806-130 先生-巻八-05秋雨聯句【案:韓愈、孟郊】-#8

 

 

 

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●杜甫の全作品1500首を訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"

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(13)763年蜀中転々 96

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806-130 先生-巻八-05秋雨聯句【案:韓愈、孟郊】-#8 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集9042

長雨で道路もどろどろのぬかるみになって、やせ馬なんかだと倒れやすく、脆弱な道だと、車の輪が動かずに進めずにいる。

毛翅の禽鳥はみんな冷凍に遭遇したように逆毛だって翔けることもできずにいる。

ひとしきり降り続いた雨は、波を翻して、虚空を洗い出してしまうかのようで、崩れかかる波濤は、肝心の蓋いものさえも打ち破るほどである。

我ら、貧窮の儒者は、孔子が陳蔡の野に在って、糧を絶食したほどであって、僮僕等は言うに足らず、その困苦はまたひとしおである。

秋雨 01 

806-0127

秋雨聯句【案:韓愈、孟郊】-#6

昌黎先生集 十一

韓昌黎文集十一

806年貞元2239 (51)

漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9021

 

秋雨聯句【案:韓愈、孟郊】

萬木聲號呼,百川氣交會【案:孟郊。】。庭翻樹離合,牖變景明藹【案:韓愈。】。

瀉殊未終,飛浮亦云泰【案:孟郊。】。

2

牽懷到空山,屬聽邇驚瀨【案:韓愈。】。簷垂白練直,渠漲清湘大【案:孟郊。】。

甘津澤祥禾,伏潤肥荒艾【案:韓愈。】。

3

主人吟有歡,客子歌無奈【案:孟郊。】。侵陽日沈玄,剝節風搜兌【案:韓愈。】。

坱圠遊峽喧,颼臥江汰【案:孟郊。】。微飄來枕前,高灑自天外【案:韓愈。】。

4

蛩穴何迫迮,蟬枝掃鳴噦【案:孟郊。】。楥菊茂新芳,徑蘭銷晚(香曷)【案:韓愈。】。

地鏡時昏曉,池星競漂沛【案:孟郊。】。讙呶尋一聲,灌注咽群籟【案:韓愈。】。

5

儒宮煙火,市舍煎熬【案:孟郊。】。臥冷空避門,衣寒屢循帶【案:韓愈。】。

水怒已倒流,陰繁恐凝害【案:孟郊。】。憂魚思舟楫,感禹勤畎澮【案:韓愈。】。

6

懷襄信可畏,疏決須有賴【案:孟郊。】。筮命或馮蓍,卜晴將問蔡【案:韓愈。】。

庭商忽驚舞,墉禜亦親酹【案:孟郊。】。氛醨稍疏映,雺亂還擁薈【案:韓愈。】。

7

陰旌時摎流,帝鼓鎮訇磕。棗圃落青璣,瓜畦爛文貝【案:韓愈。】。

貧薪不燭灶,富粟空填廥【案:韓愈。】。

秦俗動言利,魯儒欲何丐【案:孟郊。】

8

深路倒羸驂,弱途擁行軑。毛羽皆遭凍,離褷不能翽【案:孟郊。】。

翻浪洗虛空,傾濤敗藏蓋【案:孟郊。】。

吾人猶在陳,僮僕誠自鄶【案:韓愈。】

9

因思征蜀士,未免戎旆。安得發商飆,廓然吹宿靄【案:韓愈。】。

白日懸大野,幽泥化輕壒。戰場暫一乾,賊肉行可膾【案:韓愈。】。

10

搜心思有效,抽策期稱最。豈惟慮收穫,亦以救顛沛【案:孟郊。】。

禽情初嘯儔,礎色微收霈。庶幾諧我願,遂止無已太【案:韓愈。】。


 

作時年:

806

貞元22

39

全唐詩卷別:

卷七百九十一

文體:

五言古詩(聯句)

昌黎先生集 

巻八-05

卷七百九十一

詩題:

秋雨聯句【韓愈、孟郊】

序文

 

作地點:

長安(京畿道 / 京兆府 / 長安)

 

及地點:

 

0

 

 

 

0

交遊人物:

 

 

秋雨 02 

秋雨聯句  #1

(秋の長雨が、万物に影響を与えていること、それにまつわる出来事を歌う)

萬木聲號呼,百川氣交會【:孟郊】。

時しも、中秋の過ぎ、秋の長雨が連日風を伴ってはなはだしい。萬木は吹き付ける風雨で激しい音を立ててまるで、声を発して號呼しあっているようである。

庭翻樹離合,牖變景明藹【:韓愈】。

庭上の景色は、樹木の離合することで変化し、窓際外の風物は、天色の明暗に随って変化する。

瀉殊未終,飛浮亦云泰【:孟郊】。

水の灌ぐことは、殊にはなはだしくて、いつ終わるかもわからないほどである。その勢いは凄まじく、ものを吹き飛ばして浮かばせたりして凄いことになる。

(【韓愈、孟郊】の秋雨聯句)

