806-158 昌黎先生 巻八-02會合聯句【案:韓愈、張籍、孟郊、張徹】-#4

 

 

20171019

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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、現在、李白詩全詩 訳注

Ⅰ李白詩

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●唐を代表する 中唐 韓愈 全500首 

Ⅱ韓昌黎詩集・文集校注

806年-158 昌黎先生 巻八-02會合聯句【案:韓愈、張籍、孟郊、張徹】-#4 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集9252

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806年-集17-133 韓昌黎集字解集秋雨聯句【字解集】 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集9064

・李商隠詩 (1) 136首の75

・李商隠詩 (2) 135首の61

韓愈1 ・孟郊・張籍と汴州乱41

index-2[800年~804年]27

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韓愈 哲学・儒学「五原」

孟郊

 

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●杜甫の全作品1500首を訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"

Ⅲ 杜詩

詳注

767年-集-20-4 【字解集】  ・秋日夔府詠懷奉寄鄭監審李賓客之芳一百韻(4) Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9274

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767--20-3 【字解集】  ・秋日夔府詠懷奉寄鄭監審李賓客之芳一百韻(3)

767年-集-20-2 【字解集】  ・秋日夔府詠懷奉寄鄭監審李賓客之芳一百韻(2)

杜甫詩(1)736~751年  53

杜甫詩(2)752年~754年、43歳 73

杜甫詩(3)45歳 安史の乱に彷徨う 26

杜甫詩(4)757年、左拾遺 43

杜甫詩(5)758年47歳 左遷 53

杜甫詩(6)759年 三吏三別 44

杜甫詩(7)759年秦州詩 66

杜甫詩(8)759年同谷紀行、成都紀行36

杜甫詩(9)760年、49歳 成都 45

杜甫詩(10)761年、50歳 成都82

杜甫詩(11)762年蜀中転々43

杜甫詩(12)762年 蜀中転々 49

(13)763年蜀中転々 96

 (14)764年 三月成都へ帰る 100

 (15)765年正月幕府を辞す 63

(16-1) 766年雲安、暮春、夔州 168首 の(1)80

(16-2) 766年雲安、暮春、夔州 168首 の(1)81

 

杜甫詩 (17-1)767年夔州・西閣・赤甲・瀼西132

杜甫詩 (17-2) 767年・瀼西・東屯 133

杜甫詩 (18)768年江陵・公安縣・岳州 78

杜甫詩 (19)769年・洞庭湖・潭州・衡州 78

杜甫詩 (20)770年・洞庭湖・潭州・衡州。27

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806-158 昌黎先生 巻八-02會合聯句【案:韓愈、張籍、孟郊、張徹】-#4 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集9252

瘴癘の地の毒熱の気に触れると、着ている衣服まで、垢と脂で生臭くなってくるし、蠻人の作った手細工の器物は粗末なもので使いにくく日常生活に役立たないものである。

竹林に分け入ってみては、苔をはがし、娥皇女英の斑紋竹を見つけ出し、禹の妃たちの涙の跡を偲んだものだし、米を菰の葉につつんで、三角形をなしたものを、昔屈原が身を投じたと言う汨羅の淵に投げ込んで、彼の魂を祭ったけれど、凄寥を窮めた遺跡となっている。

陽山という辺地に流貶謫され、身体のみならず、精神的にもひどく弱っていたところ、突然に、この遠地に勅命がとどき、召し還されることになった、もとより、帰京すれば、新たに恩寵をうけることができるので、思わず知らず小踊りをしたものである。

 



806-0154

會合聯句【案:韓愈、張籍、孟郊、張徹】-#2

昌黎先生集  巻八-02

全唐詩卷七九一

806年貞元2239 (53)

漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9238

 

會合聯句  #0

公召為國子博士,與張籍、張徹、孟郊會京師,而有此詩。

黃魯直嘗云:“退之會合聯句,四君子皆佳士,意氣相入,雜之成文。

世之文章之士少聯句,蓋筆力不能相追,或成四公子棋耳。”

