806-19- 韓昌黎集字解集鬥雞聯句【字解集】

 

20171013

の紀頌之”6”つの校注Blog

10年のBLOGの集大成

   李白総合案内

 

●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、現在、李白詩全詩 訳注

Ⅰ李白詩

(李白集校注)

745年 n-56-#1 留別王司馬嵩(卷十五(一)九○九)漢文委員会Kanbuniinkai紀頌之Blog9251

LiveDoo

rBlog

745年-08 【字解集】008 A鳴皋歌送岑徵君  B對雪奉餞任城六父秩滿歸京Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集8975

孟浩然

李白詩

謝霊運

司馬相如 《子虛賦 ・上林賦》

揚雄 《甘泉賦》

諸葛亮 出師表

曹植詩65

兩都賦序・西都賦・東都賦

李白全詩

漁父辞(屈原

楚辞・九歌》東君

《楚辞九辯》

 

 

 

 

10年のBLOGの集大成

●唐を代表する 中唐 韓愈 全500首 

Ⅱ韓昌黎詩集・文集校注

806年-152 昌黎先生 巻八-03鬥雞聯句【案:韓愈、孟郊】-#7 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集9203

LiveDoo

rBlog

806年-集17-133 韓昌黎集字解集秋雨聯句【字解集】 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集9064

・李商隠詩 (1) 136首の75

・李商隠詩 (2) 135首の61

韓愈1 ・孟郊・張籍と汴州乱41

index-2[800年~804年]27

index-3 805年陽山から江陵36

index-4 806年 39 江陵・国子博士25

index-5 806年39歳(2)25

index-6 807~809年 20

index-7[810年~811年 44歳] 34

index-8 [812年~814年47歳]46

index-9[815年~816年 49歳57

index-10[817年~818年 51歳]「平淮西碑」28

index-11 819年『論佛骨表』左遷 38

index-12 820 國子祭酒18

index-13 821年~822年 22

index-14 57歳・病気のため退職。没す14

韓愈 哲学・儒学「五原」

孟郊

 

10年のBLOGの集大成

 

 

 

●杜甫の全作品1500首を訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"

Ⅲ 杜詩

詳注

767年-141#28 秋日夔府詠懷奉寄鄭監審李賓客之芳一百韻(卷一九(四)一六九九#28§9.-3注(1155) Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9239

LiveDoo

rBlog

767年-集-19 【字解集】 ・H提封 I鸚鵡 J孤雁 K鷗 L猿 M麂 N雞 O黃魚 P白小  Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8998

杜甫詩(1)736~751年  53

杜甫詩(2)752年~754年、43歳 73

杜甫詩(3)45歳 安史の乱に彷徨う 26

杜甫詩(4)757年、左拾遺 43

杜甫詩(5)758年47歳 左遷 53

杜甫詩(6)759年 三吏三別 44

杜甫詩(7)759年秦州詩 66

杜甫詩(8)759年同谷紀行、成都紀行36

杜甫詩(9)760年、49歳 成都 45

杜甫詩(10)761年、50歳 成都82

杜甫詩(11)762年蜀中転々43

杜甫詩(12)762年 蜀中転々 49

(13)763年蜀中転々 96

 (14)764年 三月成都へ帰る 100

 (15)765年正月幕府を辞す 63

(16-1) 766年雲安、暮春、夔州 168首 の(1)80

(16-2) 766年雲安、暮春、夔州 168首 の(1)81

 

杜甫詩 (17-1)767年夔州・西閣・赤甲・瀼西132

杜甫詩 (17-2) 767年・瀼西・東屯 133

杜甫詩 (18)768年江陵・公安縣・岳州 78

杜甫詩 (19)769年・洞庭湖・潭州・衡州 78

杜甫詩 (20)770年・洞庭湖・潭州・衡州。27

杜甫詩 (21)洩れ分(未詳分)・散文

杜甫詩 全詩 総合案内 

●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている。花間集連載開始。

Ⅳブログ詩集

漢・唐・宋詞

花間集 訳注解説 (265)回目牛希濟巻五39臨江仙七首其四》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9254 (10/13)

  fc2

Blog

花間集 訳注解説 (238)回目毛文錫【字解集】a.虞美人二首 b.酒泉子 c.喜遷鶯 d.西溪子 e.中興樂 f.更漏子 g.接賢賓 h.贊浦子》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9037 (09/05)

