《次硤石》韓愈 ここ数日の行進でやっと雪より離れることが出来た。同時に、今朝はまた山峡を出で平坦なところに差し掛かった。そこで、こころみに高い処に昇って前途を望んでみると、それと明確に確認はできないものの潼関が見えてきたのである。
(韓退之) Ⅱ中唐詩 <842> 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3194韓愈詩-214
作者: 韓愈 817年元和十二年 50歲
卷別: 卷三四四 文體: 五言絕句
詩題: 次硤石〔次峽石〕
及地點: 峽石 (都畿道 陜州 峽石) 別名:硤石 ・潼關 (京畿道 華州 潼關)
次硤石
(硤石の村を過ぎる。)
數日方離雪,今朝又出山。
ここ数日の行進でやっと雪より離れることが出来た。同時に、今朝はまた山峡を出で平坦なところに差し掛かった。
試憑高處望,隱約見潼關。
そこで、こころみに高い処に昇って前途を望んでみると、それと明確に確認はできないものの潼関が見えてきたのである。
硤石【けんせき】を次【よぎ】る。
數日 方に雪を離れ,今朝 又 山を出づ。
試に高處に憑って望めば,隱約として潼關を見る。
『次硤石』 現代語訳と訳註
(本文)
次硤石
數日方離雪,今朝又出山。
試憑高處望,隱約見潼關。
(下し文)
硤石【けんせき】を次【よぎ】る。
數日 方に雪を離れ,今朝 又 山を出づ。
試に高處に憑って望めば,隱約として潼關を見る。
(現代語訳)
(硤石の村を過ぎる。)
ここ数日の行進でやっと雪より離れることが出来た。同時に、今朝はまた山峡を出で平坦なところに差し掛かった。
そこで、こころみに高い処に昇って前途を望んでみると、それと明確に確認はできないものの潼関が見えてきたのである。
(訳注)
次硤石
(硤石の村を過ぎる。)
・硤石 河南省陝縣(上の図C―4)〔中国歴史地図より作成〕新安から西に向かう陝州までの中間地点にある。ここは峠のようなところではなかろうか。杜甫の三吏三別の詩の地点である。
數日 方離 雪 ,今朝 又出山 。
ここ数日の行進でやっと雪より離れることが出来た。同時に、今朝はまた山峡を出で平坦なところに差し掛かった。
「數日」雪が降りしきる中の行軍を云う。
「離雪」雪が降らず、道にも雪がなくなってきたことをいう。
「出山」山峰崖嶺の道であったところから、平野部にでたことをいう。。
試憑 高處 望 ,隱約 見 潼關 。
そこで、こころみに高い処に昇って前途を望んでみると、それと明確に確認はできないものの潼関が見えてきたのである。
「高處」高い所。ここでは函谷関を超える際の高所を云う。
「隱約」あるにはあるが、それと明確に確認はできない状況を云う。
「潼關」河南省と陝西省の境にある。黄河が南下から東に流れを帰る地点であることを云う。

杜甫関連 地図中段の右側が『三吏三別』詩の地点。








(本文)

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