古意

太華峰頭玉井蓮,開花十丈藕如船。

冷比雪霜甘比蜜,一片入口沈痾痊。

我欲求之不憚遠,青壁無路難夤緣。

安得長梯上摘實,下種七澤根株連。
(古くからいわれていることに、華山の上の蓮の花は仙藥で、持病など立ち待ちに治るというけれど、それなら、これを持ちかえり雲儚の澤に植え込めれば広く世間の人々を救えるというものだがそれはできないことだ)

73 《巻03-16 古意》   (太華峰頭玉井蓮,) 韓愈(韓退之)ID  803年 貞元19年京兆尹李実を弾劾して陽山令に貶せられる。2度目嶺南行。》 <1388> Ⅱ韓昌黎集 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ5924韓愈詩-73

 

 
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年:803年 貞元1936

卷別:    卷三三八              文體:    七言古詩

詩題:    古意

及地點:              華山 (京畿道 華州 華山) 別名:華、太華、華岳、西岳             

玉井 (京畿道 華州 華山)  

 

 

古意

(古くからいわれていることに、華山の上の蓮の花は仙藥で、持病など立ち待ちに治るというけれど、それなら、これを持ちかえり雲儚の澤に植え込めれば広く世間の人々を救えるというものだがそれはできないことだ)

太華峰頭玉井蓮,開花十丈藕如船。

西嶽の太華峰、華山の山頂には玉井という池があり千葉の蓮が生えている。花を啓けば、その大きさは十条にわたり、さながら船と見まがうばかりである。

冷比雪霜甘比蜜,一片入口沈痾痊。

この花は、仙藥となるので、その冷たきことは霜雪のようであり、甘いと言ったら蜜のようである。その一片を口にいれれば、平生の持病も忽ち治るという。

我欲求之不憚遠,青壁無路難夤緣。

私はこれを求めて遠路を憚らず、わざわざ出かけてみたけれど、何分にも、青壁千尋、屹立していて、到底攀じ登ることができるようなものではない。

安得長梯上摘實,下種七澤根株連。

どうにかして、長梯子を用意して上にあがり、根と株哀つらなるように摘み取り持ち帰って、天下の人々のためにこれを楚の雲儚の七澤に植え込んで、病気の人を救いたいと思うけれど、不老長寿の薬、万能薬がおいそれと手に入るわけでなく、どうやらそれはできない相談である。

 

(古意)

太華 峰頭 玉井の蓮,開花 十丈 藕 船の如し。

冷は 雪霜に比し 甘は蜜に比す,一片 口に入って沈痾 痊【い】ゆ。

我 之を求めんと欲して 遠きを憚らず,青壁 路無く 夤緣し難し。

安んぞ長梯を得て 上って實を摘み,下 七澤に種えて 根株 連るを。

 

 

『古意』 現代語訳と訳註解説
(
本文)

古意

太華峰頭玉井蓮,開花十丈藕如船。

冷比雪霜甘比蜜,一片入口沈痾痊。

我欲求之不憚遠,青壁無路難夤緣。

安得長梯上摘實,下種七澤根株連。

(下し文)
(
古意)

太華 峰頭 玉井の蓮,開花 十丈 藕 船の如し。

冷は 雪霜に比し 甘は蜜に比す,一片 口に入って沈痾 痊【い】ゆ。

我 之を求めんと欲して 遠きを憚らず,青壁 路無く 夤緣し難し。

安んぞ長梯を得て 上って實を摘み,下 七澤に種えて 根株 連るを。

(現代語訳)
(古くからいわれていることに、華山の上の蓮の花は仙藥で、持病など立ち待ちに治るというけれど、それなら、これを持ちかえり雲儚の澤に植え込めれば広く世間の人々を救えるというものだがそれはできないことだ)

西嶽の太華峰、華山の山頂には玉井という池があり千葉の蓮が生えている。花を啓けば、その大きさは十条にわたり、さながら船と見まがうばかりである。

この花は、仙藥となるので、その冷たきことは霜雪のようであり、甘いと言ったら蜜のようである。その一片を口にいれれば、平生の持病も忽ち治るという。

私はこれを求めて遠路を憚らず、わざわざ出かけてみたけれど、何分にも、青壁千尋、屹立していて、到底攀じ登ることができるようなものではない。

どうにかして、長梯子を用意して上にあがり、根と株哀つらなるように摘み取り持ち帰って、天下の人々のためにこれを楚の雲儚の七澤に植え込んで、病気の人を救いたいと思うけれど、不老長寿の薬、万能薬がおいそれと手に入るわけでなく、どうやらそれはできない相談である。


(訳注)