 

 

 

10年のBLOGの集大成

 

●花間集全詩●森鴎外の小説の”魚玄機”詩、芸妓”薛濤”詩。唐から五代詩詞。花間集。玉臺新詠連載開始

.唐五代詞詩・女性

・玉臺新詠

玉-巻二40 王昭君辭一首并序-#1石崇 Ⅴ漢詩・六朝詩・文選・古詩源・唐宋詩詞漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠巻二ブログ 9206

LiveDoo

rBlog

玉集-019【字解集】  悼亡詩二首其三  Ⅴ漢詩・六朝詩・文選・古詩源・唐宋詩詞漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠巻二ブログ 9207

●薛濤の全詩

●花間集(1

●花間集(2

●花間集(3

●花間集(4

●花間集(5

●魚玄機全詩

●花間集(6

●花間集(7

●花間集(8

●花間集(9

●花間集10

Ⅵ唐代女性論         ninjaブログ

八、2.57 薛濤 《江亭餞別 》 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9263

 ■最近Best5 賦・詩・詞(漢詩4ブログ各部門)

漢詩総合サイト 07ch

杜甫全詩案内

韓愈全詩案内

李白全集

李白詩のサイト

古詩源

花間集案内

漢詩・唐詩・宋詩研究

http://kanbunkenkyu.web.fc2.com/

806-19- 韓昌黎集字解集鬥雞聯句【字解集】 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集9217

 

古代闘鶏01 


鬥雞聯句【字解集】

 

鬥雞聯句【案:韓愈、孟郊】

1.(唐時代もっとも盛んであった闘鶏を見るにつけ、その思いを互いに聯句とした。)

2. 鬥雞 中国では周の時代(紀元前10世紀)には既に闘鶏が行われていたという説があり、紀元前8世紀の『春秋左氏伝』にも闘鶏に関する記述がある。唐の玄宗が乙酉生まれだったため好んで清明の節に催した故事が由来とされる。鶏が本能的にもつ闘争心を利用して闘わせる競戯。野鶏が最初に馴化され家鶏とされたのは東南アジアのマレー半島であろうとする説が有力である。黎明を告げる鳥としての宗教的な意義,および闘鶏という娯楽的意義が重視され,肉の利用はむしろ後代にいたってからであるらしい。その後,陸・海路を経て鶏,そして闘鶏は世界各地に伝えられた。インド,古代ペルシアからギリシアでも盛んで,サラミスの海戦(480)を前に,ペルシア軍と闘うギ

リシアの名将テミストクレスが自分の軍隊に闘鶏を見せ,士気を鼓舞したという話は有名である。

 

大雞昂然來,小雞竦而待【:韓愈。】。

大雞は昂然として勢いよく闘鶏場に入ってくる、小雞は、身をすくめて恐れ入ったような姿で、待っているかのようにはなはだ気勢が上がらない。

3. 昂然 意気高揚の貌。

4. 竦而待 身をすくめて恐れ入る。

 

崢嶸顛盛氣,洗刷凝鮮彩【:孟郊。】。

そして大雞は勢いの盛んなる姿に満ち溢れ、ことに洗い刷われて、羽毛の色彩もひときわ鮮やかに見えるのである。

5. 崢嶸 勢いの盛んなる貌。

6. 顛盛氣 身の気を盛んにすることをいう。「顛」みつる。

 

高行若矜豪,側睨如伺殆【:韓愈。】。 
鷹揚にのそりと歩くさまはさながら豪勇をほこるかのようで、あたりをにらみまわしているのは、相手の弱点、を隙を窺っているかのようである。

7. 高行 鷹揚におおらかに、のそりと歩く。

8. 矜豪 豪気を誇る。

9. 側睨 振り向いて睨む・

10. 伺殆 危うきを窺う、弱い者の隙間、弱点を付け狙う。

#2

精光目相射,劍戟心獨在【:孟郊。】。

互いに見合わす目は、精光を放って合い射り、心中には、劍戟をひめているので殺気に満ちているという。

 

