韓愈《次石頭驛寄江西王十中丞閣老》 高い所に上り、試みに首を回らして、豫章郡城を眺めてみる。心は洗われて清々しい気分になる。私は、君の仁徳を慕い、しかもこの度はお目にかかりたいと思っていた次第で、それはちょうど、馬がその群れを離れてしまって悲しい思いで鳴くような気持ちで居ります。これまで、寒い日がつづき、終日雲に覆われておりましたが、夕方になって初めて空が晴れました。風が強く吹いておりましたが、大江も遠い所からようやく穏やかになってきたようです。

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《次石頭驛寄江西王十中丞閣老〔仲舒也。時為江南西道觀察使,愈自袁還朝作寄。〕》韓愈(韓退之) Ⅱ中唐詩 <970>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3834韓愈詩-263

 

 

作時年:  820  元和十五年  53

卷別: 卷三四四  文體: 五言律詩 

詩題: 次石頭驛寄江西王十中丞閣老

〔註:仲舒也。時為江南西道觀察使,愈自袁還朝作寄。〕 

作地點: 洪州(江南西道 / 洪州 / 洪州

及地點:  石頭驛―江南西道洪州豫章郡    

 

 

次石頭驛寄江西王十中丞閣老

(召されて兗州より帰る際石頭駅を過り、江南西道洪州豫章郡刺史、王仲舒中丞に贈った詩。)

憑高試迴首,一望豫章城。

高い所に上り、試みに首を回らして、豫章郡城を眺めてみる。心は洗われて清々しい気分になる。

人由戀德泣,馬亦別群鳴。

私は、君の仁徳を慕い、しかもこの度はお目にかかりたいと思っていた次第で、それはちょうど、馬がその群れを離れてしまって悲しい思いで鳴くような気持ちで居ります。

寒日夕始照,風江遠漸平。

これまで、寒い日がつづき、終日雲に覆われておりましたが、夕方になって初めて空が晴れました。風が強く吹いておりましたが、大江も遠い所からようやく穏やかになってきたようです。

默然都不語,應識此時情。

口に出して謂うものではないことはお互いわかっていることなので、私の今の気持ちについてお察しいただけるものと思って、ここに一筆したためる次第です。

 

(石頭驛を次ぎり江西王十中丞閣老に寄す。)

高きに憑て試みに首を迴らし,一に 豫章城を望む。 

人は德を戀うて泣くを由とし,馬は亦た群に別れて鳴く。 

寒日 夕始めて照らし,風江 遠く漸【ようや】く平らかなり。 

默然として都【みな】不らず,應に此の時の情を識る。 

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『次石頭驛寄江西王十中丞閣老』 現代語訳と訳註

(本文)

次石頭驛寄江西王十中丞閣老

憑高試迴首,一望豫章城。 

人由戀德泣,馬亦別群鳴。 

寒日夕始照,風江遠漸平。 

默然都不語,應識此時情。 

 

(下し文)

(石頭驛を次ぎり江西王十中丞閣老に寄す。)

高きに憑て試みに首を迴らし,一に 豫章城を望む。 

人は德を戀うて泣くを由とし,馬は亦た群に別れて鳴く。 

寒日 夕始めて照らし,風江 遠く漸【ようや】く平らかなり。 

默然として都【みな】不らず,應に此の時の情を識る。 

 

(現代語訳)

(召されて兗州より帰る際石頭駅を過り、江南西道洪州豫章郡刺史、王仲舒中丞に贈った詩。)

高い所に上り、試みに首を回らして、豫章郡城を眺めてみる。心は洗われて清々しい気分になる。

私は、君の仁徳を慕い、しかもこの度はお目にかかりたいと思っていた次第で、それはちょうど、馬がその群れを離れてしまって悲しい思いで鳴くような気持ちで居ります。

これまで、寒い日がつづき、終日雲に覆われておりましたが、夕方になって初めて空が晴れました。風が強く吹いておりましたが、大江も遠い所からようやく穏やかになってきたようです。

口に出して謂うものではないことはお互いわかっていることなので、私の今の気持ちについてお察しいただけるものと思って、ここに一筆したためる次第です。

 

(訳注)

次石頭驛寄江西王十中丞閣老

(召されて兗州より帰る際石頭駅を過り、江南西道洪州豫章郡刺史、王仲舒中丞に贈った詩。)

〔註:仲舒也。時為江南西道觀察使,愈自袁還朝作寄。〕 

○石頭驛 江南西道洪州豫章郡

○江西王十中丞閣老 仲舒、字は宏中、大原の人。穆宗の即位のとき召され中書舎人となり、出されて洪州刺史中丞江南西道観察使となる。この詩は、820  元和十五年  53の秋、韓愈が召されて兗州より帰る際石頭駅を過り王仲舒に贈った

 

憑高試迴首,一望豫章城。 

高い所に上り、試みに首を回らして、豫章郡城を眺めてみる。心は洗われて清々しい気分になる。

○豫章城 - 地点。
 

人由戀德泣,馬亦別群鳴。 

私は、君の仁徳を慕い、しかもこの度はお目にかかりたいと思っていた次第で、それはちょうど、馬がその群れを離れてしまって悲しい思いで鳴くような気持ちで居ります。

○由戀德泣 君の仁徳に慕うことでやっとなくことが出来るというものだ。

 

寒日夕始照,風江遠漸平。 

これまで、寒い日がつづき、終日雲に覆われておりましたが、夕方になって初めて空が晴れました。風が強く吹いておりましたが、大江も遠い所からようやく穏やかになってきたようです。

○この二句は韓愈のここ最近のおおかれている立場、状況を比喩しているもので、口に出して言えないが推察してくださいというものである。実際には会って話をしたかもしれないが会ってないということにしたのではなかろうか。

 

默然都不語,應識此時情。 

口に出して謂うものではないことはお互いわかっていることなので、私の今の気持ちについてお察しいただけるものと思って、ここに一筆したためる次第です。
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