古意

(古くからいわれていることに、華山の上の蓮の花は仙藥で、持病など立ち待ちに治るというけれど、それなら、これを持ちかえり雲儚の澤に植え込めれば広く世間の人々を救えるというものだがそれはできないことだ)

韓愈が実際にこの山に登ろうとしたわけではなく、多くの詩人がこの山を詩にしているし、韓愈らしい切り口でこの山を歌い、儒者の韓愈が道家の「不老不死、仙藥」などの言い伝えを嘲笑した詩である。

 

太華峰頭玉井蓮,開花十丈藕如船。

西嶽の太華峰、華山の山頂には玉井という池があり千葉の蓮が生えている。花を啓けば、その大きさは十条にわたり、さながら船と見まがうばかりである。

太華峰頭 華山 (京畿道 華州 華山) 別名:華、太華、華岳、西岳は、中国陝西省華陰市にある険しい山。道教の修道院があり、中国五名山の一つで、西岳と称されている。最高峰となる南峰の標高は2,160m。花崗岩の岩場を削って、無数の石段が作られており、一部には断崖絶壁の上に作られた20cmほどしかない足場や桟道を通って行かねばならない場所があり、宗教聖地として、格段の険しい山として知られる。

玉井蓮 古代の傳中にある、華山峰頂に玉井の所にする蓮をいう。《華山記》云: '山頂有池, 生千葉蓮花, 服之羽化, 因曰華山。(山頂に池有り,千葉の蓮花を生じ,之を服せば羽化す, 因て華山と曰う。)

開花十丈 花をひろげれば輒ちその直径が十丈にもなる。《繼古叢編》「始意退之自為豪偉之辭,後見真人關令尹喜傳,老子曰,天涯之洲,真人遊時各坐蓮花之上,花輒徑十丈,有返香生蓮,逆水聞三千里。又北齊修文御覽有花生香一門,專載此事。」(始、意えらく退之、自ら豪偉の辭を為し,後に真人關令尹喜傳をるに,老子 曰く,天涯の洲,真人は遊ぶ時 各 蓮花之上に坐し,花は輒ち徑十丈,返り生ずる香る蓮有り,水に逆って三千里に聞る見し。又 北齊修文御覽に花生香の一門有り,專ら此の事を載す。)と解説している。

藕如船 蓮の花も葉も大きく広がっているその上に人が乗っても沈まないものであったという。

 

冷比雪霜甘比蜜,一片入口沈痾痊。

この花は、仙藥となるので、その冷たきことは霜雪のようであり、甘いと言ったら蜜のようである。その一片を口にいれれば、平生の持病も忽ち治るという。

沈痾痊 長引いて治らない持病、不治の病が立ち待ちにして改善する。

 

我欲求之不憚遠,青壁無路難夤緣。

私はこれを求めて遠路を憚らず、わざわざ出かけてみたけれど、何分にも、青壁千尋、屹立していて、到底攀じ登ることができるようなものではない。

夤緣 縁故などの関係。てづる。つて。夤とは、(1) 敬い恐れる.(2) 深い夤夜深夜.

 

安得長梯上摘實,下種七澤根株連。

どうにかして、長梯子を用意して上にあがり、根と株哀つらなるように摘み取り持ち帰って、天下の人々のためにこれを楚の雲儚の七澤に植え込んで、病気の人を救いたいと思うけれど、不老長寿の薬、万能薬がおいそれと手に入るわけでなく、どうやらそれはできない相談である。

長梯 杜甫《巻八38 鳳凰台》 「亭亭鳳凰台,北對西康州。西伯今寂寞,凰聲亦悠悠。山峻路蹤,石林氣高浮。安得萬丈梯,為君上上頭?」

亭亭【ていてい】たる鳳凰【ほうおう】の台、北のかた西康州【こうしゅう】に対す。西伯【さいはく】今は寂寞【せきばく】、鳳声【ほうせい】 亦た悠悠。

山は峻しくして路は蹤【あと】を絶ち、石林に気は高く浮かぶ。安【いずく】にか万丈の梯【てい】を得て、君の為に上頭に上らん。

樹木などが高く生えて山がそびえたっているのが鳳風台である、その山の北には昔西康州といわれた地域に向かいあっているのである。

周の文王のような聖人は今は現れず寂しい限りである、鳳凰の台といわれても鳳凰の声もまた絶えて聞くことがないのだろう。

この山はけわしくて道には人の足跡も絶えているようだし、石柱の林の上に「仁徳の気」が高く浮かんでいて降りてきてはくれないのだ。

どうにかして一万丈もある梯子を手に入れたいものだ、そうすれば君子のためにあの頂上の上に昇ってみることができるだろう。

“同谷紀行(12)” 鳳凰台 杜甫 1000331#1 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1571 杜甫詩 1500- 488