既取冠為冑,復以距為鐓。

その時、闘鶏の鶏冠はまるでかぶとのようであり、それにくわえ、互いの距離を蹴り爪をいかす鐓がしっかりとしていて、それで攻撃できる距離に保っている。

11. 復以距為鐓 「距」は蹴り爪。いしづき。「鐓」は、矛や槍ヤリの柄の下端にかぶせる、ずんぐりして平らな形の金具。

 

天時得清寒,地利夾爽塏【:韓愈。】。 
さていよいよ、闘鶏が両方から入ってくると、両者はともに逆毛を立て、秋の末のような殺気、寒気を伴って身震いをし、地の利を得ることにたけ、小高い丘を挟むように設けられた所に構える。

12. 得清寒 秋の末。闘鶏の闘う前の殺気をいうもの。

13. 爽塏 小高い丘。乾燥した高いところ。文選 西京賦「處甘泉之爽塏,乃隆崇而弘敷。」(甘泉の爽塏【そうがい】に處【お】り,乃ち隆崇にして弘敷【こうふ】す。それは、甘泉山の爽やかな乾燥した高台にあるばかりか、高くもりあがり一面に広がる壮大な宮殿である。

張平子(張衡)《西京賦》(21)(甘泉官)#9-2 文選 賦<114―(21)>31分割68回 Ⅱ李白に影響を与えた詩1058 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3838

#3

磔毛各噤痒,怒癭爭碨磊。

口を窄めて、寒イボを起して大きく強く見せ、威嚇のため毛を逆毛に起て、力を込めるとこぶで腫れ上がって固まっているように見える。

14. 磔毛 毛を逆毛に起てる。

15. 噤痒 口を窄めて、サブいぼを起て大きく強く見せる。

16. 怒癭 「癭」は瘤、炎症や感染を起こすと、感染(性)粉瘤とか、炎症性粉瘤と呼ぶ。

17. 碨磊 はれあがる。

 

俄膺忽爾低,植立瞥而改【:孟郊。】。

にわかに、攻撃するのかとおもっていると、たちまち、又身を低くして、すり抜け、凝然として直立したまま動かないかと思えば、ちらりとみあってまた改めて攻撃、急襲する。

18. 膺 打撃、攻撃する。

19. 植立瞥而改 凝然として直立したまま動かないかと思えば、ちらりとみあってまた改めて攻撃、急襲する。

 

腷膊戰聲喧,繽翻落羽皠【:韓愈。】。 
攻撃に羽ばたきする音は、戰聲とともに喧すびしく、やがて翅は、繽翻として地上に落ち、あたりは霜雪のように純白になる。

20. 腷膊 爪攻撃をするため、背伸びしたり飛び上がったりするため、羽をバタバタさせる。

21. 繽翻 1. 飛貌。  漢·王粲《雜詩》之二:「百鳥何繽翻,振翼群相追。」 2. 盛貌;紛亂貌。  唐·溫庭筠《杏花》詩:「正見盛時猶悵望,豈堪開處已繽翻。」

22. 羽皠 羽毛などが抜け落ちて、地上が霜雪のように純白になる

4

中休事未決,小挫勢益倍【:韓愈。】。

戦いも中盤になると、何度か、中頃になるとしばし休息して、勝敗はいまだ決してはいない、少し、捻挫気味で、景気は悪くなった。それかとおもうと、また盛り返して勢いがますます盛んになった。

 

妒腸務生敵,賊性專相醢。

相手の優勢を妬ましく思っているけれど、これに対して盾を衝いたり、本来、残賊の性として、その敵を殺さなければやめないという性格に作られて、まるで頑固な塩漬けのようにしつけられているのである。

23. 醢 塩漬けにする。

 

裂血失鳴聲,啄殷甚飢餒【:孟郊。】。 
そうして戦ううち、肉を掻き裂かれ、血が流れると、覚えず、悲鳴を挙げるのである。この段階になると勝に誓い優勢という側の方は、その血を啄んで、餓えたものが食するよりもはなはだしいものに見えるのである。