#1

離別言無期,會合意彌重【案:張籍。】。

病添兒女戀,老喪丈夫勇【案:韓愈。】。

劍心知未死,詩思猶孤聳【案:孟郊。】。

#2

愁去劇箭飛,歡來若泉涌【案:張徹。】。

析言多新貫,攄抱無昔壅【案:張籍。】。

念難須勤追,悔易勿輕踵【案:韓愈。】。

#3

吟巴山犖【案:音學。】,楚波堆壟【案:孟郊。】。

馬辭虎豹怒,舟出蛟鼉恐【案:張徹。】。

狂鯨時孤軒,幽狖雜百種【案:韓愈。】。

#4

瘴衣常腥膩,蠻器多疏冗【案:張籍。】。

剝苔弔斑林,角飯餌沈冢【案:韓愈。】。

忽爾銜遠命,歸歟舞新寵【案:孟郊。】。

#5

鬼窟幽妖,天居覿清栱【案:韓愈。】。

遊步方振,謫夢意猶恟【案:張籍。】。

詩書誇舊知,酒食接新奉【案:韓愈。】。

#6

嘉言寫清越,癒病失疣腫【案:孟郊。】。

夏陰偶高庇,宵魄接虛擁【案:韓愈。】。

雪弦寂寂聽,茗碗纖纖捧【案:孟郊。】。

#7

馳輝燭浮螢,幽響泄潛蛩【案:韓愈。】。

詩老獨何心,江疾有餘尰【案:孟郊。】。

我家本瀍穀,有地介皋鞏【案:韓愈。】。

#8

休跡憶沈冥,峨冠慚闒白辱【案:韓愈。】。

升朝高轡逸,振物群聽悚。徒言濯幽泌,誰與薙荒茸【案:張籍。】。

#9

朝紳鬱青綠,馬飾曜珪珙。國讎未銷鑠,我志蕩邛隴【案:孟郊。】。

君才誠倜儻,時論方洶溶【案:音勇。】。【案:韓愈。】

10

格言多彪蔚,懸解無梏拲。張生得淵源,寒色拔山冢。

堅如撞群金,眇若抽獨蛹【案:韓愈。】。

11

伊余何所擬,跛鱉詎能踊。塊然墮岳石,飄爾罥巢氄【案:孟郊。】。

龍旆垂天衛,雲韶凝禁甬。君胡眠安然,朝鼓聲洶洶【案:韓愈。】。

 

 斑紋竹 01

作時年:

806

貞元22

39

全唐詩卷別:

卷七九一

文體:

五言古詩

昌黎先生集 

 巻八-02

 

詩題:

會合聯句【案:韓愈、張籍、孟郊、張徹】

序文

 

作地點:

長安(京畿道 / 京兆府 / 長安)

 

及地點:

成皋 (都畿道 河南府 汜水)

 

鞏縣 (都畿道 河南府 鞏縣)

 

 

 

 

 

 

交遊人物:

孟郊

張籍

張徹

 

會合聯句  #0

公召為國子博士,與張籍、張徹、孟郊會京師,而有此詩。

黃魯直嘗云:“退之會合聯句,四君子皆佳士,意氣相入,雜之成文。

世之文章之士少聯句,蓋筆力不能相追,或成四公子棋耳。”

 

公 召れて國子博士と為り,張籍、張徹、孟郊と京師に會す,而して此の詩有り。

黃魯直 嘗て云う:“退之 會合聯句,四君子 皆 佳士なり,意氣 相い入り,雜之文を成す。

世 之の文章 之士 聯句を少くし,蓋して筆力 相い追うこと能わず,或いは 四公子 棋と成すのみ。”

#1

離別言無期,會合意彌重【案:張籍。】。

それぞれが別れていることは、いつが期限という事が出来ないのに、長安に帰ってくると間もなくここに、會合聯句で北という事は誠に目出度いと心にしみじみと感じる。

病添兒女戀,老喪丈夫勇【案:韓愈。】。

病になると、兒女のような甘える気持ちになってしまう、しきりに人が懐かしく、老いては、丈夫の勇気を失ってしまうから余計にそう思う。

劍心知未死,詩思猶孤聳【案:孟郊。】。

ところが、剣を愛するような雄心は、いまだに失う事も死ぬこともないと確信している、それよりまして、詩文への思いは、依然として誰よりもと思っている。

#1

離別 言 期無く,會合 意 彌【いよい】よ 重し。 【張籍。】。

病んで 兒女の戀を添え,老いて 丈夫の勇を喪う。  【韓愈。】。

劍心 知る 未だ死せず,詩思 猶お孤聳【こしょう】 【孟郊。】。

#2

愁去劇箭飛,歡來若泉涌【案:張徹。】。

ここに、この會合に際し、愁いの去ることは、矢の飛ぶよりも速く歓びの来ることが泉の湧くような感じである。

析言多新貫,攄抱無昔壅【案:張籍。】。

言葉を解析すると、今まで知らなかった新しい出処の事柄が多い、そこで、懐抱を抒べて、昔これを壅塞していた不平は、、跡形もなくなった。

念難須勤追,悔易勿輕踵【案:韓愈。】。

つくづく思えば、従来自分の考えが、いまだ至らぬところがあったので、すべて難しいと思えば、勉強して追及すべく、容易であると侮って、軽々しくそのあとを踏むようなことがあってはならないのである。