萬木、聾、號呼し、百川、気、交合す。

庭は翻って 樹 離合し、は變じて景明藹たり。

、殊に未だ終らず、飛浮、亦た云【ここに】に 泰【はなはだ】し。

#2

牽懷到空山,屬聽邇驚瀨【:韓愈】。

江湖の大水に堪えかねて、難を避けんがために、空山のうちにでも逃げ込んだらよかろうと考えるくらいで、じっと澄まして聞き入ると、早瀬も増水で驚愕な音を響かせている。

簷垂白練直,渠漲清湘大【:孟郊】

軒先から落ちてくる玉水は、白絹をまっすぐに垂れたようであるし、溝渠には水がいっぱいに漲って、瀟湘の浩渺たるを思い起こさしめる。

甘津澤祥禾,伏潤肥荒艾【:韓愈】。

ありがたいこの潤いは成長した稲をうるおし、大地にしみ込んだ潤いは枯れかかった蓬を肥やし荒れた原野を肥やしている。

懐を牽いて、空山に到る、聴を属して、驚瀬にづく。

は白を垂れて直く、は清湘をらして大なり。

甘津 祥禾を澤し,伏潤 荒艾を肥やす。

3

主人吟有歡,客子歌無奈【:孟郊】。

こうしたなかで、主人は吟嘯してしきりに喜んでいるが、座客は、その行く末はなはだしからむことを憂えて、如何ともしがたいといいつつ歌っている。

侵陽日沈玄,剝節風搜兌【:韓愈】。

陰湿の気は南陽をも侵して、太陽は、黒い晦雲の中に沈み、不時に風は、物の孔穴を探って吹き入りて音を響かせる。

坱圠遊峽喧,颼臥江汰【:孟郊】。

風景の変化はかられざる峡谷の中で遊んで、風雨、流水の声、喧しきを聞くがごとくであったが、颼たる天津風の吹きすぎるときは、江上に臥して起こる浪を見ているような趣がある。

微飄來枕前,高灑自天外【:韓愈】。

そういう風は微かに翻って枕前に吹き込んでくることもある、雨は高く降りそそぎ、天外から落ちてくる。

主人 吟じて歡ぶ有り,客子 歌うて奈んともする無し。

陽を侵して 日 玄に沈み,節をいで 風 兌より搜る。

坱圠 峽の喧しきに遊び, 江の汰に臥す。

微に飄って枕前より來り,高く灑いで 天外よりす。

#4

蛩穴何迫迮,蟬枝掃鳴噦  【:孟郊。】。

キリギリスの穴には、なんとあっという間に水がつき入り、蝉が留まっていた枝にも、今は何ら声も聞かなくなった。

楥菊茂新芳,徑蘭銷晚(香曷)【:韓愈。】。

欄干に沿って植えられていた菊は、花が咲き新たに咲きだしたが、徑沿いの蘭はすでに衰えてしまって、肝心な香気も消え失せてしまった。

地鏡時昏曉,池星競漂沛  【:孟郊。】。

地上の鏡である池の水は、朝から晩まではほのかに見えるけれど、夜になると晴れ間になると阻止が水面に映って漂うている。

讙呶尋一聲,灌注咽群籟  【:韓愈。】。

このように少しは晴れるが、突然の雨に、人聲叫ぶと間髪を入れる間もなく、あめはさながら灌注するように、その音があまりにひどいので、群籟によってむせび泣くようである。

蛩穴 何ぞ迫せる枝 鳴を掃う。

菊 新芳茂く,徑蘭 (香曷)【ばんあい】す。

地鏡 時に昏曉,池星 競うて漂沛。

讙呶 一聲に尋ね,灌注 群籟に咽ぶ。

 

5

儒宮煙火,市舍煎熬【:孟郊。】。

国子学の官舎にいると煙火がっていて、炊事は意のままにならないが、市中の家々では、相変わらず盛んに、炊事、煮炊きをしている。

臥冷空避門,衣寒屢循帶【:韓愈。】。

それで、寝ているとどうも冷たくてたまらないということで、入り口の周りを避けるのであり、衣も寒くてたまらないからしばしば帯を撫でて締め直してととのえる。

水怒已倒流,陰繁恐凝害【:孟郊。】。

そうしているうちに、水嵩はいよいよ増し、その勢いははなはだ怒って、時に逆流してさらに水嵩を増す、雲は厚く陰雲いよいよ繁くして、残骸を閉ざしているかと思われるほどである。