24. 啄殷 血のように赤いという事。

25. 甚飢餒 餓えたものが食するよりもはなはだしいものに見える。

#5

對起何急驚,隨旋誠巧紿。

とかくするうち、劣勢な方が、相対して起ちあがると、優勢な方がどうしてか急に驚いた、それは、今まで負けそうだった方は、巧みに敵を欺いていたものである。それからは、仙界してたちまちその勢いを逆転したのである。

26. 巧紿 「紿」は欺く。

 

毒手飽李陽,神槌困朱亥【:韓愈。】。

たとえば石勒があきるまで毒手を李陽に加えたように、あるいは、朱亥が鉄槌を揮って、晉鄙を苦しめたような具合で以て、最後まで勝負はわからないというのが闘鶏である。

27. 李陽 晉書石勒傳に「甞て李陽に謂うて曰く、「孤、昔日う、卿の老拳に厭き、卿、亦た孤の毒手に飽く」とあり、杜子美の義鶻行に「所謂巨顙は老拳を折る、亦た此の事也。」とある。

28. 神槌 李陽本事中の語にして 神槌の字は、則ち、朱亥の事中之れ無し、故に邵 神を改めてし、以て本事に從わんと欲す。 然れども、又、屬對 親切ならず、故に方又、本を謝して從んと欲す。劉伶の尊拳を借し、以て祖納之神槌を借り以って李陽に附し、朱亥に附すれば、則ち兩句皆 兩事を兼用すと為して、偏枯ならざるのみ。然れども亦た未だ敢て遽改するなり。今、以て其の未明、復た詳為すが如き、此れ以て俟考ん。

 

惻心我以仁,碎首爾何罪【:孟郊。】。 
勝負はわからないにしても、勝負は残酷であり、苟も仁心あるものは自然と心を惻むべく、負けて首を砕かれた方の鶏にしても何の罪もないのである。

#6

獨勝事有然,旁驚汗流浼【:孟郊。】。

もとより勝つというのには、理由があって、考えれば驚くほどの事ではないが、この戦いの傍で見ていると、驚駭のあまり、汗が流れて衣を汚すほどである。

 

知雄欣動顏,怯負愁看賄。

闘鶏に賭けはつきもので、自分の掛けた鶏が優勢であり、喜びは顔色に顕れるけれど、劣勢で負けそうだと、心配そうな顔になって、賭けた品物の方を恨めしそうに見ている。

29. 知雄 雄者となること、勝つことを知る。

30. 愁看賄 賭けた品物を失う事を心配する。

 

爭觀雲填道,助叫波翻海【:韓愈。】。 
観客のみんなは、雲が湧くように争ってここに集まれば、道も自然とふさがるぐらいになり、掛け声をして賭けた鶏に加勢するので、まるで波濤がうみにひるがえすぐらいに大騒ぎになるのである。

#7

事爪深難解,嗔睛時未怠。

闘鶏は続き、蹴爪を敵の身体に衝き立て、強く力を入れて深くつかめば抜けがたい、そして、眼睛をいからせて一部の隙も見せず構えに油断はない。

31. 事爪 爪を立て強く握ること。最大の武器である爪の仕事をする。

32. 嗔睛 眼睛をいからす。

 

一噴一醒然,再接再礪乃【:孟郊。】。

ある時は、水を噴きかけて劣勢から神気に目覚め、それからは戦いは再び激しくなり、爪を石で砥いで、敵に肉薄する。

33. 噴 戦いをけしかけ、興奮状態を高めるため、劣勢の鶏を奮い立たせるために水をかける。

34. 再接 再び接戦となる。

35. 再礪乃 身構えた状況で鶏の立った尉頭で石、砂で爪を礪ぐ。

 

頭垂碎丹砂,翼搨拖錦綵【:韓愈。】。 
やっと、勝負がついたかとおもうと、負けた方は地上に斃れこうべを垂れたまま、鶏冠はまるで丹沙を砕いたようであり、翼は散々に打ちひしがれて、一匹の綵段を曳いたようである。

36. 搨 砕ける、収斂する、

37. 拖 ①(重いものを)ずるずる引っ張る,引きずる,引く.②後ろに垂れる,後ろに引きずる.③(モップで)ふく.④(日・時間を)延ばす,だらだら引き延ばす.

