《將適吳楚留別章使君留後兼幕府諸公》#2君がこれから向かう青草湖であることは私には思うところにはない。木の葉舟の様なものでは湖が大きくてわが手に落ちるようなものである。
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作者: 杜甫
763年廣德元年52歲
卷別: 卷二二○
文體: 五言古詩
詩題: 將適吳楚留別章使君留後兼幕府諸公得柳字
作地點: 目前尚無資料だが、前詩から梓州と考える。
及地點:
青草湖 (江南西道 岳州 巴陵) 別名:巴丘湖、雲夢大澤
交遊人物: 章彝 當地交遊(山南西道 閬州 閬州)
將適吳楚留別章使君留後兼幕府諸公得柳字
(章彝が江南岳州に行くのをみんなが見送る、そのあと梓州幕府の諸公に柳字を与えられて作った詩)
我來入蜀門,歲月亦已久。
私が旅に出て剣門を抜け蜀に入ってきた。その歳月もまた既にひさしいという感じになってきた。(758-863で当時の謂い方では五年になる。)
豈惟長兒童,自覺成老醜。
でもこの間に私の子供たちも成長している。しかし自分にしても、醜い老人になってしまっている。
常恐性坦率,失身為杯酒。
常日頃、性格が開けっぴろげになっていくことを懼れる。身も細る思いをするのは、杯を傾けていくことである。
近辭痛飲徒,折節萬夫後。
官を辞して間もないころも、ひたすら浴びるほど酒を飲んでいた。そんなおりには多くの男たちがいつもより後退するものだ。
#2
昔如縱壑魚,今如喪家狗。
むかしはたとえば谷の魚のように動いたものだが、いまは史記にいう「喪家の狗」で宿無しの犬のようでしかないのだ。
既無遊方戀,行止復何有。
既になくしているのはその方面に遊び、恋しいと思うことなどないし、行くこともしなくなったのはまた何かがあるのだろうか。
相逢半新故,取別隨薄厚。
友人互に合うと新しい人と古くからの人が半分半分である。別れということを云うとそのひとに対する心情が厚いか薄いかに従って行う。
不意青草湖,扁舟落吾手。
君がこれから向かう青草湖であることは私には思うところにはない。木の葉舟の様なものでは湖が大きくてわが手に落ちるようなものである。
眷眷章梓州,開筵俯高柳。
章彝君の梓州における仕事は心惹かれるものであるし、別れの宴を開いて背高いやなぎもお辞儀をするという。
#3
樓前出騎馬,帳下羅賓友。
健兒簸紅旗,此樂或難朽。
日車隱崑崙,鳥雀噪戶牖。
波濤未足畏,三峽徒雷吼。
#4
所憂盜賊多,重見衣冠走。
中原消息斷,黃屋今安否。
終作適荊蠻,安排用莊叟。
隨雲拜東皇,掛席上南斗。
有使即寄書,無使長回首。
(將に吳楚に適かんとする章使君に留別し、兼ねて幕府諸公に留後とす、柳字を得る。)
#1
我れ來りて蜀門に入り,歲月 亦た已に久す。
豈に惟だ 兒童を長じ,自ら覺える 老醜と成を。
常に性坦の率を恐れ,身を失すは 杯酒を為すを。
近辭 痛飲の徒,折節 萬夫の後。
#2
昔 縱えば壑魚の如し,今 喪家の狗の如し。
既に方に遊び 戀する無し,行けば止む 復た何んぞ有らん。
相う逢うは 半ば新故なり,取別 薄厚に隨う。
不意 青草湖,扁舟 吾手に落つ。
眷眷す 章の梓州を,筵を開いて高柳も俯す。
『將適吳楚留別章使君留後兼幕府諸公得柳字』 現代語訳と訳註
(本文)
將適吳楚留別章使君留後兼幕府諸公得柳字 #2
昔如縱壑魚,今如喪家狗。
既無遊方戀,行止復何有。
相逢半新故,取別隨薄厚。
不意青草湖,扁舟落吾手。
眷眷章梓州,開筵俯高柳。
(下し文)
(將に吳楚に適かんとする章使君に留別し、兼ねて幕府諸公に留後とす、柳字を得る。)#2
昔 縱えば壑魚の如し,今 喪家の狗の如し。
既に方に遊び 戀する無し,行けば止む 復た何んぞ有らん。
相う逢うは 半ば新故なり,取別 薄厚に隨う。
不意 青草湖,扁舟 吾手に落つ。
眷眷す 章の梓州を,筵を開いて高柳も俯す。
(現代語訳)
(章彝が江南岳州に行くのをみんなが見送る、そのあと梓州幕府の諸公に柳字を与えられて作った詩)
むかしはたとえば谷の魚のように動いたものだが、いまは史記にいう「喪家の狗」で宿無しの犬のようでしかないのだ。
既になくしているのはその方面に遊び、恋しいと思うことなどないし、行くこともしなくなったのはまた何かがあるのだろうか。
友人互に合うと新しい人と古くからの人が半分半分である。別れということを云うとそのひとに対する心情が厚いか薄いかに従って行う。
君がこれから向かう青草湖であることは私には思うところにはない。木の葉舟の様なものでは湖が大きくてわが手に落ちるようなものである。
章彝君の梓州における仕事は心惹かれるものであるし、別れの宴を開いて背高いやなぎもお辞儀をするという。
(訳注)
將適吳楚留別章使君留後兼幕府諸公得柳字
(章彝が江南岳州に行くのをみんなが見送る、そのあと梓州幕府の諸公に柳字を与えられて作った詩)
昔如 縱壑 魚 ,今如 喪家狗 。

むかしはたとえば谷の魚のように動いたものだが、いまは史記にいう「喪家の狗」で宿無しの犬のようでしかないのだ。
「喪家狗」喪家の狗とは?隠語辞典。 〔史記(孔子世家)〕喪中の家で、悲しみのために餌(えさ)を与えられず元気をなくした飼い犬。一説に、宿無しの犬とも。
既無 遊方 戀 ,行止 復何有 。
既になくしているのはその方面に遊び、恋しいと思うことなどないし、行くこともしなくなったのはまた何かがあるのだろうか。
相逢 半 新故 ,取別 隨 薄厚 。
友人互に合うと新しい人と古くからの人が半分半分である。別れということを云うとそのひとに対する心情が厚いか薄いかに従って行う。
不意 青草湖 ,扁舟 落吾手 。
君がこれから向かう青草湖であることは私には思うところにはない。木の葉舟の様なものでは湖が大きくてわが手に落ちるようなものである。
「青草湖」洞庭湖(湖海池潭)、唐代の名称が青草湖。
「扁舟」小さい舟。こぶね。
眷眷 章梓州 ,開筵 俯 高柳 。
章彝君の梓州における仕事は心惹かれるものであるし、別れの宴を開いて背高いやなぎもお辞儀をするという。
「眷眷」しきりに心がひかれるさま。ひたすら恋い慕うさま。










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秋盡