憂魚思舟楫,感禹勤畎澮【:韓愈。】。

このままいたら、魚のように水中にいることになるかと心配し、舟楫を用意して逃げ出さないといけないと思うのである、それは昔、禹が溝渠を疏通するために土木工事に勤労に尽くしたというようなことが必要と感じたのである。

儒宮 煙火,市舍 煎熬る。

臥 冷にして空しく門を避け,衣 寒くして屢ば帶を循ず。

水 怒って已に倒に流れ,陰 繁くして恐くは害を凝さむ。

魚を憂えて 舟楫を思い,禹の畎澮を勤むるを感ず。

#6

懷襄信可畏,疏決須有賴【:孟郊。】。

水をいっぱいに含んだその山を心配しながら登るにつけて誠に恐ろしくて仕方がない状況であるし、開鑿してこれを切り落とせれば、安心することができるというもの。

筮命或馮蓍,卜晴將問蔡【:韓愈。】。

今後どうなるかと占いをしようと、筮竹をとり、又晴れるために、筮ために亀甲を焼いてお祭りして問うたのである。

庭商忽驚舞,墉禜亦親酹【:孟郊。】。

時として、商羊といえる一足の鳥が飛舞したとしたら、今度もまた、大雨がやってくるに違いないと城門において、止雨の祭りをしなければいけないと、酒をお供えしようと思った。

氛醨稍疏映,雺亂還擁薈【:韓愈。】。

すると雨の濛気が薄くなって、やがて透いて見えるようになったが、雲の脚はいよいよ乱れ、次には塊になって集まって雲が厚みを増す。

#6

懷襄 信に畏る可し,疏決 須らく賴る有るべし【:孟郊。】。

筮命をして 或は蓍に馮り,晴に卜して 將に蔡に問う【:韓愈。】。

庭商 忽ち舞うに驚き,墉禜 亦た親らる【:孟郊。】。

氛 くして 稍や疏映,雺 亂れて 還た擁薈【:韓愈。】

7

陰旌時摎流,帝鼓鎮訇磕【:韓愈。】。

濠気、雲気が旌旗の状態になっている雲は、時には、周流のような流れをするようになると、雷の音が大きくなり、轟き響き渡ったのである。

棗圃落青璣,瓜畦爛文貝【:韓愈。】。

そうなると、耕作物、収穫物など、大抵のものは腐ってしまい、棗の畑には、棗が熟さないうちに落ちたり、熟しても丸くならず、いびつな形をしたものを落して畑に散らばっているし、瓜畑の畦には成長しないで腐ってしまい、文貝のように見える。

貧薪不燭灶,富粟空填廥【:韓愈。】。

貧者の薪は、湿っている竈の下で、碌々燃えもせず、富貴のものの穀物は、刈りいれたけれどうずくことができず、まぐさ倉にいっぱいにしているだけである。

秦俗動言利,魯儒欲何丐【:孟郊。】

秦地、長安の風俗では、ややもすれば、利益の事のみいうが、連日の雨ではしごともできず、こんな時、孔子、魯儒は、こんなに食物に乏しくなった時、何を求めんとするのであろうか。

陰旌 時に摎流,帝鼓 鎮【とこし】えに訇磕たり 【:韓愈。】

棗圃 青を落し,瓜畦 文貝を爛かす 【:韓愈。】。

貧薪 を燭らさず,富粟 空しく填廥 【:韓愈。】。

秦俗 動もすれば利を言う,魯儒 何をか丐わんと欲する 【:孟郊。】。

8

深路倒羸驂,弱途擁行軑【:孟郊。】。

長雨で道路もどろどろのぬかるみになって、やせ馬なんかだと倒れやすく、脆弱な道だと、車の輪が動かずに進めずにいる。

毛羽皆遭凍,離褷不能翽【:孟郊。】。

毛翅の禽鳥はみんな冷凍に遭遇したように逆毛だって翔けることもできずにいる。

翻浪洗虛空,傾濤敗藏蓋【:孟郊。】。

ひとしきり降り続いた雨は、波を翻して、虚空を洗い出してしまうかのようで、崩れかかる波濤は、肝心の蓋いものさえも打ち破るほどである。

吾人猶在陳,僮僕誠自鄶【:韓愈。】

我ら、貧窮の儒者は、孔子が陳蔡の野に在って、糧を絶食したほどであって、僮僕等は言うに足らず、その困苦はまたひとしおである。

8

深路 羸驂を倒し,弱途 行を擁す【:孟郊。】。

毛羽 皆 凍に遭い,離して る能わず【:孟郊。】。

翻浪 空をい,傾濤 藏蓋を敗る【:孟郊。】。

吾人 猶お 陳に在るがごとし,僮僕 誠によりす【:韓愈。】

秋雨 03 

 