38. 錦綵 華美的絲織品。 《後漢書•陶謙傳》:「大起浮屠寺……作黃金塗像,衣以錦彩。」

#8

連軒尚賈餘,清厲比歸凱【:韓愈。】

勝った方は、相変わらず、打ち続けて攻撃を止めず、意気軒高であり、勝ち誇ってもっと自分にかけろと言わんばかり、凛々しく、逞しく、まるで凱旋して帰るような格好である。

39. 連軒 打ち続けて攻撃を止めず、意気軒高であること。

40. 尚賈餘 勝ち誇っていて、もっと自分に賭けろと言わんばかりであること。

41. 清厲 凛々しく、逞しいこと。

42. 歸凱 凱旋すること。

 

選俊感收毛,受恩慚始隗。

すべて俊秀遊絶のものを選ぶことは、平原君が毛遂の言を容れて、これを收用したように、これを要して、恩を受けたために、奮激することは、郭隗ががぜひ私から始めなさいといって、燕の昭王に薦めて、その恩を受けたのを慙愧せしむるようにありたい。

43. 受恩慚始隗 《史記、平原君傳》平原君(? - 紀元前251年)は、中国戦国時代の趙の公子で政治家。氏は趙、諱は勝。武霊王の子、恵文王の弟。食客を集めて兄恵文王、続いて甥孝成王を補佐した。戦国四君の一人。

人士を好み食客を数千人集めていた。その中には公孫竜や鄒衍などもいた。

紀元前259年、秦軍は更に趙の首都・邯鄲を包囲した。平原君は救援を求めるために楚へと赴いた。この時に客の一人の毛遂と言う者が同行したいと名乗り出てきた。平原君は「賢人と言うものは錐を嚢中(袋の中)に入れておくようなもので、すぐに袋を破って先を出してくるものです。先生が私の所へ着てから3年になるが、評判を聞いていません。お留まり下さい。」と断った。毛遂はこれに「私は今日こそ嚢中に入りたいと思います。私を早くから嚢中に入れておけば、先どころか柄まで出ていましたよ。」と答え、この返答が気に入った平原君は毛遂を連れて行くことにした。これが「嚢中の錐」の原典である。

平原君は楚に入り、楚の考烈王に合従(同盟)を説いたが、楚は前に秦に侵攻されたこともあって脅威に思い中々まとまらない。毛遂は剣を握って考烈王の前に立ち、「白起は楚の首都を焼いて楚の祖先を辱めました。合従は趙のためではない、楚のためである」と説いて考烈王はこれを受け入れた。これに喜んだ平原君は帰国後に毛遂を上客とした。

だが城内の平原君ら貴族は変らず贅沢をしていた為に、兵士のひとりである李同が平原君に「貴方は飢えている兵民を人事のように生活されているが、もし城が敗れれば貴方も無事では済まないのです。私財をすべて投げ打つべきです」と進言する。これに平原君は答え、すべての私財を好きに持っていって良いと言い、侍従には炊き出しなどの労働を行わせた。これに城内の士気が上がり生気が戻った所で、李同は援軍が来るまでの時間を稼ぐ特攻隊を募り自ら率いることを提案し、平原君も承認する。そして李同はこれに応募した3千の兵を率いて城外の秦軍へと攻撃を仕掛けた。死ぬ気の兵は一歩も引かず、日に何度も突撃した。この決死の特攻に嫌気した秦軍が後退した所で援軍が到着し、秦軍を撤退させることに成功した。特攻隊を指揮した李同は討ち死したが戦後、戦功が評価され李同の父が李侯となった。

 

英心甘鬥死,義肉恥庖宰。

鶏は、また、英烈の心を持って戦って死ぬことを調教されていて、義のためとして死んだ鶏の肉は、料理人が包丁を持つことに恥じて、その肉を料理することはない。

44. 義肉 義を守って死んだ者の肉。

 

君看鬥雞篇,短韻有可采【:孟郊。】 
ここに、この顛末を「闘鶏の篇」の略紀を作って、世に示す、短いものではあるが、それなりに意味のあるものと、自惚れながら吟じる。
日本古代闘鶏 01