韓愈(韓退之) 《廣宣上人頻見過》三百日、六旬の長きにわたって乱れて落ち着かない状態であった。干ばつで風雨がこちらには向ってこず、即ちちりやほこりまみれになった。


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廣宣上人頻見過 韓愈(韓退之) <150>Ⅱ中唐詩729 漢文委員会kanbuniinkai 紀頌之の漢詩ブログ2629



作年: 元和九年  814年  47歲 
卷別: 卷三四四  文體: 七言律詩 
詩題: 廣宣上人頻見過 
寫作地點: 長安(京畿道 / 京兆府 / 長安) 
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廣宣上人頻見過
(廣宣上人は頻繁に通り過ぎるを見る。)
三百六旬長擾擾,不衝風雨即塵埃。
三百日、六旬の長きにわたって乱れて落ち着かない状態であった。干ばつで風雨がこちらには向ってこず、即ちちりやほこりまみれになった。
久慚朝士無裨補,空愧高僧數往來。
久しく朝廷の勢力争いで切り合いをし、助けたり補ったりするもの飛なかった。高い僧侶である上人何もできず空しく恥じ入るばかりで、ただ右往左往するばかりであった。
學道窮年何所得,吟詩竟日未能迴。
学問や道利の勉強は歳がおさまるまで何の得るところもないものであった。それでも、こうして詩を吟じあい日がな一日を能くやり過ごす以外になかったのである。
天寒古寺遊人少,紅葉窗前有幾堆。
寒さが天から降りてきてこの古い寺には集まってくる人も少なくなった。高陽になった木々の葉は窓の前に掃き手が居ないのでうず高く堆積している。
 

『廣宣上人頻見過』 現代語訳と訳註
(本文)
sora001三百六旬長擾擾,不衝風雨即塵埃。
久慚朝士無裨補,空愧高僧數往來。
學道窮年何所得,吟詩竟日未能迴。
天寒古寺遊人少,紅葉窗前有幾堆。


(下し文)
(廣宣上人が頻りに過るを見る。)
三百 六旬も 長き 擾擾たり,風雨衝わず 即ち塵埃なり。
久しく朝士慚り裨補する無し,空しく高僧往來を數するを愧ず。
學道 窮年 何んぞ所得,詩を吟じ竟日 未だ能く迴らず。
天寒 古寺 遊人少く,紅葉 窗前 幾堆有る。


(現代語訳)
(廣宣上人は頻繁に通り過ぎるを見る。)
三百日、六旬の長きにわたって乱れて落ち着かない状態であった。干ばつで風雨がこちらには向ってこず、即ちちりやほこりまみれになった。
久しく朝廷の勢力争いで切り合いをし、助けたり補ったりするもの飛なかった。高い僧侶である上人何もできず空しく恥じ入るばかりで、ただ右往左往するばかりであった。
学問や道利の勉強は歳がおさまるまで何の得るところもないものであった。それでも、こうして詩を吟じあい日がな一日を能くやり過ごす以外になかったのである。
寒さが天から降りてきてこの古い寺には集まってくる人も少なくなった。高陽になった木々の葉は窓の前に掃き手が居ないのでうず高く堆積している。


(訳注)
廣宣上人頻見過
廣宣上人は頻繁に通り過ぎるを見る。
王涯も上人年を交わしている。前にあげた「王二十舍人が雪中に見て寄せるに酬いる。」と同時期の作品。
韓愈『酬王二十舍人雪中見寄』
三日柴門擁不開,階平庭滿白皚皚。
今朝蹋作瓊瑤跡,為有詩從鳳沼來。


三百 六旬 長 擾擾 ,不衝 風雨 即塵埃 。
三百日、六旬の長きにわたって乱れて落ち着かない状態であった。干ばつで風雨がこちらには向ってこず、即ちちりやほこりまみれになった。
「三百」三百日間。
「六旬」六旬。にかげつかん。
「擾擾」じょうじょう【擾擾】とは。意味や解説。[ト・タル][文][形動タリ]乱れて落ち着かないさま。ごたごたするさま。「文を求むる者、銭を乞う者、―として絶えざりき」


久慚 朝士 無 裨補 ,空愧 高僧 數 往來 。
久しく朝廷の勢力争いで切り合いをし、助けたり補ったりするもの飛なかった。高い僧侶である上人何もできず空しく恥じ入るばかりで、ただ右往左往するばかりであった。


學道 窮年 何所得 ,吟詩 竟日 未能 迴。
学問や道利の勉強は歳がおさまるまで何の得るところもないものであった。それでも、こうして詩を吟じあい日がな一日を能くやり過ごす以外になかったのである。
「竟日」一日。


天寒 古寺 遊人 少 ,紅葉 窗前 有 幾堆 。
寒さが天から降りてきてこの古い寺には集まってくる人も少なくなった。高陽になった木々の葉は窓の前に掃き手が居ないのでうず高く堆積している


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詩文(含異文):
三百六旬長擾擾【三十六旬長擾擾】,不衝風雨即塵埃。
久慚朝士無裨補【久為朝士無裨補】,空愧高僧數往來。
學道窮年何所得,吟詩竟日未能迴。
天寒古寺遊人少,紅葉窗前有幾堆。