《秋雨聯句》現代語訳と訳註解説

(本文) 
8

深路倒羸驂,弱途擁行軑【:孟郊。】。

毛羽皆遭凍,離褷不能翽【:孟郊。】。

翻浪洗虛空,傾濤敗藏蓋【:孟郊。】。

吾人猶在陳,僮僕誠自鄶【:韓愈。】。

 

(下し文)
8

深路 羸驂を倒し,弱途 行を擁す【:孟郊。】。

毛羽 皆 凍に遭い,離して る能わず【:孟郊。】。

翻浪 空をい,傾濤 藏蓋を敗る【:孟郊。】。

吾人 猶お 陳に在るがごとし,僮僕 誠によりす【:韓愈。】

 

(現代語訳)

8

長雨で道路もどろどろのぬかるみになって、やせ馬なんかだと倒れやすく、脆弱な道だと、車の輪が動かずに進めずにいる。

毛翅の禽鳥はみんな冷凍に遭遇したように逆毛だって翔けることもできずにいる。

ひとしきり降り続いた雨は、波を翻して、虚空を洗い出してしまうかのようで、崩れかかる波濤は、肝心の蓋いものさえも打ち破るほどである。

我ら、貧窮の儒者は、孔子が陳蔡の野に在って、糧を絶食したほどであって、僮僕等は言うに足らず、その困苦はまたひとしおである。

雨後の一滴03 

(訳注)   8

秋雨聯句

(秋の長雨が、万物に影響を与えていること、それにまつわる出来事を歌う)

1.【題意】韓愈が學官となって長安に在る時の作品である。韓愈が江陵から召し還されて長安に着いたのは六月であった、この詩に菊の花、「楥菊茂新芳」があり、劉闢の滅亡に触れているが、それは九月のことであるから晩秋の雨のころという事になる。

2.この頃の情況 806年、西川節度使(四川西部)の劉闢が勢力拡大を目指して東川(四川東部)を攻撃したので、これを討伐して劉闢を捕らえて斬刑に処した。これを手始めに夏綏銀節度留後の楊恵琳、浙江西道の鎮海軍節度使の李錡を討伐する。更に河朔三鎮をも討たんとして失敗に終わるが、淮西の呉元済を滅ぼす。

8

深路倒羸驂,弱途擁行軑【:孟郊。】。

長雨で道路もどろどろのぬかるみになって、やせ馬なんかだと倒れやすく、脆弱な道だと、車の輪が動かずに進めずにいる。

51. 深路 長雨で道路もどろどろのぬかるみになっていることをいう。

52. 羸驂 羸:つかれる力がなくなってぐったりする。力が萎えて衰える。弱る。驂:添え馬。

53. 弱途 脆弱な道。道路として作られていないから路肩などがない、沼のようになっている路を言う。

54. 擁行軑 車輪が埋まって動かなくなること。

 

毛羽皆遭凍,離褷不能翽【:孟郊。】。

毛翅の禽鳥はみんな冷凍に遭遇したように逆毛だって翔けることもできずにいる。

55. 離褷 逆毛だって飛び上がってゆくことができない状態。

56. 不能翽 飛び上がる声は発するが、翔けることもできずにいる。

 

翻浪洗虛空,傾濤敗藏蓋【:孟郊。】。

ひとしきり降り続いた雨は、波を翻して、虚空を洗い出してしまうかのようで、崩れかかる波濤は、肝心の蓋いものさえも打ち破るほどである。

57. 傾濤 崩れかかる波濤。

58. 敗藏蓋 遮蔽して蓋をするように隠しているものを打ち破る。

 

吾人猶在陳,僮僕誠自鄶【:韓愈。】。

我ら、貧窮の儒者は、孔子が陳蔡の野に在って、糧を絶食したほどであって、僮僕等は言うに足らず、その困苦はまたひとしおである。

59. 在陳 《論語、衛霊公篇》「在陳絶糧、従者病莫能興、子路慍見曰、君子亦有窮乎、子曰、60. 君子固窮、小人窮斯濫矣。」(陳に在りて糧を絶つ。従者病みて能く興つこと莫し。子路慍って見えて曰く、君子も亦た窮すること有るか。子曰く、君子固より窮す。小人窮すれば斯に濫る。)陳の国にいる時に糧食が無くなってしまった。孔子の弟子達は病み疲れて立ち上がることもできない。子路が憤激して孔子に拝謁して申し述べた。『君子であっても食に困窮することがあるのでしょうか?』。先生がおっしゃった。『君子でも当然困窮することはある。しかし、小人が困窮すると混乱してしまうものだ。

61. 自鄶 いうに足るものが全くないという事。