杜甫《謁文公上方》-#2 目を下の方に向けるとその下に万戸の家が町を作っている。霞がかかったむこうに俗世界が階段に対して存在する。
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謁文公上方 (五言古詩) 成都6-(29-#2) 杜甫 <491-#2> 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2605 杜甫詩1000-491-#2-715/1500
卷別: 卷二二○ 文體: 五言古詩
詩題: 謁文公上方
作時:762年 寶應元年 杜甫51歳
掲 載; 杜甫1000首の491首目
杜甫ブログ1500回予定の-714回目
作地點: 梓州(劍南道北部 / 梓州 / 梓州)
交遊人物/地點: 文公 當地交遊(劍南道北部 梓州 梓州)
謁文公上方
(文公に謁見して、この詩をたてまつる)
野寺隱喬木,山僧高下居。
この地にポツンと建っているお寺は、灌木の陰に隠れている。その山寺の僧侶は高い所に居をして降りてくる。
石門日色異,絳氣橫扶疏。
その石門には日光があたるがその色を色々異にする。夕暮れの赤色の霞がかかり、木々の枝が 四方に広がって横たわっている。
窈窕入風磴,長蘆紛卷舒。
風の吹き荒ぶ石の多い坂道へゆっくりとはいっていく。長い蘆がそこに入ったものの出処進退を紛らわせる。
庭前猛虎臥,遂得文公廬。
この寺の庭園には風が吹いて猛々しい虎の声がしているようでそこに伏せているのだろう。とは言いながら遂に、国内の内紛を避けて潜んだ分校の庵ともいうべきところに着くことができた。
#2
俯視萬家邑,煙塵對階除。
目を下の方に向けるとその下に万戸の家が町を作っている。霞がかかったむこうに俗世界が階段に対して存在する。
吾師雨花外,不下十年餘。
私の先生はこの風流な雨や花とここの景色をあいしていて、もう十年以上もこの地より俗世界に降りていないのだ。
長者自布金,禪龕只晏如。
富貴の物は、自ずから金銭というものを身に着けているが、ここの本堂の仏前にただ経を読んでいることで、安らかで落ち着いているということなのだ。
大珠脫玷翳,白月當空虛。
大珠慧海は俗世界での汚名や、恥辱、煩悩をここで脱したのだ。日中だけでなく夜にも無になってこれにあたっているのだ。
甫也南北人,蕪蔓少耘鋤。
雑草がおい茂ってあれはてているところを若くしてこれを開墾し耕されたのであり、先生は中国人にとって初めての人である。
#3
久遭詩酒污,何事忝簪裾。
王侯與螻蟻,同盡隨丘墟。
願聞第一義,回向心地初。
金篦刮眼膜,價重百車渠。
無生有汲引,茲理儻吹噓。
『謁文公上方』 現代語訳と訳註
(本文) #2
俯視萬家邑,煙塵對階除。
吾師雨花外,不下十年餘。
長者自布金,禪龕只晏如。
大珠脫玷翳,白月當空虛。
甫也南北人,蕪蔓少耘鋤。
(下し文) #2
俯視すれば萬家の邑,煙塵して階除に對す。
吾が師は雨花の外,下らざること十年に餘る。
長者 自ら金を布し,龕を禪じて只だ晏の如し。
大珠は玷翳を脫し,白月は空虛に當る。
甫めて也り 南北の人,蕪蔓 少しく鋤くを耘ず。
(現代語訳)
目を下の方に向けるとその下に万戸の家が町を作っている。霞がかかったむこうに俗世界が階段に対して存在する。
私の先生はこの風流な雨や花とここの景色をあいしていて、もう十年以上もこの地より俗世界に降りていないのだ。
富貴の物は、自ずから金銭というものを身に着けているが、ここの本堂の仏前にただ経を読んでいることで、安らかで落ち着いているということなのだ。
大珠慧海は俗世界での汚名や、恥辱、煩悩をここで脱したのだ。日中だけでなく夜にも無になってこれにあたっているのだ。
雑草がおい茂ってあれはてているところを若くしてこれを開墾し耕されたのであり、先生は中国人にとって初めての人である。
(訳注) #2
俯視萬家邑,煙塵對階除。
目を下の方に向けるとその下に万戸の家が町を作っている。霞がかかったむこうに俗世界が階段に対して存在する。
・階除 階段。「階」も「除」もきざはしの意。
吾師雨花外,不下十年餘。
私の先生はこの風流な雨や花とここの景色をあいしていて、もう十年以上もこの地より俗世界に降りていないのだ。
長者自布金,禪龕只晏如。
富貴の物は、自ずから金銭というものを身に着けているが、ここの本堂の仏前にただ経を読んでいることで、安らかで落ち着いているということなのだ。
・禪龕 寺の本堂。禪:1 天子が天を祭る儀式。「封禅(ほうぜん)」2 天子が位を譲る。「禅譲/受禅」3 仏教で、雑念を払い、心を集中して悟りの境地を得ること。「禅定(ぜんじょう)/座禅・参禅・修禅。 龕:1 石窟や家屋の壁面に、仏像・仏具を納めるために設けたくぼみ。また、仏壇・厨子(ずし)にもいう。仏龕(ぶつがん)。 2 遺体を納める棺(かん)や輿(こし)。ひつぎ。
・晏如 安らかで落ち着いているさま。晏然(あんぜん)。
大珠脫玷翳,白月當空虛。
大珠慧海は俗世界での汚名や、恥辱、煩悩をここで脱したのだ。日中だけでなく夜にも無になってこれにあたっているのだ。
・大珠 大珠慧海(だいじゅ えかい、生没年不詳)は、中国の唐代の禅僧。著名な禅僧である馬祖道一の弟子で、現存している『頓悟入道要門』の著者である。
・玷翳 (1) 白玉のきずとかげ.(2) 汚す.玷辱。辱める,(名を)汚す玷辱名声名を汚す.玷污 dianwū[動](名誉を)汚す.
甫也南北人,蕪蔓少耘鋤。
雑草がおい茂ってあれはてているところを若くしてこれを開墾し耕されたのであり、先生は中国人にとって初めての人である。
・甫 1 男子の美称。 2 物事の始まり。「衆甫」 3 広く大きい。「甫田」
・南北人 ここは中国全体のことをいう。東西は太陽が上り下りして海に沈むとされの中央に南北に中国人が住んでいるという考え方。
・蕪蔓 雑草がおい茂ってあれはてているさま




詩文(含異文): 








海棕行
東津觀魚已再來,主人罷鱠還傾杯。






#4
叫婦開大瓶,盆中為吾取。 
(本文)
(本文)
戲贈友,二首之一
當時浣花橋,溪水纔尺餘。




