806年-110 先生-巻八-01#29城南聯句 §6 【韓愈、孟郊】
806年-110 先生-巻八-01#29城南聯句 §6 【韓愈、孟郊】【此首又見張籍集】 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集8874
彼女たちが一度笑めば憎みあっていた気持ちも溶けて仲よくなる。百両のお金を積んで兄弟となり交わりたいものだ。飾られる器物はみな北夷西蛮で作られたものだ。鸚鵡やクヨクのように同じ言葉を繰り返して人を呼びこんでいる。普段はおだやかな生活をしていて、もののけなどがとりつくということはなく、横暴なしわざを抑制することを官吏・役人は咎めずにいる。
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城南聯句 §6 【韓愈、孟郊】 【此首又見張籍集】 -#29 |
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昌黎先生集 先生-巻八-01 |
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全唐詩 卷七百九十一 |
806年貞元22年39歲 (49) |
漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8874 |
竹影金瑣碎【孟郊。】,泉音玉淙琤。琉璃翦木葉【韓愈。】,翡翠開園英。
流滑隨仄步【孟郊。】,搜尋得深行。遙岑出寸碧【韓愈。】,遠目增雙明。
乾穟紛拄地【孟郊。】,化蟲枯挶莖。木腐或垂耳【韓愈。】,草珠競駢睛。
浮虛有新斸【孟郊。】,摧扤饒孤撐。囚飛黏網動【韓愈。】,盜啅接彈驚。
脫實自開坼【孟郊。】,牽柔誰繞縈。禮鼠拱而立【韓愈。】,駭牛躅且鳴【騃牛躅且鳴】。
蔬甲喜臨社【孟郊。】,田毛樂寬征。露螢不相暖【韓愈。】,凍蝶尚思輕。
宿羽有先曉【孟郊。】,食鱗時半橫。菱翻紫角利【韓愈。】,荷折碧圓傾。
楚膩鱣鮪亂【孟郊。】,獠羞螺蟹并。桑蠖見虛指【韓愈。】,穴貍聞鬥獰。
逗翳翅相築【孟郊。】,擺幽尾交搒。蔓涎角出縮【韓愈。】,樹啄頭敲鏗。
修箭褭金餌【孟郊。】,群鮮沸池羹。岸殼坼玄兆【韓愈。】,野麰漸豐萌。
窯煙冪疏島【孟郊。】,沙篆印迴平。痒肌遭眊刺【韓愈。】,啾耳聞雞生。
奇慮恣迴轉【孟郊。】,遐晞縱逢迎。顛林戢遠睫【韓愈。】,縹氣夷空情。
歸跡歸不得【孟郊。】,捨心捨還爭。靈麻撮狗虱【韓愈。】,村稚啼禽猩。
紅皺曬簷瓦【孟郊。】,黃團繫門衡。得雋蠅虎健【韓愈。】,相殘雀豹趟。
束枯樵指禿【孟郊。】,刈熟擔肩赬。澀旋皮卷臠【韓愈。】,苦開腹彭亨。
機舂潺湲力【孟郊。】,吹簸飄颻精。【韓愈。】
§2 (郊墟宅墅の古廃をいう)
賽饌木盤簇【韓愈。】,靸妖藤索絣。荒學五六卷【孟郊。】,古藏四三塋。
里儒拳足拜【韓愈。】,土怪閃眸偵。蹄道補復破【孟郊。】,絲窠掃還成。
暮堂蝙蝠沸【韓愈。】,破灶伊威盈。追此訊前主【孟郊。】,答云皆冢卿。
敗壁剝寒月【韓愈。】,折篁嘯遺笙。褂熏霏霏在【孟郊。】,綦跡微微呈。
劍石猶竦檻【韓愈。】,獸材尚拿楹。寶唾拾未盡【孟郊。】,玉啼墮猶鎗。
窗綃疑閟豔【韓愈。】,妝燭已銷檠。綠髮抽玟甃【孟郊。】,青膚聳瑤楨。
白蛾飛舞地【韓愈。】,幽蠹落書棚。【孟郊。】