#2

愁去ること 箭の飛ぶよりも劇しく,歡びの來ること 泉の涌くが若し。 【張徹。】

析言を【わか】ちて 新貫 多く,抱を攄【の】べて 昔壅 無し。  【張籍。】

難きを念うて 須らく勤めて追うべく,易きを悔って 輕しく踵むこと 勿れ。【韓愈。】

#3

吟巴山犖楚波堆壟。

昨年南方の陽山から召され、還される途中、西の方を仰ぎ見て、三巴の山々に吟ずれば、峨峨として石山が聳えているし、楚地は、何処へ行っても、江湖ばかりで、波は堆く限界をなしている。

馬辭虎豹怒,舟出蛟鼉恐。

山には虎豹の患いもあるも、馬を馳せてその難を脱し、水には蛟鼉の厄があるけれど、舟をやってその災いも逃れた。

狂鯨時孤軒,幽狖雜百種。

次に、江陵地帯には、水中には狂鯨が時々暴れ回り、尾長で悲しそうになく黒猿はことに種類が多くいるのである。

#3

巴を吟ずれば 山犖,楚をけば 波 堆壟【たいりょう】。 【孟郊。】。

馬は 虎豹の怒りを 辭し,舟は蛟鼉【こうだ】の恐れを出ず。 【張徹。】。

狂鯨 時に孤軒,幽狖 百種を雜う。 【韓愈。】。

 

#4

瘴衣常腥膩,蠻器多疏冗【張籍。】。

瘴癘の地の毒熱の気に触れると、着ている衣服まで、垢と脂で生臭くなってくるし、蠻人の作った手細工の器物は粗末なもので使いにくく日常生活に役立たないものである。

剝苔弔斑林,角飯餌沈冢【韓愈。】。

竹林に分け入ってみては、苔をはがし、娥皇女英の斑紋竹を見つけ出し、禹の妃たちの涙の跡を偲んだものだし、米を菰の葉につつんで、三角形をなしたものを、昔屈原が身を投じたと言う汨羅の淵に投げ込んで、彼の魂を祭ったけれど、凄寥を窮めた遺跡となっている。

忽爾銜遠命,歸歟舞新寵【孟郊。】。

陽山という辺地に流貶謫され、身体のみならず、精神的にもひどく弱っていたところ、突然に、この遠地に勅命がとどき、召し還されることになった、もとより、帰京すれば、新たに恩寵をうけることができるので、思わず知らず小踊りをしたものである。

#4

瘴衣 常に 腥膩【せいじ】,蠻器 疏冗 多し【張籍。】。

苔を剝いで 斑林を弔い,飯を角して 沈冢に餌す【韓愈。】。

忽爾【こつじ】として 遠命を銜み,歸歟 新寵を舞う【孟郊。】。

娥皇女英 01

 

《會合聯句》現代語訳と訳註解説

(本文) 
#4

瘴衣常腥膩,蠻器多疏冗【張籍。】。

剝苔弔斑林,角飯餌沈冢【韓愈。】。

忽爾銜遠命,歸歟舞新寵【孟郊。】。

 

(下し文)
#4

瘴衣 常に 腥膩【せいじ】,蠻器 疏冗 多し【張籍。】。

苔を剝いで 斑林を弔い,飯を角して 沈冢に餌す【韓愈。】。

忽爾【こつじ】として 遠命を銜み,歸歟 新寵を舞う【孟郊。】。

 

(現代語訳)

瘴癘の地の毒熱の気に触れると、着ている衣服まで、垢と脂で生臭くなってくるし、蠻人の作った手細工の器物は粗末なもので使いにくく日常生活に役立たないものである。

竹林に分け入ってみては、苔をはがし、娥皇女英の斑紋竹を見つけ出し、禹の妃たちの涙の跡を偲んだものだし、米を菰の葉につつんで、三角形をなしたものを、昔屈原が身を投じたと言う汨羅の淵に投げ込んで、彼の魂を祭ったけれど、凄寥を窮めた遺跡となっている。

