この頃、岐山の麓に来かかり、ここは昔、周の文王が起こったところで鳳凰が啼いたところであるから、ぜひその声を聞きたいところである。鳳凰どころか、日暮れになって辺地に向かう雁が、兵器の影に驚いて悲鳴をあげるということだ。

 
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431 《岐山下,二首之一》韓愈(韓退之)ID  index-1 793年貞元9年 26歳<1138 Ⅱ韓昌黎集 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4674韓愈詩-431

 

 

作時年:              793年貞元九年26

卷別:    卷三三六              文體:    五言古詩

詩題:    岐山下,二首之一

作地點:              岐州(京畿道 / 岐州 / 岐州)

及地點:              岐山 (京畿道 岐州 岐山)    

 

 

岐山下,二首之一

誰謂我有耳,不聞鳳皇鳴。

朅來岐山下,日暮邊鴻驚。

(韓愈が岐山の麓を通ったとき、兵乱の後で人心が鎮まっておらず、不穏の状態であった。これを、やがて鳳凰が出てきて勲徳を謳歌するような時節になるだろうと詠った。)

人々はいやしくも耳があるならば、鳳凰の啼く声を聞くほどになりたいものである。自分はまだ鳳凰の啼く声を聞いたことがないから、耳がないのも同然である。

この頃、岐山の麓に来かかり、ここは昔、周の文王が起こったところで鳳凰が啼いたところであるから、ぜひその声を聞きたいところである。鳳凰どころか、日暮れになって辺地に向かう雁が、兵器の影に驚いて悲鳴をあげるということだ。

 

(岐山下,二首の一)

誰か謂う 我に耳有りと,鳳皇の鳴くを聞かず。

朅來【けつらい】岐山の下,日暮れて邊鴻 驚く。

 

 

『岐山下,二首之一』 現代語訳と訳註

(本文)

岐山下,二首之一

誰謂我有耳,不聞鳳皇鳴。

朅來岐山下,日暮邊鴻驚。

 

(含異文)           

誰謂我有耳,不聞鳳皇鳴。

朅來岐山下,日暮邊鴻驚【日暮邊火驚】。

 

(下し文)

(岐山下,二首の一)

誰か謂う 我に耳有りと,鳳皇の鳴くを聞かず。

朅來【けつらい】岐山の下,日暮れて邊鴻 驚く。

 

(現代語訳)

(韓愈が岐山の麓を通ったとき、兵乱の後で人心が鎮まっておらず、不穏の状態であった。これを、やがて鳳凰が出てきて勲徳を謳歌するような時節になるだろうと詠った。)

人々はいやしくも耳があるならば、鳳凰の啼く声を聞くほどになりたいものである。自分はまだ鳳凰の啼く声を聞いたことがないから、耳がないのも同然である。

この頃、岐山の麓に来かかり、ここは昔、周の文王が起こったところで鳳凰が啼いたところであるから、ぜひその声を聞きたいところである。鳳凰どころか、日暮れになって辺地に向かう雁が、兵器の影に驚いて悲鳴をあげるということだ。

 

Nature1-003 

(訳注)

岐山下,二首之一

(韓愈が岐山の麓を通ったとき、兵乱の後で人心が鎮まっておらず、不穏の状態であった。これを、やがて鳳凰が出てきて勲徳を謳歌するような時節になるだろうと詠った。)

岐山は、長安の西北鳳翔府の西に在り、鳳翔は、昔、周の文王が起こったところである。この詩の年に、渾滋の軍が吐蕃のだまし討ちに遭いかろうじて引き上げてきて、西域に吐蕃が攻め入るとうわさが広がっていたのを題材にしたもの。

 

誰謂我有耳,不聞鳳皇鳴。

人々はいやしくも耳があるならば、鳳凰の啼く声を聞くほどになりたいものである。自分はまだ鳳凰の啼く声を聞いたことがないから、耳がないのも同然である。

 

朅來岐山下,日暮邊鴻驚。

この頃、岐山の麓に来かかり、ここは昔、周の文王が起こったところで鳳凰が啼いたところであるから、ぜひその声を聞きたいところである。鳳凰どころか、日暮れになって辺地に向かう雁が、兵器の影に驚いて悲鳴をあげるということだ。