§3(在昔詩人吟詠の工、人士繁華の習を追舒し、盛衰興廃の感を述べる)
惟昔集嘉詠【孟郊。】,吐芳類鳴嚶。窺奇摘海異【韓愈。】,恣韻激天鯨。
腸胃繞萬象【孟郊。】,精神驅五兵。蜀雄李杜拔【韓愈。】,嶽力雷車轟。
大句斡玄造【孟郊。】,高言軋霄崢。芒端轉寒燠【韓愈。】,神助溢杯觥。
巨細各乘運【韓愈。】,湍潿亦騰聲。凌花咀粉蕊【孟郊。】,削縷穿珠櫻。
綺語洗晴雪【韓愈。】,嬌辭哢雛鶯。酣歡雜弁珥【孟郊。】,繁價流金瓊。
菡萏寫江調【孟郊。】,萎蕤綴藍瑛。庖霜膾玄鯽【韓愈。】,淅玉炊香粳。
朝饌已百態【孟郊。】,春醪又千名。哀匏蹙駛景【韓愈。】,冽唱凝餘晶。
解魄不自主【孟郊。】,痹肌坐空瞠。扳援賤蹊絕【韓愈。】,炫曜仙選更。
叢巧競采笑【孟郊。】,駢鮮互探嬰。桑變忽蕪蔓【韓愈。】,樟裁浪登丁。
霞鬥詎能極【孟郊。】,風期誰復賡。【韓愈。】
§4(畿甸の形勝を紀した)#18
皋區扶帝壤【韓愈。】,瑰蘊郁天京。祥色被文彥【孟郊。】,良才插杉檉。
隱伏饒氣象【韓愈。】,興潛示堆坑。擘華露神物【孟郊。】,擁終儲地禎。
訏謨壯締始【韓愈。】,輔弼登階清。坌秀恣填塞【孟郊。】,呀靈滀渟澄。
§5(土地人物富華の盛をのべる)
益大聯漢魏【韓愈。】,肇初邁周嬴。
積照涵德鏡【孟郊。】,傳經儷金籯。食家行鼎鼐【韓愈。】,寵族飫弓旌。
奕制盡從賜【孟郊。】,殊私得逾程。飛橋上架漢【韓愈。】,繚岸俯規瀛。
瀟碧遠輸委【孟郊。】,湖嵌費攜擎。萄苜從大漠【韓愈。】,楓櫧至南荊。
嘉植鮮危朽【孟郊。】,膏理易滋榮。懸長巧紐翠【韓愈。】,象曲善攢珩。
魚口星浮沒【孟郊。】,馬毛錦斑騂。五方亂風土【韓愈。】,百種分鉏耕。
葩蘗相妒出【孟郊。】,菲茸共舒晴。類招臻倜詭【韓愈。】,翼萃伏衿纓。
危望跨飛動【孟郊。】,冥升躡登閎。春游轢靃靡【韓愈。】,彩伴颯嫈嫇。
遺璨飄的皪【孟郊。】,淑顏洞精誠。嬌應如在寤【韓愈。】,頹意若含酲。
鵷毳翔衣帶【孟郊。】,鵝肪截佩璜。文升相照灼【韓愈。】,武勝屠欃槍。
割錦不酬價【孟郊。】,構雲有高營。通波牣鱗介【韓愈。】,疏畹富蕭蘅。
買養馴孔翠【孟郊。】,遠苞樹蕉栟。鴻頭排刺芡【韓愈。】,鵠鷇攢瑰橙。
§6(門弟簪紱の家について述べる)
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騖廣雜良牧【孟郊。】,蒙休賴先盟。罷旄奉環衛【韓愈。】,守封踐忠貞。
戰服脫明介【孟郊。】,朝冠飄彩紘。爵勳逮僮隸【韓愈。】,簪笏自懷繃。
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乳下秀嶷嶷【孟郊。】,椒蕃泣喤喤。貌鑑清溢匣【韓愈。】,眸光寒發硎。
館儒養經史【孟郊。】,綴戚觴孫甥。考鐘饋殽核【韓愈。】,戛鼓侑牢牲。
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飛膳自北下【孟郊。】,函珍極東烹。如瓜煮大卵【韓愈。】,比線茹芳菁。
海嶽錯口腹【孟郊。】,趙燕錫媌娙。
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一笑釋仇恨【韓愈。】,百金交弟兄。貨至貊戎市【孟郊。】,呼傳鸚鵒令。
順居無鬼瞰【韓愈。】,抑橫免官評。
§7(射猟の壮観をいう)#30
殺候肆凌翦【孟郊。】,籠原匝罝紘。羽空顛雉鷃【韓愈。】,血路迸狐麠。