陽山という辺地に流貶謫され、身体のみならず、精神的にもひどく弱っていたところ、突然に、この遠地に勅命がとどき、召し還されることになった、もとより、帰京すれば、新たに恩寵をうけることができるので、思わず知らず小踊りをしたものである。

 

(訳注)

會合聯句 

1. (元和元年6月、韓愈は江陵より召されて、京師に還って張籍、張徹、孟郊たちと聯句を詠った)

 

#4

瘴衣常腥膩,蠻器多疏冗【張籍。】。

瘴癘の地の毒熱の気に触れると、着ている衣服まで、垢と脂で生臭くなってくるし、蠻人の作った手細工の器物は粗末なもので使いにくく日常生活に役立たないものである。

21. 瘴衣 瘴癘の地、毒熱の気、その木に依った汗と脂が衣服を汚していること。

22. 腥膩 灼熱の地で、常時、汗と脂が出ること。

23. 蠻器 蠻人の作った手細工の器物

24. 疏冗 粗末なもので使いにくく日常生活に役立たないもの。

 

剝苔弔斑林,角飯餌沈冢【韓愈。】。

竹林に分け入ってみては、苔をはがし、娥皇女英の斑紋竹を見つけ出し、禹の妃たちの涙の跡を偲んだものだし、米を菰の葉につつんで、三角形をなしたものを、昔屈原が身を投じたと言う汨羅の淵に投げ込んで、彼の魂を祭ったけれど、凄寥を窮めた遺跡となっている。

25. 剝苔弔斑林 斑林:九嶷山に多く群生する湘妃竹(斑竹)は「涙竹」とも呼ばれ、その竹ざおには紅色の斑点がついている。胡弓を作る材料として有名なこの竹には、美しくも悲しい物語が伝わっている。舜帝に娥皇と女英という二人の妃がいた。舜帝は享楽をむさぼらず、いつも庶民たちの生活に関心を持っていた。舜帝の長期の遠征を前に彼女たちは離別を悲しんだが、苦しむ湘江の民衆のことを思い、にこやかに舜帝を見送ることにした。舜帝が出発した後、2人は毎日、舜帝が悪龍を退治して早く家に帰ることを祈り続けた。しかし、季節が巡っても、舜帝は依然として帰らなかった。彼女たちはとても心配し、南方の湘江に行って夫を探すことにした。苦難の長旅を経て、娥皇と女英はやっと九嶷山にたどり着いた。そして、あらゆる所へ出向いては、舜帝を探し回った。ある日、彼女たちは「三峰石」にやって来た。青竹に囲まれた「三峰石」には、真珠が積まれた大きく壮麗な墓があり、横には3つの巨石がそびえ立っている。近くに住む村人にこの墓のことを尋ねると、舜帝の墓だという。村人によると、彼は悪龍を退治した後、不幸にも病死してしまった。湘江の人たちは舜帝の恩に感謝し、彼のために立派な墓を立てて埋葬した。九嶷山で生息する鶴たちも舜帝の行いに感動し、朝と晩に、南海から光り輝くまばゆい真珠を取ってきては、舜帝の墓の上に散らした。そのため、この様な真珠の墓になった。そして、舜帝が持っていた熊手型の武器を地面に挿し込むと、巨石になったという。これを聞いた2人は、互いに抱き合って大声で泣いた。彼女たちは9日9晩ずっと泣き続け、最後には涙を流しつくして血の涙を流し、舜帝のとなりで死んでしまった。青竹に落とした娥皇と女英の涙は、竹ざおの上で丸い点となり涙の斑点になった。紫や白、赤色の斑点があり、真っ赤な色は、彼女たちが流した血の涙であると言われている。

26. 角飯餌沈冢 「沈冢」は屈原のこと。「餌」は食物を供えて祭ることを言う。屈原が汨羅に身を投げたのは5月5日だったが、その後は楚の人々は彼を哀れに思い、毎年その日がくると竹筒、菰の葉も巻いたものに米を入れて水中に投げ込むようになった。

 

忽爾銜遠命,歸歟舞新寵【孟郊。】。 
陽山という辺地に流貶謫され、身体のみならず、精神的にもひどく弱っていたところ、突然に、この遠地に勅命がとどき、召し還されることになった、もとより、帰京すれば、新たに恩寵をうけることができるので、思わず知らず小踊りをしたものである。

27. 忽爾 急なさま。突然。

28. 遠命 遠地寄りの勅命。

29. 歸歟 召し還されることになった、もとより、帰京すれば、というほどの意。

30. 舞新寵 新たに寵命を蒙り、喜んで舞を舞う。