韓愈  送惠師#2

發跡入四明,梯空上秋旻。遂登天台望,壑皆嶙峋。

夜宿最高頂,舉頭看星辰。光芒相照燭,南北爭羅陳。
かくて、第一に発跡して、四明山に人り、雲梯を躡んで、秋空に上ってゆく。やがて天台に登って望むと、多くの谷には巌が角角しくとがっている。夜、その最高項に宿し、頭を拳げて天上の星辰を望む。すると、その数は、限りなく、光茫互に照らし合って、南北に爭って列っている衆壑とたがいに映じて居る。

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年:804年貞元二十年37

卷別:    卷三三七              文體:    五言古詩

詩題:    送惠師【愈在連州,與釋景常,元惠遊。惠師即元惠也。】

作地點:              陽山(江南西道 / 連州 / 陽山)

及地點:              四明山 (江南東道 越州 會稽) 別名:四明      

天台山 (江南東道 台州 天台山)       

禹穴 (江南東道 越州 會稽)              

溫州 (江南東道 溫州 溫州) 別名:東甌         

浙江 (江南東道 越州 會稽)              

峨眉山 (劍南道北部 嘉州 峨眉山)   

岷山 (劍南道北部 茂州 岷山) 別名:西山、汶山         

廬山 (江南西道 江州 廬山) 別名:廬嶽、匡山            

羅浮山 (嶺南道東部 無第二級行政層級 羅浮山)          

連州 (江南西道 連州 連州)

九疑山 (江南西道 無第二級行政層級 九疑山) 別名:蒼梧山     

衡山 (江南西道 衡州 衡山) 別名:衡岳、南嶽、衡嶽、南岳     

洞庭湖 (江南西道 岳州 岳州) 別名:洞庭     

嵩山 (都畿道 河南府 嵩山) 別名:嵩高山、嵩、嵩丘、嵩高     

洛陽 (都畿道 河南府 洛陽) 別名:洛城、洛、東洛、洛邑、京洛、河洛、洛下   

華山 (京畿道 華州 華山) 別名:華、太華、華岳、西岳            

咸陽 (京畿道 京兆府 咸陽) 別名:秦、咸

 

交遊人物/地點:元惠          /當地交遊(江南西道 連州 連州)

 