折足去踸踔【孟郊。】,蹙鬐怒髟並鬤。躍犬疾翥鳥【韓愈。】,呀鷹甚飢虻。#31
算蹄記功賞【孟郊。】,裂腦擒?掁。猛斃牛馬樂【韓愈。】,妖殘梟鵅惸。
窟窮尚嗔視【孟郊。】,箭出方驚抨。連箱載已實【韓愈。】,礙轍棄仍贏。#32
喘覷鋒刃點【孟郊。】,困衝株櫱盲。掃淨豁曠曠【韓愈。】,騁遙略苹苹。
饞扠飽活臠【孟郊。】,惡嚼口尃腥鯖。
§8(郊祀の禮についてのべる)#33
歲律及郊至【韓愈。】,古音命韶韺。
旗旆流日月【孟郊。】,帳廬扶棟甍。磊落奠鴻璧【韓愈。】,參差席香藑。
玄祇祉兆姓【孟郊。】,黑秬饛豐盛。慶流蠲瘥癘【韓愈。】,威暢捐車童輣。
靈燔望高冏【孟郊。】,龍駕聞敲風黃。是惟禮之盛【韓愈。】,永用表其宏。
德孕厚生植【孟郊。】,恩熙完刖黥。
§9(民居寺宇の美についてのべる)#35
宅土盡華族【韓愈。】。連田間強甿。
蔭庾森嶺檜【孟郊。】,啄場翽祥明鳥。畦肥翦韭薤【韓愈。】,陶固收盆甖。
利養積餘健【孟郊。】,孝思事嚴祊。掘雲破嵽嵲【韓愈。】,采月漉坳泓。
寺砌上明鏡【孟郊。】,僧盂敲曉鉦。泥象對騁怪【韓愈。】,鐵鐘孤舂鍠。
癭頸鬧鳩鴿【孟郊。】,蜿垣亂蛷蠑。葚黑老蠶蠋【韓愈。】,麥黃韻鸝鶊。
§10(里人遊観の楽しみについて述べる。)#37
韶曙遲勝賞【孟郊。】,賢明戒先庚。馳門填偪仄【韓愈。】,競墅輾砅砰。
碎纈紅滿杏【孟郊。】,稠凝碧浮餳。蹙繩覲娥婺【韓愈。】,鬥草擷璣珵。
粉汗澤廣額【孟郊。】,金星墮連瓔。鼻偷困淑郁【韓愈。】,眼剽強盯目孟。
是節飽顏色【孟郊。】,茲疆稱都城。書饒罄魚繭【韓愈。】,紀盛播琴箏。
§11(韓愈自ら竄謫して帰京し、復、博士となった)#39
奚必事遠覿【孟郊。】,無端逐羈傖。將身親魍魅【韓愈。】,浮跡侶鷗鶄。
腥味空奠屈【孟郊。】,天年徒羨彭。驚魂見蛇蚓【韓愈。】,觸嗅值蝦蟛。
幸得履中氣【孟郊。】,忝從拂天棖。歸私暫休暇【韓愈。】,驅明出庠黌。
鮮意竦輕暢【孟郊。】,連輝照瓊瑩。陶暄逐風乙【韓愈。】,躍視舞晴蜻。
足勝自多詣【孟郊。】,心貪敵無勍。始知樂名教【韓愈。】,何用苦拘儜。
畢景任詩趣【孟郊。】,焉能守硜硜【韓愈。】。
作時年: | 806年 | 貞元22年 | 39歲 |
全唐詩卷別: | 卷七百九十一 | 文體: | 五言古詩 |
昌黎先生集 | 先生-巻八-01 | 韓昌黎集 巻八-01 | |
詩題: | 城南聯句【案:韓愈、孟郊】【案:此首又見張籍集。】 | ||
序文 | 案:韓愈、孟郊】【案:此首又見張籍集。 | ||
作地點: | 長安(京畿道 / 京兆府 / 長安) | | |
及地點: | 城南 (京畿道 京兆府 長安) | ||
| 荊州 (山南東道 荊州 荊州) 別名:郢門 | ||
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交遊人物: | 孟郊 | 張籍 |
§6(門弟簪紱の家について述べる)
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騖廣雜良牧【孟郊。】,
蒙休賴先盟。罷旄奉環衛【韓愈。】,
守封踐忠貞。戰服脫明介【孟郊。】,
朝冠飄彩紘。爵勳逮僮隸【韓愈。】,
簪笏自懷繃。【孟郊。】
騖廣雜良牧,蒙休賴先盟。
広い土地を占有する良好な地方長官はその地域に同化していく。目出度いしるしをうけ前の時代の約束をよりどころとしている。
