韓愈  送惠師#4

怪氣或紫赤,敲磨共輪囷。金鴉既騰翥,六合俄清新。

常聞禹穴奇,東去窺甌閩。越俗不好古,流傳失其真。
奇怪なる水蒸気は、或は紫、或は赤といいように、様々の色彩を為し、互に磨擦し合って、はては、ぐるぐる廻旋する。その内に、金鳥は、すでに中天に跳り上り、天地の間は、俄に清新になった。凡そ高山で日出を観るのは、奇絶快絶であるが、これは、天台の絶頂であるから、又ひとしおである。上人は、前から会稽には禹穴と云っていたのをきいている、大禹の故蹟があると聞いて居たから、東に向って、古しえの甌閩の地を窺ったが、ここは、むかし、百越といって、文身断髪の野蛮国であったから、今でも、その風が残って居て、古跡を保存するなどいう考もなかったのである。

78-#4 《巻0210送惠師》-#4 韓愈(韓退之)  804年貞元20 39歳<1477 Ⅱ【11分割】-#4 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ6369韓愈詩-78-#4

 

 
 2015年7月28日の紀頌之5つのBlog 
 ●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場 
 Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
LiveDoorBlog
282-#1 《卷8-07贈范金卿,二首之一》-#1Index-20Ⅱ― 15-740年開元二十八年40歳 <282-#1> Ⅰ李白詩1564 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ6368 
 孟浩然 詩 index李白詩index謝霊運 詩 index司馬相如 《 子虛賦 ・上林賦 》揚雄 《 甘泉賦 》 ●諸葛亮(孔明)出師表 
 曹植(曹子建)詩 65首 index文選 賦)兩都賦序・西都賦・東都賦 (班固)《李白 全詩》
  総合案内
(1)漁父辞 屈原『楚辞・九歌』東君 屈原《楚辞 『九辯』》 宋玉  <案内> 
 ●唐を代表する 中唐 韓愈 全500首  
 Ⅱ中唐詩・晩唐詩
 
 LiveDoorBlog
78-#4 《巻0210送惠師》-#4 韓愈(韓退之) 804年貞元20年 39歳<1477> Ⅱ【11分割】-#4 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ6369韓愈詩-78-#4 
 ・李商隠詩 (1) 136首の75首・李商隠詩 (2) 135首の61首●韓愈index-1 ・孟郊、張籍と交遊・汴州乱41首●韓愈詩index-2[800年 33歳~804年 37歳]27首●韓愈詩index-3 805年 38歳・]陽山から江陵府 36首●韓愈詩index-4 806年 39歳 江陵府・権知国子博士 51首(1)25首 
 index-5 806年39歳 50首の(2)25首index-6[807年~809年 42歳]20首index-7[810年~811年 44歳] 34首index-8 [812年~814年47歳]46首index-9[815年~816年 49歳] 57首index-10[817年~818年 51歳]・「平淮西碑」28首 
 index-11 819年 52歳 ・『論佛骨表』左遷 38首index-12 820年 53歳 ・9月國子祭酒に。18首index-13 821年~822年 55歳 22首index-14 823年~824年 57歳・病気のため退職。没す。 14首韓愈 哲学・儒学「五原」賦・散文・上奏文・碑文など 
 孟郊張籍     
 ●杜甫の全作品1500首を訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。" 
 Ⅲ杜甫詩全1500首   LiveDoorBlog766年-84杜甫 《1507上白帝城【案:公孫述僭位於此,自稱白帝。】》 杜甫詩index-15-766年大暦元年55歲-84 <947> 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ6370 
 杜甫詩(1)736~751年 青年期・李白と交遊期・就活の詩 53首杜甫詩(2)752年~754年、43歳 73首(青年期・就活の詩) 杜甫詩(3)755年~756年、45歳 安史の乱に彷徨う 26首杜甫詩(4)作時757年、46歳 安史軍捕縛、脱出、左拾遺 43首杜甫詩(5)758年;乾元元年、47歳 左拾遺、朝廷疎外、左遷 53首杜甫詩 (6)759年;乾元二年、48歳 三吏三別 官を辞す 44首 
 杜甫詩(7)759年;乾元二年、48歳 秦州抒情詩 66首杜甫詩(8)作時759年、48歳 秦州発、同谷紀行、成都紀行 36首杜甫詩(9)760年;上元元年、49歳 成都浣花渓草堂 45首杜甫詩(10)761年;上元二年、50歳 成都浣花渓草堂 82首杜甫詩(11)762年寶應元年 杜甫51歳  浣花渓草堂~蜀中転々 43首杜甫詩(12)762年寶應元年 杜甫51歳 蜀中転々 49首 
 ●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている 
 Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集 Fc2Blog 
        
