大雲寺贊公房四首 杜甫 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ 杜甫特集700- 165
其一の二回目

其一
心在水精域,衣沾春雨時。
洞門盡徐步,深院果幽期。』
到扉開複閉,撞鐘齋及茲。
醍醐長發性,飲食過扶衰。-#1

把臂有多日,開懷無愧辭。』
僧賛公とは常日頃、親しく交ることは長い年月のことであり、胸襟を開いて、かくす所なく語りあって、自己を偽り飾ること、美辞麗句のことばは一つもいわないのである。』
黃鸝度結構,紫鴿下罘罳。
高麗鶯は屋根、軒裏の野地組のあたりをわたりあるいている、紫色の家鳩は城壁の四隅にある見張り小屋のうさぎ網から庭へおりてくる。』
愚意會所適,花邊行自遲。
人のこころというものは自分の気にいった処に行きあうものである、だれもが花の咲いているあたりを歩くとしたら自然とゆっくりと歩くものである。
湯休起我病,微笑索題詩。』-2

六朝宋の詩人で僧の湯恵休ともいうべき僧賛公は自分の病ともいえる心境を健全にし、奮い起たたせたのである。僧賛公はほほえみながらわたしに詩を作り壁にかきつけてくれとせがむのである。


心は水精の域に在り 衣は需う春雨の時
洞門尽く徐歩 深院果して幽期』
到扉開いて復た閉ず 撞鐘斎蓋に及ぶ
醍醐長えに性を発せしむ 飲食裏を扶くるに過ぐ

轡を把る多目有り 懐を開く塊辞無し』

黄鶴結構を度り 紫鵠宋恩より下る

愚意適する所に会う 花辺行くこと自ら遅し

揚休我が病めるを起たしむ 微笑して題詩を索む』



現代語訳と訳註
(本文)

把臂有多日,開懷無愧辭。』
黃鸝度結構,紫鴿下罘罳。
愚意會所適,花邊行自遲。
湯休起我病,微笑索題詩。』-2

(下し文)
轡を把る多目有り 懐を開く塊辞無し』
黄鶴結構を度り 紫鵠宋恩より下る
愚意適する所に会う 花辺行くこと自ら遅し
揚休我が病めるを起たしむ 微笑して題詩を索む』

(現代語訳)
僧賛公とは常日頃、親しく交ることは長い年月のことであり、胸襟を開いて、かくす所なく語りあって、自己を偽り飾ること、美辞麗句のことばは一つもいわないのである。』
高麗鶯は屋根、軒裏の野地組のあたりをわたりあるいている、紫色の家鳩は城壁の四隅にある見張り小屋のうさぎ網から庭へおりてくる。』
人のこころというものは自分の気にいった処に行きあうものである、だれもが花の咲いているあたりを歩くとしたら自然とゆっくりと歩くものである。
六朝宋の詩人で僧の湯恵休ともいうべき僧賛公は自分の病ともいえる心境を健全にし、奮い起たたせたのである。僧賛公はほほえみながらわたしに詩を作り壁にかきつけてくれとせがむのである。


(訳注)
把臂有多日,開懷無愧辭。』
僧賛公とは常日頃、親しく交ることは長い年月のことであり、胸襟を開いて、かくす所なく語りあって、自己を偽り飾ること、美辞麗句のことばは一つもいわないのである。』
把臂 ひじをとる、親しく交わることをいう。・ 肩から手首までの部分。腕。○有多目 親交の多いことをいう。○開懷 胸襟を開く。むねのうちをあけはなして遠慮なくものがたる。○無愧辞 愧辞とは自己を偽り飾ることばをいう。自己を偽り飾ることばは自己の良心にたずねてみるときには、自ずから愧ずべき辞であるからである。


黃鸝度結構,紫鴿下罘罳。
高麗鶯は屋根、軒裏の野地組のあたりをわたりあるいている、紫色の家鳩は城壁の四隅にある見張り小屋のうさぎ網から庭へおりてくる。
黄鸝 高麗鶯。〇 つたいあるく。わたりあるく。○結構 屋根、軒裏の野地組。○紫鴿 紫の毛色のはと。カワラバトの飼養品種。古くから家禽化され、繁殖力が旺盛。伝書鳩は改良種。いえばと。○下罘罳 うさぎあみ。詩経うさぎあみ・ 城壁の四隅にある見張り小屋の。ちいさなたてもの。とはそこから庭上へくだり来ることをいう。


愚意會所適,花邊行自遲。
人のこころというものは自分の気にいった処に行きあうものである、だれもが花の咲いているあたりを歩くとしたら自然とゆっくりと歩くものである。
愚意 自己のこころ。○ であう。○所適 適は意にかなう、気にいること。


湯休起我病,微笑索題詩。』
六朝宋の詩人で僧の湯恵休ともいうべき僧賛公は自分の病ともいえる心境を健全にし、奮い起たたせたのである。僧賛公はほほえみながらわたしに詩を作り壁にかきつけてくれとせがむのである。
湯休 えきゅう:南朝の宋の僧湯恵休は詩を善くし還俗して更となったが、ここは僧の義を借り用いて賛公をさす。○起我病我が病めるを起たせる。漢の枚乗の「七発」に病に伏している太子に種々の娯楽をすすめて起たせようとすることをいっている。○微笑 賛公がほほえむ。○題詩 詩をかきつける。
湯恵休 (とう・えきゅう)中国,南朝の宋(そう)・斉間の詩人。字(あざな)は茂遠。もと僧であったが,のちに宋の孝武帝の命で還俗(げんぞく)し,官は揚州従事史に至った。当時から評判の高い詩人の鮑照(ほうしよう)と親交があった。○ もとめる1 太い縄。つな。「索条/鋼索・縄索(じょうさく)」 2 手づるによって探し求める。「索引/検索・思索・詮索(せんさく)・捜索・探索・模索」 3 ばらばらに離れて無くなるさま。



心は水精の域に在り 衣は需う春雨の時
洞門尽く徐歩 深院果して幽期』
到扉開いて復た閉ず 撞鐘斎蓋に及ぶ
醍醐長えに性を発せしむ 飲食裏を扶くるに過ぐ
轡を把る多目有り 懐を開く塊辞無し』
黄鶴結構を度り 紫鵠宋恩より下る
愚意適する所に会う 花辺行くこと自ら遅し
揚休我が病めるを起たしむ 微笑して題詩を索む』




其二
細軟青絲履,光明白氎巾。
深藏供老宿,取用及吾身。
自顧轉無趣,交情何尚新。
道林才不世,惠遠得過人。
雨瀉暮簷竹,風吹春井芹。
天陰對圖畫,最覺潤龍鱗。


細軟 青絲を履き,光明 白氎の巾。
深藏 供に老いて宿し,取を用って 吾身に及び。
自ら顧みて 轉 趣き無し,交情 何んぞ尚お新し。
道林 才 不世,惠遠 過る人を得る。
雨瀉ぐ 簷竹に暮し,風吹き 春井芹。
天陰 圖畫に對し,最も覺して龍鱗に潤う。


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