罷旄奉環衛,守封踐忠貞。
戰旗を返納しても天子の宮殿を守りたてまつる。国の領土をまもり中世・忠議・貞操の定めを踏襲する。
戰服脫明介,朝冠飄彩纮。
鎧兜など軍服を脱いだ後も、朝廷の冠で気分高々で 冠の美しい紐をひるがえして参上する。
爵勳逮僮隸,簪笏自懷繃。
爵位・勲位が召使たちまでおよんでいるし、官吏となることは孫のオムツをするときから始まる。
廣きに騖【は】せて良牧【りょうぼく】を雜【まじ】へ,休を蒙【こうむ】って先盟【せんめい】に賴る。
旄【ぼう】を罷めて環衛【かんえい】を奉じ,封を守って忠貞を踐【ふ】む。
戰服【せんぷく】明介【めいかい】を脫し,朝冠【ちょうかん】彩纮【さいこう】を飄【ひるがえ】す。
爵勛【しゃくくん】僮隸【どうれい】に逮【およ】び,簪笏【しんこく】懷繃【かいほう】自【より】す。
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乳下秀嶷嶷【孟郊。】,
椒蕃泣喤喤。貌鑑清溢匣【韓愈。】,
眸光寒發硎。館儒養經史【孟郊。】,
綴戚觴孫甥。考鐘饋殽核【韓愈。】,
戛鼓侑牢牲。【孟郊。】
乳下秀嶷嶷,椒蕃泣喤喤。
赤子であっても優秀で智恵のすぐれている。山椒のみがいっぱいになっている名門の子はわんわん泣きさけぶ。
貌鑑清溢匣,眸光寒發硎。
鏡にうつった顔が清涼感が箱に満ち溢れているし、その顔の眼光は寒々として研ぎ澄ました光を放っている。
館儒養經史,綴戚觴孫甥。
そして儒学者を家庭教師としてまねき四書五経や歴史を勉強させるし、一族の孫やおいまで集めて杯を挙げる。
考鐘饋殽核,戛鼓侑牢牲。
鐘をたたき酒のさかなとくだものを贈り物とし、太鼓を打ち鳴らして、神にそなえる獣肉を薦めてくれる。
乳下も秀【ひい】でて嶷嶷【ぎぎ】たり,椒蕃【しょうばん】は泣いて喤々【こうこう】たり。
貌鑒【ぼうかん】清くして匣【こう】に溢【あふ】れ,眸光【ぼうこう】寒くして硎【けい】を發す。
儒を館して經史を養い,戚【せき】を綴って孫甥【そんそう】に觴【しょう】す。
鍾を考【たた】いて肴核【こうかく】を饋【おく】り,鼓を戛【う】って牢牲【ろうせい】を侑【すす】む。
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飛膳自北下【孟郊。】,
函珍極東烹。如瓜煮大卵【韓愈。】,
比線茹芳菁。海嶽錯口腹【孟郊。】,
趙燕錫媌娙。
飛膳自北下,函珍極東烹。
空を飛び交うほどの膳が北側の厨房より運ばれる。重箱に盛られた珍しい料理みな東国風のものである。
如瓜煮大卵,比線茹芳菁。
瓜のようにみえるのは大き卵を煮たものである。糸のように細く切られているのは香ばしいニラである。
海嶽錯口腹,趙燕錫媌娙。
海や山でとれた材料でつくったごちそうが多くある。燕と趙方面の小柄な美人と丈の高い美人がずらりと侍っている。
飛膳 北下よりし,函珍 東烹を極む。
瓜の如くして 大卵を煮,線に比して芳菁を茹う。
海嶽 口腹に錯り,趙燕 媌娙を錫う。
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一笑釋仇恨【韓愈。】,
百金交弟兄。貨至貊戎市【孟郊。】,
呼傳鸚鵒令。順居無鬼瞰【韓愈。】,
抑橫免官評。【孟郊。】
一笑釋仇恨,百金交弟兄。