 ●花間集全詩●森鴎外の小説『魚玄機』、芸妓で高い評価を受けた『薛濤』の詩。唐時代にここまで率直な詩を書く女性が存在した奇跡の詩。唐から五代詩詞。花間集 
 Ⅴ.唐五代詞詩・宋詞詩・女性 LiveDoorBlog7毛文錫《巻五19柳含煙四首其二》『花間集』220全詩訳注解説(改訂版Ver.2.1)-漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-6372 
 薛濤の全詩花間集(1巻花間集(2巻花間集(3巻花間集(4巻花間集(5巻 
 魚玄機全詩花間集(6巻花間集(7巻花間集(8巻花間集(9巻花間集10巻 
 温庭筠66首 花間集1・2巻皇甫松11首 花間集二巻韋莊47首 花間集二巻薛昭蘊19首 花間集三巻牛嶠31首 花間集三・四巻張泌27首 花間集四巻 
 毛文錫31首 花間集5巻牛希濟11首 花間集5巻欧陽烱17首 花間集5・6巻和凝20首 花間集6巻顧夐56首 花間集6・7巻孫光憲47首 花間集7・8巻 
 魏承班15首 花間集8・9巻鹿虔扆6首 花間集9巻閻選8首 花間集9巻尹鶚6首 花間集9巻毛熙震29首 花間集9・10巻李珣39首 花間集10巻 
  ■最近Best5 賦・詩・詞(漢詩4ブログ各部門)漢詩総合サイト 07ch 
 杜甫全詩案内韓愈全詩案内李白全集文選古詩源花間集案内 
 
 

年:804年貞元二十年37

卷別:    卷三三七              文體:    五言古詩

詩題:    送惠師【愈在連州,與釋景常,元惠遊。惠師即元惠也。】

作地點:              陽山(江南西道 / 連州 / 陽山)

及地點:              四明山 (江南東道 越州 會稽) 別名:四明      

天台山 (江南東道 台州 天台山)       

禹穴 (江南東道 越州 會稽)              

溫州 (江南東道 溫州 溫州) 別名:東甌         

浙江 (江南東道 越州 會稽)              

峨眉山 (劍南道北部 嘉州 峨眉山)   

岷山 (劍南道北部 茂州 岷山) 別名:西山、汶山         

廬山 (江南西道 江州 廬山) 別名:廬嶽、匡山            

羅浮山 (嶺南道東部 無第二級行政層級 羅浮山)          

連州 (江南西道 連州 連州)

九疑山 (江南西道 無第二級行政層級 九疑山) 別名:蒼梧山

衡山 (江南西道 衡州 衡山) 別名:衡岳、南嶽、衡嶽、南岳

洞庭湖 (江南西道 岳州 岳州) 別名:洞庭

嵩山 (都畿道 河南府 嵩山) 別名:嵩高山、嵩、嵩丘、嵩高

洛陽 (都畿道 河南府 洛陽) 別名:洛城、洛、東洛、洛邑、京洛、河洛、洛下   

華山 (京畿道 華州 華山) 別名:華、太華、華岳、西岳            

咸陽 (京畿道 京兆府 咸陽) 別名:秦、咸

 

交遊人物/地點:元惠          /當地交遊(江南西道 連州 連州)

 

 

#4

怪氣或紫赤,敲磨共輪囷。

奇怪なる水蒸気は、或は紫、或は赤といいように、様々の色彩を為し、互に磨擦し合って、はては、ぐるぐる廻旋する。

金鴉既騰翥,六合俄清新。

その内に、金鳥は、すでに中天に跳り上り、天地の間は、俄に清新になった。凡そ高山で日出を観るのは、奇絶快絶であるが、これは、天台の絶頂であるから、又ひとしおである。

