主の命令を実行して、これを人民に施し、及ぼすことができなければ、臣下の臣下たる存在理由がなくなるわけであり、その地位を失うことになるのだ。


民不出粟米麻絲,作器皿,
人民は穀物・米・麻・生糸を生産し、供出するし、器物や皿など日常生活用品を生産し、

 
通貨財,以事其上,則誅。
物資や貨幣、財宝というもの、この生産物や労働力、兵役を負担することでもって、君主に仕えるということをしなければ、罪によって殺されることになるのである。
○誅 罪によって殺す。


今其法曰:「必棄而君臣,
ところが、儒者以外の老荘・仏教者の道ではこういう、「まずはじめに、あなたの主従、君臣の関係を破棄解消を必ずすることだ。」


去而父子,禁而相生養之道。」
そして、「あなたの親子関係にたいして道から離脱し、互助して生き養う生活のあり方を禁じるのである。」