彼女たちが一度笑めば憎みあっていた気持ちも溶けて仲よくなる。百両のお金を積んで兄弟となり交わりたいものだ。
貨至貊戎幣,呼傳鸚鵒令。
飾られる器物はみな北夷西蛮で作られたものだ。鸚鵡やクヨクのように同じ言葉を繰り返して人を呼びこんでいる。
順居無鬼瞰,抑橫免官評。
普段はおだやかな生活をしていて、もののけなどがとりつくということはなく、横暴なしわざを抑制することを官吏・役人は咎めずにいる。
一笑 仇恨を釋き,百金 弟兄に交る。
貨は貊戎の市より至り,呼は鸚鵒の令を傳う。
順居【じゅんきょ】鬼の瞰【のぞ】む無く,抑橫【よくこう】官の評【そし】るを免【まぬか】る。
《城南聯句》現代語訳と訳註解説
(本文)
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一笑釋仇恨【韓愈。】,
百金交弟兄。貨至貊戎市【孟郊。】,
呼傳鸚鵒令。順居無鬼瞰【韓愈。】,
抑橫免官評。【孟郊。】
一笑釋仇恨,百金交弟兄。
貨至貊戎市,呼傳鸚鵒令。
順居無鬼瞰,抑橫免官評。
(下し文)
一笑 仇恨を釋き,百金 弟兄に交る。
貨は貊戎の市より至り,呼は鸚鵒の令を傳う。
順居【じゅんきょ】鬼の瞰【のぞ】む無く,抑橫【よくこう】官の評【そし】るを免【まぬか】る。
(現代語訳)
彼女たちが一度笑めば憎みあっていた気持ちも溶けて仲よくなる。百両のお金を積んで兄弟となり交わりたいものだ。
飾られる器物はみな北夷西蛮で作られたものだ。鸚鵡やクヨクのように同じ言葉を繰り返して人を呼びこんでいる。
普段はおだやかな生活をしていて、もののけなどがとりつくということはなく、横暴なしわざを抑制することを官吏・役人は咎めずにいる。
(訳注)
城南聯句
1.(城南の情景をあらゆる角度からその感じを述べる)
2. 【解説】この詩は、長安の南、城南に遊んだ時、孟郊と二人、試みた聯句で、過去に例を見ない一百五十三韻、千五百三十字の凄さの詩である。韓愈は、しばしば散歩してきたものをこの詩に述べたのである。内容により十一のセクションに分割して訳註していく。
この聯句は、第一句が孟邦、第二、第三句が韓愈で、以下二句ずつ付け、最後の一句を韓愈が結んでいる。
§6(門弟簪紱の家について述べる)
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一笑釋仇恨【韓愈。】,
百金交弟兄。貨至貊戎市【孟郊。】,
呼傳鸚鵒令。順居無鬼瞰【韓愈。】,
抑橫免官評。【孟郊。】
一笑釋仇恨,百金交弟兄。
彼女たちが一度笑めば憎みあっていた気持ちも溶けて仲よくなる。百両のお金を積んで兄弟となり交わりたいものだ。
236. ・釈仇恨 にくみあっていたきもちもとけて仲よくなる。
貨至貊戎幣,呼傳鸚鵒令。
飾られる器物はみな北夷西蛮で作られたものだ。鸚鵡やクヨクのように同じ言葉を繰り返して人を呼びこんでいる。
237. ・貊戎 北夷西蛮。異民族の国をさす。
238. ・鸚鵒 オウムとクヨク。どちらも人のことばをまねる烏。
順居無鬼瞰,抑橫免官評。
普段はおだやかな生活をしていて、もののけなどがとりつくということはなく、横暴なしわざを抑制することを官吏・役人は咎めずにいる。
239. ・順居 おだやかな生活。
240. ・鬼 もののけ。
241. ・抑橫 横暴なわざを抑制する。