常聞禹穴奇,東去窺甌閩。

上人は、前から会稽には禹穴と云っていたのをきいている、大禹の故蹟があると聞いて居たから、東に向って、古しえの甌閩の地を窺ったが、

越俗不好古,流傳失其真。

ここは、むかし、百越といって、文身断髪の野蛮国であったから、今でも、その風が残って居て、古跡を保存するなどいう考もなかったのである。

怪氣 或は紫赤,敲磨して 共に輪囷。

金鴉 既に騰翥し,六合 俄に清新。

常に禹穴の奇なるを聞く,東に去って 甌閩を窺う。

越俗 古を好まず,流傳 其の真を失う。
#5

幽蹤邈難得,聖路嗟長堙。

回臨浙江濤,屹起高峨岷。

壯志死不息,千年如隔晨。

是非竟何有,棄去非吾倫。

#6

凌江詣廬嶽,浩蕩極遊巡。

崔崒沒雲表,陂陀浸湖淪。

是時雨初霽,懸瀑垂天紳。

前年往羅浮,步戛南海漘。

 

 韓愈 陽山00

『送惠師』 現代語訳と訳註解説
(
本文)

#4

怪氣或紫赤,敲磨共輪囷。

金鴉既騰翥,六合俄清新。

常聞禹穴奇,東去窺甌閩。

越俗不好古,流傳失其真。

(下し文) #4

怪氣 或は紫赤,敲磨して 共に輪囷。

金鴉 既に騰翥し,六合 俄に清新。

常に禹穴の奇なるを聞く,東に去って 甌閩を窺う。

越俗 古を好まず,流傳 其の真を失う。

(現代語訳)
奇怪なる水蒸気は、或は紫、或は赤といいように、様々の色彩を為し、互に磨擦し合って、はては、ぐるぐる廻旋する。

その内に、金鳥は、すでに中天に跳り上り、天地の間は、俄に清新になった。凡そ高山で日出を観るのは、奇絶快絶であるが、これは、天台の絶頂であるから、又ひとしおである。

上人は、前から会稽には禹穴と云っていたのをきいている、大禹の故蹟があると聞いて居たから、東に向って、古しえの甌閩の地を窺ったが、

ここは、むかし、百越といって、文身断髪の野蛮国であったから、今でも、その風が残って居て、古跡を保存するなどいう考もなかったのである。


(訳注) #4

送惠師【案:愈在連州,與釋景常,元惠遊。惠師即元惠也。】#2

(惠師が洛陽、長安に行くというので、この詩を作って送った)【この時、韓愈は、連州の寺をめぐって、釋景常と元惠と一緒に遊んでいた。】

この詩の#7に「自來連州寺,曾未造城闉。」とある。

 

怪氣或紫赤,敲磨共輪囷。

奇怪なる水蒸気は、或は紫、或は赤といいように、様々の色彩を為し、互に磨擦し合って、はては、ぐるぐる廻旋する。

○輪囷 ぐるぐる廻旋することをいう。

 

金鴉既騰翥,六合俄清新。

その内に、金鳥は、すでに中天に跳り上り、天地の間は、俄に清新になった。凡そ高山で日出を観るのは、奇絶快絶であるが、これは、天台の絶頂であるから、又ひとしおである。

○金鴉 三本足の烏を金鳥と称す。

○騰翥 中天に跳り上る。

○六合 四方上下、即ち、それが天地。

 

常聞禹穴奇,東去窺甌閩。

上人は、前から会稽には禹穴と云っていたのをきいている、大禹の故蹟があると聞いて居たから、東に向って、古しえの甌閩の地を窺ったが、

○禹穴 相傳為夏禹的葬地。 在今浙江省紹興之會稽山。 《史記太史公自序》:二十而南游江、 淮, 上會稽, 探禹穴。”

○甌閩 今の福建省をいうが、甌冶子が閩越において剣の鋳造をしたことによってこういう。漢代に現在の福建省地方に活躍していた越族の一つ,および彼らが建てた国 ( 202135) 。秦の始皇帝は中国を統一すると,閩越王の無諸を廃してここに 閩中郡をおいた。秦末に無諸は漢に味方したので,前漢の高祖は高祖5 ( 202) 年無諸を王とし,東冶 (福建省 閩侯県) を都として 閩越国を建てた。

 

越俗不好古,流傳失其真。

ここは、むかし、百越といって、文身断髪の野蛮国であったから、今でも、その風が残って居て、古跡を保存するなどいう考もなかったのである。