猛虎は自分に敵対する者は全くいないことを誇りにしていて、その気性はわがままそのものであり、その上道理に合わないことさえあえてするというものである。一度怒れば、親としての骨肉情さえも忘れ、その朝には自分の子さえ殺してしまう、夕べには妻であるメスを食らうことさえあるのである。

        
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396-2 《猛虎行〔猛虎行贈李宗閔〕》韓愈(韓退之) Ⅱ韓昌黎集 巻五 <1042  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4194韓愈詩-396-2

 

 

猛虎行 #1

猛虎雖云惡,亦各有匹儕。

猛虎というものはその性質は極めて毒悪であるが、それがまた各々同類があって一党をなしている。

群行深谷間,百獸望風低。

そして群れをなして深浅幽谷のあいだをゆく、するとあらゆる獣類はその威風を臨んだばかりで恐れ入って平伏してしまう。

身食黃熊父,子食赤豹麛。

猛虎自身は黃熊の父をも食らうというし、そして自分の子には赤豹の麛を当てがって食わしめる。

擇肉於熊豹,肯視兔與貍。

熊豹の肉をわざわざ選ぶくらいであるから兔やタヌキのような小さな獣類には見向きもしないのである。

#2

正晝當谷眠,眼有百步威。

真昼に谷間に眠っているのに、その眼力は百歩離れても見通せるほどの威力があるのでどんな獣類も近づくことはない。

自矜無當對,氣性縱以乖。

猛虎は自分に敵対する者は全くいないことを誇りにしていて、その気性はわがままそのものであり、その上道理に合わないことさえあえてするというものである。

朝怒殺其子,暮還食其妃【暮還飧其妃】。

一度怒れば、親としての骨肉情さえも忘れ、その朝には自分の子さえ殺してしまう、夕べには妻であるメスを食らうことさえあるのである。

匹儕四散走,猛虎還孤棲。

そうなってくるとそこにいる同類の者どもはその猛威をおそれ、四方に逃散し、走り去り、猛虎はその住まいに一人帰って来るのである。

#3

狐鳴門兩旁,烏鵲從噪之。

出逐猴入居【出逐蜼入居】,虎不知所歸。

誰云猛虎惡,中路正悲啼。

豹來銜其尾,熊來攫其頤。

#4

猛虎死不辭,但慚前所為。

虎坐無助死【虎兕無助死】,況如汝細微。

故當結以信,親當結以私。

親故且不保,人誰信汝為。 

 

#1

猛虎惡と云うと雖も,亦た各の匹儕【ひっせい】有り。

深谷の間を群行すれば,百獸 風を望んで低る。

身は黃熊【こうゆう】の父を食い,子には赤豹の麛【べい】を食わしむ。

肉を熊豹に擇ぶ,肯て兔と貍とを視んや。

#2

正晝【せいちゅう】 谷に當って眠り,眼に百步の威有り。

自ら當對無きを矜って,氣性 縱にして以って乖【もと】れり。

朝に怒って其の子を殺し,暮に還って其の妃を食む。

匹儕【ひっせい】四に散走し,猛虎 還た孤棲す。

#3

狐は門の兩旁に鳴き,烏鵲【うじゃく】從って噪之二【さわ】ぐ。

出でては逐えば猴入って居り,虎は歸える所を知らず。

誰か云う猛虎惡しと,中路にして正に悲み啼く。

豹 來って其の尾を銜み,熊 來って其の頤【おとがい】を攫【つか】む。

#4

猛虎は 死 辭せず,但だ 前の為す所に慚ず。

虎 坐ながら助け無くして死す,況んや汝の細微なるが如し。

故に當に結ぶに信を以ってすべし,親には當に結ぶに以私をってす。

親故すら 且つ保たずんば,人 誰か汝を信ずるを為さん。 

長安城郭015

 

『猛虎行』 現代語訳と訳註

(本文)#2

正晝當谷眠,眼有百步威。

自矜無當對,氣性縱以乖。

朝怒殺其子,暮還食其妃【暮還飧其妃】。

匹儕四散走,猛虎還孤棲。

 

(下し文)

正晝【せいちゅう】 谷に當って眠り,眼に百步の威有り。

自ら當對無きを矜って,氣性 縱にして以って乖【もと】れり。

朝に怒って其の子を殺し,暮に還って其の妃を食む。

匹儕【ひっせい】四に散走し,猛虎 還た孤棲す。

 

(現代語訳)

真昼に谷間に眠っているのに、その眼力は百歩離れても見通せるほどの威力があるのでどんな獣類も近づくことはない。

猛虎は自分に敵対する者は全くいないことを誇りにしていて、その気性はわがままそのものであり、その上道理に合わないことさえあえてするというものである。

一度怒れば、親としての骨肉情さえも忘れ、その朝には自分の子さえ殺してしまう、夕べには妻であるメスを食らうことさえあるのである。

そうなってくるとそこにいる同類の者どもはその猛威をおそれ、四方に逃散し、走り去り、猛虎はその住まいに一人帰って来るのである。

 

(訳注)#2

〔初度伐蔡,引宗閔為彰義觀察判官。蔡平,進知制誥。長慶初,錢徽典貢舉,宗閔托所親於徽,德裕及紳、稹共發其事,宗閔坐貶劍州刺史,俄復為中書舍人,由是嫌怨顯結。縉紳之禍,四十餘年不解。此贈詩,宗閔復入後作也。〕

(初めて度蔡を伐つ,引いて宗閔 彰義の觀察判官と為す。蔡 平らぐ,進めて知制 誥たり。長慶の初め,錢徽 貢舉を典どる,宗閔 所親を徽に托するや,德裕 及び紳、稹 共に其の事を發し,宗閔 坐して 劍州の刺史に貶され,俄【にわか】に復た中書舍人と為る,是に由って嫌怨【けんえん】顯わに結ぶ。縉紳の禍い,四十餘年解けず。此の贈詩は,宗閔初めて貶せられし時の作なり。)

 

正晝當谷眠,眼有百步威。

真昼に谷間に眠っているのに、その眼力は百歩離れても見通せるほどの威力があるのでどんな獣類も近づくことはない。

○正晝當谷眠,眼有百步威 李宗閔という人物は才敏且つ傲慢であった

 

自矜無當對,氣性縱以乖。

猛虎は自分に敵対する者は全くいないことを誇りにしていて、その気性はわがままそのものであり、その上道理に合わないことさえあえてするというものである。

○無當對 自分に敵対する者は全くいない。

○縱以乖 わがままその者であり、その上道理に合わないことさえあえてする。

 

朝怒殺其子,暮還食其妃。

一度怒れば、親としての骨肉情さえも忘れ、その朝には自分の子さえ殺してしまう、夕べには妻であるメスを食らうことさえあるのである。

○朝怒殺其子,暮還食其妃 自分の肉親、親族、一族にも横暴であったことをいう。.

 

匹儕四散走,猛虎還孤棲。

そうなってくるとそこにいる同類の者どもはその猛威をおそれ、四方に逃散し、走り去り、猛虎はその住まいに一人帰って来るのである。

○匹儕四散走,猛虎還孤棲 ついには味方するものがいなくなった地うこと。○匹儕 仲間。同類。一党。
唐朝 大明宮2000