送惠師【愈在連州,與釋景常,元惠遊。惠師即元惠也。】#1

(惠師が洛陽、長安に行くというので、この詩を作って送った)【この時、韓愈は、連州の寺をめぐって、釋景常と元惠と一緒に遊んでいた。】#1

惠師浮屠者,乃是不羈人。

元惠上人は、仏教の僧侶ではあるが、卓犖不羈の人である。

十五愛山水,超然謝朋親。

このひとは、年わずかに十五のころから、天下の山水を愛し、超然として、朋友親戚に暇乞をなしたのである。

冠剪頭髮,遺蹤塵。

冠を脱して頭髪を剪って出家した後、自由自在に山水の間を飛び歩いて、到る処に、その足跡を留めて居る。

(惠師を送る)【案:愈 連州に在るとき,釋景常と,元惠とで遊ぶ。惠師 即ち元惠なり。】#1

惠師は浮屠の者,乃ち是れ不羈の人。

十五に山水を愛し,超然として朋親に謝す。

冠をして 頭髮を剪り,飛步して 蹤塵を遺る

#2

發跡入四明,梯空上秋旻。

かくて、第一に発跡して、四明山に人り、雲梯を躡んで、秋空に上ってゆく。

遂登天台望,眾壑皆嶙峋。

やがて天台に登って望むと、多くの谷には巌が角角しくとがっている。

夜宿最高頂,舉頭看星辰。

夜、その最高項に宿し、頭を拳げて天上の星辰を望む。

光芒相照燭,南北爭羅陳。

すると、その数は、限りなく、光茫互に照らし合って、南北に爭って列っている衆壑とたがいに映じて居る。

發跡 四明に入り,梯空 秋旻に上る。

遂に天台に登って望めば,壑 皆 嶙峋たり。

夜 最高の頂に宿し,頭を舉げて 星辰を看る。

光芒 相い照燭して,南北 爭って羅陳す。
#3

茲地翔走,自然嚴且神。

微風吹木石,澎湃聞韶鈞。

夜半起下視,溟波銜日輪。

魚龍驚踴躍,叫嘯成悲辛。

#3

茲の地 翔走を,自然 嚴且つ神なり。

微風 木石を吹き,澎湃として 韶鈞を聞く。

夜半 起って下に視れば,溟波 日輪を銜む。

魚龍 驚いて踴躍,叫嘯して悲辛を成す。

 

 

『送惠師』 現代語訳と訳註解説
(
本文)

#2

發跡入四明,梯空上秋旻。

遂登天台望,壑皆嶙峋。

夜宿最高頂,舉頭看星辰。

光芒相照燭,南北爭羅陳。

(下し文)
發跡 四明に入り,梯空 秋旻に上る。

遂に天台に登って望めば,壑 皆 嶙峋たり。

夜 最高の頂に宿し,頭を舉げて 星辰を看る。

光芒 相い照燭して,南北 爭って羅陳す。
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 (現代語訳) #2

かくて、第一に発跡して、四明山に人り、雲梯を躡んで、秋空に上ってゆく。

やがて天台に登って望むと、多くの谷には巌が角角しくとがっている。

夜、その最高項に宿し、頭を拳げて天上の星辰を望む。

すると、その数は、限りなく、光茫互に照らし合って、南北に爭って列っている衆壑とたがいに映じて居る。



(訳注) #2

送惠師【案:愈在連州,與釋景常,元惠遊。惠師即元惠也。】#2

(惠師が洛陽、長安に行くというので、この詩を作って送った)【この時、韓愈は、連州の寺をめぐって、釋景常と元惠と一緒に遊んでいた。】

この詩の#7に「自來連州寺,曾未造城闉。」とある。

 

發跡入四明,梯空上秋旻。

かくて、第一に発跡して、四明山に人り、雲梯を躡んで、秋空に上ってゆく。

發跡 出立する。

四明 中国浙江(せっこう)省の東部、寧波(ニンポー)の西方にある山。古くからの霊山で、名は日月星辰に光を通じる山の意。寺院が多い。宋初、知礼がここで天台の教えを広めた。

梯空 雲梯を躡ん行くような雲模様。

秋旻 さわやかに澄んだ秋の空季節。唐李白《古風五十九首,其一》「文質相炳煥,眾星羅秋旻。」その素材にはあや模様と良い生地があるように、詩の雰囲気と詩の形式がともに照栄え、おびただしい星のように詩人たちが秋の空にかがやくようになったのである。

 

遂登天台望,眾壑皆嶙峋。

やがて天台に登って望むと、多くの谷には巌が角角しくとがっている。

天台 浙江省東部にある天台山脈の主峰(華頂山とも。1098m)。山脈中には四明山,雪鳳山などがある。古くから仏僧・道士が住し,3―6世紀に多くの寺院・道観が建てられたが,575年智【ぎ】(ちぎ)が禅林寺を興してから,天台宗の根本道場とされ,598年煬帝(ようだい)は国清寺を建て,以後天台宗の列祖はこの山に住して教線を張った。

眾壑 隠遁者が棲んだ多くの谷がある。

嶙峋 巌が角角しくとがっている。

 

夜宿最高頂,舉頭看星辰。

夜、その最高項に宿し、頭を拳げて天上の星辰を望む。

最高頂 謝靈運《登石門最高頂》 「晨策尋壁,夕息在山棲。疏峰抗高館,對嶺臨回溪。」

登石門最高頂 謝霊運<31#1 詩集 407  kanbuniinkai紀 頌之漢詩ブログ1038

を借りている。

 

光芒相照燭,南北爭羅陳。

すると、その数は、限りなく、光茫互に照らし合って、南北に爭って列っている衆壑とたがいに映じて居る。