韓愈《獨釣,四首之一》侯家の邸宅には林に囲まれた別館があって、景勝に恵まれている。時折りここに来ては釣り糸を垂れるのである。岸辺に曲った老樹に藤の切り株に連なっており、池冲には水面にミズブキの大きな葉が散布している。 


2013年12月3日  の紀頌之5つのブログ
●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場
Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
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班孟堅(班固)《西都賦》(13)#5-2 文選 賦<112―13>18分割55回 Ⅱ李白に影響を与えた詩967 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3383
●唐を代表する中唐の韓愈の儒家としての考えのよくわかる代表作の一つ
Ⅱ中唐詩・晩唐詩
 
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《獨釣,四首之一》元和十三年韓愈(韓退之) Ⅱ中唐詩 <880>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3384韓愈詩-223
●杜甫の全作品1141首を取り上げて訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"
Ⅲ杜甫詩1000詩集  LiveDoorブログ 708 《薄暮》 蜀中転々 杜甫 <615>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3385 杜甫詩1000-615-871/1500
●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている
Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集 Fc2ブログ 212  《古別離》 孟郊  唐宋詩  kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 3386 (12/03)
●●森鴎外の小説『魚玄機』、芸妓で高い評価を受けた『薛濤』の詩。唐時代にここまで率直な詩を書く女性が存在した奇跡の詩
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孟浩然の詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/209mokonen01.html 孟浩然の詩盛唐初期の詩人であるが謝霊運の詩に傾倒して山水詩人としてとてもきれいな詩を書いている。特に山水画のような病者の中で細やかな部分に動態を感じさせる表現力は素晴らしい。
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《獨釣,四首之一》元和十三年韓愈(韓退之) Ⅱ中唐詩 <880  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3384韓愈詩-223

 

 

年:818  元和十三年  51

卷別: 卷三四四  文體: 五言律詩 

詩題: 獨釣,四首之一 

作地點: 長安(京畿道 / 京兆府 / 長安

 

 

獨釣,四首之一

(子供らに自慢できるだけ獨りでたくさん釣り上げる,四首の内その一) 

侯家林館勝,偶入得垂竿。

侯家の邸宅には林に囲まれた別館があって、景勝に恵まれている。時折りここに来ては釣り糸を垂れるのである。

曲樹行藤角,平池散芡盤。

岸辺に曲った老樹に藤の切り株に連なっており、池冲には水面にミズブキの大きな葉が散布している。羽沈知食駛,緡細覺牽難。

暫くすると、浮子が沈んだので、魚が餌をひくのがはやくするのがわかるが、釣り糸が北手切れそうだから引き上げることは難しい。

聊取夸兒女,條繫從鞍。

何と言っても、たくさん釣りあげて、子らに威張ってみせようというので、從者にもゆっくりと待ってもらうためた馬を楡の枝に繋がせて落ち着いて釣りをすることにしたのだ。

 

(獨り釣る,四首の一) 

侯家 林館 勝たり ,偶【たまた】ま入りて竿を垂るるを得たり

曲樹 藤角に行【つら】なり ,平池 芡盤【けんばん】を散ず。

羽 沈んで 食の駛【はや】きを知り,緡【いと】細くして牽くことの難きを覺ゆ

聊【いささ】か兒女に夸【ほこ】るを取る 【ゆじょう】從鞍【じゅうあん】を繫ぐ

楠樹01 

獨釣,四首之一』 現代語訳と訳註

(本文)

獨釣,四首之一

侯家林館勝,偶入得垂竿。

曲樹行藤角,平池散芡盤。

羽沈知食駛,緡細覺牽難。

聊取夸兒女,條繫從鞍。

 

(下し文)

(獨り釣る,四首の一) 

侯家 林館 勝たり ,偶【たまた】ま入りて竿を垂るるを得たり

曲樹 藤角に行【つら】なり ,平池 芡盤【けんばん】を散ず。

羽 沈んで 食の駛【はや】きを知り,緡【いと】細くして牽くことの難きを覺ゆ

聊【いささ】か兒女に夸【ほこ】るを取る 【ゆじょう】從鞍【じゅうあん】を繫ぐ

 

(現代語訳)

(子供らに自慢できるだけ獨りでたくさん釣り上げる,四首の内その一) 

侯家の邸宅には林に囲まれた別館があって、景勝に恵まれている。時折りここに来ては釣り糸を垂れるのである。

岸辺に曲った老樹に藤の切り株に連なっており、池冲には水面にミズブキの大きな葉が散布している。 

暫くすると、浮子が沈んだので、魚が餌をひくのがはやくするのがわかるが、釣り糸が北手切れそうだから引き上げることは難しい。

何と言っても、たくさん釣りあげて、子らに威張ってみせようというので、從者にもゆっくりと待ってもらうためた馬を楡の枝に繋がせて落ち着いて釣りをすることにしたのだ。

 

(訳注)

yamanoki04獨釣,四首之一 

(子供らに自慢できるだけ獨りでたくさん釣り上げる,四首の内その一) 

韓愈長安に刑部侍郎としている時にだれか侯家にあたる邸宅の池で釣りをしたもの。刑務所の役人であることが嫌であった韓愈は時々抜け出して釣りをした。

 

侯家 林館 ,偶入 垂竿

侯家の邸宅には林に囲まれた別館があって、景勝に恵まれている。時折りここに来ては釣り糸を垂れるのである。

・侯家 身分の高い人の林園などのある立派な家。

・林館 林泉に富んだ別館。

 

曲樹 藤角 ,平池 芡盤

岸辺に曲った老樹に藤の切り株に連なっており、池冲には水面にミズブキの大きな葉が散布している。 

・曲樹 まがりくねった樹。老木。

・行 つらなる。

・藤角 藤の切り株。

・芡盤 一年生水草のミズブキ丸い大きな葉。

 

羽沈 食駛,緡細 牽難

暫くすると、浮子が沈んだので、魚が餌をひくのがはやくするのがわかるが、釣り糸が北手切れそうだから引き上げることは難しい。

・羽 釣糸につけるウキのこと。

・食駛 魚の食いつくのがはやい。

・緡細 つり糸。

・牽難 いとがきれそうに思われて思い切ってひっばれない。

 

聊取 兒女 繫從

何と言っても、たくさん釣りあげて、子らに威張ってみせようというので、從者にもゆっくりと待ってもらうためた馬を楡の枝に繋がせて落ち着いて釣りをすることにしたのだ。

・夸兒女 こどもたちにこんなに大きいのがとれたぞと自慢する。威張ってみせる。

・從鞍 従者ののっていた馬。それをつなぐとは、腰をおちつけて釣るため′従にもそのつもりでくつろがすのである。